7歳、子どもの顎の形と遺伝について
相談者:
ひろちゃんmamaさん (42歳:女性)
投稿日時:2020-09-08 13:33:32
はじめまして。
7歳の娘のことでご相談します。
よろしくお願いいたします。
そもそも歯科さんの診察範囲でなければ申し訳ありません。
顎の形は遺伝が大きいですか?
母親の私が、顎が後退気味の形です。
調べたところアデノイド顔貌とか、鳥貌などと言われるものに似ています。
有名な方で言えばアンガールズの山根さんみたいな感じです。
歯並びはそれほど悪くないと思います。
さらに、顎の形が原因だと思いますが、顎に梅干しのような皺があります。
私の兄弟3人とも、程度の差こそあれ同様の顔立ちなので遺伝かと思ったりしましたが、両親はそうでもないので、隔世遺伝なのか、後天的なものなのか疑問に思いつつ、コンプレックスではありましたが原因について深く考えたことはありませんでした。
しかし私も娘が生まれ、娘にこの顎の形や皺が遺伝したら可哀そうと思うようになりました。
幸い夫はきれいな顎、きれいな横顔です。
夫に似てほしいと祈ってきたのですが、5歳ころから顎の皺が気になるようになりました。
最初は短すぎて窪みのようでしたが、少しずつ長く、目立つようになってきています。
まだ1センチもないくらいで、気にしているのは私だけだと思いますが。
顎の形もわずかに後退してきているようにも思えます。(気のせいかもですが)
遺伝で全くどうにもできないならしょうがないですが、もし、訓練などで少しでもましになるなら、また、後天的なものなら、悪い習慣をやめるなど、少しでも綺麗な顎になるように、今できることはありませんか。
後天的な原因として最近疑っているのが私の母(娘の祖母)の作ってくれる食事です。(毎食ではありません)
母は娘に、幼いころから、食べるのが大変だからと硬いものは避け、大きいものは小さく切って出してくれていました。
母なりの優しさなのはわかり感謝していますが、歯や顎の発達に良くないと思い、今はやめてもらっています。
おそらく私たち兄弟3人、幼いころからこのような食生活で育ったと思います。
そろって顎が後退しているのは、この母の「噛まない」食事が原因の可能性はありますか?
娘には積極的に硬いものを食べさせたらいいのでしょうか。
舌の位置の矯正のために歯科医院で「ポッピング」をすすめられたことがありますが、このような「口腔機能療法」などは、顎の形の正常化に有効ですが?
娘の歯並びはきれいなのですが、普通の歯科さんではなく矯正歯科さんで相談した方がよいのでしょうか?
まとまりのない文章で申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
7歳の娘のことでご相談します。
よろしくお願いいたします。
そもそも歯科さんの診察範囲でなければ申し訳ありません。
顎の形は遺伝が大きいですか?
母親の私が、顎が後退気味の形です。
調べたところアデノイド顔貌とか、鳥貌などと言われるものに似ています。
有名な方で言えばアンガールズの山根さんみたいな感じです。
歯並びはそれほど悪くないと思います。
さらに、顎の形が原因だと思いますが、顎に梅干しのような皺があります。
私の兄弟3人とも、程度の差こそあれ同様の顔立ちなので遺伝かと思ったりしましたが、両親はそうでもないので、隔世遺伝なのか、後天的なものなのか疑問に思いつつ、コンプレックスではありましたが原因について深く考えたことはありませんでした。
しかし私も娘が生まれ、娘にこの顎の形や皺が遺伝したら可哀そうと思うようになりました。
幸い夫はきれいな顎、きれいな横顔です。
夫に似てほしいと祈ってきたのですが、5歳ころから顎の皺が気になるようになりました。
最初は短すぎて窪みのようでしたが、少しずつ長く、目立つようになってきています。
まだ1センチもないくらいで、気にしているのは私だけだと思いますが。
顎の形もわずかに後退してきているようにも思えます。(気のせいかもですが)
遺伝で全くどうにもできないならしょうがないですが、もし、訓練などで少しでもましになるなら、また、後天的なものなら、悪い習慣をやめるなど、少しでも綺麗な顎になるように、今できることはありませんか。
後天的な原因として最近疑っているのが私の母(娘の祖母)の作ってくれる食事です。(毎食ではありません)
母は娘に、幼いころから、食べるのが大変だからと硬いものは避け、大きいものは小さく切って出してくれていました。
母なりの優しさなのはわかり感謝していますが、歯や顎の発達に良くないと思い、今はやめてもらっています。
おそらく私たち兄弟3人、幼いころからこのような食生活で育ったと思います。
そろって顎が後退しているのは、この母の「噛まない」食事が原因の可能性はありますか?
娘には積極的に硬いものを食べさせたらいいのでしょうか。
舌の位置の矯正のために歯科医院で「ポッピング」をすすめられたことがありますが、このような「口腔機能療法」などは、顎の形の正常化に有効ですが?
娘の歯並びはきれいなのですが、普通の歯科さんではなく矯正歯科さんで相談した方がよいのでしょうか?
まとまりのない文章で申し訳ありません。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2020-09-08 17:46:05
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-09-08 20:39:23
頭蓋顔面の成長は、先天的な部分と後天的な部分があると考えられておりますが、先天的な部分が大きいことも確かでしょう。
当然のことですが、お子さんにはお父様とお母さま両方の遺伝子が受け継がれており、すべてお母様と同じになるというわけではないでしょう。
>積極的に硬いものを食べさせたらいいのでしょうか
噛むということは大切なことで、唾液の分泌が促進され、血行も良好になり、顎の成長にも若干の効果はあるかもしれません。とはいっても、もともと持っている成長力を大きく変更するほどの影響はないと考えるのが妥当でしょう。
>このような「口腔機能療法」などは、顎の形の正常化に有効ですが?
現在、舌癖のようなものがあるのであれば、これを行う意義はあると思います。
その場合、舌癖がなければなったであろう形態になるということで、舌癖がもとで下顎が小さいというわけではありませんので、筋機能療法であごが大きくなるということはないといえるでしょう。
お母様のあごが小さいことが遺伝的なものでありそれがお子様に遺伝するのであれば、これを何らかの手段で止めるということは恐らくできないというのが私の考え方です。一方、お子さんのあごの形は両親からの遺伝ということになりますので、ご懸念のような状況にはならない可能性もあります。
あまりいろいろなことをやってお子さんに負担をかけるより、のびのびと育ててあげた方がお子さんのためのような気も致します。
そのうえで、成長が終わった時点でどうするかを考えていただくという方がお互いにストレスがないのではないかと考えます。
当然のことですが、お子さんにはお父様とお母さま両方の遺伝子が受け継がれており、すべてお母様と同じになるというわけではないでしょう。
>積極的に硬いものを食べさせたらいいのでしょうか
噛むということは大切なことで、唾液の分泌が促進され、血行も良好になり、顎の成長にも若干の効果はあるかもしれません。とはいっても、もともと持っている成長力を大きく変更するほどの影響はないと考えるのが妥当でしょう。
>このような「口腔機能療法」などは、顎の形の正常化に有効ですが?
現在、舌癖のようなものがあるのであれば、これを行う意義はあると思います。
その場合、舌癖がなければなったであろう形態になるということで、舌癖がもとで下顎が小さいというわけではありませんので、筋機能療法であごが大きくなるということはないといえるでしょう。
お母様のあごが小さいことが遺伝的なものでありそれがお子様に遺伝するのであれば、これを何らかの手段で止めるということは恐らくできないというのが私の考え方です。一方、お子さんのあごの形は両親からの遺伝ということになりますので、ご懸念のような状況にはならない可能性もあります。
あまりいろいろなことをやってお子さんに負担をかけるより、のびのびと育ててあげた方がお子さんのためのような気も致します。
そのうえで、成長が終わった時点でどうするかを考えていただくという方がお互いにストレスがないのではないかと考えます。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-08 21:43:17
こんにちは。
顎がない鳥貌様顔貌は、矯正治療を保険適用で可能な厚生労働大臣が定める疾患に含まれている場合がありますから、指定保険医療機関でまずご相談してみてはいかがでしょうか?
歯科矯正診断料算定の指定医療機関というのが、それに当たると思います。
成長後の場合は、顎口腔機能診断料算定の指定医療機関になると思います。
ある疾患の場合は、鳥貌様顔貌を特徴としますが、胎児の時の狭い母体内で限られた姿勢しか取れなかった場合に生じると言われていたり、妊娠中のドラッグの使用により生じる場合もあると言われていますから、遺伝的にも生じるでしょうし、環境的にも生じるとされていると思います。
疾患でなくともある特定の特徴が負の連鎖を生じるケースもありますから、上手く成長を誘導してもらえる医療機関に出会う事はとても大切ではないかと思います。
指定疾患とまではいかなくても、下顎が標準の方より前に成長出来ないお子さんはおられます。
沢山のケースを拝見していると、首が長くなで肩の親御さん似というお子さんはおられます。
多くのケースで、そのようなお子さんには機能的矯正装置で咬合を誘導する事が効果的だと思います。
スポットやポッピング訓練もよいでしょうが、下顎を成長期に前方発育誘導して、永久歯の噛み合せを作っていくことは効果的だろうと思います。
小児期からの咬合誘導が必要になりますから、小児矯正を行っている歯科医院がお役に立つかもしれません。
7歳ではもう始めたほうが良いだろうと思いますから、治療期間は長くなりますが、どちらかの矯正をしっかり行っている歯科医院でご相談してみてください。
顎がない鳥貌様顔貌は、矯正治療を保険適用で可能な厚生労働大臣が定める疾患に含まれている場合がありますから、指定保険医療機関でまずご相談してみてはいかがでしょうか?
歯科矯正診断料算定の指定医療機関というのが、それに当たると思います。
成長後の場合は、顎口腔機能診断料算定の指定医療機関になると思います。
ある疾患の場合は、鳥貌様顔貌を特徴としますが、胎児の時の狭い母体内で限られた姿勢しか取れなかった場合に生じると言われていたり、妊娠中のドラッグの使用により生じる場合もあると言われていますから、遺伝的にも生じるでしょうし、環境的にも生じるとされていると思います。
疾患でなくともある特定の特徴が負の連鎖を生じるケースもありますから、上手く成長を誘導してもらえる医療機関に出会う事はとても大切ではないかと思います。
指定疾患とまではいかなくても、下顎が標準の方より前に成長出来ないお子さんはおられます。
沢山のケースを拝見していると、首が長くなで肩の親御さん似というお子さんはおられます。
多くのケースで、そのようなお子さんには機能的矯正装置で咬合を誘導する事が効果的だと思います。
スポットやポッピング訓練もよいでしょうが、下顎を成長期に前方発育誘導して、永久歯の噛み合せを作っていくことは効果的だろうと思います。
小児期からの咬合誘導が必要になりますから、小児矯正を行っている歯科医院がお役に立つかもしれません。
7歳ではもう始めたほうが良いだろうと思いますから、治療期間は長くなりますが、どちらかの矯正をしっかり行っている歯科医院でご相談してみてください。
相談者からの返信
相談者:
ひろちゃんmamaさん
返信日時:2020-09-09 11:47:07
先生方、お忙しいところ回答をありがとうございます。
〇藤森先生
口呼吸が原因かも、ということは私もネットで知り気になっています。
今のところそうではないと思うのですが、「口をぽかんと開けていることはない」「寝ているときも口を閉じている」くらいのチェックです。
他にちゃんと鼻呼吸できているか見るポイントはありますか。
〇今村先生
ポッピングは舌の位置が正常でなく、「舌が普段上顎についていない」「舌で上の前歯を押している」ということから勧められました。顎を大きくするような筋機能療法はないのですね。
残念ですが、舌癖のせいで下顎が小さくなることはないとも伺って安心しました。
つまり、舌癖のせいで顎が後退することはないと思ってよいのですよね。
「現段階では遺伝を気にする必要はない、そうなるかどうかわからないし、そもそも訓練や矯正等で大きく変えることは難しい」というご趣旨ですよね。
矯正歯科の先生からのご意見を重く受け止めています。
また、
>あまりいろいろなことをやってお子さんに負担をかけるより、のびのびと育ててあげた方がお子さんのためのような気も致します。
そのとおりかもと思いました。
良かれと思って先走る性格で、他のことでも娘に負担をかけているかもしれません。
>成長が終わった時点でどうするかを考えていただく
もし私に似てしまった場合ですが、例えば何歳ころに、どういういう方法がありますか?
例えばの、一般的なお話で結構ですのでお教えいただければ幸いです。
〇船橋先生
保険治療可能な疾患に含まれている場合があるんですね。
見た目の程度がひどいと適用とかではなく、日常生活に支障があれば、というような診断基準があるのでしょうか。
病院や実例を詳しくご説明下さりありがとうございます。
矯正も効果的とのこと、病院を調べてみたいと思います。
>どちらかの矯正をしっかり行っている歯科医院
これは、
・顎口腔機能診断料算定の指定医療機関
・機能的矯正装置で咬合を誘導を行っている歯科医院=小児矯正を行っている歯科医院
このどちらか、ということでしょうか。
読解力がなくて申し訳ありません。
〇藤森先生
口呼吸が原因かも、ということは私もネットで知り気になっています。
今のところそうではないと思うのですが、「口をぽかんと開けていることはない」「寝ているときも口を閉じている」くらいのチェックです。
他にちゃんと鼻呼吸できているか見るポイントはありますか。
〇今村先生
ポッピングは舌の位置が正常でなく、「舌が普段上顎についていない」「舌で上の前歯を押している」ということから勧められました。顎を大きくするような筋機能療法はないのですね。
残念ですが、舌癖のせいで下顎が小さくなることはないとも伺って安心しました。
つまり、舌癖のせいで顎が後退することはないと思ってよいのですよね。
「現段階では遺伝を気にする必要はない、そうなるかどうかわからないし、そもそも訓練や矯正等で大きく変えることは難しい」というご趣旨ですよね。
矯正歯科の先生からのご意見を重く受け止めています。
また、
>あまりいろいろなことをやってお子さんに負担をかけるより、のびのびと育ててあげた方がお子さんのためのような気も致します。
そのとおりかもと思いました。
良かれと思って先走る性格で、他のことでも娘に負担をかけているかもしれません。
>成長が終わった時点でどうするかを考えていただく
もし私に似てしまった場合ですが、例えば何歳ころに、どういういう方法がありますか?
例えばの、一般的なお話で結構ですのでお教えいただければ幸いです。
〇船橋先生
保険治療可能な疾患に含まれている場合があるんですね。
見た目の程度がひどいと適用とかではなく、日常生活に支障があれば、というような診断基準があるのでしょうか。
病院や実例を詳しくご説明下さりありがとうございます。
矯正も効果的とのこと、病院を調べてみたいと思います。
>どちらかの矯正をしっかり行っている歯科医院
これは、
・顎口腔機能診断料算定の指定医療機関
・機能的矯正装置で咬合を誘導を行っている歯科医院=小児矯正を行っている歯科医院
このどちらか、ということでしょうか。
読解力がなくて申し訳ありません。
回答4
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-09-09 15:52:31
>何歳ころに、どういういう方法がありますか
成長が終了する段階になって、骨格の状態を再評価して、どのような治療がいいのかについて検討するという事です。
おおむね高校に入るぐらいまでに成長は終了すると考えられております。
したがって、その時点で再評価して、治療が必要と考えるのであれば、そこから治療をするという事が考えられます。
つまり、10年ぐらいあとという事になるでしょうか。
その時点で、仮に手術が必要なほどの下顎の後退という事であれば、保険適応で矯正治療を行うという事ができます。
逆に、懸念なさっておられるほどの問題がなければ、何もしないという事もあるかもしれません。
仮に手術をしなければならないのだとすれば、そこからまた治療が数年かかるという事になり、それまで10年間も一生懸命いろいろな事をやってきていたとすると、疲れてもう結構ですという事になりかねません。私が懸念するのはその点です。
詳しくは、矯正専門の先生にご相談いただき、今後の予定などをお聞きになれば、もう少し詳しいお話もあるものと思います。
成長が終了する段階になって、骨格の状態を再評価して、どのような治療がいいのかについて検討するという事です。
おおむね高校に入るぐらいまでに成長は終了すると考えられております。
したがって、その時点で再評価して、治療が必要と考えるのであれば、そこから治療をするという事が考えられます。
つまり、10年ぐらいあとという事になるでしょうか。
その時点で、仮に手術が必要なほどの下顎の後退という事であれば、保険適応で矯正治療を行うという事ができます。
逆に、懸念なさっておられるほどの問題がなければ、何もしないという事もあるかもしれません。
仮に手術をしなければならないのだとすれば、そこからまた治療が数年かかるという事になり、それまで10年間も一生懸命いろいろな事をやってきていたとすると、疲れてもう結構ですという事になりかねません。私が懸念するのはその点です。
詳しくは、矯正専門の先生にご相談いただき、今後の予定などをお聞きになれば、もう少し詳しいお話もあるものと思います。
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-09 21:48:51
機能的矯正治療を選択されるならば、小児期からという事になりますし、成長期は放置しておき成長後に外科治療も受け入れて矯正をするという事を選択されるならば、指定医療機関で保険適用で外科矯正が可能かどうか診断してもらうという事になると思います。
どちらもケースによっては適用する事になるかもしれませんし、もういいわとなるかもしれません。
基本的には成長後の方が治療期間は短くなりますが、成長コントロールはできなくなります。
どちらもケースによっては適用する事になるかもしれませんし、もういいわとなるかもしれません。
基本的には成長後の方が治療期間は短くなりますが、成長コントロールはできなくなります。
相談者からの返信
相談者:
ひろちゃんmamaさん
返信日時:2020-09-10 10:45:35
〇今村先生
再度の回答をありがとうございました。よくわかりました。
やはり矯正専門の先生にお伺いすることがいいのですよね。
ありがとうございました。
〇船橋先生
再度の回答をありがとうございました。
よくわかりました。
また質問で申し訳ないのですが、
>成長後の方が治療期間は短くなりますが、成長コントロールはできなくなります。
これは逆に言うと、小児期から始めれば、治療期間は長くなるけれども成長コントロールができるということですよね。
成長コントロールができるメリットは、例えば外科手術などの大掛かりなものにならない、時間をかけて成長を利用してなるべく自然に治療できる、 という理解でよろしいでしょうか。
何度も申し訳ありません。
再度の回答をありがとうございました。よくわかりました。
やはり矯正専門の先生にお伺いすることがいいのですよね。
ありがとうございました。
〇船橋先生
再度の回答をありがとうございました。
よくわかりました。
また質問で申し訳ないのですが、
>成長後の方が治療期間は短くなりますが、成長コントロールはできなくなります。
これは逆に言うと、小児期から始めれば、治療期間は長くなるけれども成長コントロールができるということですよね。
成長コントロールができるメリットは、例えば外科手術などの大掛かりなものにならない、時間をかけて成長を利用してなるべく自然に治療できる、 という理解でよろしいでしょうか。
何度も申し訳ありません。
回答6
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-09-10 11:47:50
昔、身長を伸ばす運動というものがありました。
これを信じて勉強と同じように、毎日の日課としてお子さんにやらせるかという事です。
これを信じて勉強と同じように、毎日の日課としてお子さんにやらせるかという事です。
回答7
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-11 10:00:26
骨の成長は歯科ではホルモン療法を行いませんから、力学的なコントロールが行えるだけという事になります。
中国の纏足文化をよく引き合いに出して説明されますが、あんなに窮屈な木型に成長期にずっと足を閉じ込めていても、一つ一つの骨の形はさして変化しておらず、形や並び(1個1個の骨の位置)を変化させて小さな足にしてあることが知られています。
歯科の場合も同様に遺伝子や骨の成長量を変化させるのではなく、歯の並びをコントロールすることで永久歯が生えるときに、一緒に形成する歯槽部の形と位置、それに付随する軟組織のコントロールを行える程度になりますが、永久歯の萌出時には咬合平面をコントロールできるのでかなり自由度が高まります。
また上顎は前歯の永久歯が生える期間までは、前方に拡大が可能とされていますから、顔の窪み感を修正するためにはできるだけ早期に治療を開始したほうがよいと言われていると思います。
また正中縫合へのアプローチは、20代前半までが安全とされていたり(それ以降のケースもありますが、視神経に問題を生じたというようなリスクの話も聞きます。つまり周囲組織の適応度合いが機械的矯正治療に適応不能になるのでしょう)、治療は後になるほど軟組織やその他の組織の適応が不調になりやすいと考えることができると思います。
下顎の発育を後方に引くのは頤部についている大きな筋肉の伸びが悪い、更には舌骨を介して首や肩甲骨につながる筋肉や周囲組織の伸びが悪いためと考えることもできますから、そういう部位まで含めたアプローチというのは、身体全体を含めた成長発育期に行うほうが効率的で効果的と考えることもできるといわれています。
成長期が終了しましたら、歯槽を大きく変えることはできませんから大きな歯の移動には抜歯により、歯の移動スペースを獲得させるかまたは外科を伴って骨の位置ごと変えるかという選択がメインになります。
ボーンハウジングといって、骨がない部位や皮質骨を突き破って歯は動かせませんから(動かないわけではありませんが長期予後が悪化します)、非抜歯での治療に限界が生じるからです。
歯槽部は永久歯萌出とともに作られますから、成長期を効果的に使うという育成矯正が効果がないと伝えることはどうなのかな?と思っています。
分担が歯科の中で年齢により、小児歯科と矯正歯科に分かれますから、おかかりになる科によって見解が異なるかもしれません。
1次矯正は矯正歯科でもよく行われますから、筋機能訓練を積極的に行っている矯正歯科を選択されてみたほうがよいのかもしれません。
現在は小児の良い機能形態獲得には、筋機能訓練を含めた育成矯正を行う歯科医院がかなり増えてきていると思います(ただし、最終的には2次矯正まで必要になるケースも多々あります。成長予測は難しく更に身体全体の中の顎顔面ですから誘導も難しいからです)。
ちなみに身長を伸ばそうと思うとどうされますか?
成長ホルモンをしっかり出せるように、十分な睡眠を奪わないことが大切ですよね。
成長期に過度な運動をさせないというのも大切ですよね。
そしてやっぱり良質なたんぱく質の摂取は大切ですね。
昔から牛乳を飲ませてよく寝させてあげると、寝る子は育つって言いますね。運動の効果はどういうものなのでしょう?
現在はホルモン療法が小児科で行えますね。
中国の纏足文化をよく引き合いに出して説明されますが、あんなに窮屈な木型に成長期にずっと足を閉じ込めていても、一つ一つの骨の形はさして変化しておらず、形や並び(1個1個の骨の位置)を変化させて小さな足にしてあることが知られています。
歯科の場合も同様に遺伝子や骨の成長量を変化させるのではなく、歯の並びをコントロールすることで永久歯が生えるときに、一緒に形成する歯槽部の形と位置、それに付随する軟組織のコントロールを行える程度になりますが、永久歯の萌出時には咬合平面をコントロールできるのでかなり自由度が高まります。
また上顎は前歯の永久歯が生える期間までは、前方に拡大が可能とされていますから、顔の窪み感を修正するためにはできるだけ早期に治療を開始したほうがよいと言われていると思います。
また正中縫合へのアプローチは、20代前半までが安全とされていたり(それ以降のケースもありますが、視神経に問題を生じたというようなリスクの話も聞きます。つまり周囲組織の適応度合いが機械的矯正治療に適応不能になるのでしょう)、治療は後になるほど軟組織やその他の組織の適応が不調になりやすいと考えることができると思います。
下顎の発育を後方に引くのは頤部についている大きな筋肉の伸びが悪い、更には舌骨を介して首や肩甲骨につながる筋肉や周囲組織の伸びが悪いためと考えることもできますから、そういう部位まで含めたアプローチというのは、身体全体を含めた成長発育期に行うほうが効率的で効果的と考えることもできるといわれています。
成長期が終了しましたら、歯槽を大きく変えることはできませんから大きな歯の移動には抜歯により、歯の移動スペースを獲得させるかまたは外科を伴って骨の位置ごと変えるかという選択がメインになります。
ボーンハウジングといって、骨がない部位や皮質骨を突き破って歯は動かせませんから(動かないわけではありませんが長期予後が悪化します)、非抜歯での治療に限界が生じるからです。
歯槽部は永久歯萌出とともに作られますから、成長期を効果的に使うという育成矯正が効果がないと伝えることはどうなのかな?と思っています。
分担が歯科の中で年齢により、小児歯科と矯正歯科に分かれますから、おかかりになる科によって見解が異なるかもしれません。
1次矯正は矯正歯科でもよく行われますから、筋機能訓練を積極的に行っている矯正歯科を選択されてみたほうがよいのかもしれません。
現在は小児の良い機能形態獲得には、筋機能訓練を含めた育成矯正を行う歯科医院がかなり増えてきていると思います(ただし、最終的には2次矯正まで必要になるケースも多々あります。成長予測は難しく更に身体全体の中の顎顔面ですから誘導も難しいからです)。
ちなみに身長を伸ばそうと思うとどうされますか?
成長ホルモンをしっかり出せるように、十分な睡眠を奪わないことが大切ですよね。
成長期に過度な運動をさせないというのも大切ですよね。
そしてやっぱり良質なたんぱく質の摂取は大切ですね。
昔から牛乳を飲ませてよく寝させてあげると、寝る子は育つって言いますね。運動の効果はどういうものなのでしょう?
現在はホルモン療法が小児科で行えますね。
相談者からの返信
相談者:
ひろちゃんmamaさん
返信日時:2020-09-12 09:31:07
昨日投稿したつもりができておらず、お礼が遅くなり大変失礼しました。
〇今村先生
何度もお返事をありがとうございます。
ご意見、とても参考になりました。よく考えてみます。
〇船橋先生
何度もお返事をありがとうございます。
大変お詳しい説明、ありがたいです。
読み込んで、しっかり理解します。
現在診て頂いている歯科医院でポッピングを勧められたので、筋機能訓練を積極的に行っておられるか聞いてみたいと思います。
>身長を伸ばそうと思うとどうされますか?
やはり食事、睡眠、運動、と思います。
遺伝の影響も大きいと思っているのですが、顎の形以上に医療的措置も含めた後天的要素が大きいのでしょうか。
〇今村先生
何度もお返事をありがとうございます。
ご意見、とても参考になりました。よく考えてみます。
〇船橋先生
何度もお返事をありがとうございます。
大変お詳しい説明、ありがたいです。
読み込んで、しっかり理解します。
現在診て頂いている歯科医院でポッピングを勧められたので、筋機能訓練を積極的に行っておられるか聞いてみたいと思います。
>身長を伸ばそうと思うとどうされますか?
やはり食事、睡眠、運動、と思います。
遺伝の影響も大きいと思っているのですが、顎の形以上に医療的措置も含めた後天的要素が大きいのでしょうか。
回答8
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-12 15:45:16
身長は遺伝の要素と栄養でしょうね。
そして十分な睡眠。
元々日本人の身長は低かったですが、あれは成長期に過酷な体操や労働が必要だったからかもしれませんね。
またたんぱく質も不足しがちだったからでしょう。
今の子は身長が親を超す子は多いですよね。
お顔だちも遺伝の要素は大きいですが、その後の後天的要因も大きいですから、成長期を上手く使ってあげることで、外科を回避出来たケースは沢山報告があります。
そして十分な睡眠。
元々日本人の身長は低かったですが、あれは成長期に過酷な体操や労働が必要だったからかもしれませんね。
またたんぱく質も不足しがちだったからでしょう。
今の子は身長が親を超す子は多いですよね。
お顔だちも遺伝の要素は大きいですが、その後の後天的要因も大きいですから、成長期を上手く使ってあげることで、外科を回避出来たケースは沢山報告があります。
相談者からの返信
相談者:
ひろちゃんmamaさん
返信日時:2020-09-13 10:11:41
船橋先生
親の身長は超してほしいです。
あれもこれもと欲張りになってはいけないと思いつつ。
親身に何度もお詳しいアドバイスを、本当にありがとうございました。
かかりつけの先生に相談してみます。
親の身長は超してほしいです。
あれもこれもと欲張りになってはいけないと思いつつ。
親身に何度もお詳しいアドバイスを、本当にありがとうございました。
かかりつけの先生に相談してみます。
相談者からの返信
相談者:
ひろちゃんmamaさん
返信日時:2020-09-16 12:22:06
先生方、たくさんの回答をありがとうございました。
お教えいただいたアドバイスをもとに、かかりつけの先生に相談してみたいと思います。
事前に知識があると自信をもって相談できると思います。
お忙しいところ、本当にありがとうございました。
これにて解決済みとさせていただきます。
お教えいただいたアドバイスをもとに、かかりつけの先生に相談してみたいと思います。
事前に知識があると自信をもって相談できると思います。
お忙しいところ、本当にありがとうございました。
これにて解決済みとさせていただきます。
タイトル | 7歳、子どもの顎の形と遺伝について |
---|---|
質問者 | ひろちゃんmamaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。