変色もせず虫歯がC3まで進行しますか

相談者: はくにさん (21歳:女性)
投稿日時:2020-09-04 22:54:29
こんにちは。

2週間ほど前から冷たい物で歯がしみる気がして、先週久しぶりに歯科医院にかかった所、大きな虫歯が複数見つかりました。

中でも右上の4番が大きく、神経を残せるかどうか微妙な所だと言われました。
そこは噛むと痛みがありましたが、色は白く、見た目だけでは全く気がつきませんでした。

結局神経までは到達はしていませんでしたが、かなりギリギリなので痛みが続くようなら抜髄すると言われました。


そしてその数日後、出先で歯全体が痛み、特に左上の4番がひどく痛んだため、応急処置をしてもらうために近くの歯科医院に駆け込みました。

もしかしたらこれも色の白い虫歯ではないかと思ったのですが、そこの歯科医師には

「ぱっと見では左上の4番はきれいで、虫歯ではなさそう。
歯ぎしりや噛み締め癖の影響ではないか」

と言われました。


インターネットで調べてみても、色の白いままここまで進行する虫歯があるという情報は得られず、反対側の4番が噛み締め癖で痛んでいる可能性が指摘されたことから、もしかしたら右上の4番も虫歯ではなかったのではないか?と疑念が湧いてきてしまいました。

かなり大きく削られたようなので、次に虫歯になったら恐らく抜髄しなければなりません…。
色の白いままc3近くまで進行する虫歯は本当にあるのでしょうか?
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-05 02:03:23
こんにちは。色が白いまま虫歯が進行するか?ですが、歯には5面あり隣接面虫歯は上からは発見出来ませんからそういう事も多々あるでしょう。

フロスの習慣が小さい頃からありますか?
日本人はフロスの習慣がない方が多いですから隣接面虫歯は多く発見時には手遅れに近くなっていることは比較的よくあります。

レントゲン検査で発見できる場合もあれば見逃される事もあります。
削って内部の虫歯の進行状態を確認する事が一番確実であったりしますから、実際に治療された歯科医の説明の方が正しいでしょう。

おかかりになっている歯科医には他の歯を治療する際は、虫歯の診断が正しかった事を治療途中に鏡や写真撮影により見せてもらえるかお尋ねになってみてもよいのかもしれませんね。

きっと内部で大きな虫歯が進行しているのでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2020-09-05 11:26:45
ご相談ありがとうございます。

とても大事なことに気が付きましたね。
ちょっと考えましょう。
これからきっとよくなります。



>色の白いままc3近くまで進行する虫歯は本当にあるのでしょうか?


あります。
虫歯は黒いという、皆さんのイメージとはだいぶ違うかもしれません。


一般的に、
虫歯の色は進行に従って、
初めに、白、それから薄黄色、黄色、薄茶色、茶色、濃い茶色、黒となることがありえます。


そして、
白い虫歯が最も進行が早く広く深く、とても危険です。
ただし、
白い場合は削らずに進行を抑えるチャンスでもあり、とても有利です。


逆に黒い場合は進行がほとんど止まっていることも少なくありません。
削らずに済む場合が少なくありません。


歯医者に行けば見てすぐ削るもんだ?! って思っている方たちが少なくありません。

見た目だけの判断は危険、とお判りいただけましたでしょうか。



ちなみに、
痛みの原因は虫歯だけではありません。


    >冷たい物で歯がしみる気

    >噛むと痛みがありましたが、色は白く、見た目だけでは全く気がつきませんでした

    >歯全体が痛み

    >反対側の4番が噛み締め癖で痛んでいる可能性

    >歯ぎしりや噛み締め癖の影響ではないか


これらは虫歯ではないこともあり得ます。

それは、
噛み合わせ咬合こうごう)の異常によることもあるからです。

まず原因をはっきりさせてから治療方法を選びましょう。
それには咬合検査が各種あります。


慎重な考え方として、
検査→診断→治療計画の選択→インフォームドコンセント→治療→検査→メインテナンスという流れが安心です。

きちんと計画すると、
余計なダメージを与えることを予防できます。
歯を失うリスクを予防できます。


最も歯を失う高いリスクは、的外れの治療をすることです。

なぜならば、
削りすぎたら戻せないからです。
削って失う歯の部分の大きさは、虫歯でゆっくりできる穴より巨大だからです。



>かなりギリギリなので痛みが続くようなら抜髄すると言われました。


それも一つの方法でしょう。

しかし、
治療目的を考えましょう。

もし、
痛みを止めるだけなら、それもありです。

ただ、
それだけではなく、
一生歯を残したい、という希望もあれば、抜髄は最終手段にしないと寿命を縮めます。


なぜならば、
その若さであれば、ギリギリどころか、神経が丸見えになったとしても、神経を残す治療があるからです。


神経を抜いたら戻せません。
歯を抜いたら戻せません。


まだ健康を取り戻すチャンスはあるかもしれません。


このように、
一般的な方法が、あなたに合う方法かどうか、よく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくにさん
返信日時:2020-09-05 13:18:34
Dr.ふなちゃん様
ご回答ありがとうございます。

フロスの習慣はありませんでした。そのため他の歯と歯の間もかなり虫歯になっているようです…。
レントゲンの画像は見せていただいていないのですが、実際削らなければわからないこともあるのですね。

既に大きい虫歯は軒並み削ってもらってしまったのですが、他の虫歯もあるので治療中見せてもらえるかどうかお願いしたいと思います。



さがら様
ご回答ありがとうございます。

本当は虫歯が原因ではなかった、という可能性もあるのですね…。
実は右上7番が既に抜髄されており、これから根の治療を始める段階です。

他にも本当に虫歯だらけで、左上の6・5番と右上の5・4番は特に大きかったようなので削ってもらっているのですが、出先で飛び込んだ歯科医院によれば「かなり大きく削られている」とのことです。

正直、もしも噛み合わせが原因の痛みで虫歯でなかったとしたらもう取り返しがつかないです…。

もしかしたら40代や50代で入れ歯になってしまうかもと思うと気が思いです。
定期検診にも行かず放置した私が悪いのですが…。

どうしたら良いでしょう。
出来るだけ神経は抜きたくない、削らなくても進行が遅そうなものは経過観察が良い、とかかりつけに言ったら、今からでも相談に乗ってもらえるでしょうか…。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくにさん
返信日時:2020-09-05 13:24:25
また、もう一つご相談なのですが、他の歯科医院歯ぎしりや食いしばりで痛んでいる可能性があると指摘されたことを話しても大丈夫でしょうか?

「適当に当たりをつけて虫歯を削ったらオーバートリートメントになってしまうから」と特に治療は受けていないのですが、他の歯科医院にかかられたというのはあまり気分の良くないことでしょうし…。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-05 17:40:00
〉出先で飛び込んだ歯科医院によれば「かなり大きく削られている」とのことです。正直、もしも噛み合わせが原因の痛みで虫歯でなかったとしたらもう取り返しがつかないです…。

かなり大きく削ってあるのと、虫歯ではなかったは異なりますから、虫歯があり削って修復をインレー等で行おうとしてあるのではないですか?

インレーは型取りして技工に出せば次回セットですからチェアータイムが短縮でき沢山虫歯がある方の治療ではよく行われます。
特に隣接面虫歯の多発時は保険治療ではほぼ金属のインレーになります。

レジン充填自費のダイレクトボンドを選択出来るならば小さく削り治療出来ます。

虫歯なのに虫歯ではなかったら?とご不安になられているならば貴方も歯科医もお互い不幸ですからレントゲンの説明と実際に削って虫歯を目視出来るようになった段階で確認させてもらい納得された上で治療をしてもらった方がよいでしょう。


〉もしかしたら40代や50代で入れ歯になってしまうかもと思うと気が思いです。定期検診にも行かず放置した私が悪いのですが…。

入れ歯になるかならないかは今後のお手入れ次第ではないでしょうか?

昨今は入れ歯の選択はほとんどの方がされずインプラントを選択される方が増えています。
インプラントは虫歯にはなりようがないですからね。

歯周病になってインプラントにされるとインプラントにもインプラント周囲炎がありますから不具合に通じます。
虫歯より歯周病の方が怖いです。

今後、治療を終えられたあとは、定期的にチェック&メンテナンスの習慣化が必要でしょう。
効果的に歯磨きを上手くできているのか?もチェック&指導を行なう事が大切でしょう。


〉出来るだけ神経は抜きたくない、削らなくても進行が遅そうなものは経過観察が良い、とかかりつけに言ったら、今からでも相談に乗ってもらえるでしょうか…。

しっかりご相談される事は大切ですね。
歯科ではまずお口の中をすべてざっとチェックします。歯式を取らなければ保険治療に入れないからです。
この時必ず歯が綺麗に磨けているか?のチェックが入ります。

毎日毎日何十人も患者さんを見続けているプロが歯面を見るのでそれぞれの方のお手入れの状態はすぐにわかります。

虫歯の多発で受診され特に隣接面虫歯があるとフロスを通しますから歯と歯の間に汚れが溜まっていても平気な人なのか?も同時にチェックされている訳です。

お手入れに無頓着な方だと判断されると修復を大きくされてしまいます。レジンでは無理と判断されるとメタル修復になり大きく削られます。

一旦人工的な修復物に置換してもらうと上手く行くと、お手入れが下手な方でも何十年も持ちます。

それが保険治療のメタル修復でブラックの分類でガッツリ窩洞形成し頑丈な金銀パラジウム合金で置換しておく治療になります。
ほとんどの日本人はこの頑丈な修復治療により何十年も歯が持ちます。

歯が抜歯に至るのは歯周病や破折の方が多いように思います。

出来るだけ神経を抜かない治療をしてくれるのか?は歯科医院によります。
特別なアプローチが必要だからです。通常は一度に虫歯を取りきろうとするので抜髄になる可能星が高くなります。

大きな虫歯でも抜髄を回避してほしいならば歯科医院をよく選択する必要があります。

また、歯ぎしりや食いしばりの可能性ですが、歯科医ならば誰でも見ればわかります。
歯が削れていれば歯ぎしりの指摘を受けることになります。


〉「適当に当たりをつけて虫歯を削ったらオーバートリートメントになってしまうから」

これは、虫歯を削ったらではなく歯を削ったらではなかったですか?

噛み合せの調整のことではないかと想像しますが、そういう治療は受けないほうが良いです。
不調に繋がる可能性が高いですからね。

必要があれば歯を守るナイトガードを使用する事になるのかもしれませんね。

力のコントロールが不良な方は修復分との繋ぎ目から早く問題を生じてまた治療が進む事に繋がりますからね。

虫歯は経過観察や再石灰化の促進可能な虫歯の程度と、治療必要な虫歯の程度はしっかり分類されていますから治療か必要な虫歯はしっかり治療を受けておくことが必要ですね。

理解できないことは歯科医にしっかり教えてもらうとよいですね。治療を頑張って下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくにさん
返信日時:2020-09-05 19:02:28
Dr.ふなちゃん様
ご返信ありがとうございます。

そうですね、恐らく銀歯になるかなーと思います。
その時処置してくれた先生からは「これまで銀歯は入れていなかったようですから、また話し合って決めましょう」と言われましたが…。

今後は疑問点等あれば歯科医師の方にきちんと聞くようにします。
インプラントについては、遠い将来介護を受けるようになった時のことなどを考えるとやめておいた方がいいかなー…と思っています。

自分で手入れできなくなると周囲炎を起こしやすく、かといって簡単に外せるものではないようなので。

いつ歯がなくなるかはわかりませんが、入れ歯かインプラントかはまたその時歯科医師の方のアドバイス等も聞いて考えようと思います。

虫歯が判明してからは、せめてc0の物を悪化させないように、フロスや細い歯ブラシも使って自分なりに手入れはしていますが、一度ここまで口内環境を悪化させたら回復は容易ではないでしょうね…。

詰め物被せ物を入れたら、歯との間をきちんと手入れして、定期検診も受け、二次虫歯の発生を少しでも遅らせられるよう頑張りたいと思います。

今の所、レントゲンで見る限りでは他に神経に達するほどの虫歯はないと言われましたし、応急処置でだめなら抜髄するかもしれないと言われた歯の痛みも少し落ち着いてきました。

このまま逃げ切れたらいいなあと思っていますが、もし今後抜髄が必要ですと言われたら、歯髄の温存に力を入れている歯科医院に行くことを検討してみます。

歯ぎしり・食いしばりについてはすぐわかる物なのですね。寝ている間の歯ぎしりについては多少自覚があるのですが、指摘されなかったのでどうなんだろう、と思っていました。

オーバートリートメントについては「虫歯を削ったら」、と言われました。

「どれかの虫歯が実は思っていたより大きくて、神経まで達してしまったのかも」

と言ったら

「見た限りではそこまで大きな虫歯はない」

とのことだったので、そういう話の流れになったのだと思います。
噛み合わせの調整は難しいのですね、気をつけます。

ナイトガードについては、飛び込みで行った歯科医院でも「虫歯治療の後にかかりつけでマウスピースを作成してもらったらどうか」と言われましたので、相談してみようと思います。

時間はかかりますが、これまで放っておいたツケだと思って頑張って治療し、その後もできるだけ二次虫歯の発生を遅らせられるよう努力したいと思います。
回答 回答4
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-09-05 21:55:51
隣接面や裂溝から発生した虫歯はエナメル象牙境で進行が早く、象牙質がかなり崩壊してもエナメル質はなかなか溶けませんから、かなり大きな虫歯でも自覚症状もなく、また、(歯科医師から見ると、透けて見える虫歯が見えますが)一般の方には虫歯には見えないことも多いと思います。

>もし今後抜髄が必要ですと言われたら、歯髄の温存に力を入れている歯科医院に行くことを検討してみます。

悪くなってから考えるよりも、なるべく早い段階で良い治療を受けられると良いですね。

例えば、歯髄に近い大きさの虫歯であるならばラバーダムをしっかり使ってもらえたり、マイクロスコープなどを使って精密な治療をしてもらえるか否かで、歯髄を残せる可能性が変わってくると思います。

虫歯や問題が大きくなってから自費治療を考える方は多いですが、結果的にはどちらが安かったのだろうか、と思うことはあります。

例えば、小さい詰め物のうちは保険治療でと手近な歯科医院で保険治療を繰り返し、大きな銀歯被せ物になってからセラミックにしようと考えたり、保険で根管治療を何度も繰り返して抜歯に至ってから、入れ歯は嫌だからとインプラントを考えるケース。

あるいは、少数歯ならば入れ歯で良いと思っていたものの、1本歯を失うと周りの歯の負担が増えバランスを崩して次から次に歯を失っていく負のスパイラルが始まってしまいますから、いよいよ入れ歯が大きくなり安定も悪く不都合が大きくなってから、インプラントを考える方が多いと思います。

ただ、このように、失うものが大きくなるほど、治療には費用も時間も必要になりますし、どんなに費用をかけても失った機能を完全に回復できるわけではありません。

それならば、早い段階で良い治療をうけ、また良い口腔環境を維持する重要性に気づくことができていたらと思いますが、小さな虫歯の段階ではなかなかそこまでの危機意識は持ちにくく、後悔先に立たずとなることが多いように思います。

参考にされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: はくにさん
返信日時:2020-09-07 13:36:31
滝野正義様
ありがとうございます。
諸々検討したいと思います。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2020-09-09 10:04:29
色が白いまま とは言い切れませんが、『色の変化に気づかないまま』進行していることはあり得ると思います。

そこためにも定期的なメインテナンスで歯の間や歯茎のキワのあたりをキチンと見落とさずにチェックすることが大切です。


あとはひび割れです。
これは、顕微鏡で見ながら、横から光を当てないと分からないこともあり得ます。




タイトル 変色もせず虫歯がC3まで進行しますか
質問者 はくにさん
地域 非公開
年齢 21歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
歯の変色・着色
う蝕関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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