[写真あり] 抜歯を勧められるほど末期の歯周病について
相談者:
アリナミンXさん (45歳:男性)
投稿日時:2020-10-20 08:51:03
重度の歯周病についてご相談させてください。
歯周病の診断されたの機に、染め出し液での歯磨きのセルフチェックを始めて、道具や手法について研究と実践を続け、1本を除いてかなりいい状態になりました。
1本残った歯は左下7番で歯槽骨が3面完璧に溶け、歯の真下の骨まで溶けて下がっている状態で、CTを見て頂いた何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態で、前歯側の骨が残っているのと、頬側の歯肉がかなり高く密着しているので支えられていると思われます。
ケアを続ける事で動揺が少なくなり、元々抜歯前提で考えている時は気にしていなかったのですが、維持できるのでは?と思うと心配になることがあり、質問をさせて下さい。
末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
抜けてない状態で骨がどんどん溶けてもっと最悪の自体があったりとかしませんか、あるとしてもレントゲン取ってれば気が付くようなものでしょうか。
歯周病の診断されたの機に、染め出し液での歯磨きのセルフチェックを始めて、道具や手法について研究と実践を続け、1本を除いてかなりいい状態になりました。
1本残った歯は左下7番で歯槽骨が3面完璧に溶け、歯の真下の骨まで溶けて下がっている状態で、CTを見て頂いた何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態で、前歯側の骨が残っているのと、頬側の歯肉がかなり高く密着しているので支えられていると思われます。
ケアを続ける事で動揺が少なくなり、元々抜歯前提で考えている時は気にしていなかったのですが、維持できるのでは?と思うと心配になることがあり、質問をさせて下さい。
末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
抜けてない状態で骨がどんどん溶けてもっと最悪の自体があったりとかしませんか、あるとしてもレントゲン取ってれば気が付くようなものでしょうか。
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2020-10-20 12:22:59
>維持できるのでは?と思うと心配になる
一般的に鑑みると、既に「何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態」に至っているのでしたら、早期の抜歯が望まれるように思いますが。
>末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
当該歯自体の「最後」は、ほぼその認識で良いように思いますが、「最悪」という意味で、7番が自然に抜け落ちるまで放置してしまうと、6番に悪影響を波及させてしまう可能性が大きいように思います。
また、別の意味での「最悪」としては、歯周病菌が、循環器疾患の原因に成り得る、また、認知症の原因にも成り得ることは、承知しておくべきでしょう。
一般的に鑑みると、既に「何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態」に至っているのでしたら、早期の抜歯が望まれるように思いますが。
>末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
当該歯自体の「最後」は、ほぼその認識で良いように思いますが、「最悪」という意味で、7番が自然に抜け落ちるまで放置してしまうと、6番に悪影響を波及させてしまう可能性が大きいように思います。
また、別の意味での「最悪」としては、歯周病菌が、循環器疾患の原因に成り得る、また、認知症の原因にも成り得ることは、承知しておくべきでしょう。
相談者からの返信
相談者:
アリナミンXさん
返信日時:2020-10-20 15:07:12
小林様 ご返信ありがとうございます。
「何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態」について、簡単に記載して実際より厳しいニュアンスになっていますが、私が今回質問をしようと不安になるくらいに早期抜歯(&インプラント)を勧める方もいらっしゃる事は確かに前提なのです。
積極的な治療方法について話を聞いた結果として(何かするならば)、「抜歯」(&インプラント)を勧められるといったような状況になっており、「早期抜歯」で意見が統一といった事ではないです。
(紛らわしくて大変申し訳ございません。)
隣の歯への影響について承知しました。
定期的なポケット計測と、歯茎の下りに注意をする事でリスク軽減したいと思います。
知覚できない部分で下側にどんどん骨が溶けたりとか、そんな事例があったりしないか心配もしています。
「何人かの歯科医は全員抜歯を勧める状態」について、簡単に記載して実際より厳しいニュアンスになっていますが、私が今回質問をしようと不安になるくらいに早期抜歯(&インプラント)を勧める方もいらっしゃる事は確かに前提なのです。
積極的な治療方法について話を聞いた結果として(何かするならば)、「抜歯」(&インプラント)を勧められるといったような状況になっており、「早期抜歯」で意見が統一といった事ではないです。
(紛らわしくて大変申し訳ございません。)
隣の歯への影響について承知しました。
定期的なポケット計測と、歯茎の下りに注意をする事でリスク軽減したいと思います。
知覚できない部分で下側にどんどん骨が溶けたりとか、そんな事例があったりしないか心配もしています。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-20 16:15:02
こんにちは。
>末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
>抜けてない状態で骨がどんどん溶けてもっと最悪の自体があったりとかしませんか、あるとしてもレントゲン取ってれば気が付くようなものでしょうか。
自然に抜けることはほぼないのではないかと思うほど、ほとんど支持骨(歯槽骨)を失っていてグラグラでも、抜歯の際は麻酔をして歯にくっついている歯周靭帯を鋭利な道具で切ってやっと抜けるという感じです。
周囲骨はすでにほとんどなくなっている状態が、重度の末期ですね。
とてもぐらつくので咬むと痛むという事が生じます。
歯周病が問題なのは、炎症の一種で細菌が常に身体に入ろう入ろうとしてしまう事です。
免疫細胞できちんとやっつけてくれているうちはよいでしょうが、体力が落ちたりバランスが崩れると腫れが広がって全身的な負担になることがあるので、炎症がない状態にしておきたいですよねという事で、歯周ポケットが深くなりすぎて、掃除も困難な状態で炎症があれば医学的に抜歯を勧められることになりますね。
>末期の歯周病の最後・最悪とは抜けて終わりの認識でよいでしょうか?
>抜けてない状態で骨がどんどん溶けてもっと最悪の自体があったりとかしませんか、あるとしてもレントゲン取ってれば気が付くようなものでしょうか。
自然に抜けることはほぼないのではないかと思うほど、ほとんど支持骨(歯槽骨)を失っていてグラグラでも、抜歯の際は麻酔をして歯にくっついている歯周靭帯を鋭利な道具で切ってやっと抜けるという感じです。
周囲骨はすでにほとんどなくなっている状態が、重度の末期ですね。
とてもぐらつくので咬むと痛むという事が生じます。
歯周病が問題なのは、炎症の一種で細菌が常に身体に入ろう入ろうとしてしまう事です。
免疫細胞できちんとやっつけてくれているうちはよいでしょうが、体力が落ちたりバランスが崩れると腫れが広がって全身的な負担になることがあるので、炎症がない状態にしておきたいですよねという事で、歯周ポケットが深くなりすぎて、掃除も困難な状態で炎症があれば医学的に抜歯を勧められることになりますね。
相談者からの返信
相談者:
アリナミンXさん
返信日時:2020-10-20 18:30:22
相談者からの返信
相談者:
アリナミンXさん
返信日時:2020-10-20 22:26:42
回答3
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-10-20 22:44:35
アリナミンXさん、こんにちは。
CTを見る限り、あまり保存を勧められる状況ではないのかな、と思いました。
複数の歯科医師の意見を聴かれたのですね。
>「早期抜歯」で意見が統一といった事ではないです。
状況の悪い歯を保存すると、歯槽骨を失い、結果的により問題を大きくしてしまう場合があります。
ただ、世間的には、歯を抜かない歯医者が良い歯医者、すぐ抜くのは悪い歯医者、と誤解されている傾向があるように思います。
もちろん、高い技術や知識によって、他の歯科医師では抜くしかないような歯を残せる…というようなことはありますが、そうしたことと
「保存に適さない歯を姑息的な治療でとりあえず残す」
こととは違います。
ただ、こうした世間の誤解はありますから、抜歯宣告のタイミングや表現は苦心される先生もいらっしゃると想像します。
既にラポールの形成された気心の知れたかかりつけ歯科医という訳でなければ、患者さんの希望を伺いながら、抜歯の諦めがつくまで様子をみてしまうケースがあるように想像します。
ただし、その間も歯槽骨のダメージは進行していきますから、どこかで見切りをつける必要はあるように思います。
参考にされてください。
CTを見る限り、あまり保存を勧められる状況ではないのかな、と思いました。
複数の歯科医師の意見を聴かれたのですね。
>「早期抜歯」で意見が統一といった事ではないです。
状況の悪い歯を保存すると、歯槽骨を失い、結果的により問題を大きくしてしまう場合があります。
ただ、世間的には、歯を抜かない歯医者が良い歯医者、すぐ抜くのは悪い歯医者、と誤解されている傾向があるように思います。
もちろん、高い技術や知識によって、他の歯科医師では抜くしかないような歯を残せる…というようなことはありますが、そうしたことと
「保存に適さない歯を姑息的な治療でとりあえず残す」
こととは違います。
ただ、こうした世間の誤解はありますから、抜歯宣告のタイミングや表現は苦心される先生もいらっしゃると想像します。
既にラポールの形成された気心の知れたかかりつけ歯科医という訳でなければ、患者さんの希望を伺いながら、抜歯の諦めがつくまで様子をみてしまうケースがあるように想像します。
ただし、その間も歯槽骨のダメージは進行していきますから、どこかで見切りをつける必要はあるように思います。
参考にされてください。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-21 08:12:57
歯周病は局所的な病気でもあり、全身的な病気でもあるので、悪化しているものを放置すると全身的な御負担について心配する事になると思います。
健康を目指すか?目指さないか?は、歯科医から強要できるものではありませんが、ご本人が納得できるようにサポートする必要があります。
ちょうど良い資料がサンスターから提供されていますから使用許可もいただいていますから貼っておきます。
歯周病があるとお身体の中でこういう事が生じているので、無理に残そうとしない方が良い場合があると思いますが、ご本人が納得され選択される事が大切だと思います。
https://youtu.be/TfQVWtAh07s
健康を目指すか?目指さないか?は、歯科医から強要できるものではありませんが、ご本人が納得できるようにサポートする必要があります。
ちょうど良い資料がサンスターから提供されていますから使用許可もいただいていますから貼っておきます。
歯周病があるとお身体の中でこういう事が生じているので、無理に残そうとしない方が良い場合があると思いますが、ご本人が納得され選択される事が大切だと思います。
https://youtu.be/TfQVWtAh07s
回答5
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2020-10-21 09:42:20
アリナミンXさん、こんにちは。
左上の7が残っている状況ですと抜歯した後に左上7が落ちてこないような対策を考えななければならないので、いろいろと考えることが多くなりますが、CTの画像をみると、左上7はもう喪失しているのですね。
このような状況でしたら、左下7を抜歯しても、そのあと補綴する(インプラントや入れ歯を行う)必要性は高くないと思われます。(左上の7も補綴するというのなら話は別ですが、左上7が無いことによって日常生活に不自由がおありでしょうか?)
もし日常生活に支障がないのであれば、上下とも6までの維持ということを考えていく方針でも構わないと思います。
そうすると、左下6をいかに維持するかが大事になってきますので、左下の6に影響をおよぼす前に、存在意義の小さい左下7は抜歯の方向で検討されたほうが良いように思います。
私の家族がこの状況でしたら、私は抜歯を強くすすめると思います。
漠然と歯を残したいというお気持ちはわかりますが、残すことによるメリットよりも、残すことによるリスクの方が大きく上回っている状況だというのが理由です。
それを承知のうえで残したいという事であれば、それはご自身の選択ですので、それが尊重されるべきかと思います。
ご参考になさってください。
左上の7が残っている状況ですと抜歯した後に左上7が落ちてこないような対策を考えななければならないので、いろいろと考えることが多くなりますが、CTの画像をみると、左上7はもう喪失しているのですね。
このような状況でしたら、左下7を抜歯しても、そのあと補綴する(インプラントや入れ歯を行う)必要性は高くないと思われます。(左上の7も補綴するというのなら話は別ですが、左上7が無いことによって日常生活に不自由がおありでしょうか?)
もし日常生活に支障がないのであれば、上下とも6までの維持ということを考えていく方針でも構わないと思います。
そうすると、左下6をいかに維持するかが大事になってきますので、左下の6に影響をおよぼす前に、存在意義の小さい左下7は抜歯の方向で検討されたほうが良いように思います。
私の家族がこの状況でしたら、私は抜歯を強くすすめると思います。
漠然と歯を残したいというお気持ちはわかりますが、残すことによるメリットよりも、残すことによるリスクの方が大きく上回っている状況だというのが理由です。
それを承知のうえで残したいという事であれば、それはご自身の選択ですので、それが尊重されるべきかと思います。
ご参考になさってください。
相談者からの返信
相談者:
アリナミンXさん
返信日時:2020-10-21 20:53:55
タイトル | [写真あり] 抜歯を勧められるほど末期の歯周病について |
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質問者 | アリナミンXさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病(歯槽膿漏)治療 その他(写真あり) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。