インビザライン矯正。クリンチェックでのIPR有無についての疑問
相談者:
Humaさん (33歳:女性)
投稿日時:2020-10-23 22:37:43
前歯のデコボコを揃えるためインビザラインGOでの部分矯正を検討しています。
現在クリンチェックでのシミュレーションが終わり、治療開始の判断をしているところで疑問があり、他の先生のご意見を伺えないかと思いご相談しております。
前歯の咬み合わせが悪く、現状歯全体でしっかり噛むことができない状態です。
とくに上の1番が大きく、スペースがないためクラウディング気味で右の1番は斜めに生えています。
疑問はいくつかあったのですが、一番気になっているのは、アライン社から戻ってきたクリンチェックではIPRがなかったことです。
IPRをする代わりに、全体のアーチを広げてスペースを作るという説明を受けました。
矯正歯科の案内やフォーラムを見ると「IPRは必須ではないが頻度は高い」というように言われているようでした。
私のクリンチェックでIPRが無いのは、本当に必要がないからなのか、反対にインビザラインGOでのアライナーの枚数制限内に収めるためといったような他の理由があるのではないかと疑問に思っております。
@アーチの拡大の方がリスクも少なく、IPRを避けられるなら避けた方がよいなどの理由でこのような計画になっているのか
AIPRをしないことで治療が早く進む/シンプルになる=インビザラインGOの制限枚数内でも治療ができるためにこのような計画になっているのか
どちらと思った方がよいのでしょうか?
ご意見がありましたら教えていただきたいです。
歯が混みあっている状態なのでIPRでと言われた方が素人目にはしっくりきたのですが、専門の先生は意見が違うのかもしれません。
ただ先生とは費用と時間の面でインビザラインGOありきで話を進めてきたので、インビザラインGOで可能な範囲ではこれということなのだとも思います。
これでも技術上はきちんと動くということであれば(計画の欠陥ではない)それはそれで納得します。
また治療の目標は歯列の見た目の改善で、全く完璧でなくてもいいと思っています。
前歯の咬み合わせはできれば今より少しよくなればと思っている程度で、選ぶ手法については今のところ納得しています。
簡潔にまとめることができず、長文になってしまいました。
わかりにくいところがございましたらご指摘ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
現在クリンチェックでのシミュレーションが終わり、治療開始の判断をしているところで疑問があり、他の先生のご意見を伺えないかと思いご相談しております。
前歯の咬み合わせが悪く、現状歯全体でしっかり噛むことができない状態です。
とくに上の1番が大きく、スペースがないためクラウディング気味で右の1番は斜めに生えています。
疑問はいくつかあったのですが、一番気になっているのは、アライン社から戻ってきたクリンチェックではIPRがなかったことです。
IPRをする代わりに、全体のアーチを広げてスペースを作るという説明を受けました。
矯正歯科の案内やフォーラムを見ると「IPRは必須ではないが頻度は高い」というように言われているようでした。
私のクリンチェックでIPRが無いのは、本当に必要がないからなのか、反対にインビザラインGOでのアライナーの枚数制限内に収めるためといったような他の理由があるのではないかと疑問に思っております。
@アーチの拡大の方がリスクも少なく、IPRを避けられるなら避けた方がよいなどの理由でこのような計画になっているのか
AIPRをしないことで治療が早く進む/シンプルになる=インビザラインGOの制限枚数内でも治療ができるためにこのような計画になっているのか
どちらと思った方がよいのでしょうか?
ご意見がありましたら教えていただきたいです。
歯が混みあっている状態なのでIPRでと言われた方が素人目にはしっくりきたのですが、専門の先生は意見が違うのかもしれません。
ただ先生とは費用と時間の面でインビザラインGOありきで話を進めてきたので、インビザラインGOで可能な範囲ではこれということなのだとも思います。
これでも技術上はきちんと動くということであれば(計画の欠陥ではない)それはそれで納得します。
また治療の目標は歯列の見た目の改善で、全く完璧でなくてもいいと思っています。
前歯の咬み合わせはできれば今より少しよくなればと思っている程度で、選ぶ手法については今のところ納得しています。
簡潔にまとめることができず、長文になってしまいました。
わかりにくいところがございましたらご指摘ください。
どうぞよろしくお願いいたします。
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2020-10-23 23:03:30
IPRは歯を削るわけですから、当然歯にダメージを与えることになるわけです。エナメル質の厚みが1ミリあるとして、その半分程度は削っても問題はないとの考え方がありますが、それがどこまで正しいのかについては、私としてはよくわかりません。
担当されている先生も同様のお考えかもしれません。
叢生があり、なおかつ歯を削らずに並べようとすれば、当然歯列の拡大が必要となり、結果として出っ歯になります。
今より口が閉じにくくなる可能性は高くなりますので、現在の口元がよほど下がっているのでなければ、口が閉じられなくなるということもあります。
また、民族の特徴にもよりますが、欧米系の人であれば、ゴールとするところはEラインの内側2ミリ程度のところと考えるはずですので、Eラインより出るような計画は立てないのではないかと思います。
クリンチェックでは、どれぐらい口元が出るのかということはある程度分かるのですが、それが患者さんにはよくわかりにくいと思います。
今よりどれぐらい口元が出るのか、それで口がよく閉じられるのかについて、担当の先生にお聞きになってみてはと思います。
もちろん、抜かず削らずという治療はその後から変更はできますので、いったん並べてみてからという考え方はあると思います。
ただ、インビザラインGoというものは、枚数が限られておりますので、やり直しには追加料金がかかるものとは思います。
担当されている先生も同様のお考えかもしれません。
叢生があり、なおかつ歯を削らずに並べようとすれば、当然歯列の拡大が必要となり、結果として出っ歯になります。
今より口が閉じにくくなる可能性は高くなりますので、現在の口元がよほど下がっているのでなければ、口が閉じられなくなるということもあります。
また、民族の特徴にもよりますが、欧米系の人であれば、ゴールとするところはEラインの内側2ミリ程度のところと考えるはずですので、Eラインより出るような計画は立てないのではないかと思います。
クリンチェックでは、どれぐらい口元が出るのかということはある程度分かるのですが、それが患者さんにはよくわかりにくいと思います。
今よりどれぐらい口元が出るのか、それで口がよく閉じられるのかについて、担当の先生にお聞きになってみてはと思います。
もちろん、抜かず削らずという治療はその後から変更はできますので、いったん並べてみてからという考え方はあると思います。
ただ、インビザラインGoというものは、枚数が限られておりますので、やり直しには追加料金がかかるものとは思います。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-25 13:04:39
こんにちは。
まず、ケースによってかなり異なりまた歯科医によって治療ゴールも治療ステージングもかなり異なるのでお書きになっている内容から回答は困難という事になります。
インビザラインGOは補綴前提の前歯のみの矯正治療を得意としており、インビザラインの中でも非常に限られた動きしかできません。
ただ、奥歯の動きを治療計画に組み込めない為、奥歯を意図的に動かす必要がない方や修復物でやり替える方には向いているかもしれませんね。
治療枚数に制限がありますからできることが限定される分、一般歯科の歯科医にはメリットがあります。
治療費も比較的安価に設定可能になると思いますしね。
>@アーチの拡大の方がリスクも少なく、IPRを避けられるなら避けた方がよいなどの理由でこのような計画になっているのか
個人的な考えですが、前歯に問題があって成人矯正をされるのですよね?
叢生(歯のガタガタ)を修正する必要があれば歯茎はついてきてくれませんから、ブラックトライアングルが生じ、新たな審美障害を生じますから私は積極的にIPRを組み込むことが多くなります。
20代前半までならばIPRなしで拡大主体で治療計画を立てることもあります。
また最終的に歯が小さめで四角っぽい形態であれば叢生や捻転を直しても上手く歯冠乳頭で覆えるケースもあると思いますから、歯の形態も大切になります。
歯科医がどうしてIPRなしで初回のクリンチェックを立てたのか?はわかりませんからしっかり説明を受けられてはいかがでしょうか?
AIPRをしないことで治療が早く進む/シンプルになる=インビザラインGOの制限枚数内でも治療ができるためにこのような計画になっているのか
そうかもしれませんし、そうでないもかもしれません。
基本的に使用枚数に制限がある矯正は治療で行えることが制限されます。
クリンチェックだけではなくCTやセファロ、パノラマ歯周組織の状態、歯の形態によって治療計画を変える必要が生じると思いますから依頼される歯科医にしっかり説明してもらうことが大切ですね。
まず、ケースによってかなり異なりまた歯科医によって治療ゴールも治療ステージングもかなり異なるのでお書きになっている内容から回答は困難という事になります。
インビザラインGOは補綴前提の前歯のみの矯正治療を得意としており、インビザラインの中でも非常に限られた動きしかできません。
ただ、奥歯の動きを治療計画に組み込めない為、奥歯を意図的に動かす必要がない方や修復物でやり替える方には向いているかもしれませんね。
治療枚数に制限がありますからできることが限定される分、一般歯科の歯科医にはメリットがあります。
治療費も比較的安価に設定可能になると思いますしね。
>@アーチの拡大の方がリスクも少なく、IPRを避けられるなら避けた方がよいなどの理由でこのような計画になっているのか
個人的な考えですが、前歯に問題があって成人矯正をされるのですよね?
叢生(歯のガタガタ)を修正する必要があれば歯茎はついてきてくれませんから、ブラックトライアングルが生じ、新たな審美障害を生じますから私は積極的にIPRを組み込むことが多くなります。
20代前半までならばIPRなしで拡大主体で治療計画を立てることもあります。
また最終的に歯が小さめで四角っぽい形態であれば叢生や捻転を直しても上手く歯冠乳頭で覆えるケースもあると思いますから、歯の形態も大切になります。
歯科医がどうしてIPRなしで初回のクリンチェックを立てたのか?はわかりませんからしっかり説明を受けられてはいかがでしょうか?
AIPRをしないことで治療が早く進む/シンプルになる=インビザラインGOの制限枚数内でも治療ができるためにこのような計画になっているのか
そうかもしれませんし、そうでないもかもしれません。
基本的に使用枚数に制限がある矯正は治療で行えることが制限されます。
クリンチェックだけではなくCTやセファロ、パノラマ歯周組織の状態、歯の形態によって治療計画を変える必要が生じると思いますから依頼される歯科医にしっかり説明してもらうことが大切ですね。
相談者からの返信
相談者:
Humaさん
返信日時:2020-10-29 20:24:05
今村先生、船橋先生
お忙しいところ、お時間を割いて詳細に回答していただきありがとうございます。
クリンチェックに漠然とした疑問はあったのですが、では何について担当の先生へ質問すればいいのかよくわかっていなかったので、今回仰っていただいたように、口元がどのくらい出るのか、ブラックトライアングルへの懸念など、考慮すべきところを担当の先生がどう考えているのか、聞いてみようと思います。
>クリンチェックだけではなくCTやセファロ、パノラマ歯周組織の状態、歯の形態によって治療計画を変える必要が生じる
そうなんですね。
矯正は先生がどのような情報から治療方針を決めているのか、患者としてはブラックボックスで想像がつかないと感じていました。
質問できる範囲で聞いてみて、納得したら治療をしようと思います。
実際の診療とは違う限られた情報の中、疑問に答えていただいて大変感謝しております。
お忙しいところ、お時間を割いて詳細に回答していただきありがとうございます。
クリンチェックに漠然とした疑問はあったのですが、では何について担当の先生へ質問すればいいのかよくわかっていなかったので、今回仰っていただいたように、口元がどのくらい出るのか、ブラックトライアングルへの懸念など、考慮すべきところを担当の先生がどう考えているのか、聞いてみようと思います。
>クリンチェックだけではなくCTやセファロ、パノラマ歯周組織の状態、歯の形態によって治療計画を変える必要が生じる
そうなんですね。
矯正は先生がどのような情報から治療方針を決めているのか、患者としてはブラックボックスで想像がつかないと感じていました。
質問できる範囲で聞いてみて、納得したら治療をしようと思います。
実際の診療とは違う限られた情報の中、疑問に答えていただいて大変感謝しております。
タイトル | インビザライン矯正。クリンチェックでのIPR有無についての疑問 |
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質問者 | Humaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 33歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯並びが悪い マウスピース矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。