くさび状欠損で知覚過敏、治療のメリットとデメリット
相談者:
パラディさん (45歳:女性)
投稿日時:2020-12-11 13:04:40
先生方、お世話になります。
知覚過敏の欠損箇所を埋める治療のメリットデメリットについて教えてください。
私には知覚過敏があり、左右上下奥歯にくさび状欠損があります。
デイリーケアはシュミテクトの使用、ナイトガードの使用などで、仕事でパソコンを使っているので、食いしばらないように時に気を付けながら生活しています。
さて、昨日 初めての歯医者さんにかかりました。
目的はクリーニングです。
(以前は今年の7月に他県の歯科医院にかかっています)
先生に診て頂いた後に、
「くさび状欠損の箇所が数か所あるので、埋める治療を数回行ってから、2,3回に分けてクリーニングを行う」
という診療方針が出ました。
転勤族なので、2年に1度くらい転居しているせいか 何か所も歯科医院には通っていますが、今までの歯科では埋める治療はデメリットが大きいので薦めない、というところばかりでした。
(薬を塗ってケアしたこともありますし、ほとんどは何もしない、という歯科医院ばかりでした)
今回かかった先生に今までは薬を塗る、またはホームケアのみだったのだけれど、と聞いたところ、埋めた方が痛みがないからいいですよ、という返答でした。
正直なところ、しみる感覚が怖いので年に4回くらいの歯のクリーニングもひやひやしながら受けています。
実生活では冷たいものに気を付けながら生活しているせいか、急激にしみるようなことはありません。
長くなりましたが、欠損箇所を埋めることに対するメリットデメリットをお聞かせください。
お願いします。
知覚過敏の欠損箇所を埋める治療のメリットデメリットについて教えてください。
私には知覚過敏があり、左右上下奥歯にくさび状欠損があります。
デイリーケアはシュミテクトの使用、ナイトガードの使用などで、仕事でパソコンを使っているので、食いしばらないように時に気を付けながら生活しています。
さて、昨日 初めての歯医者さんにかかりました。
目的はクリーニングです。
(以前は今年の7月に他県の歯科医院にかかっています)
先生に診て頂いた後に、
「くさび状欠損の箇所が数か所あるので、埋める治療を数回行ってから、2,3回に分けてクリーニングを行う」
という診療方針が出ました。
転勤族なので、2年に1度くらい転居しているせいか 何か所も歯科医院には通っていますが、今までの歯科では埋める治療はデメリットが大きいので薦めない、というところばかりでした。
(薬を塗ってケアしたこともありますし、ほとんどは何もしない、という歯科医院ばかりでした)
今回かかった先生に今までは薬を塗る、またはホームケアのみだったのだけれど、と聞いたところ、埋めた方が痛みがないからいいですよ、という返答でした。
正直なところ、しみる感覚が怖いので年に4回くらいの歯のクリーニングもひやひやしながら受けています。
実生活では冷たいものに気を付けながら生活しているせいか、急激にしみるようなことはありません。
長くなりましたが、欠損箇所を埋めることに対するメリットデメリットをお聞かせください。
お願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2020-12-12 13:52:34
こんにちは。
楔状欠損の治療方法ですが程度によってまた患者さんによって介入するか否かになります、しかし楔状欠損の原因に対処しておかないとますます進行します、先ずこれが先になります。
楔状欠損の方はそもそもオ−バーブラッシングがあります、そして必ず研磨剤入りの歯磨剤を使っています、したがって研磨剤入りの歯磨剤をやめることです、やめてしまえばこれ以上進行することはありません。
楔状欠損になるシナリオはまず最初にオーバーブラッシングで歯肉をすり減らして歯根が露出し、そこを研磨剤入りの歯磨剤で一生懸命磨くのが原因です、そして磨き始める部位は歯磨剤が一番濃いので一番ひどい楔状欠損になります、最後に磨くところは歯磨剤が唾液で薄まっているのでそれほどひどい楔状欠損にはなりません。
一度鏡でご自身の楔状欠損を観察してみましょう、磨き始めの部位が一番進行しているのがわかるでしょう、ちなみにエナメル質は楔状欠損にはなりません。
そのあたりを理解していただいて研磨剤入りの歯磨剤を使わないことです、またオーバーブラッシングについては歯肉を傷つけるので力を抜いて磨けるよう指導者についてトレーニングすることをお勧めします。
オーバーブラッシング https://www.yamadashika.jp/prevent08.html
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%DC%B8%BE%F5%B7%E7%C2%BB%A1%A1&x=66&y=12
楔状欠損の治療方法ですが程度によってまた患者さんによって介入するか否かになります、しかし楔状欠損の原因に対処しておかないとますます進行します、先ずこれが先になります。
楔状欠損の方はそもそもオ−バーブラッシングがあります、そして必ず研磨剤入りの歯磨剤を使っています、したがって研磨剤入りの歯磨剤をやめることです、やめてしまえばこれ以上進行することはありません。
楔状欠損になるシナリオはまず最初にオーバーブラッシングで歯肉をすり減らして歯根が露出し、そこを研磨剤入りの歯磨剤で一生懸命磨くのが原因です、そして磨き始める部位は歯磨剤が一番濃いので一番ひどい楔状欠損になります、最後に磨くところは歯磨剤が唾液で薄まっているのでそれほどひどい楔状欠損にはなりません。
一度鏡でご自身の楔状欠損を観察してみましょう、磨き始めの部位が一番進行しているのがわかるでしょう、ちなみにエナメル質は楔状欠損にはなりません。
そのあたりを理解していただいて研磨剤入りの歯磨剤を使わないことです、またオーバーブラッシングについては歯肉を傷つけるので力を抜いて磨けるよう指導者についてトレーニングすることをお勧めします。
オーバーブラッシング https://www.yamadashika.jp/prevent08.html
楔状欠損 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%DC%B8%BE%F5%B7%E7%C2%BB%A1%A1&x=66&y=12
相談者からの返信
回答2
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-12-17 00:08:42
>歯科医院には通っていますが、今までの歯科では埋める治療はデメリットが大きいので薦めない、というところばかりでした。
歯科医師によっても判断は異なるでしょうが、もしかしたら楔状欠損が拡大して以前より大きくなっているという可能性もあるかもしれません。
>欠損箇所を埋めることに対するメリットデメリットをお聞かせください。
メリットとしては、沁みる症状は緩和されるでしょう。
デメリットとしては、多少なりとも新鮮面を出さなければなりません。
また、歯茎との際ですから、水分があればレジンの性能が落ちますし、適合が悪いと歯周病を悪化させる原因になります。
圧排糸を使う、拡大鏡かマイクロスコープを使用して精密な治療を行ってもらえると良いのではないかと思います。
また、防湿が難しいケースではグラスアイオノマー系の材料を使う場合もあると思います。
参考にされてください。
歯科医師によっても判断は異なるでしょうが、もしかしたら楔状欠損が拡大して以前より大きくなっているという可能性もあるかもしれません。
>欠損箇所を埋めることに対するメリットデメリットをお聞かせください。
メリットとしては、沁みる症状は緩和されるでしょう。
デメリットとしては、多少なりとも新鮮面を出さなければなりません。
また、歯茎との際ですから、水分があればレジンの性能が落ちますし、適合が悪いと歯周病を悪化させる原因になります。
圧排糸を使う、拡大鏡かマイクロスコープを使用して精密な治療を行ってもらえると良いのではないかと思います。
また、防湿が難しいケースではグラスアイオノマー系の材料を使う場合もあると思います。
参考にされてください。
相談者からの返信
相談者:
パラディさん
返信日時:2020-12-18 13:17:48
滝野先生、お詳しいご回答ありがとうございました。
欠損が大きくなってきている印象は私も持っています。
やはり、このまま放置では現状維持も厳しくなるのでしょう。
治療して頂くことにします。
精密な治療になるのかどうか、心配ではありますが予約しておりますので行ってきます。
ありがとうございました。
欠損が大きくなってきている印象は私も持っています。
やはり、このまま放置では現状維持も厳しくなるのでしょう。
治療して頂くことにします。
精密な治療になるのかどうか、心配ではありますが予約しておりますので行ってきます。
ありがとうございました。
タイトル | くさび状欠損で知覚過敏、治療のメリットとデメリット |
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質問者 | パラディさん |
地域 | 愛知 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
知覚過敏 楔状欠損(くさび状欠損) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。