ブリッジが5回も取れたが医療ミスか?

相談者: エシカルさん (25歳:男性)
投稿日時:2021-01-04 01:04:20
現在近所の歯科医院で受けた治療について納得がいかずに悩んでいます。
場合によっては管轄の相談窓口に行ったり、訴訟等も検討しています。


治療内容:下の左第3歯(永久歯)の歯周ポケットの深さが8mm程あり、定期的に雑菌が入り腫れる症状を繰り返していました。

そこで歯科医院で相談したところ、抜歯をしてブリッジを被せた方が良いと言われ、その施術内容について説明を受けました。
抜歯した歯の両隣の健康な歯を削り、その上に被せる形で特殊な人口の歯を取り付けるというものです。

しかし上記の治療が完了してからしばらくして私の不注意で詰め物が取れてしまいました。
それから計5回も詰め物(ブリッジ)が取れては付けを繰り返しています。

詳細を以下にまとめます。



1回目:ハイチュウを食べた際に詰め物が取れる。→無償で取り付けて貰いました。


2回目:ボンタン飴を食べた際に詰め物が取れる。→無償で取り付けて貰いました。


3回目:歯科助手さんに

「以前取り付けた詰め物について気になる所は無いか?」

と質問され、

「内側がザラザラして気になる」

と返答。歯科助手さんが確認し、

「接着剤として使用したセメントが残っているので削りますね」

と言われ、治療器具で強引に押していた際に詰め物が取れる。→無償で取り付けて貰いましたが、その日に行うべき他の治療が出来ませんでした。


4回目:冷凍食品のご飯を食べた際に、一部完全に解凍出来ていない部分をブリッジで噛んでしまい取れる。→無償で取り付けて貰いました。

(この時に医院長さんから

「ブリッジを作った時の型が合っていないかもしれないから、また同じような事があれば無償で作り直す。その代わり両隣の歯を改めてさらに削る事になるかもしれない。」

と言われました。)


5回目:チーズ(やわらかい普通のもの)を食べた際に取れる。(現在歯科医院には連絡していません。)



上記の通りで現在ブリッジが取れたままこちらで相談させて頂きました。
こちらのミスで詰め物が取れた事については無償で対応して貰っているのでそこは助かっているのですが、


・そもそもブリッジとはこんなに頻繁に取れてしまうものなのか?

・こんな状態になるようだったら無理して永久歯を抜歯する必要は無かったのではないか?

・この治療があったせいで以前のように食事を楽しめなくなった

・3回目に歯科助手さんが誤って詰め物を取ってしまった件は医院として大きな問題ではないのか?


等の疑問がありこのまま歯科医院側の指示通りに治療を進めても良いのか悩んでいます。
勿論実際に診てみないとお答え頂く事が難しい事は理解していますがアドバイス等頂けたら幸いです。




相談要点は以下になります。

@これは医療ミスと呼べるのか。

A以前のように不安なく食事が出来る状態まで回復したい。
医院を代えるべきか?どんな治療があるか?

B医院や治療自体に問題があるようだったら訴訟等も考えたい。
どういった機関に相談すべきか?


左側の歯で噛まないように気をつけて食事をしても、わずか1年の間で上記のような事を繰り返しているので困っています。
何度も歯科医院に通う事も大変ですし、素人なので治療が正しく行われているか確認する事も難しいです。

拙い説明で申し訳ありませんが真剣に悩んでいます。
是非お力添え頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-04 13:25:56
エシカルさん、こんにちは。
ブリッジが何度も脱離しており、不信感をお持ちなのですね。


左第3歯(永久歯)とのことですが、通常は第3歯という呼び方はしませんが、前から3番目の歯という意味でしょうか。

また、どのような設計のブリッジになっておりますか。
両隣の歯は全体的に覆うようなクラウン形態でしょうか。



>@

医療ミスとは呼べない事象です。
取れてしまうことは残念ですが、無償で対応してもらっており、次に脱離するようであらば無償で作り直すと仰っているのですね。

しっかり対応してくれているということではないでしょうか。
なお、保険治療で再診療は発生しているでしょうから、無償でという点は若干、気になります。


>A

そもそも抜歯を行いブリッジを入れるということは以前とは状況が異なります。
また、ポケットが8mmということですが、何かその歯だけ特異的な原因があったのでしょうか。

全体的な歯周病が進行しているのであれば、ブリッジの支えてしている歯を含めて歯周病があるのかもしれません、そうであればブリッジ脱離の原因の一部になっているのかもしれません。


>B

お話からは、医院や治療には問題が無いように感じます。
しかし納得できないようであれば、歯科医学的な妥当性についてであれば歯科医師会に相談窓口があります。

訴訟を考えるということであれば、歯チャンネルの回答できる範囲ではなくなりますが、弁護士に相談するということになると思います。

お大事にしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: エシカルさん
返信日時:2021-01-04 14:44:04
ご回答頂きありがとうございます、滝野様。

仰る通り前から3番目の歯という意味です。
設計については、抜歯した歯の両隣の歯の表面を削り、そこに上から被せてはめるような形状です。
3つの歯に跨って装着するものです。


>@

医療ミスではないのですね。
確かに無償で対応して貰っているので対応は悪くないかと思います。
診療費については明細等が一切発行されていないので不明です。


>A

抜歯した歯について特異的な原因等はありませんでした。
歯周病などもなかったはずですが、隙間に食べかすが入りやすく、定期的に腫れて痛みがありました。
現在も歯肉については特別問題はありません。


>B

相談窓口についてご教示頂きありがとうございます。
治療に特に問題がないと言って頂けて少し安心しました。
もう少しここで意見を伺ってから検討しようと思います。


ご意見頂き本当にありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-05 13:48:07
こんにちは。

>@

医療ミスとは言えないでしょう。
無償で何度も対応してくれており、更に追加でやり直しも提案されているようです。

安心して生活できるように追加加療が必要なのでしょう。
(再診料と再セット時のセメント代、必要があればう蝕処置費は請求されるのではないでしょうか)


>A
時々詰め物との記載がありますから両隣在歯が生活歯インレーブリッジまたは接着性ブリッジの設計になっているのでしょうか?

咬合に寄与している3番欠損修復時には両隣在歯は抜髄を伴うフルカバレッジのクラウン形態で欠損修復しなければ維持できないという場合もありそうです。


いきなり若い方の健康な歯を欠損修復のため便宜抜髄して、生じ得る短期的なトラブルを事前回避しておくという治療法を選択するのは可哀そうだと考えることは多々あるのではないかと歯科医側として想像します。

トラブルが頻発するようであれば抜髄やむなしで大きくぐるりと健康な歯質を削り取って、フルクラウン形態のブリッジにすることを選択するように説明を行うに至る場合はありそうです。



ところで、それにしてもお若いのに3番という重要な歯を歯周ポケット8ミリで自己コントロール不良のため抜歯しなければならなかったという口腔内事情について将来大丈夫なのかな?と少々心配に感じました。

どういう経緯があった歯なのでしょうか?


若い代謝が活発な健康状態の時に、比較的よく視認可能で磨きやすい前歯の歯周ポケット8ミリという状態になるのは、侵襲性歯肉炎かまたは外傷や早期虫歯による歯根破折や根面虫歯の放置ぐらいなのかな?と思います。

最近の人には滅多にない事のように感じ、特異的な原因がなかったというご認識で将来大丈夫なのかな?と思いました。

歯周病の検査はしっかり受けられておいた方がよいでしょう。
隙間とは何でできていたのでしょう?


>医院を代えるべきか?

医院を変えるべきか?を考えるうえでこの抜歯に至る経緯のほうが重要になるように思いました。


>3回目に歯科助手さんが誤って詰め物を取ってしまった件は医院として大きな問題ではないのか?

歯科助手は口腔内を触れません。
ですから歯科衛生士の間違いでしょうか?

万一、歯科助手の方がそのような行為を行っているようでしたら十分転院の理由に値するように思いました。
(ただし、セメント除去で脱離するような修復物は歯科助手?に問題があるのではなくそのもの自体に問題がすでに生じていることが想像されます)



>B

歯科医師会の相談窓口は他の会員(歯科医師会の担当医)が回答してくれると思います。
必要があればご利用されると良いでしょう。

また、実際にセカンドオピニオンや より専門性の高い歯科医から診断を受けたいとご希望であれば、前者の場合は現在おかかりの歯科医から資料一式を提供してもらうために費用を出され依頼され自費でセカンドオピニオン外来を利用されることになると思いますし、後者の場合、初診扱いで保険を使って検査を再度受け相談に乗ってもらうという事が可能だと思います。


小額の専門性の高い訴訟については弁護士会も応じにくいのではないかと思いますから、まずは現在おかかりの歯科医の次善の策の提案内容についてしっかりお尋ねになってみるのが現実的ではないでしょうか?


若い健康な歯の方が1本欠損を生じた際には歯科医は余命年齢を考えて出来るだけ低侵襲な治療法により欠損修復を行ってあげたいと試みる傾向が一般開業医(特にかかりつけ歯科医)にはあるように思います。

維持形態を侵襲の高い形成により作ることに頼らず接着力に頼った治療で侵襲低くと考えて行った治療でも、患者さんが粘着性のものを好んで食べられそれを幸せと感じられるタイプであれば功を奏しない場合も多々ありうるように思います。

その場合は、様子を見て次の策(多くは歯をぐるりと削り取る治療になるため抜髄に至る可能性が高くなり長期的に歯を失っていく可能性が高い治療ステップに入っていくことになります)を講じていくことになるように思います。


インレーブリッジの場合は補綴物維持管理に含まれないはずですからいつでもフルカバレッジのブリッジへ移行することは可能だと思います。
まずはしっかりおかかりの歯科医から説明を受けてください。



>・そもそもブリッジとはこんなに頻繁に取れてしまうものなのか?

ブリッジは固定式の欠損修復装置になりますから頻回に取れるのでは問題があります。


>・こんな状態になるようだったら無理して永久歯を抜歯する必要は無かったのではないか?

無理に抜歯ではなく必要なため抜歯に至ったのでしょう。
歯周ポケット8ミリで自己コントロール不能で腫れを繰り返すようでは保存不能と判断されたのは妥当だったと考えてよいように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル ブリッジが5回も取れたが医療ミスか?
質問者 エシカルさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジに関するトラブル
歯科/医療ミス
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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