左上7番、第二象牙質の形成と歯髄の失活の見分け方について

相談者: Ryo55さん (42歳:男性)
投稿日時:2021-01-10 01:08:15
3か月前に治療した深い虫歯の治療後の冷温熱痛の消失理由と、今後の再治療要否をご教示ください。


【経過】

@左上7番に温熱痛があり3か月前に治療。
深い虫歯で神経ギリギリまで削ったが露髄との診断はなかった。

A治療後、冷熱痛・温熱痛あり、自発痛は就寝前等に僅かにあり。

B1か月前に別医院でレントゲンをとったところ、治療後の詰め物の黒い影の部分と歯髄の黒い影の部分が接しており、虫歯が歯髄まで達していた疑いがあると言われる。
この日は診断のみ。

C1週間前に冷熱痛、温熱痛が消滅。
同時に歯が浮くような感覚があり自発痛と咬合痛が現れる。
冷やすと一時的に自発痛は引いた。

D2日前に自発痛と咬合痛がほぼ収まり、現在は痛みはない。
打診痛はややあり。


【質問】

1.痛みはなぜなくなったのか
第二象牙質が形成されて痛みが消失したのか、歯髄が細菌感染により失活し、根尖性歯周炎に罹患したのが慢性化して痛みがいったん引いたのか、それとも別の理由で痛みがなくなったのでしょうか。

2.再治療の要否
現在はほぼ痛みがないのですが、根尖性歯周炎だった場合は根管治療が必要と認識してますので、罹患しているかレントゲン等で調べていただくべきでしょうか。

それとも、もうしばらく様子を見てみるべきでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-01-10 07:00:24
>痛みはなぜなくなったのか

歯髄細菌感染により失活」というよりも、冷熱・温熱・咬合と刺激を加え、安静を保てなかったことで、失活してしまった可能性が考えられます。


>もうしばらく様子を見てみるべきでしょうか。

お掛かりの施設では、3か月前に治療した後は、どのくらいの頻度で経過を診ていただいているのでしょうか。

次回の受診時には、歯髄の生死について、また、根管治療に移行するかどうかの診断を仰いだ方が良いかもしれません。

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回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-10 12:16:14
Ryo55さん、こんにちは。


>1.

第二象牙質が形成されてきたか、歯髄壊死を起こして痛みを感じなくなったのかのいずれかだと思います。

ここでいう第二象牙質とは生理的第二象牙質ではなく病的第二象牙質、あるいは修復象牙質第三象牙質によるデンティンブリッジを指していると思います。

ただ、お書きの内容からは、失活してしまっている可能性が高いような印象は受けます。

>2.

レントゲン撮影も一つですが、他に歯髄電気診など、歯髄の生死を判定する検査が必要だと思います。
いずれにしても、主治医にしっかり診てもらいましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Ryo55さん
返信日時:2021-01-11 01:32:38
小林先生、滝野先生

早速ご回答いただきまして、誠にありがとうございました。

冷熱、温熱、咬合はなるべく避けるようにしていたのですが、全ての食事を温めたり、冷ましたりすることはできなかったので、稀に刺激が加わることがありました。

かかりつけの先生はマイクロスコープラバーダムの使用はなく、痛みが出たら抜髄抜歯と仰っておられたため、マイクロスコープ等を使用される別医院に転院を考え、最初の治療の2か月後に診ていただきました(B)。

その際、冷温診でまだ失活はしてないと分かったので、次回、歯髄の状態が良ければ断髄とMTAで歯髄の保存を試し、状態が悪ければ抜髄して根管治療に移行するという方針を立てていただきました。

次回予約は今月末なのですが、いったん痛みが引いたので、その理由等を質問させていただいた次第です。

失活の可能性が高いとのご意見をいただきましたので、次回診察時に、再度、歯髄の状態を診断していただくよう、お願いしてみたいと思います。



タイトル 左上7番、第二象牙質の形成と歯髄の失活の見分け方について
質問者 Ryo55さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療後の痛み
歯科治療後の歯の痛み
むし歯 治療後の痛み
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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