インプラント後のメインテナンス、歯科医によって違いがある
相談者:
calcoさん (60歳:男性)
投稿日時:2021-01-18 19:50:22
上顎の歯が全部アストラテックインプラントです。
その後のメンテナンスも施術していただいた歯科医で4ヵ月ごとに通院して、おこなっていましたが、その歯科医から遠くなった為、「近場のインプラントメンテナンスが出来る」歯科医を探してお願いした所、以前の医院とは、治療方法が全く違っているので、不安です。
以前の医院は、2回に一度は、上部構造(セラミック歯)を外して、清掃、点検、口内上下共に紫色の汚れ点検液も塗布し、場合によっては、麻酔して奥のほうまでの清掃 (口内は血だらけ)。
現在の医院では、「上部構造は、外せない。外さないほうが良い。」との説明で、衛生士らしき方によって、麻酔する事もなく、口内4分の1の歯を10~15分清掃で終わります。
(一度では、口内4分の1の清掃に決まっている との説明です。)
治療費も、千円以内です。(3割負担)
これで良いなら、安くて近くて痛みもなく、良いのですが、不安です。
歯周病によって、歯のグラツキが、次々発生して、思いきってインプラント治療したいきさつです。
せっかく時間と、手間と、大金をかけた大事な歯です。
良いアドバイスをお願い致します。
その後のメンテナンスも施術していただいた歯科医で4ヵ月ごとに通院して、おこなっていましたが、その歯科医から遠くなった為、「近場のインプラントメンテナンスが出来る」歯科医を探してお願いした所、以前の医院とは、治療方法が全く違っているので、不安です。
以前の医院は、2回に一度は、上部構造(セラミック歯)を外して、清掃、点検、口内上下共に紫色の汚れ点検液も塗布し、場合によっては、麻酔して奥のほうまでの清掃 (口内は血だらけ)。
現在の医院では、「上部構造は、外せない。外さないほうが良い。」との説明で、衛生士らしき方によって、麻酔する事もなく、口内4分の1の歯を10~15分清掃で終わります。
(一度では、口内4分の1の清掃に決まっている との説明です。)
治療費も、千円以内です。(3割負担)
これで良いなら、安くて近くて痛みもなく、良いのですが、不安です。
歯周病によって、歯のグラツキが、次々発生して、思いきってインプラント治療したいきさつです。
せっかく時間と、手間と、大金をかけた大事な歯です。
良いアドバイスをお願い致します。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-18 22:19:42
こんにちは。
インプラント治療をしてくれた歯科医院からの紹介による転院でしょうか?
ご不安であれば紹介先歯科医院でのメンテナンス内容についてご説明され、新たな紹介先を探していただく事になるのかもしれませんね。
大掛かりなインプラント治療になると保険医には荷が重すぎる場合があると思います。
ダメになってしまうと再治療できる歯科医院は、元の歯科医院になるか、又は同等以上の歯科医院を探される必要があるだろうと想像します。
インプラント治療をしてくれた歯科医院からの紹介による転院でしょうか?
ご不安であれば紹介先歯科医院でのメンテナンス内容についてご説明され、新たな紹介先を探していただく事になるのかもしれませんね。
大掛かりなインプラント治療になると保険医には荷が重すぎる場合があると思います。
ダメになってしまうと再治療できる歯科医院は、元の歯科医院になるか、又は同等以上の歯科医院を探される必要があるだろうと想像します。
相談者からの返信
相談者:
calcoさん
返信日時:2021-01-19 09:52:25
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2021-01-19 12:26:59
こんにちは。
インプラントと言って特別な方法があるわけではありません、要は自己管理ができているかどうか調べるだけです、もし自己管理ができていなければどこができていないか調べてその方法を再び身に着けていただくという事になります。
具体的には食生活と歯磨きのチェックです。
>2回に一度は、上部構造(セラミック歯)を外して、
丁寧だと思いますがゆるみがなければ必要ないと思います。
>口内上下共に紫色の汚れ点検液も塗布し、場合によっては、麻酔して奥のほうまでの清掃 (口内は血だらけ)
血だらけという事は歯周病に罹患していると思います、歯周病を治さなければインプラントも含めて喪失することになります。
原因は歯磨きの不備とおさとうの過剰摂取の可能性が高いと思います、麻酔をして清掃しただけでは治りません。
>上部構造は、外せない。外さないほうが良い。
外さなければならないような理由がなければ外す必要はありません、それをチェックするのが検診です。
>、麻酔する事もなく、口内4分の1の歯を10~15分清掃で終わります。
歯肉の状態をチェックして歯周病が治っていないのなら歯磨きの練習をすべきです、清掃は歯周病が治ってからです。
>歯周病によって、歯のグラツキが、次々発生して、思いきってインプラント治療したいきさつです。
インプラントをしたとき歯周病は治っていましたか。
歯周病を歯磨きで治す http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
インプラントと言って特別な方法があるわけではありません、要は自己管理ができているかどうか調べるだけです、もし自己管理ができていなければどこができていないか調べてその方法を再び身に着けていただくという事になります。
具体的には食生活と歯磨きのチェックです。
>2回に一度は、上部構造(セラミック歯)を外して、
丁寧だと思いますがゆるみがなければ必要ないと思います。
>口内上下共に紫色の汚れ点検液も塗布し、場合によっては、麻酔して奥のほうまでの清掃 (口内は血だらけ)
血だらけという事は歯周病に罹患していると思います、歯周病を治さなければインプラントも含めて喪失することになります。
原因は歯磨きの不備とおさとうの過剰摂取の可能性が高いと思います、麻酔をして清掃しただけでは治りません。
>上部構造は、外せない。外さないほうが良い。
外さなければならないような理由がなければ外す必要はありません、それをチェックするのが検診です。
>、麻酔する事もなく、口内4分の1の歯を10~15分清掃で終わります。
歯肉の状態をチェックして歯周病が治っていないのなら歯磨きの練習をすべきです、清掃は歯周病が治ってからです。
>歯周病によって、歯のグラツキが、次々発生して、思いきってインプラント治療したいきさつです。
インプラントをしたとき歯周病は治っていましたか。
歯周病を歯磨きで治す http://yamadashika.jugem.jp/?cid=108
回答3
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2021-01-19 15:07:42
現在の考え方だと、インプラントのアバットメントとかその上部構造の歯冠補綴物、上部構造は外せば外すだけインプラントと生体の接着位置が侵されてしまい段々下がって行く、と分かっています。
その為に、経過が長くなると徐々に歯冠が長くなる、歯茎が下がって行くと言われ、それが問題を生じる可能性が高くなる、と言われています。
なので、現在ではインプラントにアバットメント取り付けたらそこから上の部分は外さないほうが良い、とされています。
問題は、毎回のメインテナンスでどのレベルで外されていたのか?です。
アバットメントから外していたのか、アバットメントは付けたままでその上に付いている歯冠構造物だけを外していたのか、ということです。
毎回血だらけと書かれているので、失礼ながら、患者さんご自身のプラークコントロール、簡単に言えばブラッシングとかの口腔清掃に問題があったんではないか、と考えられます。
きれいにコントロールされている口腔内のインプラントは、歯茎が引き締まり、上部補綴、アバットメントを外したとしても歯茎はピカピカです。
そのようなきれいな口腔内でのインプラント治療でも、毎回毎回アバットメントレベルから外してしまうと、先に書いたように歯茎が徐々に下がって歯冠が長くなる、ということが起きると報告されて、それでそれ以降アバットメントは外さないほうが良い、できるならその上の上部構造物も外さないほうが良い、と言われてるんです。
但し、この考え方は上部構造とかがセラミックであることが条件で、金属で作られている上部構造だとどうしても帯電することでプラークが付着する、と分かってるので、上部構造補綴はセラミックにする、というのが現在の主流です。
ごめんなさい、説明が専門的で難しいかと思います。
書かれてる内容から推察すると、歯茎に毎回炎症症状があって、そのために前の先生は必ず外す、と言うことをされていたんではないでしょうか?
すごく気になるのは、麻酔してでも清掃していたと言うことで、アストラのインプラントがうまく行っていて骨とか歯茎とかがちゃんと治癒していれば、そんなに麻酔してまでの深い清掃がいるはずがない、ということです。
書かれてることを解釈すると、骨とインプラントの接着している界面も所々侵されているんじゃないのか?という心配です。
私の知る限り、アストラインプラントの成功している状態は、アバットメントレベルから全て上部構造外したとしても、きれいな歯茎のすり鉢状状態とその底にインプラントの接合部、内ネジ部分が見えてるだけで歯茎に炎症はなく、歯周ポケットを調べるプローブも入る隙間はない、というものです。
書かれてる内容は、それとは違うように感じてしまいます。
元々が歯周病によって歯を失われてインプラントにした方だということなので、歯周病、インプラント周囲炎のリスクは高いだろう、と心配されます。
なので、私のできる助言としては、歯周病治療に長けた先生でインプラント治療にも造形の深い先生を探されるべきだ、というものです。
正直に書きますが、アストラインプラントで骨との界面の接着不足が起きている場合、インプラントとアバットメント接合部の破折が優位に発生する、とデータ的にも分かっています。
その理由は、インプラントとアバットメント接合部のチタンという金属の強度不足、簡単に言うと厚みが足りない、ということから来ています。
そのために、アストラとかそれに類するインプラントは、インプラントアバットメント接合部の周囲の骨がしっかりと接着していて骨で支えられていること、が必須とされています。
現在世界の主流、ほぼ大部分を占めているプラットフォームシフティングというアストラのようなインプラントではインプラント全体が骨にしっかりと囲まれている、骨で支えられている、というのがとても重要なんです。
そこに問題がないのかどうか?が一番重要事項だ、と思います。
すみません、また専門的で分かりにくいですね・・・
結局結論的には、書かせていただいたように、歯周病+インプラントでしっかりと診ていただける先生を見つけてください、です。
その為に、経過が長くなると徐々に歯冠が長くなる、歯茎が下がって行くと言われ、それが問題を生じる可能性が高くなる、と言われています。
なので、現在ではインプラントにアバットメント取り付けたらそこから上の部分は外さないほうが良い、とされています。
問題は、毎回のメインテナンスでどのレベルで外されていたのか?です。
アバットメントから外していたのか、アバットメントは付けたままでその上に付いている歯冠構造物だけを外していたのか、ということです。
毎回血だらけと書かれているので、失礼ながら、患者さんご自身のプラークコントロール、簡単に言えばブラッシングとかの口腔清掃に問題があったんではないか、と考えられます。
きれいにコントロールされている口腔内のインプラントは、歯茎が引き締まり、上部補綴、アバットメントを外したとしても歯茎はピカピカです。
そのようなきれいな口腔内でのインプラント治療でも、毎回毎回アバットメントレベルから外してしまうと、先に書いたように歯茎が徐々に下がって歯冠が長くなる、ということが起きると報告されて、それでそれ以降アバットメントは外さないほうが良い、できるならその上の上部構造物も外さないほうが良い、と言われてるんです。
但し、この考え方は上部構造とかがセラミックであることが条件で、金属で作られている上部構造だとどうしても帯電することでプラークが付着する、と分かってるので、上部構造補綴はセラミックにする、というのが現在の主流です。
ごめんなさい、説明が専門的で難しいかと思います。
書かれてる内容から推察すると、歯茎に毎回炎症症状があって、そのために前の先生は必ず外す、と言うことをされていたんではないでしょうか?
すごく気になるのは、麻酔してでも清掃していたと言うことで、アストラのインプラントがうまく行っていて骨とか歯茎とかがちゃんと治癒していれば、そんなに麻酔してまでの深い清掃がいるはずがない、ということです。
書かれてることを解釈すると、骨とインプラントの接着している界面も所々侵されているんじゃないのか?という心配です。
私の知る限り、アストラインプラントの成功している状態は、アバットメントレベルから全て上部構造外したとしても、きれいな歯茎のすり鉢状状態とその底にインプラントの接合部、内ネジ部分が見えてるだけで歯茎に炎症はなく、歯周ポケットを調べるプローブも入る隙間はない、というものです。
書かれてる内容は、それとは違うように感じてしまいます。
元々が歯周病によって歯を失われてインプラントにした方だということなので、歯周病、インプラント周囲炎のリスクは高いだろう、と心配されます。
なので、私のできる助言としては、歯周病治療に長けた先生でインプラント治療にも造形の深い先生を探されるべきだ、というものです。
正直に書きますが、アストラインプラントで骨との界面の接着不足が起きている場合、インプラントとアバットメント接合部の破折が優位に発生する、とデータ的にも分かっています。
その理由は、インプラントとアバットメント接合部のチタンという金属の強度不足、簡単に言うと厚みが足りない、ということから来ています。
そのために、アストラとかそれに類するインプラントは、インプラントアバットメント接合部の周囲の骨がしっかりと接着していて骨で支えられていること、が必須とされています。
現在世界の主流、ほぼ大部分を占めているプラットフォームシフティングというアストラのようなインプラントではインプラント全体が骨にしっかりと囲まれている、骨で支えられている、というのがとても重要なんです。
そこに問題がないのかどうか?が一番重要事項だ、と思います。
すみません、また専門的で分かりにくいですね・・・
結局結論的には、書かせていただいたように、歯周病+インプラントでしっかりと診ていただける先生を見つけてください、です。
相談者からの返信
相談者:
calcoさん
返信日時:2021-01-23 16:39:34
大変詳しく為になる御返信、有り難う御座います。
御返信いただいた内容を理解いたしました。
今後、貴重なご意見を踏まえて、治療していきます。
有り難う御座いました。
御返信いただいた内容を理解いたしました。
今後、貴重なご意見を踏まえて、治療していきます。
有り難う御座いました。
タイトル | インプラント後のメインテナンス、歯科医によって違いがある |
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質問者 | calcoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 60歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 インプラントその他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。