[写真あり] スケーリング後に歯茎が下がり歯並びが悪くなった(米国)

相談者: りんご2021さん (38歳:女性)
投稿日時:2021-01-21 05:30:36
こんにちは、初めて質問させていただきます。
よろしくおねがいします。

現在アメリカ在住3年目で、初めてアメリカの歯科医院で治療をしています。
約2年間は検診を行っておらず、奥歯の痛みが気になり日本人医師のいる歯科医院へ行きました。

虫歯は何箇所かあり、治療が始まりました。

数回の虫歯治療のあと、先生からあまり説明のないままスケーリングという治療を、歯科衛生士さんと思われる方から受けました。

その施術当日は先生はおらず、アメリカ人の受付の方と歯科衛生士さんから説明を受けて施術が始まりました。
クラウンの治療の途中だったので、先に治療をしないのかと聞いたら、クリーニングが先だと言われたので言われるままに従いました。

2回にわけて1回1時間半ぐらい時間をかけた施術でした。
歯周ポケット前歯を除いて4mm以上はあったので、もともと歯周病の程度は悪かったのだと思いますが、施術後に明らかに歯茎が大幅に下がったのと歯並びが悪くなって、かみ合わせも悪くなったと感じています。

先生方に写真を御覧いただきたいのですが、この歯茎の状態は異常でしょうか?(画質が悪くてすみません)
歯の露出が気になり、歯磨きのときに傷つけないように気をつけています。

そして、その先生に歯茎のことを相談したのですが、歯並びが悪いと歯茎の治療をしてもまた歯茎が後退していくので、先に歯列矯正をしたほうがいいと強くすすめられます。

しかし、矯正中の刺激で歯茎がさらに下がるのが心配なのと、歯医者さんに行った後にこんなに不安な気持ちになったことがないので、先生に対しての不信感もでてきてしまい、とても迷っています。

セカンドオピニオンに行こうかとも考えていたところ、このサイトにたどり着きました。

先生方から助言いただけたら参考にしたいと思います。
些細なことでもアドバイスいただけたらと投稿させていただきます。
よろしくお願いいたします。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-01-21 08:11:58
りんご2021 さん、こんにちは。

>先に治療をしないのかと聞いたら、クリーニングが先だと言われた

多くの場合は、そうなります。


クラウンの治療の途中だった

どのように治療していくのか、例えば、矯正治療を経るのか、もしかして乳歯の残存など保存よりも抜歯が相当なのか等、よく説明していただきましょう。


セカンドオピニオンに行こうかとも考えていたところ、このサイトにたどり着きました。

リアルな歯科医師に、ちゃんと診査していただいてください。

回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-21 16:00:51
りんご2021さん、こんにちは。

スケーリング歯周病が改善し病的な歯肉が引き締まった(歯科従事者からすると良い状態になった)にも関わらず、治療によって歯茎が下がってしまった、と捉えられてしまう認知の行き違いは、よく起こりがちな事象だと思います。

事前に説明があれば良かったのかもしれませんが、アメリカ在住とのことで国民性の違いや言葉の問題などもあるのかもしれませんね。

痛みなどの急性症状がなければ、虫歯の治療の前に口腔内の環境を良くするためにスケーリングなど歯周治療が先行することは一般的なことですし、説明は間違っていないと思います。

歯周治療によって歯並びかみ合わせが大きく変わったのだとしたら、相当程度に歯周病が進行していたのではないかと想像しますが、文面からではわかりません。
担当医から説明を受ける必要があると思います。

日本人女性の歯肉は、欧米人に比べると薄く繊細ですから、術者の普段診ている患者さん層はわかりませんが、日本人歯科医師がいる医院であれば、日本人やアジア人も一定数来院されているのではないでしょうか。


また文面から、施術当日は歯科医師がおらず受付の方と歯科衛生士さんのみだったことも、不信感の要因になっているように感じました。

日本では、歯科衛生士業務は歯科医師の指示のもとに行うこととされていますから歯科医師不在ということはないでしょうが、アメリカではシステムが違い、教育や業務範囲が異なります。

日本よりもかなり広い範囲を歯科衛生士だけで可能で、歯科衛生士だけでの独立開業も可能だと聞きます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りんご2021さん
返信日時:2021-01-21 17:32:28
小林先生

ご回答ありがとうございます。

担当の歯科医師とのコミュニケーション不足をご指摘いただき、その通りだと思いました。

先生と会話が可能なときに、出来るだけ不安なことを尋ねてはいるのですが、、、
もっと積極的に会話をしていこうと思います!

セカンドオピニオンについては、クラウン治療が途中であることと、すでに数千ドルの支払いをしているので、金銭面でもまた同等の支払いがあるかと思うと不安でかかることが出来ずにいます。
クラウン治療が終わった段階で検討しようと思います。

先生にお尋ねしたいのですが、この歯茎の状態で過ごしていて問題ないでしょうか?
今後歯が抜け落ちないか不安な気持ちでいます。
この減少した歯茎の状態で矯正をして大丈夫なのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りんご2021さん
返信日時:2021-01-21 18:07:56
滝野先生

ご回答ありがとうございます。

私もスケーリングについての記事などを読み、アメリカ人とアジア人で性質に違いがあることを初めて知りました。
アメリカ人の方が施錠を行ったことも不安要素になっています。(日本人医師の医院ですが、患者さんはアメリカ人しかお見かけしません)

歯周病の進行具合がどの程度だったのか実際分かりません。
ですが、口臭や粘つき、出血などのトラブルはここ2年間で感じていませんでしたので、スケーリング後の歯の不調にただただ不安を感じてしまっています。
全体的に歯が外向きになっています。

特に下の歯の露出がひどく、抜け落ちないか不安です。
痛みはありません。

先生にお尋ねしたいのですが、この写真の状態でまず矯正をすべきでしょうか?(写真の画像が悪くすみません)
歯茎がさらになくならないか不安です。

この度は丁寧にご回答いただきありがとうございます。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-21 21:13:10
こんにちは。

虫歯の治療や歯冠修復をきちんとしてもらいたい、あるいはきちんとしたい場合は、まず歯周治療を先行することが後の治療の成功に繋がりますから、治療費が高いアメリカでは、きちんとした手順を踏みトラブルがないように治療を進める傾向にあると思います。

日本の安価な保険治療でも、応急治療以外は先に歯周治療を行う方向になってきていると思います。

アメリカでは歯並びが悪いと所得水準が低いとみなされる傾向がある為(アメリカは広いですが)、歯並びが悪いと積極的に矯正治療を勧めてくれるでしょう。
10代に歯並びを治しておく人が多いようです。

歯並びが悪いと良い治療につながりませんし、歯磨きも難しくなりますから歯周病に罹患しやすくなります。

歯周ポケット4ミリは一般的に歯周治療を必要とする数字でしょう。

アメリカの歯科医歯科衛生士の業務内容は、はっきり分かれている傾向があり、歯科衛生士は独立業務が可能で診断の一部も行いますし、日本とはかなり資格の内容が異なります。
歯科医はいなくて大丈夫という予約の日だったのでしょう。

歯周治療により、歯茎が引き締まると歯並びの酷さが目立つようになるでしょう。
傾斜している歯の下の方まで見えてくるので致し方ないです。

歯茎の治療と一緒に矯正治療を進めてもらう事は理想的な治療でしょうが、矯正治療は長い期間が必要な治療になりますから、タイミングについてはよくお考えになる必要があるでしょう。

レントゲン検査の説明をしっかり理解されるように努力され、歯冠の長さ、歯根の長さ、歯槽骨の高さ、骨幅や骨量についてある程度理解されておくとよいのではないでしょうか?
お写真からは歯はまだまだ抜けないでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: りんご2021さん
返信日時:2021-01-22 03:53:44
船橋先生

ご回答ありがとうございます。
丁寧にご説明いただき不安が少し解消されました。

今まで自分の歯について、無頓着で無知だったことも不安にさせた要因だと気づきました。

ご指摘いただいたように、歯冠の長さ、歯根の長さ、歯槽骨の高さなどを知り、理解をすることから始めます。
その後で、今後の治療について考えようと思います。

アメリカに住んでいることもあり、誰にも相談出来ずに不安を抱えていましたが、今回先生方に話を聞いていただいてアドバイスをいただいて少し安心しました。

お忙しい中、回答いただき本当にありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-22 12:03:50
アメリカの大きめな本屋さんには幼児向け、小学生向け、一般の方向けに身体や歯などについて、基本的な内容をとてもわかりやすく説明した良著がたくさんありますからぜひ勉強してください。

日本のように医療費が安くはありませんし、医療の質も幅が広いですから字が読める人は、子どもの頃からしっかり知識を持つよう努力するようです。
保険の仕組みも複雑ですから、皆さんしっかり歯科衛生士のメンテナンスを怠りません。

アメリカの良いところをしっかり学んでください。




タイトル [写真あり] スケーリング後に歯茎が下がり歯並びが悪くなった(米国)
質問者 りんご2021さん
地域 海外
年齢 38歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ その他(写真あり)
アメリカ(米国)
歯茎が下がった(歯肉退縮)
スケーリング(歯石取り)
歯並びが悪くなってきた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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