16歳、左下6番インレーはゴールドとジルコニアどちらがいいか?
相談者:
珀さん (16歳:女性)
投稿日時:2021-01-27 18:37:35
こんにちは。
正月にスルメを食べていたところ、下左6番の歯が欠けてしまい、奥歯ということもあり、ジルコニアでの治療となり、型取りが終わったところです。
歯を削ることにとても悲しみと悔しさがあり、落ち込んでいました。
しかし、祖父が金歯だということから、金歯という選択肢があることを思い出し、金歯は素敵だから精神的ダメージが少なくなり、個人的にも金歯が良いと思い始めました。
(理由が不純ですみません)
また、金歯は歯との膨張率がほぼ同じで隙間が出来にくいことに加え、歯より硬いジルコニアと異なり、噛み合わせの歯を傷つけないと調べて知ったので、金歯の方がいいと思っています。
さらに、悲しいことにまだ10代なので長く使いたいと思っています。
(毎日、フロスと手動・電動歯磨き+フッ素流布しており、金属アレルギーはありません。)
しかし、かかりつけ医さんからは、金属の時代は終わってきているから、ジルコニアがいいのでは?と言われています。
29日の朝までにはどちらにするか決定せねばなりません。
拙い文章で申し訳ありません。
御意見をお聞かせください。よろしくお願い致します。
正月にスルメを食べていたところ、下左6番の歯が欠けてしまい、奥歯ということもあり、ジルコニアでの治療となり、型取りが終わったところです。
歯を削ることにとても悲しみと悔しさがあり、落ち込んでいました。
しかし、祖父が金歯だということから、金歯という選択肢があることを思い出し、金歯は素敵だから精神的ダメージが少なくなり、個人的にも金歯が良いと思い始めました。
(理由が不純ですみません)
また、金歯は歯との膨張率がほぼ同じで隙間が出来にくいことに加え、歯より硬いジルコニアと異なり、噛み合わせの歯を傷つけないと調べて知ったので、金歯の方がいいと思っています。
さらに、悲しいことにまだ10代なので長く使いたいと思っています。
(毎日、フロスと手動・電動歯磨き+フッ素流布しており、金属アレルギーはありません。)
しかし、かかりつけ医さんからは、金属の時代は終わってきているから、ジルコニアがいいのでは?と言われています。
29日の朝までにはどちらにするか決定せねばなりません。
拙い文章で申し訳ありません。
御意見をお聞かせください。よろしくお願い致します。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-27 18:57:24
こんにちは。
私は古い人間なので金歯が好きですが、今の若い世代では金属が口にずっと入っているなんて信じられないという風潮になってきていると思います。
金といっても、歯科で使える硬さのものになると純粋な金ではなく銀やパラジウムや銅や亜鉛やイリジウムやレニウムなどが入っていますからね。
そういう金属がお口の中でイオン化したり帯電していますから細菌が付きやすいので今は流行らなくなっています。
金属は頑丈ですし、うまく作れば精密に出来てよいのですけどね。
そして金属と歯は相性が悪いです。
基本的に接着という概念が使えませんからセメントでつなぎを入れる治療になります。
まあ、これは、ジルコニアでも同じです。
以前は、セメントを歯にくっつける機能がなかったためセメントが崩壊して2次虫歯になってしまうという事がありましたが、今の治療ではそういう可能性が減っているのではないかな?というのが歯科側の期待です。
本当にどうなのか?は今後の長期的な臨床経過の蓄積によってわかるでしょうが、今はまだ経過10年くらいでしょうか。
予後は良さそうという事になってきています。
ただ、まだわからないことは多いです。
できれば90年くらい再治療の必要がなくなればよいのですが、過酷なお口の中で機能させ続けるのでなかなかそうはなりません。
次の治療が必要になる時期が必ずあるでしょう。
家だって30年もたつとあちこちダメになりますし、車だって10年乗りますか?
一度治療が必要になると後々まで大変なんですよ。
数年前に書き込まれたネット情報はいざ知らず、昨今はジルコニアも強度やバリエーションがどんどん豊富になってきていますし、術式も材料も進化してきています。
皆が頑張って進化させてきているのです。
すでにジルコニア用に形成された後なのでしたらジルコニアでもよいのかもしれませんよね。
見た目が自然ですから。
(戦争があるような国ではお口の中に金目のものを入れておくことを好んだりします。
持ってどこにでも移動できる財産ですからね)
奥歯が欠けるまで内部崩壊が起こっているのを気づかなかったというのは問題でしょう。
時々、歯科医院を受診して早期発見してもらえるかかりつけ歯科を持っておかれることをお勧めします。
私は古い人間なので金歯が好きですが、今の若い世代では金属が口にずっと入っているなんて信じられないという風潮になってきていると思います。
金といっても、歯科で使える硬さのものになると純粋な金ではなく銀やパラジウムや銅や亜鉛やイリジウムやレニウムなどが入っていますからね。
そういう金属がお口の中でイオン化したり帯電していますから細菌が付きやすいので今は流行らなくなっています。
金属は頑丈ですし、うまく作れば精密に出来てよいのですけどね。
そして金属と歯は相性が悪いです。
基本的に接着という概念が使えませんからセメントでつなぎを入れる治療になります。
まあ、これは、ジルコニアでも同じです。
以前は、セメントを歯にくっつける機能がなかったためセメントが崩壊して2次虫歯になってしまうという事がありましたが、今の治療ではそういう可能性が減っているのではないかな?というのが歯科側の期待です。
本当にどうなのか?は今後の長期的な臨床経過の蓄積によってわかるでしょうが、今はまだ経過10年くらいでしょうか。
予後は良さそうという事になってきています。
ただ、まだわからないことは多いです。
できれば90年くらい再治療の必要がなくなればよいのですが、過酷なお口の中で機能させ続けるのでなかなかそうはなりません。
次の治療が必要になる時期が必ずあるでしょう。
家だって30年もたつとあちこちダメになりますし、車だって10年乗りますか?
一度治療が必要になると後々まで大変なんですよ。
数年前に書き込まれたネット情報はいざ知らず、昨今はジルコニアも強度やバリエーションがどんどん豊富になってきていますし、術式も材料も進化してきています。
皆が頑張って進化させてきているのです。
すでにジルコニア用に形成された後なのでしたらジルコニアでもよいのかもしれませんよね。
見た目が自然ですから。
(戦争があるような国ではお口の中に金目のものを入れておくことを好んだりします。
持ってどこにでも移動できる財産ですからね)
奥歯が欠けるまで内部崩壊が起こっているのを気づかなかったというのは問題でしょう。
時々、歯科医院を受診して早期発見してもらえるかかりつけ歯科を持っておかれることをお勧めします。
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2021-01-27 19:00:06
珀 さん、こんにちは。
>正月にスルメを食べていたところ、下左6番の歯が欠けてしまい
一般的に鑑みると、スルメはきっかけに過ぎず、恐らく、それまでに虫歯などの状態にあったものと推測できます。
他の部位についても精査していただくこと、また、左下6番の治療が一段落した後も、定期的なメンテナンスに通い続けることが望ましいように思います。
>29日の朝までにはどちらにするか決定せねばなりません。
珀 さんが未成年者なのでしたら、患者本人の意思とは関係なく、保護者の方の意向に依って、治療方法や素材が決定します。
まずは、保護者の方と、よく相談してください。
>正月にスルメを食べていたところ、下左6番の歯が欠けてしまい
一般的に鑑みると、スルメはきっかけに過ぎず、恐らく、それまでに虫歯などの状態にあったものと推測できます。
他の部位についても精査していただくこと、また、左下6番の治療が一段落した後も、定期的なメンテナンスに通い続けることが望ましいように思います。
>29日の朝までにはどちらにするか決定せねばなりません。
珀 さんが未成年者なのでしたら、患者本人の意思とは関係なく、保護者の方の意向に依って、治療方法や素材が決定します。
まずは、保護者の方と、よく相談してください。
回答3
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-01-27 20:39:54
珀さん、こんにちは
>金歯かジルコニアか
迷わせるようで申し訳ないのですが、白い材料であれば、ニケイサンリチウムという選択肢もあるのかなと思いました。
珀さんの実際の口腔内がわかりませんので、適しているかはわかりません。
歯科医師によっても考え方や得意不得意は異なります。
ゴールドインレーをあまり勧めていない歯科医院では、ゴールドインレーを得意とはしていないかもしれません。
保険医療機関であれば保険治療の銀歯は日常的に行っているでしょうから、同じ術式で材料が違ったり、多少は気を遣って治療してもらえるかもしれません。
接着処理でも、セラミック修復ほどテクニシャンセンシティブではないでしょうし、形成の自由度もセラミックより高いでしょうし。
しかし、単に材料がゴールドなら良いというだけではなくゴールド修復のメリットを最大限に活かすことを望まれるならば、マイクロスコープ視野下で、マジックマージンテクニックによってしっかりとマージンを延ばす作業を行ってもらえると良いと思います。
Dr.ふなちゃん先生
>金といっても、歯科で使える硬さのものになると純粋な金ではなく銀やパラジウムや銅や亜鉛やイリジウムやレニウムなどが入っていますからね。
金合金にも様々な種類があるでしょうが、一般的にはパラジウムは入っていないと思います。
多くは金、銀、銅などの合金で、その他1%の中に不純物としてはパラジウムが入っている可能性はあるかもしれませんが
>金歯かジルコニアか
迷わせるようで申し訳ないのですが、白い材料であれば、ニケイサンリチウムという選択肢もあるのかなと思いました。
珀さんの実際の口腔内がわかりませんので、適しているかはわかりません。
歯科医師によっても考え方や得意不得意は異なります。
ゴールドインレーをあまり勧めていない歯科医院では、ゴールドインレーを得意とはしていないかもしれません。
保険医療機関であれば保険治療の銀歯は日常的に行っているでしょうから、同じ術式で材料が違ったり、多少は気を遣って治療してもらえるかもしれません。
接着処理でも、セラミック修復ほどテクニシャンセンシティブではないでしょうし、形成の自由度もセラミックより高いでしょうし。
しかし、単に材料がゴールドなら良いというだけではなくゴールド修復のメリットを最大限に活かすことを望まれるならば、マイクロスコープ視野下で、マジックマージンテクニックによってしっかりとマージンを延ばす作業を行ってもらえると良いと思います。
Dr.ふなちゃん先生
>金といっても、歯科で使える硬さのものになると純粋な金ではなく銀やパラジウムや銅や亜鉛やイリジウムやレニウムなどが入っていますからね。
金合金にも様々な種類があるでしょうが、一般的にはパラジウムは入っていないと思います。
多くは金、銀、銅などの合金で、その他1%の中に不純物としてはパラジウムが入っている可能性はあるかもしれませんが
タイトル | 16歳、左下6番インレーはゴールドとジルコニアどちらがいいか? |
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質問者 | 珀さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 16歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
セラミックインレー(陶器の詰め物) ゴールドインレー(金の詰め物) お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。