全身麻酔時の歯の破損を防止するためのマウスピースについて
相談者:
黒あげもちさん (45歳:女性)
投稿日時:2021-02-07 15:39:24
回答1
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-02-07 17:14:47
黒あげもちさん、こんにちは。
>普通は上の歯だけでしょうか?
一般的には、上顎のみ入れるケースが多いようです。
上下に作ってもらえるならばそのほうが丁寧だとは思います。
>上下作ってマウスピースをしたら、気管挿管は難しいでしょうか?
そんなことはないと思いますが、あらかじめ手術をなさる担当医と、マウスピースの可否や形状について確認しておくと良いと思います。
なお、保険治療という意味では、気管挿管時の歯の保護等を目的として製作した口腔内装置というものに該当すると思います。
製作方法によらず上顎と下顎製作した場合も一装置という扱いになります。
(上だけ作る場合も上下作っても点数は同じ)
つまり、上下を作ることは保険のルール上は問題が無いものの、型取りもマウスピース製作も歯科医院側の完全なるボランティアになります。
もしかしたら、上下作るには自費扱いとなる可能性もあると思います。
なお、都道府県や保険者によっても解釈が違う可能性、変更していく可能性はありますので、保険者、歯科医院に確認されるのが良いと思います。
>普通は上の歯だけでしょうか?
一般的には、上顎のみ入れるケースが多いようです。
上下に作ってもらえるならばそのほうが丁寧だとは思います。
>上下作ってマウスピースをしたら、気管挿管は難しいでしょうか?
そんなことはないと思いますが、あらかじめ手術をなさる担当医と、マウスピースの可否や形状について確認しておくと良いと思います。
なお、保険治療という意味では、気管挿管時の歯の保護等を目的として製作した口腔内装置というものに該当すると思います。
製作方法によらず上顎と下顎製作した場合も一装置という扱いになります。
(上だけ作る場合も上下作っても点数は同じ)
つまり、上下を作ることは保険のルール上は問題が無いものの、型取りもマウスピース製作も歯科医院側の完全なるボランティアになります。
もしかしたら、上下作るには自費扱いとなる可能性もあると思います。
なお、都道府県や保険者によっても解釈が違う可能性、変更していく可能性はありますので、保険者、歯科医院に確認されるのが良いと思います。
相談者からの返信
相談者:
黒あげもちさん
返信日時:2021-02-07 18:02:23
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-02-07 19:09:06
相談者からの返信
相談者:
黒あげもちさん
返信日時:2021-02-07 22:11:26
藤森先生、回答ありがとうございます。
気管挿管する時に咽頭鏡が上の歯を破折させるのを防ぐために上のマウスピースを、バイトブロックを強く噛んでしまって破折させるのを防ぐために下のマウスピースもした方がいいのではないかと思いました。
今、診てもらっている先生に明日予約しています。
もしかしたら嫌がられるかもしれないですが、上下作ってもらえるか相談してきます。
気管挿管する時に咽頭鏡が上の歯を破折させるのを防ぐために上のマウスピースを、バイトブロックを強く噛んでしまって破折させるのを防ぐために下のマウスピースもした方がいいのではないかと思いました。
今、診てもらっている先生に明日予約しています。
もしかしたら嫌がられるかもしれないですが、上下作ってもらえるか相談してきます。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-02-08 10:16:51
強く噛むことは出来ない(力が入らない)かもしれないですけどね。
相談者からの返信
相談者:
黒あげもちさん
返信日時:2021-02-12 13:41:14
回答4
回答5
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-02-12 18:49:49
確かに、一般的には挿管時に上顎前歯で損傷が起きやすく、上顎だけはめることが多いとは思いますが、上下にマウスピースを作るケースはあるようです。
何かの拍子に器具が歯牙に当たってしまうことはあるだろうと思います。
歯周病などで揺れている歯があれば脱落して気管に落ちてしまうリスクがありますから、そうしたことを防止する意味もあるだろうとは思います。
(これについては黒あげもちさんには該当しないかもしれません)
>バイトブロックを強く噛んでしまって破折させるのを防ぐため
全身麻酔がしっかり効いている時には藤森先生の指摘するように、筋弛緩剤が効いていると思います。
しかし、覚醒の際の抜管時には誤嚥性肺炎を防止するために気管や口腔内の分泌物をしっかりと吸引する必要があり、こうした操作をいやがり暴れてしまったり、強い力で噛みしめると、歯牙の損傷は可能性があるだろうと思います。
何かの拍子に器具が歯牙に当たってしまうことはあるだろうと思います。
歯周病などで揺れている歯があれば脱落して気管に落ちてしまうリスクがありますから、そうしたことを防止する意味もあるだろうとは思います。
(これについては黒あげもちさんには該当しないかもしれません)
>バイトブロックを強く噛んでしまって破折させるのを防ぐため
全身麻酔がしっかり効いている時には藤森先生の指摘するように、筋弛緩剤が効いていると思います。
しかし、覚醒の際の抜管時には誤嚥性肺炎を防止するために気管や口腔内の分泌物をしっかりと吸引する必要があり、こうした操作をいやがり暴れてしまったり、強い力で噛みしめると、歯牙の損傷は可能性があるだろうと思います。
タイトル | 全身麻酔時の歯の破損を防止するためのマウスピースについて |
---|---|
質問者 | 黒あげもちさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 45歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
麻酔その他 口腔外科関連 その他(その他) 歯軋り用マウスピース・ナイトガード |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。