先天性欠如4本で歯列矯正終了後にブリッジ治療せず放置

相談者: にえるさん (39歳:女性)
投稿日時:2021-03-01 01:10:09
こんにちは。
この度、恥を忍んでご相談させて頂きたく、投稿しました。
宜しくお願い致します。


上下顎5番目の歯(計4本)が先天性欠如歯です。
下顎左右2本は抜歯済み、上顎左右2本の残存乳歯はまだ保てているので無理に抜歯せず様子見とのこと。

元々歯並びが悪かった為、この状態からの歯列矯正を紹介状にてすすめられ、矯正専門歯科での治療を開始したのが10年前、そこから2年で綺麗にしていただきました。

その後、術後観察ということで来院は年に5回程度の2年間といわれていました。
ところが当時の自分はあまりにも無知で、綺麗になったことで満足し術後1年少しで来院をやめてしまいそのまま、いわゆるフェードアウトしてしまいました。


その間、抜歯後の隙間維持には、取り外し可能な部分義歯の器具を寝ている間のみ使用。
それ以外のまだまだ中途半端であろう治療段階を放棄し、放置したまま8年経ちます。

去年から、上顎残存乳歯2本のうち左が痛むようになってきました。
抜歯することに抵抗はないのですが、そこからの治療に悩んでいます。


術後観察当時、欠如歯の補綴処理としてインプラントは顎が小さい為不可と言われていたので、ブリッジをすすめられていました。
その当時は両隣の歯を削って人工歯をかぶせる一般的な治療、1本5万くらいからできるよ。と治療椅子でサラッと口頭で言われました。

当時の自分はブリッジの知識が皆無だったため、インプラントを思うとかなり安価で済むと思いながらもその日は続行せず、少し検討したいと伝えたところ先生にムッとされてしまいました。

無知なりに、サラッとした説明に対し違和感があったからだと思いますが、明らかに先生の態度が冷たくなったことを覚えています。


その後ブリッジについて調べると、人工歯にもたくさん種類があること(金額もピンきり)、健康な歯を削るリスク(計8本も)と、正直デメリットばかりなのにその詳細の説明が一切なかったことに気持ちがもやもやし、その後行動出来ていません。

矯正の先生に相談は筋違いだと思い、していません。


ただ気になるのは、10年前の矯正治療段取り(治療工程)資料に、

【先天性欠如の治療】
●第2ステージで治療する場合→ブリッジ※臼歯部の場合は接着性ブリッジも可能。

●第3ステージで治療する場合→足りない歯の隙間を矯正治療によって閉じる方法※他の永久歯を抜歯しなければいけない場合も多い。

という記載があることです。
8本もの健康な歯を犠牲にすることに比べれば、上記第3の可能性を確認したい気もします。



あと、レベルの低い質問ですみませんが、上顎2本を抜歯後、このまま下顎と同じように寝るときのみの器具で今後を過ごす。ということは不可能なのでしょうか?
入れ歯ではなく器具で過ごす)

日中は歯抜けですが奥なので特に気になりません。
ブリッジにより歯にダメージを加えることを考えるとずっと精神的に気が楽です。


年齢的にも今後歯茎は瘦せていくし、甘えた考えなのは理解していますが、それだけブリッジに対する警戒心、恐怖心、実際に起こる治療トラブルがネット上やこちらの相談場所にも溢れすぎているということだと思います。
ブリッジ治療、出来ることならやりたくありません。

大変長々とすみません。


不満を並べましたが、そもそも自業自得なのは自覚しており、全ては自分のだらしなさが招いた結果で情けなく、双方の先生に申し訳なく思っているのもやはり本音です。

年月が経ちすぎている為、治療再開の際歯列矯正もまた一からやり直しになることも覚悟しています。


長文になりましたが、先生方皆様のご意見を、宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-03-01 09:46:55
こんにちは。

先天性に永久歯がない方も割りとおられます。
40代くらいまで乳歯が残っている方も割とおられます。


矯正治療を何度かやり直しする方もおられますし、もう矯正治療はしない、抜けた歯はブリッジインプラント義歯で欠損修復するという方もおられます、そのまま放置してアライナータイプのリテーナーで位置を維持していくという方もおられます。

経済的な理由や時間的な理由、苦痛が嫌だ等の精神的理由、全身的な理由などタイミングにより色々ありますから、ご希望を歯科医院にお伝えになりうまく対応してもらってください。


再度矯正治療をご希望のようですから前歯にも問題が生じてきたのかな?と感じました。

矯正治療での後戻りは致し方ないです。
治療を単純化するには移動しやすい前歯だけにして奥歯補綴でも良いかもしれませんね。
インプラントも骨造成ができたら可能かもしれないですね。


時代が進んでいますから以前出来なかった事も行ってもらえるかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にえるさん
返信日時:2021-03-02 03:59:43
船橋先生

お忙しい中返信いただきありがとうございます。


時間をかけすぎてしまったのか、コメント投稿ボタンを押したところ送信されず白紙になってしまい、元に戻れずとてもショックです。。

まだまだ質問したいことがあります。
また後日コメント致します。
申し訳ございません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にえるさん
返信日時:2021-03-06 00:33:58
舟橋先生

再度質問させてください。
宜しくお願い致します。



>>そのまま放置してアライナータイプのリテーナーで位置を維持していく

とは、私の希望と同じ思考の患者さんにやむなく対応するということなのでしょうか?
ブリッジ治療の提案に対し、素直に従おうとしない患者にはムッとしてしまうものですか?

矯正歯科を紹介して下さり、信頼している先生ではあるのですが、どうしてももやもやが拭えず、セカンドオピニオンにも悩んでいます。

また先生ご自身、欠損歯放置への本音をお尋ねしたいです。


改めて、私は上下左右5番の欠損歯4本(残存乳歯)の補綴処置、欠損修復治療はせず、ベッグタイプに作り物の歯がくっついているリテーナーを就寝時のみ使用 で、位置を維持するやり方で今後を過ごしていく事が希望です。

金銭的な理由、苦痛が嫌だ等の精神的理由はもちろん、情けないですがブリッジ、インプラント義歯はトラブルやリスクが大きく、これからの数十年その治療に4本分もの対応が継続できる自信がありません。



>>再度矯正治療をご希望のようですから前歯にも問題が生じてきたのかな?

前歯には今のところ問題はないのですが、元々受け口咬み合わせも悪く筋機能訓練(舌小帯を延ばし正しい嚥下を身につける)が必要との指摘がありました。

後戻りもそこまで激しいわけではなく、比較的整ったままではあると思いますが8年放置しているので、当時は出来ていた鼻呼吸も、今では口呼吸に逆戻り、舌の位置も常に下顎に戻っていることから、完全に口元が全体的に緩み、歪んでいることを実感しているので、強制的にでも再度歯列矯正をし直す可能性が高いのでは と思っています。


歯並びと嚙み合わせは綺麗に保ちたい、でも欠損歯は治療、補綴処置等せずそのままにしたい、は、我儘で厄介な患者なのでしょうか。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-03-06 12:24:05
こんにちは。

現在の状態がよくわからないので推測にはなりますが前歯咬合出っ歯とか受け口でなければ抜歯して放置をお勧めします。

またリテーナー?ですが入れていたためにむし歯になるリスクがあるので入れない方がいいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にえるさん
返信日時:2021-03-07 20:16:51
山田先生

お忙しい中返信いただきありがとうございます。

>>現在の状態がよくわからないので推測にはなりますが

現在の状態は、歯列矯正自体は終了して8年になります。
上下左右5番の計4本が先天性欠損(残存乳歯)です。

【10年前】→下顎左右2本の乳歯は寿命がきていたので、初回の段階でまずは下の2本を抜歯し、その後に矯正治療を開始しました。

【上記の2年後】→歯列矯正終了。
しかしそこからの術後観察に通わずそのまま放置。

【現在】→上記から8年経ちますが、放置のまま。
上顎2本5番の残存乳歯はまだ抜歯していません。(当時から下2本より丈夫なので無理に抜歯せず保てるまで残すことをお勧め頂いた為)


現在その保てていた乳歯に痛みが出始めたので、2本抜歯をお願いしなくてはと思っているのですが、抜歯後のブリッジ治療にどうしても抵抗がある為、悩んでいる状態です。

残存乳歯4本=ブリッジを選択すれば計8本もの健康な歯を削ることになる事が苦痛で仕方ありません。
インプラントは顎が小さい為不可と言われていますが、もし将来可能になったとしても、4本分を考えるとやはりリスクもあり苦痛なのでやりたいとは思いません。



何度もしつこくすみませんが、私の希望は4本抜歯後、その欠損部分は補綴処置等せずそのまま放置し、リテーナーを就寝時のみ使用で、位置を維持するやり方で今後を過ごしていくことです。


>>前歯咬合出っ歯とか受け口でなければ抜歯して放置をお勧めします。

前歯の咬合は出っ歯、受け口ではありません。
ブリッジ、インプラント、義歯の選択を無理にすることはないということでしょうか?


>>またリテーナー?ですが入れていたためにむし歯になるリスクがあるので入れない方がいいと思います。

リテーナーを付けないと抜歯した歯の両隣が倒れてくるので、その防止で欠かせません。
虫歯になるリスクがあるのですね。

自分の希望と自分以外の一般的なご意見と、何を重視すべきなのか分からなくなってきます。。

やはり私のような考えは甘いのでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-03-07 23:03:37
ブリッジ治療の提案に対し、素直に従おうとしない患者にはムッとしてしまうものですか?

色々な捉え方があるでしょうからなんとも言えません。

保険治療で長い経過についてよく知られているのが、前後の歯を削り金銀パラジウム合金でブリッジにする(ポンティック部は高い金属は枠だけにして樹脂を詰めるのが一般的)欠損補綴でしょう。

金属は頑丈ですから形成量は少なくでき一番歯質を残せますから生活歯で可能だったのではないでしょうか?
歯茎より上の縁上マージンで形成して維持可能ならばかなり持つのではないでしょうか。

健康歯質に維持が取れないとか平行性が取れないならば形成量が増えます。
白いものにしようとしたりセラミックにしたいなど厄介な希望を言われたら歯髄を失う事につながり将来的に歯が折れやすくなります。

また虫歯があると歯髄保存が難しくなりがちでしょう。



矯正歯科医が説明していたとあるようにインレーブリッジや接着性ブリッジもうまく治療してくれる歯科医であればさらに良いかもしれませんね。

もちろん、欠損補綴には義歯という選択肢も保険治療であります。
金属のクラスプやレストが付きますから見た目は入れ歯だなぁとすぐわかり嫌かもしれませんが、歯がないより良いと一般的に考えます。


自費ではノンメタルクラスプのおしゃれ義歯も人気が高いですね。
クラスプ部がノンメタルとはいえレスト窩は形成するはずです。

他には親知らずがあれば抜歯と同時ならば親知らずを移植してもらえるかもしれませんね。
形が合うか?など必要な条件があります。


自費治療では矯正治療で完全にスペースをクローズしていく方法もあれば、可及的にクローズした後前後の歯にコンタクト回復用に樹脂を盛ったりベニアを貼るなども可能でしょう。

インプラントも選択できるでしょうし、骨がないなら骨造成とセットで行う事もできるでしょう。

ブリッジも白いものがあったり保定装置に隙歯をつけたり、色々な工夫をしてもらえるかもしれませんね。

保険治療外の場合はそれぞれの歯科医院で得手不得手がかなり異なるでしょうし、金額もかなり違い、さらに使用する材料も山のようにある中からの選択になりますから選ぶのは大変ですし、個人で歯科医院との契約になるので慣れないと保険治療のようにはいきませんから歯科医選びも大変になりますよね。



一般的に患者さんが考えているより歯の位置や条件はどんどん変わりますから、歯科医院でしっかり説明を受けてください。

歯科医は業務が多忙な為無料で行う説明にはあまり時間を割いてくれないかもしれません。
ですから評価が高くなっている職種にトリートメントコーディネーターというものがあり、自費治療をよく行う歯科医院ではその業務に付いているスタッフが歯科医の時給より安価で治療選択に悩まれる方のサポートを受け持ってくれるところが多数あります。

保険治療でも歯科医院に余裕があればスタッフが色々説明や相談に時間を割いてくれるかもしれませんね。


医療スタッフの時給もどんどん上がってきていますから、全く勉強していないならば歯科医に任せていただけた方がありがたいというのはあるだろうと思います。
色々なこだわりがおありならば優先順位をつけた方が良いでしょう。


欠損をそのままにしていると歯列は乱れ顔が歪んで来たり次に修復する際面倒になってきていたり色々問題が生じることが考えられると思います。
他にも消化器系に負担を生じませんか?

ここのサイトは歯医者が時間をかけて回答してくれますが、ほとんど役には立ちません。
実際には色々な資料を元に治療計画を考えなければいけませんから、しっかり診てくれた歯科医院で相談時間に対価を支払っても良いので(自費治療では何かと費用が上乗せされていそうですが)しっかりご自身の資料をもとに相談に乗ってもらうことが大切でしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: にえるさん
返信日時:2021-03-11 22:37:04
船橋先生

返信が遅くなりすみませんでした。
お忙しい中、大変丁寧且つ親切にお返事いただきありがとうございます。


やはり欠損を放置して現状維持など、考えが甘すぎるどころか治療の選択肢に入れること自体が間違いなのだなと思いました。
歯列が乱れる、顔の歪み=顎の骨にも影響が出るということですね。


>>消化器系に負担を生じませんか?

今のところ実感はありませんが、歯列が原因で身体の別の機能にも支障が出るのですね恐ろしいです。


>>保険治療で長い経過についてよく知られているのが、

恥ずかしながら上記より、私はまず、歯の種類にどのようなものがあるのかすら理解していません。。
そこからの低レベルです。

読ませて頂いたところ、聞いたことのない専門用語がいくつかあったので、まずお返事を理解すべく単語を調べながらじっくり読み、ご意見を参考にさせていただきたいと思っています。

そして歯科医院でしっかり説明を受け、費用がかかっても構わないので時間をかけて相談をしたいと思います。


この度はありがとうございました。
また何かあれば、相談させてください。



タイトル 先天性欠如4本で歯列矯正終了後にブリッジ治療せず放置
質問者 にえるさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
歯の数が足りない(先天欠損)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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