外科矯正における移動量決定の基準について

相談者: ゆきたまごさん (38歳:女性)
投稿日時:2021-06-05 23:48:20
大学病院にて骨格性下顎前突、骨格性および歯性の前歯開咬と診断されました。

ディスクレパンシー上顎マイナス14mm、下顎マイナス8.5mm。
左側側方歯部交叉咬合を伴います。
抜歯箇所は上顎左右2番、下顎左右5番です。

口蓋アンカースクリューを入れて上顎6番の圧下をして開咬を改善、ワイヤー矯正となりました。

しかし歯科医院のHPなどで手術をした方々の顔貌が改善しているのを見て、主訴として顔貌の改善を訴えなかったことを後悔し、主治医に相談しました。

主治医によると、私の場合は移動量が3mmしかないので、手術のメリットよりデメリットがまさるとのことでした。
またカモフラージュによる歯の負担も無いように並べられるそうです。

ところがその後に主治医が退局されて、担当医が変わりました。

すると調整の時に治療方針がわからない…とつぶやかれ、2番抜歯済みですぐに付ける予定だった前歯部のブラケットは、しばらくつけないことになりました。

大学病院はチームで治療すると聞いていたのに、治療方針を共有していないこともあるのでしょうか?
MFTやブラッシング指導も治療方針には明記されていますが、治療開始から半年たってもまだやっていません。

他にも患者として不安に感じることもあり、精神的に辛くなってきました。


長くなってしまい申し訳ありません。

手術の移動量は、分析する先生によって変わるようなことはないでしょうか?

もし今の主治医に最初からかかっていたら、外科併用になった可能性はありますか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-06-06 13:47:31
こんにちは。

大学病院に受診されていて担当の歯科医が退局してしまい、治療方針の変更があるのか?とご心配になっておられるのですね。

大学病院には複数の歯科医が在籍していて、それぞれが臨床を行っていますが、歯科医の診断と治療計画を医局内で共有して上の指導医に常に指導を受けている場合とそうでない場合が分かれていると思います。

通常の外科矯正が可能な開業歯科医院矯正専門医)であれば、主治医が変わることは滅多にないのですが、大学病院は歯科医の移動がありますから、場合によってはお困りになったりご不安になることが生じる場合があると想像します。

その場合は、上の歯科医(診療科長など)にご相談することが可能になっていると思います。

お伝えになれていなかったご要望もあることを同時に御伝えになってみてください。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-06-07 12:16:57
こんにちは

担当医の変更で、治療方針まで変わってしまったように感じていらっしゃるわけですね。

また、MFTやブラッシング指導などもいまだに始まっておらず、やるのかやらないのかも不明という状態で、チーム医療という掛け声とは違うのではないかとお感じなのですね。

また、もしかしたら、外科併用治療になったかもしれないとお考えなのですね。

ブラッシング指導については、歯ブラシの使い方など、現在ご自身でなさっている方法できれいになっているのかどうかという事がまず大事な点で、あまり効果的なブラッシングができていないとお感じであるなら、しっかりとお聞きになる必要はあるでしょう。

また、MFTについても同様で、こちらは時間がかかるものですから、早く始めていただいた方が効果もはやく出るという事になります。
担当の先生によくお話をお聞きいただければと思います。

治療方針の変更については、小さな歯の動かし方という点では、同じ医局の中でも人それぞれであったりしますので、若干のスタイルの違いというものはあるものです。
ですので、それほど気になさる必要は無いと思います。

また、今の先生であれば大方針としての外科矯正になったかもしれないという点です。
大学の治療は、一応は教授が決定するという事になっている場合がほとんどだと思いますので、教授の決定までは覆らないのではないかと考えます。

また、移動量が3ミリ程度であれば、やってもやらなくても顔貌の変化はほとんど無いという判断ですので、手術をしないで直るのであるなら、する必要は無いとの判断でしょう。

確かに外科矯正で劇的に顔貌が変わりましたという方はたくさんいらっしゃるのですが、逆に大して変わっていないと感じられる方もいらっしゃいます。

治療前のシミュレーションでは大して変わらないという判断だったのでしょう。

とりあえず、ブラッシングとMFTについては、次回担当の先生にお聞きになればと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆきたまごさん
返信日時:2021-06-07 16:42:31
ふなちゃん先生、今村先生、お忙しい中ご回答いただきましてありがとうございます。

矯正治療の疑問や不安を主治医に上手く伝えられる自信がなくて、一人抱え込んでしまっていました。

主治医の先生は経験も豊富な方だと思いますし、信頼して前向きに治療に専念したいと思います。

MFTやブラッシング指導についても、自分から積極的な姿勢で取り組もうと思います。

この度は貴重なご意見をいただき感謝いたします。
ありがとうございました。



タイトル 外科矯正における移動量決定の基準について
質問者 ゆきたまごさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 外科矯正
下顎前突(受け口)
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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