14歳。定期検診に通っていたのに、シーラント下に深い虫歯
相談者:
DaaAさん (14歳:男性)
投稿日時:2021-06-22 01:07:27
14歳・中学生の三男の相談をさせていただきます(書いているのは、父です)。
6つ年の離れた双子の息子(長男次男)がいるのですが、その二人が小学生時代からちょこちょこ虫歯になってしまっており、4年生くらいで二人とも下の六歳臼歯2本を虫歯に、6年生までに4本とも虫歯にしてしまっていました。
それから定期検診などに行かせようとしたものの、中学や高校で忙しくなってサボったりしがちで、かなり虫歯にしてしまっていました。
ですが、そんな上の双子のこともあり、三男だけはなんとしても歯を守ろうと思い、私自身も歯がよくないので、三男は私と一緒に3ヶ月に1回、6歳から定期検診などしてもらっていました。
6歳臼歯にはシーラントで溝を埋めてもらい、なんと最近まで虫歯ゼロでした。
が、先日、歯が痛いというので、急遽歯科に行ったところ、6歳臼歯のシーラントの下から虫歯になってしまっているということが発覚しました。
左右どちらも虫歯で、レントゲンを撮らないとわかりにくかったようですが、右は特に進んでしまっているようで、痛みは虫歯によるものでした。
シーラントをしても、下から虫歯になるのは仕方ないですか?
また、これまで定期検診のときには目視で終わっていたのですが、こういうことがあって、レントゲンを撮らない検診ってあまり意味ない気がしますが、どうですか?(実は、レントゲンからわかったのですが、三男に他にも虫歯が少し見つかってしまいました。)
6つ年の離れた双子の息子(長男次男)がいるのですが、その二人が小学生時代からちょこちょこ虫歯になってしまっており、4年生くらいで二人とも下の六歳臼歯2本を虫歯に、6年生までに4本とも虫歯にしてしまっていました。
それから定期検診などに行かせようとしたものの、中学や高校で忙しくなってサボったりしがちで、かなり虫歯にしてしまっていました。
ですが、そんな上の双子のこともあり、三男だけはなんとしても歯を守ろうと思い、私自身も歯がよくないので、三男は私と一緒に3ヶ月に1回、6歳から定期検診などしてもらっていました。
6歳臼歯にはシーラントで溝を埋めてもらい、なんと最近まで虫歯ゼロでした。
が、先日、歯が痛いというので、急遽歯科に行ったところ、6歳臼歯のシーラントの下から虫歯になってしまっているということが発覚しました。
左右どちらも虫歯で、レントゲンを撮らないとわかりにくかったようですが、右は特に進んでしまっているようで、痛みは虫歯によるものでした。
シーラントをしても、下から虫歯になるのは仕方ないですか?
また、これまで定期検診のときには目視で終わっていたのですが、こういうことがあって、レントゲンを撮らない検診ってあまり意味ない気がしますが、どうですか?(実は、レントゲンからわかったのですが、三男に他にも虫歯が少し見つかってしまいました。)
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-06-22 07:36:33
こんにちは。
細菌の伝播により子どもは親と同じような細菌叢を持つと言われますから、親に虫歯があると子どもも虫歯になりやすいので、一緒に定期検診に通院されたのはよかっただろうと思います。
シーラントをせっかくされていたにも関わらずシーラントの下から大きな虫歯になっていたのは大変残念でしたね。
虫歯は詰め物をしてあると上から見ても分かりませんから、シーラントを透明なものでしておく歯科医院も時に見ます。
定期的な検査は、自費ならばレントゲン検査を行うと思いますが、保険では疑い病名をつけるか何かをしなければ撮影できませんから発見は遅れる事になります。
保険診療の限界というのがあったのかなと思います。
シーラントは虫歯の予防処置として保険で認められましたが、シーラントの下で虫歯が進んでしまうと発見が遅れるのでシーラントを勧めない歯科医院もあります。
保険医療ではなく予防は自費でとよく言われるのは定期的にレントゲンが撮影しやすいからというのがあると思います。
自費で定期検診を受けられていたならばレントゲン検査がなかったのは情報が不足だっただろうと思いますが、それぞれの検査費が高いですよね。
細菌の伝播により子どもは親と同じような細菌叢を持つと言われますから、親に虫歯があると子どもも虫歯になりやすいので、一緒に定期検診に通院されたのはよかっただろうと思います。
シーラントをせっかくされていたにも関わらずシーラントの下から大きな虫歯になっていたのは大変残念でしたね。
虫歯は詰め物をしてあると上から見ても分かりませんから、シーラントを透明なものでしておく歯科医院も時に見ます。
定期的な検査は、自費ならばレントゲン検査を行うと思いますが、保険では疑い病名をつけるか何かをしなければ撮影できませんから発見は遅れる事になります。
保険診療の限界というのがあったのかなと思います。
シーラントは虫歯の予防処置として保険で認められましたが、シーラントの下で虫歯が進んでしまうと発見が遅れるのでシーラントを勧めない歯科医院もあります。
保険医療ではなく予防は自費でとよく言われるのは定期的にレントゲンが撮影しやすいからというのがあると思います。
自費で定期検診を受けられていたならばレントゲン検査がなかったのは情報が不足だっただろうと思いますが、それぞれの検査費が高いですよね。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-06-22 13:44:27
行うなら、ラバーかけて気合入れてシーラントして欲しかったですね。
X線写真でのチェックは必要です。
只、被曝を嫌がってX線を撮って欲しくない患者さんが多い歯科医院では、そのような対応になりがちですね。
上下を一緒に撮れば2枚で左右奥歯がチェック可能です。
X線写真でのチェックは必要です。
只、被曝を嫌がってX線を撮って欲しくない患者さんが多い歯科医院では、そのような対応になりがちですね。
上下を一緒に撮れば2枚で左右奥歯がチェック可能です。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2021-06-22 17:31:17
DaaAさん、こんにちは
シーラントの副反応として、多くはないのですが二次虫歯がります。
シーラントの二次虫歯は発見しにくく、稀ですが発見が遅れると神経を取る必要が出てくることもあります。
シーラントの二次虫歯の発見には、藤森先生が言われているように、デンタルバイトウイング法が有効です。
一般的に歯科医院でよく撮影されるパノラマという、お口の中全体を大きく1枚で撮影する方法では二次虫歯が進行しないと発見できません。
初期のうちに発見するにはデンタルという小さなフィルムで、バイトウイング法という方法で撮影する必要があります。
2枚の撮影で、臼歯部の歯冠のほぼ全てを観察できるので、被曝の軽減など利点の多い撮影方法です。
ただし、わずかなズレなどで診断できない事もあり、正しく撮影するには熟練を要するため、撮影されない医院も多くみられます。
正しく撮影されたとしても、読影(レントゲンを見て判断する)にもかなりの熟練を要し、に二次虫歯が進行しないと発見できない事もあります。
何れにしても、現時点でできる事でお子さんにとって何が最良かを考えられた方が良いと思います。
シーラントの副反応として、多くはないのですが二次虫歯がります。
シーラントの二次虫歯は発見しにくく、稀ですが発見が遅れると神経を取る必要が出てくることもあります。
シーラントの二次虫歯の発見には、藤森先生が言われているように、デンタルバイトウイング法が有効です。
一般的に歯科医院でよく撮影されるパノラマという、お口の中全体を大きく1枚で撮影する方法では二次虫歯が進行しないと発見できません。
初期のうちに発見するにはデンタルという小さなフィルムで、バイトウイング法という方法で撮影する必要があります。
2枚の撮影で、臼歯部の歯冠のほぼ全てを観察できるので、被曝の軽減など利点の多い撮影方法です。
ただし、わずかなズレなどで診断できない事もあり、正しく撮影するには熟練を要するため、撮影されない医院も多くみられます。
正しく撮影されたとしても、読影(レントゲンを見て判断する)にもかなりの熟練を要し、に二次虫歯が進行しないと発見できない事もあります。
何れにしても、現時点でできる事でお子さんにとって何が最良かを考えられた方が良いと思います。
タイトル | 14歳。定期検診に通っていたのに、シーラント下に深い虫歯 |
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質問者 | DaaAさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 14歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
シーラント 虫歯その他 予防関連 その他(歯科検診・デンタルドック) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。