MTAセメント・3mix・ドッグベストセメント。神経を抜かない確率が高いもの
相談者:
たんぽぽうさぎさん (34歳:女性)
投稿日時:2021-07-02 19:48:53
今度、インレーを外して様子を見た次第ですが、以前3mixで治療した歯を、MTAセメントで再治療するかもしれないことになりました。
以前、神経は生きているけれど、神経に近いため削ったら出てしまうかも(神経を抜くことになるかも)、と言われて、3mixをお願いして治療をしていました。
そのため、今回の削る治療のMTAセメントだと、以前心配した神経が出る状態になり、仮に神経が生きていても抜くことになるのではないかと、3mixよりも神経を抜く確率が上がるのではと心配しております。
神経が大丈夫な場合にはなりますが、MTAセメントでも、神経が無事なら、削って神経が出てきたとしても、固めたら抜かないですむのでしょうか。
MTAセメントに対して、3mix、ドッグベストセメントの方が安全ということはありますか。
それともMTAセメントの方が良い、もしくは変わらないといったことはありますか。
お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。
以前、神経は生きているけれど、神経に近いため削ったら出てしまうかも(神経を抜くことになるかも)、と言われて、3mixをお願いして治療をしていました。
そのため、今回の削る治療のMTAセメントだと、以前心配した神経が出る状態になり、仮に神経が生きていても抜くことになるのではないかと、3mixよりも神経を抜く確率が上がるのではと心配しております。
神経が大丈夫な場合にはなりますが、MTAセメントでも、神経が無事なら、削って神経が出てきたとしても、固めたら抜かないですむのでしょうか。
MTAセメントに対して、3mix、ドッグベストセメントの方が安全ということはありますか。
それともMTAセメントの方が良い、もしくは変わらないといったことはありますか。
お手数おかけしますが、よろしくお願い致します。
回答1
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-07-02 21:28:46
たんぽぽうさぎさん、こんにちは。
以前に3mixで治療した歯を、MTAセメントで再治療するかもしれないことになったのですね。
再治療が必要になったということは、3mixの治療がうまくいかなかったということでしょうか。
それとも、はじめから暫間的な充填として3mixを利用していたのでしょうか。
>神経が大丈夫な場合にはなりますが、MTAセメントでも、神経が無事なら、削って神経が出てきたとしても、固めたら抜かないですむのでしょうか。
歯髄が無事であれば、直接覆髄という方法でMTAセメントを使用することができると思います。
歯髄が感染を起こしているのであれば、除去する必要があると思います。
歯髄に感染させないことが重要になりますから、MTAを使うか何の材料を使うかということ以上に、ラバーダムの使用やマイクロスコープによる拡大視野で適格な処置が行われるかどうかということのほうが、予後に影響するように感じます。
>MTAセメントに対して、3mix、ドッグベストセメントの方が安全ということはありますか。
一般的には、データや論文があり多くの歯科医師にコンセンサスとして認められているのはMTAセメントだと思います。
3mix、あるいは3mix-MP法には、ごく一部の歯科医師にしか支持されておらず、またトラブルの多い治療のように感じます。
お大事にしてください。
以前に3mixで治療した歯を、MTAセメントで再治療するかもしれないことになったのですね。
再治療が必要になったということは、3mixの治療がうまくいかなかったということでしょうか。
それとも、はじめから暫間的な充填として3mixを利用していたのでしょうか。
>神経が大丈夫な場合にはなりますが、MTAセメントでも、神経が無事なら、削って神経が出てきたとしても、固めたら抜かないですむのでしょうか。
歯髄が無事であれば、直接覆髄という方法でMTAセメントを使用することができると思います。
歯髄が感染を起こしているのであれば、除去する必要があると思います。
歯髄に感染させないことが重要になりますから、MTAを使うか何の材料を使うかということ以上に、ラバーダムの使用やマイクロスコープによる拡大視野で適格な処置が行われるかどうかということのほうが、予後に影響するように感じます。
>MTAセメントに対して、3mix、ドッグベストセメントの方が安全ということはありますか。
一般的には、データや論文があり多くの歯科医師にコンセンサスとして認められているのはMTAセメントだと思います。
3mix、あるいは3mix-MP法には、ごく一部の歯科医師にしか支持されておらず、またトラブルの多い治療のように感じます。
お大事にしてください。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2021-07-02 22:07:28
科学的な裏付けが多いのは圧倒的にMTAセメントだと思います。
三種類とも自費診療ですね。
全くの個人的な意見ですが、虫歯治療で歯髄への侵襲具合の順に並べると
レジン充填
歯髄温存療法 ハイボンドテンポラリーセメントソフトかMTA
間接覆髄
直接覆髄 MTAか水酸化カルシウム製剤
断髄 MTAか水酸化カルシウム製剤
抜髄
だと思います。
三種類とも自費診療ですね。
全くの個人的な意見ですが、虫歯治療で歯髄への侵襲具合の順に並べると
レジン充填
歯髄温存療法 ハイボンドテンポラリーセメントソフトかMTA
間接覆髄
直接覆髄 MTAか水酸化カルシウム製剤
断髄 MTAか水酸化カルシウム製剤
抜髄
だと思います。
相談者からの返信
相談者:
たんぽぽうさぎさん
返信日時:2021-07-02 23:51:52
滝野 正義様
こんばんは
ご連絡ありがとうございます。
>再治療が必要になったということは、3mixの治療がうまくいかなかったということでしょうか。
>それとも、はじめから暫間的な充填として3mixを利用していたのでしょうか。
再治療の理由は、実はいまいち分からなくて。
3mixの治療自体は、何年も前に行なったもので、治療が完了したものです。
ただ、最近定期検診に行ったところ、その以前治療した歯と詰め物の間が、少し食い込んでいる?欠けている?というお話をされました。
その時点ではレントゲンは撮っておらず、ダイアグノデントもその時は取ってないですが、その前までは30位でした。
痛みや染みるといったことはないのですが、そこから神経を抜くというお話になりました。
で、少々心配になったため、セカンドオピニオンに行ったところ、レントゲンを撮ったら虫歯のようなものが見られるため、詰め物を外して見てみようということになりました。
その虫歯らしきものが3mixの時の虫歯なのか、新しい虫歯なのかは分かりません。
そして3mixの時の治療が、今回どういう扱いになるかは分かりませんが、とりあえず再治療で必要があればMTAセメントを使うという流れになりました。
>歯髄が無事であれば、直接覆髄という方法でMTAセメントを使用することができると思います。
>歯髄が感染を起こしているのであれば、除去する必要があると思います。
歯髄が無事なら使用できるんですね!
>歯髄に感染させないことが重要になりますから、MTAを使うか何の材料を使うかということ以上に、ラバーダムの使用やマイクロスコープによる拡大視野で適格な処置が行われるかどうかということのほうが、予後に影響するように感じます。
ありがとうございます。
以前の3mixを行なったところではラバーダム等の取扱いがなかったのですが、今回のところは両方とも設備としてあるようです。
どのような処置になるかはまだ分かりませんが、設備はとりあえずあるので、お伺いして少し安心致しました。
>一般的には、データや論文があり多くの歯科医師にコンセンサスとして認められているのはMTAセメントだと思います。
MTAセメントの方がデータや論文はあるのですね。
今回の治療にあたり、以前3mixの方が絶対的といった印象を受けたため不安になったのですが、お話を聞いて少し安心致しました。
丁寧にお返事くださり、ありがとうございます。
こんばんは
ご連絡ありがとうございます。
>再治療が必要になったということは、3mixの治療がうまくいかなかったということでしょうか。
>それとも、はじめから暫間的な充填として3mixを利用していたのでしょうか。
再治療の理由は、実はいまいち分からなくて。
3mixの治療自体は、何年も前に行なったもので、治療が完了したものです。
ただ、最近定期検診に行ったところ、その以前治療した歯と詰め物の間が、少し食い込んでいる?欠けている?というお話をされました。
その時点ではレントゲンは撮っておらず、ダイアグノデントもその時は取ってないですが、その前までは30位でした。
痛みや染みるといったことはないのですが、そこから神経を抜くというお話になりました。
で、少々心配になったため、セカンドオピニオンに行ったところ、レントゲンを撮ったら虫歯のようなものが見られるため、詰め物を外して見てみようということになりました。
その虫歯らしきものが3mixの時の虫歯なのか、新しい虫歯なのかは分かりません。
そして3mixの時の治療が、今回どういう扱いになるかは分かりませんが、とりあえず再治療で必要があればMTAセメントを使うという流れになりました。
>歯髄が無事であれば、直接覆髄という方法でMTAセメントを使用することができると思います。
>歯髄が感染を起こしているのであれば、除去する必要があると思います。
歯髄が無事なら使用できるんですね!
>歯髄に感染させないことが重要になりますから、MTAを使うか何の材料を使うかということ以上に、ラバーダムの使用やマイクロスコープによる拡大視野で適格な処置が行われるかどうかということのほうが、予後に影響するように感じます。
ありがとうございます。
以前の3mixを行なったところではラバーダム等の取扱いがなかったのですが、今回のところは両方とも設備としてあるようです。
どのような処置になるかはまだ分かりませんが、設備はとりあえずあるので、お伺いして少し安心致しました。
>一般的には、データや論文があり多くの歯科医師にコンセンサスとして認められているのはMTAセメントだと思います。
MTAセメントの方がデータや論文はあるのですね。
今回の治療にあたり、以前3mixの方が絶対的といった印象を受けたため不安になったのですが、お話を聞いて少し安心致しました。
丁寧にお返事くださり、ありがとうございます。
相談者からの返信
相談者:
たんぽぽうさぎさん
返信日時:2021-07-02 23:57:16
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2021-07-03 06:58:27
> 抜髄は、何個か段階を経てからなんですね。
> 承知致しました。
すみません誤解を与える表現だったようです。
どの処置を選んでもうまくいかなければ抜髄になる可能性は高いと思います。
いくつもの処置を積み重ねることは難しいと思います。
> 承知致しました。
すみません誤解を与える表現だったようです。
どの処置を選んでもうまくいかなければ抜髄になる可能性は高いと思います。
いくつもの処置を積み重ねることは難しいと思います。
相談者からの返信
相談者:
たんぽぽうさぎさん
返信日時:2021-07-03 10:03:06
柴田様
おはようございます。
ご連絡ありがとうございます。
>どの処置を選んでもうまくいかなければ抜髄になる可能性は高いと思います。
>いくつもの処置を積み重ねることは難しいと思います。
こちらこそすみません。
いくつもの処置を積み重ねるのは難しいのですね。
承知致しました。
ご説明ありがとうございます!
おはようございます。
ご連絡ありがとうございます。
>どの処置を選んでもうまくいかなければ抜髄になる可能性は高いと思います。
>いくつもの処置を積み重ねることは難しいと思います。
こちらこそすみません。
いくつもの処置を積み重ねるのは難しいのですね。
承知致しました。
ご説明ありがとうございます!
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-07-03 11:15:49
相談者からの返信
相談者:
たんぽぽうさぎさん
返信日時:2021-07-03 15:28:10
タイトル | MTAセメント・3mix・ドッグベストセメント。神経を抜かない確率が高いもの |
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質問者 | たんぽぽうさぎさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 3Mix-MP法 MTA |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。