虫歯予防のためにガムを噛むことについて

相談者: ギッチョさん (33歳:男性)
投稿日時:2021-07-07 02:49:49
こんにちは。

こちらで虫歯予防の為に食後にガムを噛む事を相談しました。
あれから先生方のアドバイスの元、ガムを食後に噛む事を習慣にしようと自分でもある程度調べていたのですが気になる情報がありました。

いくつか質問お願いします。

1. 噛む筋肉が発達してくると、その筋肉が付着している部位の骨が隆起してたくましくなってきます。
ガムを噛む習慣がある方は咬筋が発達するため、噛む力が強くエラが張った顔になることが多いです。

エラの骨は、たとえガムを噛む習慣をやめても、もとに戻るのは難しいと思います。

と聞いたのですが本当ですか?

2.強く何回もガムを噛むような習慣がある人は、歯の表面のエナメル質が磨り減ってかみ合わせが変わってきます。
とありました。

歯が接触しない、噛み合わないようにガムを噛めばこの問題は解消されると思うのですが、そうする事で何か問題は考えられますか?


よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-07-07 11:36:56
こんにちは

一般的に売られているガムはそれほど硬いものではなく、えらが張るほど骨が増殖するという事は無いでしょう。
えらが張っている人というのは、もともとの骨格がそういうもので、何かをしたからそうなったというわけではありません。

少なくとも、やわらかいガムを数分かんだ程度で変わるものではないでしょう。

同様に、エナメル質が磨り減るほどかむのかというと、確かにどれだけわずかでも減るといえば減りますが、研磨剤でも入っていなければ、それでエナメル質が明らかに減少したといえるほどまでは行かないのではないかと思います。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-07-09 10:50:02
こんにちは。

>1

通常、日本で流通しているガムは非常に軟らかく、海外で購入するガムとは硬さが違うなと思う時があるでしょう。

それだけ日本人は軟らかいものを好んで選択するようになっているのだと思います。
市販のガムを噛み続けでエラが張ったようになってくるというのは、よほど硬いガムを選択された場合でしょうか。


>2

健全なエナメル質はガムを噛んだくらいではすり減らないでしょう。
咬合させるとどんどん顎が前に出てくる癖がある人(筋肉の使い方が間違って習慣化している人)が時におられますから、そういう人は奥で咬む訓練を繰り返すと、いつもの噛み合わせと異なってくる可能性があるのかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ギッチョさん
返信日時:2021-07-09 22:43:26
今村先生、船橋先生、回答ありがとうございます。
食後のガム習慣にしてみます。


最後に4つ程質問したいのですが、

1.ガムを噛む事での考えられるリスクは何かありますか?

2.ガムでエラの骨が増殖するリスクはないと理解しました。
硬いものを噛み続けエラが張った、骨が増殖した場合、硬いものを噛むのを止めれば、エラが張った、増殖した骨などは元にもどるのでしょうか?

3.船橋先生のおっしゃられる、咬合させるとどんどん顎が前に出てくる癖がある人、筋肉の使い方が間違って習慣化している人などは、奥で噛む訓練を繰り返すと噛み合わせが異なってくる可能性があるとの事ですが、ガムを噛む際に咬合時に上下の歯が接触しないようにガムを噛めば、それらのリスクは解消されますか?

4.虫歯予防には、再石化を促すための唾液の循環が重要だと今回理解しました。
ガム以外にも唾液の循環を促す方法や、食後にすれば虫歯予防に役立つ方法があれば教えていただけないでしょうか?


よろしくお願いします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2021-07-13 15:15:05
こんにちは

>ガムを噛む事での考えられるリスクは何かありますか?

砂糖が入っているものであれば、虫歯になる可能性が高まります。

>硬いものを噛み続けエラが張った、骨が増殖した場合、硬いものを噛むのを止めればエラが張った、増殖した骨などは元にもどるのでしょうか?

どれほど意識して硬いものをかんだとしても、成人になってからはっきりとえらが張ることはないと考えられます。
また、もともとえらの張った方が何かをやめて元に戻るという事は無いといってもいいでしょう。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-07-14 10:13:18
>3.船橋先生のおっしゃられる、咬合させるとどんどん顎が前に出てくる癖がある人、筋肉の使い方が間違って習慣化している人などは奥で噛む訓練を繰り返すと噛み合わせが異なってくる可能性があるとの事ですが、ガムを噛む際に咬合時に上下の歯が接触しないようにガムを噛めばそれらのリスクは解消されますか?

実際にどういうタイプの方なのか?は歯科医が拝見しなければわかりませんから、なぜそのように記載があったのか?はわかりません。

可能性として書いただけですから、ギッチョさんにどうゆう事がリスクとして考えられるのか?は、おかかりの歯科医にご相談されてはいかがでしょうか?

若い頃はあまりエラが目立たなかった方でも、加齢と共にどんどんエラが張り凄いお顔になられる方もおられます。

咬むという動作は、咬む筋肉のトレーニングをする側面がありますし、神経筋反射を亢進することもわかっています。

一般の方はあまり充分に咬む筋肉を使っていない場合が多いですから、ガムを咬むように歯科医院側が指導する場合もありますが、逆の指導が必要な場合もありますから、おかかりの歯科医院でご相談されてはいかがでしょうか?

ガムを販売しているロッテ(キシリトールガムも含めて)からの論文では、キシリトールで歯の再石灰化が促進するというものも出ています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ギッチョさん
返信日時:2021-07-19 02:39:13
今村先生、船橋先生、ありがとうございます。

船橋先生の『若い頃はあまりエラが目立たなかった方でも加齢と共にどんどんエラが張り凄いお顔になられる方もおられます。

咬むという動作は咬む筋肉のトレーニングをする側面がありますし、神経筋反射を亢進することもわかっています。』との事ですが、これは噛む事で成人後にエラが張った顔になったという事でしょうか?

それともそれとは関係なしに、その人の成長過程でエラが張った顔になったということでしょうか?

ガムを毎食後40分づつ唾液分泌促進の目的で、歯の表面同士が咬合しない様に噛もうとしているのですが、これは間違った噛み方、筋肉の使い方になってしまうのでしょうか?

ガムを噛む事は、エラが張る要素にはならないと考えて良いですか?
それとも少しは成人後でもエラが張る可能性はあるのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2021-07-19 14:24:34
ギッチョさん、こんにちは

虫歯の予防行為として「ノンシュガーんガムを噛む」ということがありますが、特に効果的という訳ではありませんし、ほかにも色々な予防方法があり、他の方法でいくらでも代用できるので、ガムを噛むことの害がそんなに気になるのなら、辞められても良いのではないでしょうか。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ギッチョさん
返信日時:2021-07-22 19:28:04
小牧先生こんにちは。

たしかに顎の筋肉がどうこうにこだわるなら、他の方法で代用した方が良いと考え色々と虫歯予防方法を探したのですが、ガムは予防法として出てきますが他が中々出てこないです。

私が虫歯が出来やすい体質でして、保険の治療からの二次カリエスで嫌な思いをし、保険外虫歯治療にて今は落ちついていますが、保険外の治療は高いので、できるなら日常的にできる予防法で少しでも虫歯のリスクを減らしたいです。

歯磨き歯間ブラシフロスフッ素洗口液は日常に取り入れております。
食後のガム以外他の予防法、代用法があれば宜しければ教えていただけないでしょうか?

日常に取り入れる参考にしたいです。
回答 回答6
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-07-25 20:18:38
二次カリエスについては、患者さんの努力云々でどうにかなる問題では無いケースが多いように思います。

歯磨きや補助清掃用具、ガムなどよりも先に、砂糖や炭水化物の量やタイミングのコントロールといった生活習慣の要素は大きいと思います。

>私が虫歯が出来やすい体質でして

このように仰る方も、体質ではなく生活習慣に問題があることが大半だと思います。

お大事にしてください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2021-07-26 19:14:13
虫歯ができやすい人に対するアドバイスは、状況をもっと詳しく聞いて、それに合わせたアドバイスをすることになります。

最も厳しくアドバイスするとすれば、

1)食事以外に糖質や炭水化物の飲食を一切しない。
例えば「無糖」「ノンシュガー」と表示された飲料水や缶コーヒー、ポテトチップスなどの甘くないものも禁止。
食事の時以外の飲酒も禁止。
ただし、食事中の糖質の摂取は良し。

2)イェイテボリ法での歯磨きを、毎食後(3回)と、就寝直前、食間(2回)の合わせて6回行う。

3)花粉症や高血圧の薬など、口渇の副作用を持つものがあれば、他の薬剤に変更できないかを主治医と相談。




タイトル 虫歯予防のためにガムを噛むことについて
質問者 ギッチョさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
口腔外科関連
予防関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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