左上第二臼歯抜髄時のパーフォレーションの可能性について

相談者: ブドウパンチさん (32歳:女性)
投稿日時:2021-08-19 21:53:24
こんばんは。

タイトルの件について質問よろしくお願い致します。


現在悩んでいる症状から書かせていただきますと。
まず最初の抜髄治療の際に上顎へ根管から消毒液(次亜塩素酸ナトリウム)が漏れ出た感覚があり、その後治療した側の鼻から消毒液の臭いがする黄色い液体が二日間ほどポタポタと落ち、だんだんとそれは治まりつつありましたが上顎洞重たい感じが続きました。

不審に思いその後、翌週の根充治療の際に症状を主治医に伝えたところ、根の長さを2ミリ多く測ってしまい先の方まで洗浄しすぎたので一時的に歯根に近い上顎洞に炎症が出てしまったが、適切に根の長さを測り直しましたので次回適切に薬を詰め直せば消炎します。

鼻から薬剤が出るのは歯の根が上顎洞に食いこんでおり根尖と上顎洞は穿通しているからであり、こちらも一時的なものだと説明を受けました。



しかし、歯科治療には色々トラウマがあり、これはもしや根に穴が空いてしまったのでは無いかと心配で仕方ありません。

該当の歯は感染根管では無く噛み合わせの狂いによりかなり歯が伸びていたので下の歯の治療に伴い、噛み合わせを改善する為やむ無くクラウンを被せる決断をし悩みに悩み抜髄に至った歯です。


保険治療ではありましたが治療はラバーダム使用下、最終の確認の際だけではありますがマイクロスコープで根管も確認してくださる熱心な先生ですので、疑いたくはありませんが、自然に穿通していて上顎洞に消毒液が漏れるとは有り得ることなのか…
色々調べてみましたが自分にはわからず。。


幼少期に多くの歯を悪くしてしまい成人してからやっと治療を開始することができはじめましたが、うまくいかないことも多々あり絶望しつつも、時には遠くまで自費歯内治療へ通ったり、部分矯正を試みたり、歯磨きを徹底したりとにかく、残った歯を守ろうと必死でした。

セカンドオピニオンも考えてはいたのですが。

上記のことから、本日急に歯や時間を失う恐怖で段々と全身震えが止まらなくなってしまいどうにも立ち行かなくなり、夫に勧められ
はじめて歯チャンネルへ相談投稿をさせていただいた次第です。



上記
見解を頂けましたら幸いですし、それによりこの質問とご回答が目に触れましたどなたかのお役にも立てましたら重ねて幸いです。

乱文申し訳ありません。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-08-19 23:36:15
こんにちは。


歯科医がきちんと説明した通りなのだろうと思います。

ご心配なのでしょうが、とりあえずきちんと治療を終えてもらうことが一番大切でしょう。


歯についてはご本人がどうこうできるのは予防までですから、治療に至ればどこかの歯科医にお任せするしかなくなります。

治療中はご不安があったり痛みがあったり嫌なことだらけでしょうが、治療をきちんと終えてしっかり使える歯にしてもらうことを頼むしか患者さんにはできないので、きちんと治療を終えてもらいましょう。



〉根の長さを2ミリ多く測ってしまい先の方まで洗浄しすぎたので一時的に歯根に近い上顎洞炎症が出てしまったが、適切に根の長さを測り直しましたので次回適切に薬を詰め直せば消炎します。

いわゆるオーバーインスツルメントというものでしょう。

根管の長さを勘違いして根の先に器具が一時的に出たのでしょう。
きちんと計り直しストップを作り封鎖できる状態にして緊密封鎖すれば、時間の経過で問題なくなりますよと説明されているようです。

ラバダムしてマイクロで確認したりして頑張って治療をしてくれているようですよね。
それでも心配という場合は大学病院か?または根管治療の専門医にご相談される事になるのでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブドウパンチさん
返信日時:2021-08-20 00:19:42
Dr.ふなちゃん先生

まずは、夜分にも関わらずご返信をありがとうございます。


この状況は、オーバーインスツルメントという状態なのですね。
またひとつ勉強になりました。


自分でも驚くことに大変に現状が不安で震えながらの投稿だったのですが、ふなちゃん先生のくださったご回答で少し落ち着くことが出来ました。

いま一度落ち着いて毎回一生懸命に治療に当たってくださる主治医の先生に従い、治療を進めていきたいと思います。


歯のことには特に根管治療には異常にナーバスになってしまいがちな自覚がありましたので、不容易な投稿をしてしまってはいけないと長年歯チャンネルは拝見するのみとさせていただいておりましたが この度勇気をだして質問させていただき気持ちが救われました。

ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブドウパンチさん
返信日時:2021-08-20 16:15:09
何度もすみません。


次亜塩素酸ナトリウムが根尖から滲出してしまったというのは、よくある事なのでしょうか
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-08-20 21:12:16
今回の事象について船橋先生の回答の通りだと思います。

また完璧な根管洗浄剤はないと思います。

次亜塩素酸ナトリウムには組織為外性があると思います。
今回はその悪い面が出たようにも思います。


> よくある事なのでしょうか

少量であればよくあると思います。
高濃度のものが大量に溢出することはあまりないと思います。
ただ一旦起こるととても大変な状態になると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ブドウパンチさん
返信日時:2021-08-20 22:32:05
柴田先生

ご回答ありがとうございます。


まだ下を向くと鼻から黄色の液体が出ますが消毒液の臭いはなくなりましたし、鼻腔に痛みがある旨は本日かかりつけ歯科医に再度伝え抗生剤を追加で処方するよう指示を受けました。


薬品の濃度はわかりませんが、柴田先生の言うように濃度が高ければ既に一大事になっているでしょうし主治医が消炎を待つ、パーフォレーションの可能性は考えにくいと言う以上これ以上は過度に心配しないようにすることにしました。

医療はいつだって完璧では無い事は胸に言い聞かせていたのですが、歯のことにはナーバスになりがちで、おそらく自身不安障害のような症状に陥っておりますので少し冷静になれるよう工夫してみたいと思う次第です。

先生お二方、ご回答本当にありがとうございました。
感謝致します。



タイトル 左上第二臼歯抜髄時のパーフォレーションの可能性について
質問者 ブドウパンチさん
地域 北海道
年齢 32歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療に関するトラブル
根の穴・穿孔(パーフォレーション)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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