神経を取った後の処置でファイバーコアにした場合

相談者: 夕日のゆかりさん (28歳:女性)
投稿日時:2021-08-25 11:15:16
こんにちは。
28歳女性です。


先日左下5番の抜髄をしていま仮の詰め物をしています。

先生はその後はファイバー?という非常に良いものが保険適用になったからそれを詰めますと仰いました。


後でネットで調べるとファイバーコアのことかと思います。
このファイバーコアを詰めてそのまま終了という処置はありうるのでしょうか。

それともファイバーを詰めた後でクラウンで覆うのが一般的なのでしょうか。


抜髄後は歯が脆くなるので、良い素材だとしてもやはり詰めただけでは周りは以前の歯のままであり、その後に歯が裂けるなどの心配がある気がします。

先生のお話では、ファイバーを詰めて終わりというニュアンスで、その後にクラウンで覆い固める感じではありませんでした。



お忙しいところを大変恐れ入りますが、どうかよろしくご教示をお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-08-25 11:57:16
前歯であればファイバーコアプラスレジン充填保険適応だと思います。

臼歯部の場合はファイバーコアはクラウン等の前段階で使うことが保険適応の条件だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 夕日のゆかりさん
返信日時:2021-08-26 08:06:29
ファイバーコア保険適用という話であれば、その後の処置が前提ということ、よく分かりました。
有難うございます。



それを前提に重ねてお伺いいたします。

歯は左下5番です。

@この歯の場合、通常は抜髄したあとの処置はどうするものでしょうか。
レジン充填になりますか。
それとも、クラウンになりますか。



Aいま診て頂いている先生は、金属インレーの代わりにファイバーを使う、というニュアンスでした。
抜髄後の左下5番の歯において、こういう処置はあるのでしょうか。

先生からはファイバーとしか聞いておらず、ファイバーコアとは言っていませんでした。

ファイバーと名の付く、インレーの代わりに使うような処置があるのかどうかも知りたいと思います。



大変申し訳ございませんが、どなたか上記ご教示下さいますようお願い申し上げます。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-08-26 08:18:35
夕日のゆかり さん、こんにちは

抜髄後は歯が脆くなるので、良い素材だとしてもやはり詰めただけでは周りは以前の歯のままであり、その後に歯が裂けるなどの心配がある気がします。

最近の研究では神経がないから歯がもろくなるのではなく、歯の質がたくさん残っているかどうかが原因しているという結果が出ています。
歯質が噛む力に対して、沢山残っていれば詰めるだけで済むし、少なければかぶせることになります。



@上に書いた通り、現在歯の質がどのくらい残っているかと、噛む合わせの関係によって先生が適切な処置法を選択されると思います。


Aおそらく、金属のポストコア(メタルコア)ではなく、ファイバーポストを使用した直接築造か、ファイバーポストを用いた間接法のレジンコアのことではないかと思います。

>いま診て頂いている先生は、金属インレーの代わりにファイバーを使う、というニュアンスでした。
>抜髄後の左下5番の歯において、こういう処置はあるのでしょうか。

>先生からはファイバーとしか聞いておらず、ファイバーコアとは言っていませんでした。

歯科用語は専門用語を使用せずにできるだけ患者さんにもわかりやすく説明しようとして、先生方が独自の表現を使用することも多く、ネットで調べても同じような表現がないこともあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 夕日のゆかりさん
返信日時:2021-08-26 08:52:23
小牧先生、有難うございます。
状況に応じて医師が選択するということ、理解しました。


Aおそらく、金属のポストコア(メタルコア)ではなく、ファイバーポストを使用した直接築造か、ファイバーポストを用いた間接法のレジンコアのことではないかと思います。

これにつきましては専門的でよく分かりませんが、下記のことを仰っておられるのでしょうか。
https://hotetsu.com/files/files_205.pdf


クラウンを被せず、詰めるだけで終了という場合、時間の経過とともに歯と詰め物にすき間が出来て歯のなかに食べ物や液体などが沁み込んでしまうようなことはないのでしょうか。


宜しくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2021-08-26 09:10:02
>これにつきましては専門的でよく分かりませんが、下記のことを仰っておられるのでしょうか。
https://hotetsu.com/files/files_205.pdf

クラウンを被せず、詰めるだけで終了という場合、時間の経過とともに歯と詰め物にすき間が出来て歯のなかに食べ物や液体などが沁み込んでしまうようなことはないのでしょうか。

ほとんどないと思いますが、起こる可能性はゼロではありません。
被せても被せものと歯の境目から虫歯になることはありますから。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 夕日のゆかりさん
返信日時:2021-08-26 12:57:13
お忙しいところを有難うございました。



詰めただけで終了の場合は保険適用にはならない、という理解でよろしいでしょうか。

 〜・〜・〜・〜

以前抜髄した歯が裂けて現在欠損しているので神経質になっています。

やはり抜髄した歯のなかにすき間が出来て浸潤するようになるのは周りが虫歯になるより圧倒的に怖いので、いまの先生には詰めただけではなく、クラウンなどで密封のうえ補強していただく相談をしようと思います。


先の先生のお話では、クラウンや樹脂充填などの後処理をしないファイバーは「保険適用にならない」、ということですので、「保険適用になる」と仰るいま受診の先生はどちらかの処理を考えているのかとも思いますが、その点も含めてお話します。

忙しい先生なので、当日のその場では結局は相談事が出来なくなる印象がありますので、事前に確認したいと思います。


有難うございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2021-08-27 08:52:38
>詰めただけで終了の場合は保険適用にはならない、という理解でよろしいでしょうか。

保険適用でできます。



>以前抜髄した歯が裂けて現在欠損しているので神経質になっています。

「抜髄」したからではなく、歯質が残り少なかったからだと思います。
抜髄して詰め物で終わっても歯質がの頃少なければ破折します。



因果関係を整理してみます。

・残りの歯質が少ない→被せ物をする→破折のリスクが高まる
・残りの資質が多い→被せ物をする→破折のリスクは少ない
・残りの資質が少ない→詰め物をする→破折のリスクが高まる
・残りの資質が多い→詰め物をする→破折のリスクは少ない

結果として

・残りの歯質が少ない→破折のリスクが高まる
・残りの歯質が多い→破折のリスクは少ない

結果として被せ物をするか詰め物で終わるかは歯質の残り具合で決める方が良いでしょう。


>やはり抜髄した歯のなかにすき間が出来て浸潤するようになるのは周りが虫歯になるより圧倒的に怖いので、いまの先生には詰めただけではなく、クラウンなどで密封のうえ補強していただく相談をしようと思います。

という事なら、ファイバーポストが保険適用になるかどうかは関係ないのではないでしょうか。
被せ物が保険適用のものならファイバーポストも保険適用になり、自費の被せ物ならファイバーポストも自費になります。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-08-27 10:07:23
こんにちは。


2020年度診療報酬改訂から
「破折防止を目的に、歯冠部の唇側歯質が十分に残存する前歯部失活 歯に対して充填する際に、複合レジン(築造用)とファイバーポスト支台築造 用)を用いて築造した場合、支台築造(直接法)の費用を算定することができる。
算定対象は、前歯部の失活歯に限られ、歯冠部の唇側歯質が残存している 場合となっているので、対象には注意が必要である」
とありますから、今回のケースは適用外かと思います。

差額徴収も混合診療も禁止されていますから、普通は保険収蔵されていない治療は保険適用では出来ない筈です。


歯科医から自費診療の提案があるかもしれませんね。
(ダメなのにごっそりしてくれるという話だったのかもしれません。わかりません)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 夕日のゆかりさん
返信日時:2021-08-27 16:08:36
柴田先生、小牧先生、船橋先生、


お忙しいところを貴重なお時間を割いてお返事くださり本当に有難うございます。
感謝申し上げます。


しかしながら保険適用についてはよく分からなくなってきました。

お伺いした内容をまとめますと、ファイバーコア

・その後に充填、被せ物などの前段階として使われれば保険適用である。
・ファイバーコアでの充填だけでも保険適用になる。
・保険適用は被せ物が保険適用か自費かで決まる。
・保険適用は前歯部の失活歯に限られる。

どれが本当なのでしょうか。


私が受診している先生は

「ファイバーという良いものが保険適用になったからそれを使います」

と言っただけで、その後の処置についてはまだ何も聞いてないのです。


ファイバーを詰めただけで終わるのか、ファイバーの後にレジン充填するのか、被せ物をするのか、まだ何も言ってないのですが、私の希望として毀折防止に被せ物をしたいのです。



そこで私の質問は、左下5番の場合、抜髄した際にファイバーコアをしたあとはどうするのが一般的なのか、についてだつたのです。

それについては、歯質によってそのままのこともあるし被せ物をすることもあるというご回答を頂きました。

私は抜髄したらクラウンと思っていたので、いろいろなケースがあるのだなと分かった次第です。


保険適用については大変申し訳ござまいませんが、混乱しております。

どうかよろしくお願いいたします。



タイトル 神経を取った後の処置でファイバーコアにした場合
質問者 夕日のゆかりさん
地域 非公開
年齢 28歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
根管治療後の詰め物・被せ物
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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