歯列矯正中、 リバースカーブワイヤーについて
相談者:
ナベナベ428さん (34歳:男性)
投稿日時:2021-09-30 21:40:42
リバースカーブワイヤーについて
よろしくお願い致します。
矯正治療中です。
現在の状態です。
・開咬気味で噛み合わせが浅い
・次回からリバースカーブワイヤーに変えるとのことです。
調べるとリバースカーブワイヤーというのは過蓋咬合に用いられると記載があり前歯を圧下させる為に使うと書かれているのですが、真逆では?と思っています。
・スマイルラインも低く、笑っても歯茎が全くは見えない
挺出しないといけないのではないかと思うのですが、
担当医に直接聞けばいいのでしょうが、普段から質問も聞にくいタイプの方で先生方のご意見いただけないでしょうか?
質問2点です。
1、リバースカーブワイヤーを前歯の噛み合わせを深くする為に使うことはあるのか
2、ニッケルチタンのノーマルワイヤーでブラケットの位置次第で噛み合わせは深く変えられるのか
よろしくお願い致します。
矯正治療中です。
現在の状態です。
・開咬気味で噛み合わせが浅い
・次回からリバースカーブワイヤーに変えるとのことです。
調べるとリバースカーブワイヤーというのは過蓋咬合に用いられると記載があり前歯を圧下させる為に使うと書かれているのですが、真逆では?と思っています。
・スマイルラインも低く、笑っても歯茎が全くは見えない
挺出しないといけないのではないかと思うのですが、
担当医に直接聞けばいいのでしょうが、普段から質問も聞にくいタイプの方で先生方のご意見いただけないでしょうか?
質問2点です。
1、リバースカーブワイヤーを前歯の噛み合わせを深くする為に使うことはあるのか
2、ニッケルチタンのノーマルワイヤーでブラケットの位置次第で噛み合わせは深く変えられるのか
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2021-10-01 09:46:32
こんにちは
リバースカーブワイヤーは、ワイヤーの側方歯部分を曲げてカーブをつけるもので、既製品も出回っております。
これを単純に用いれば、前歯部が圧下されて噛み合わせが浅くなります。
したがって、通常は噛み合わせが深い症例に用いるものです。
一方、前歯部と反対の大臼歯部分にも同様に圧下力が加わります。
通常の場合は、前歯部の方が歯根も小さく、圧下力は強く現れる為、噛み合わせの深さが改善される方向に進みます。
大臼歯部が圧下力を受けても前歯部ほどには圧下されないからです。
ここまでであれば、ご懸念のような話です。
そこで、前歯部が圧下されないように、顎間ゴムを使って下顎前歯を上方に引っ張るという力を加えます。
こうすることにより、前歯部は圧下されず、大臼歯部分のみ圧下されることになり、次第に噛み合わせが深くなるという治療です。
したがって、顎間ゴムをよく使わなければ、単にリバースカーブワイヤーを入れただけの事になりますので、前歯部の噛み合わせは更に浅くなるという結果にしかなりません。
このメカニズムは、1980年代にキム先生という方が考案したもので、その際にはマルチループを組み込んだワイヤーを用いていました。
現在でもこのようなワイヤーを用いて治療する先生もいらっしゃいます。
ただ、このワイヤーはとても複雑である為歯磨きがしにくいなどのデメリットもあり、簡便にリバースカーブ付きのニッケル・チタンワイヤーを用いることも多いようです。
リバースカーブワイヤーは、ワイヤーの側方歯部分を曲げてカーブをつけるもので、既製品も出回っております。
これを単純に用いれば、前歯部が圧下されて噛み合わせが浅くなります。
したがって、通常は噛み合わせが深い症例に用いるものです。
一方、前歯部と反対の大臼歯部分にも同様に圧下力が加わります。
通常の場合は、前歯部の方が歯根も小さく、圧下力は強く現れる為、噛み合わせの深さが改善される方向に進みます。
大臼歯部が圧下力を受けても前歯部ほどには圧下されないからです。
ここまでであれば、ご懸念のような話です。
そこで、前歯部が圧下されないように、顎間ゴムを使って下顎前歯を上方に引っ張るという力を加えます。
こうすることにより、前歯部は圧下されず、大臼歯部分のみ圧下されることになり、次第に噛み合わせが深くなるという治療です。
したがって、顎間ゴムをよく使わなければ、単にリバースカーブワイヤーを入れただけの事になりますので、前歯部の噛み合わせは更に浅くなるという結果にしかなりません。
このメカニズムは、1980年代にキム先生という方が考案したもので、その際にはマルチループを組み込んだワイヤーを用いていました。
現在でもこのようなワイヤーを用いて治療する先生もいらっしゃいます。
ただ、このワイヤーはとても複雑である為歯磨きがしにくいなどのデメリットもあり、簡便にリバースカーブ付きのニッケル・チタンワイヤーを用いることも多いようです。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2021-10-01 10:39:54
こんにちは。
RCS(リバースカーブ)ワイヤーは仰るように前歯部の圧下に使うワイヤーでオープンバイトの症例には使いません。
もし現在バイトが深くなりすぎなら使わなくもないですが通常もっと簡単な方法を使うと思います。
>1、リバースカーブワイヤーを前歯の噛み合わせを深くする為に使うことはあるのか
ありません。
>2、ニッケルチタンのノーマルワイヤーでブラケットの位置次第で噛み合わせは深く変えられるのか
理論上は可能だと思いますが私はやったことはありません。
RCS(リバースカーブ)ワイヤーは仰るように前歯部の圧下に使うワイヤーでオープンバイトの症例には使いません。
もし現在バイトが深くなりすぎなら使わなくもないですが通常もっと簡単な方法を使うと思います。
>1、リバースカーブワイヤーを前歯の噛み合わせを深くする為に使うことはあるのか
ありません。
>2、ニッケルチタンのノーマルワイヤーでブラケットの位置次第で噛み合わせは深く変えられるのか
理論上は可能だと思いますが私はやったことはありません。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-10-01 11:33:46
1.おそらく、通常と逆向きのワイヤー装着が考えられます。
(つまり、リバースではない)
その場合、下顎前歯は挺出の可能性があります。
只、通常はワイヤーを曲げて対応しますが。
2.可能です。より歯茎に近い位置に変えます。
(つまり、リバースではない)
その場合、下顎前歯は挺出の可能性があります。
只、通常はワイヤーを曲げて対応しますが。
2.可能です。より歯茎に近い位置に変えます。
回答4
タイトル | 歯列矯正中、 リバースカーブワイヤーについて |
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質問者 | ナベナベ428さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 34歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。