削ったら既に歯髄がほとんど無くなっていた。理由は何なのか

相談者: ネコアタックさん (39歳:男性)
投稿日時:2021-11-01 21:14:09
こんにちわ。

前歯が痛いので、右下5番の神経を取り除いていただいたことが
ありました。
この時の歯医者さんのコメントが下記の通りでした。

「削ってみると、既に歯の神経はほとんど無くなっていた。
 逆に言えば、少しだけ残っていた。」

後から考えますと、このコメントから疑問が湧いてきました。

まず、既に歯の神経が無くなっていた理由はなんなのか。
です。
原因不明の痛みに悩まされていたので、少しだけ虫歯が進行している今回の歯を削ることにしました。
結果として神経が殆どなかったということなのですが、これはつまり、

外から見て小さな虫歯でも内部でどの程度進行し、どの程度神経が
死んでいるかはレントゲンを使っても判別は難しい。 
神経が死んでいる理由は虫歯によるもの。

という理解で問題ないでしょうか。
(本当のところは治療された歯医者さんにしか分からないと思いますが、上記の解釈に不自然なところがあれば教えていただきたいです)


もう1点、神経が殆ど死んでいたのに痛かったのはなぜか。です。
虫歯に神経が侵される過程(炎症?)で痛みがあったから、でしょうか。
おそらく神経が完全に死んでいても、それは歯髄が死んだだけで菌はさらに奥の方に侵入し、放っておいても痛みは収まらないとイメージしているのですが、上記の認識で誤りがあればご指摘いただきたいです。

以上よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-11-01 22:39:42
ネコアタックさん、こんにちは。

>まず、既に歯の神経が無くなっていた理由はなんなのか。です。

虫歯が原因となることが多いですが、打撲や歯に入ったクラック(ヒビ)など、虫歯以外の原因による場合もあります。
原因がはっきりしないこともあります。

レントゲンはあくまで検査の一つであり、広がり方によっては、削ってみると想定よりも大きかった、ということも確かにあり得ると思います。
ただし、右下5番という場所であり、術前のレントゲンで明らかな虫歯とは説明されず、削ってみたら失活(神経が死んでいる)していたということであれば、別の原因も想像しました。
中心結節があった(折れたか咬耗した)ことが原因という可能性があるかもしれません。


> もう1点、神経が殆ど死んでいたのに痛かったのはなぜか。です。

そうですね。
便宜的に「神経」と説明されることが多いため、神経をとった歯は痛むことはないはずだ、という誤解はしばしばあるようです。
実際には「歯髄」という歯の内部の組織です。


> 上記の認識で

総論としてはそのような認識で良いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-11-02 04:33:25
> 既に歯の神経が無くなっていた理由はなんなのか。

@歯髄感染が起こり結果として歯髄壊死歯髄壊疽を起こしていた場合
A 外傷により歯牙の脱臼が起こり根尖孔で歯髄に栄養を与えていた血管が切断されたため無菌的に歯髄壊死を起こした場合

があると思います。

@の原因は虫歯がほとんどですが、5番の場合は中心結節破折も歯髄に感染する原因になると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ネコアタックさん
返信日時:2021-11-03 10:53:40
滝野先生、柴田先生

ご回答いただきまして、ありがとうございました。
おかげでスッキリとしました。
助かります。



タイトル 削ったら既に歯髄がほとんど無くなっていた。理由は何なのか
質問者 ネコアタックさん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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