右上部分入れ歯を作るために右下奥歯の再根管治療は必要ですか?

相談者: あかりんごさわーさん (50歳:女性)
投稿日時:2021-12-03 10:38:45
はじめまして。

このたび右上5番〜7番に、部分入れ歯を作る事となりました。(親知らずはありません)

ただ、欠損状態のまま数年経過していたため、今回作ろうとしている入れ歯噛み合わせ部分にあたる右下6番と7番が伸びてしまっており、このまま入れ歯を作ろうにも十分なスペースがなく薄いものとなってしまい、すぐに割れる可能性があるとの説明でした。
挺出している右下6番と7番は、過去に神経を取り銀歯を被せております)

ではどうしたらいいのかと質問したところ、このまま入れ歯を作る事も出来るが、伸びてきた下の銀歯の根の治療をしたのち入れ歯を作った方がまだマシでは?との反応でした。(レントゲン等を確認しながらの説明です)

今回こちらの仕事の合間に受診させていただいた都合上、それ以上のお話は時間的に出来ず、また後日予約するという事になっております。



そこでいくつかご質問させていただきたいのですが、


@今回伸びてしまった銀歯は、2本とも神経がなく今現在は痛み等ない状態です。
その場合でも、やはり根の治療をしなければならないのでしょうか?
(根の治療という言い方からすると、説明にはなかったもののレントゲンには、治療が必要な状態として写っていたのかもしれませんが)

単純に削って高さを合わせる→そこに合わせた銀歯を作る→さらにそこへ合わせた部分入れ歯を作る。
という順序なのかと思っていました。

Aこの銀歯となっている2本の歯は何年も前に治療を終えているため、当時どの程度の虫歯だったか?穴の大きさはどのくらいだったか?等々、全く記憶にありません。

なので今まで痛みなど特別不自由を感じなかった銀歯をあけたはいいが、治療途中に様々な理由で逆に使い物にならなくなってしまったら…という不安もあります。
その場合はこの2本も入れ歯になる事が考えられるのでしょうか?

B長さを調節するため歯茎ギリギリまで削った歯でも、銀歯は作れるものなのでしょうか?

C伸びた歯を削り高さを合わせ入れ歯を作るという事ですが、こちらは一般的な方法なのでしょうか?
また、先生が説明の中でおっしゃった「高さを合わせてから入れ歯を作る方がまだ良い(まだマシ)」という言葉が少々ひっかかりました。

被せものがあるせいでスペースが十分に作れなかったり、挺出した歯を削る事に対して何か不都合などあるのでしょうか?

D全てが完了するまでに3ヶ月以上はかかるだろうとの事でしたが、適当な日数でしょうか?



質問が多くなってしまい申し訳ございません。
ぜひアドバイスのほど、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-03 11:00:45
こんにちは。

レントゲンの結果について、しっかり説明を受けられてはいかがでしょうか?
色々なことを考えてみてところで、全く条件が異なれば役に立ちません。

>@
根の治療がなぜ必要なのか?について、尋ねてみてください。
根尖病巣が確認できる状態なのかもしれませんし、どの歯科医が見ても手抜きの根管充填がされているのかもしれませんし(古い治療の場合は綿栓根充というケースも経験します)、歯冠長を短くすると冠の維持が難しいと判断されたのかもしれません。

>A
対合がなく挺出していた歯で今まで噛んでいたのですか?
噛まない歯は滅多に痛みません。
咬ませ始めると痛みだすという事があるように思います。

>B
作れません。
冠の維持ができないからです。
それほど歯冠長が取れない場合は、継続歯にするしかないでしょう(根管維持)

>C
一般的な方法です。
咬合平面がガタガタではよい治療につながりません。
それをしない歯科医院も多くあるので、噛み合わせがガタガタでどんどん不調になったり、掃除できなくて歯を失う事につながりやすくなると考えられています。

>「高さを合わせてから入れ歯を作る方がまだ良い(まだマシ)」という言葉が少々ひっかかりました。

部分入れ歯自体がよい治療とされなくなっているからではないでしょうか?

出来れば低下した咬合を挙上し全顎的な治療が望ましいと考えられたのかもしれませんが、費用も時間も苦痛も非常に要すために受け入れられないだろうと考えつつ説明されたのではないかと想像しました。

>D
3か月で根管治療のやり直しをして支台築造をして歯茎のお手入れをしてよい冠治療になるようにやり替えをして義歯まで作ってもらえるならば予約が取りやすい歯科医院なのでしょう。

冠治療時によい治療を受けるには歯茎の状態が良くないといけませんからしっかり歯磨き指導に従って協力してあげてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あかりんごさわーさん
返信日時:2021-12-03 11:22:41
ふなちゃん先生、お返事ありがとうございます。

根の治療に関しては、おそらく何か理由があるのだろうとこちらも考えていた部分がありましたので、次の予約の時に確認してみようと思います。

それから少々お尋ねしたいのですが、Bの質問のお答えにあります歯茎ギリギリまで短くしてしまった場合、新たに銀歯は作れず継続歯(根管維持)になるとのことですが、それはどういった方法になるのでしょうか?
また、それは難しい(珍しい)治療法なのでしょうか?

さらに最悪のケースで抜歯となってしまう場合は、右下6番7番も部分入れ歯となるのが一般的なのでしょうか?


たびたび申し訳ございません。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-03 11:58:33
冠の治療はしっかりした土台がないと維持出来ませんから、通常は根管に維持を求めてメタルコアファイバーコアレジン築造により支台築造して支台歯を作ってそこに維持を求めて冠を被せます。

支台の長径が取れないほどに咬合高径が取れないケースでは(噛む力が強い方は、元々の下顎の成長が不足して噛み合わせが低かったり、加齢や治療により歯冠を失っていくと噛み合わせがどんどん低くなる)、ポストクラウンという継続した冠の形態しかできない場合がしばしばあります。

難しい治療というわけではありませんし、珍しい治療というわけではありません。
それしか選択できないケースもありますからね。


>さらに最悪のケースで抜歯となってしまう場合は、右下6番7番も部分入れ歯となるのが一般的なのでしょうか?

今まで67で咬んでなかったのでしょうから、5番だけで咬ませるという事もあるのではないかと思います。
部分入れ歯を受け入れてくれる方であればよいですが、入れ歯は不快だから使わないという方もおられますからね。

最悪の事にならないために、治療を慎重に進めてくれようとしているのではないのでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あかりんごさわーさん
返信日時:2021-12-03 12:31:35
ふなちゃん先生、ありがとうございます。

納得しました。
近々また受診する予定ですので、しっかり説明を受けた上で最善の治療を受けようと思います。

たくさんの質問にお答えいただき、ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-12-03 17:14:51
根の治療については、「根の治療→コア(土台)→クラウン」をワンパックで行う歯科医院も少なくないようですよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あかりんごさわーさん
返信日時:2021-12-03 18:24:38
藤森先生、お返事ありがとうございます。

やはりクラウンに関する治療を行う際は、根の治療がセットとなる事が一般的なのかもしれませんね。

時間はかかるかもしれませんが、じっくり取り組みたいと思います。

ありがとうございました。



タイトル 右上部分入れ歯を作るために右下奥歯の再根管治療は必要ですか?
質問者 あかりんごさわーさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療その他
部分入れ歯 その他
噛み合わせ(咬合)その他
回答者




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