虫歯治療におけるラバーダム装着のタイミングについて

相談者: ぷよぽんさん (30歳:女性)
投稿日時:2021-12-06 20:10:50
以前虫歯治療をした歯のレジンが欠けたため、マイクロスコープのある歯科医院を探し、治療いただいています。

マイクロスコープがあるとのことでこの歯科医院にしたのですが、削るときは3倍ルーペ使用でした。
歯科医によると削るときは3倍で十分?)

現在型どりをして仮詰めです。
型が出来るのが2週間後と長いです。
仮詰めはゴムのものなので、不安に思いながら過ごしています。


色々調べてラバーダムが大事と知り、歯科医院に相談して型を装着する際に使用いただくよう了承いただけました。

ただ、すでに虫歯を削る作業は終わっており、仮詰めはゴム製。
私の唾液虫歯菌が多めなようなのですが、今更ラバーダム装着してもらっても唾液がついてしまっていて手遅れなのでは?と思ったのですがどうなのでしょうか。


直接歯科医院には聞きずらくこちらで質問させていただきました。
仮詰め状態で他の歯科に転院は出来ないですよね?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-06 22:17:29
こんにちは。


レジンが欠けたのとマイクロスコープの使用やラバーダムの使用に関係がどの程度あるのでしょうか?

マイクロスコープは目が悪くなると見えなくなりますから光源を用いて拡大してそれを補えますが、使いながら治療することは難しいですから技術の習得が必要になります。

光源をつけた拡大鏡で拡大してもよく見えるようになりますから、操作性が良いのでそちらを好まれる歯科医も多いでしょう。


マイクロスコープは動きが悪いのはデメリットですが、カメラを同期させることで治療中の録画や写真撮影が簡単になります。

また、必要に応じて倍率を容易に変えて使えます。

録画は患者さんへの説明に使えるので必ず記録しておく歯科医もいます。


せっかくですから、マイクロを使って治療を受けるだけではなく説明してもらうと安心できそうですね。



ラバーダムは防湿目的や薬剤や器具等がお口に落ちないように守ってくれます。

小児歯科でよく使われていましたが、逆に大きなトラブルが生じたと言われた事もあります。
大人の方は唾液が出にくくなっていますから必要に応じて使われていて簡易防湿で良いとされる場合もあります。

もちろん、積極的にしてくれる歯科医院であればしてもらうと良いでしょう。


修復物のセット時にはラバーダムをしたままでは噛み合わせの調整が出来ませんから一時的につける程度になるでしょう。



〉私の唾液は虫歯菌が多めなようなのですが、今更ラバーダム装着してもらっても唾液がついてしまっていて手遅れなのでは?

唾液に虫歯菌が多くいてゴムで仮蓋していてもセット時に前処理しますから問題ないのではないでしょうか?
仮蓋が要らないセレックなどの即日治療はメリットがあると言われますから、長期間の仮蓋は望ましくないでしょう。

細かい事をどこまで気にすれば良い治療になるのか?はわかりにくいですよね。


次は治療がうまくいくとよいですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-12-07 10:56:56
船橋先生>

小児歯科でよく使われていましたが、逆に大きなトラブルが生じたと言われた事もあります。


使われていましたが って過去形ですか?

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-07 14:42:19
現在でもよく使われています。

小児歯科学会HPにも関連内容の記載があります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぷよぽんさん
返信日時:2021-12-07 19:30:38
お返事ありがとうございます!


装着前の前処理というのは、私のイメージでは乾燥のために簡単に器具でシューっとするくらいなのですが、そのイメージであっていますか?
ほかの処理の仕方があるのでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-12-07 19:40:02
使用するセメントの種類により違います。

回答 回答5
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-12-07 20:32:06
ぷよぽんさん、こんにちは。

マイクロスコープのある歯科医院を探し

マイクロスコープがある医院にも、いろいろなパターンがありますね。

何年も全く使われておらず、オブジェとして「あるだけ」の医院
自費治療の一部の治療だけ、根管治療の一部にだけ使う歯科医院
もっと広範な治療で使う歯科医院

また、マイクロスコープを覗きながらの治療(ワーキングビュー)で使用してくれる歯科医院もあるでしょうし、随所でのチェック(チェッキングビュー)のみでマイクロスコープを使用する歯科医院もあるでしょう。


>(歯科医によると削るときは3倍で十分?)

ルーペでも8倍や10倍のものであればそうした考え方もできるかとは思います。

3倍となると、肉眼とそう変わらないでしょうが肉眼よりは良いかもしれません。
これは個人的な感覚で、歯科医師によって意見は違うと思います。



歯治療におけるラバーダム装着のタイミングについてですが、虫歯を削った後に、深い部分を保護したり形態を調整するためにセメントレジンなどの材料で部分的に詰めていることが多いと思います。

そうすると、削った歯の面と何らかの材料の境界面が虫歯の一番深い部分で、象牙質であれば象牙細管を通じて歯髄(神経)につながる部分になりますから、ラバーダムの優先順位としてはここを削る、詰める時が第一ということになると思います。

つめ物の装着の際にも(可能であれば)使用するのは悪くはないとは思います。


>仮詰め状態で他の歯科に転院は出来ないですよね?

可能だと思いますが、おかかりの歯科医院にしっかり連絡をしたうえで、費用等の問題を解決する必要があると思います。
また、治療方針や形成(削り方)の考え方も違えば治療も再治療や修正が必要になるかもしれません。




タイトル 虫歯治療におけるラバーダム装着のタイミングについて
質問者 ぷよぽんさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
ラバーダム
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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