砂糖を使わないシェフが1本も虫歯になったことがないと話していた
相談者:
ハバネロペッパーさん (22歳:男性)
投稿日時:2021-12-27 22:07:32
Youtubeでイタリア料理のシェフがレシピ動画を出しているのですが、そのシェフは47歳の日本人で、今まで一度たりとも一本たりとも虫歯になった事がない、という余談をしていました。
何十年も歯科医院に行ってないので最近久々に歯石取りに行ったところ、やはり虫歯は一本もないと言われたそうです。
ただ
「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので、定期的にクリーニングしましょうね」
と衛生士に言われた、とも仰ってました。
そのシェフのレシピでは砂糖を一切使いません。
メープルシロップやエリスリトールなどの甘味料も使いません。
シェフ曰く、和食のように砂糖を料理に使った甘い味付けが昔から好きではないし、子供の頃から、甘ったるいすき焼きとかも大嫌いだと仰っていました。
親も料理人で、幼い頃からイタリアンを食べて育った?ようです。
肉は炭火で焼いて塩コショウ、とかそんなレシピが多いです。
野菜もオリーブオイルと塩コショウ、とかシンプルです。
また飲み物はアルコールと水とお茶(無糖)しか飲んだ事がない、とも仰ってました。
ビールなどは大量に飲んでますが、甘いジュースなどは一切飲まないそうです。
健康や歯の為とかではなく、あくまで味の嗜好だそうです。
そこで思い出したのですが、私の父親も50代で虫歯が一本もありません。
とても歯が強くて、硬い殻とかもバリバリ噛み砕きます。
父も幼い頃からおやつに畳いわし、飲み物は水か緑茶のみ、酒はウイスキーとか大量に飲む、甘いものは一切食べない、というタイプです。
ご飯(白米)は普通に食べます。
健康の為ではなく、もともと甘い味が好きではないから、というだけの理由です。
父は晩酌して酔っ払って歯磨きをせずに寝てしまう事が非常に多いのに、口臭もないし虫歯もなくて、いつも不思議に思っていました。
Youtubeでたまたま父と同じような食性(彼はイタリア料理ですが)の方がやはり虫歯が一箇所たりともない、という共通点を見て、これはたまたま偶然なのか、それとも砂糖を摂取しなければ歯磨きはそんなにしつこくしなくても虫歯はできないのか?と疑問がわきました。
私は小さい頃から歯磨きしなければ虫歯になる、甘いものを食べても歯磨きさえすれば虫歯にならない!と学校でも教わって育ちました。
でもお米やパスタに含まれる糖質(でんぷん)も唾液の消化酵素に分解されてブドウ糖になるし、タマネギなんかは純粋なブドウ糖を大量に含んでいますから、砂糖を摂取しなくてもそういった糖分で虫歯になるのでは?という疑問もあります。
砂糖を摂取しなければ虫歯にならないのか?
砂糖を摂取しても歯磨きさえすれば虫歯にならないのか?
衛生士が言ったとされる「虫歯がない人ほど歯周病になりやすい」
という発言は本当なのか?
その疑問についてお答えいただけると助かります。
何十年も歯科医院に行ってないので最近久々に歯石取りに行ったところ、やはり虫歯は一本もないと言われたそうです。
ただ
「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので、定期的にクリーニングしましょうね」
と衛生士に言われた、とも仰ってました。
そのシェフのレシピでは砂糖を一切使いません。
メープルシロップやエリスリトールなどの甘味料も使いません。
シェフ曰く、和食のように砂糖を料理に使った甘い味付けが昔から好きではないし、子供の頃から、甘ったるいすき焼きとかも大嫌いだと仰っていました。
親も料理人で、幼い頃からイタリアンを食べて育った?ようです。
肉は炭火で焼いて塩コショウ、とかそんなレシピが多いです。
野菜もオリーブオイルと塩コショウ、とかシンプルです。
また飲み物はアルコールと水とお茶(無糖)しか飲んだ事がない、とも仰ってました。
ビールなどは大量に飲んでますが、甘いジュースなどは一切飲まないそうです。
健康や歯の為とかではなく、あくまで味の嗜好だそうです。
そこで思い出したのですが、私の父親も50代で虫歯が一本もありません。
とても歯が強くて、硬い殻とかもバリバリ噛み砕きます。
父も幼い頃からおやつに畳いわし、飲み物は水か緑茶のみ、酒はウイスキーとか大量に飲む、甘いものは一切食べない、というタイプです。
ご飯(白米)は普通に食べます。
健康の為ではなく、もともと甘い味が好きではないから、というだけの理由です。
父は晩酌して酔っ払って歯磨きをせずに寝てしまう事が非常に多いのに、口臭もないし虫歯もなくて、いつも不思議に思っていました。
Youtubeでたまたま父と同じような食性(彼はイタリア料理ですが)の方がやはり虫歯が一箇所たりともない、という共通点を見て、これはたまたま偶然なのか、それとも砂糖を摂取しなければ歯磨きはそんなにしつこくしなくても虫歯はできないのか?と疑問がわきました。
私は小さい頃から歯磨きしなければ虫歯になる、甘いものを食べても歯磨きさえすれば虫歯にならない!と学校でも教わって育ちました。
でもお米やパスタに含まれる糖質(でんぷん)も唾液の消化酵素に分解されてブドウ糖になるし、タマネギなんかは純粋なブドウ糖を大量に含んでいますから、砂糖を摂取しなくてもそういった糖分で虫歯になるのでは?という疑問もあります。
砂糖を摂取しなければ虫歯にならないのか?
砂糖を摂取しても歯磨きさえすれば虫歯にならないのか?
衛生士が言ったとされる「虫歯がない人ほど歯周病になりやすい」
という発言は本当なのか?
その疑問についてお答えいただけると助かります。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2021-12-28 12:04:38
おはようございます。
簡単に説明すると、ミュータンス菌がお砂糖(スクロース)を分解して不溶性グルカンを形成します、これが歯にくっついたのがプラークです、したがっておさとう以外の糖はグルカンを作らないのでプラークができないというわけです。
>砂糖を摂取しなければ虫歯にならないのか?
そう考えていただいて間違いありませんが、食品添加物の中にお砂糖は含まれています。
>砂糖を摂取しても歯磨きさえすれば虫歯にならないのか?
普通の歯磨き技術では、すべてのプラークを落としきることはできません、したがって一定以上のお砂糖を摂取すればむし歯になります。
>衛生士が言ったとされる「虫歯がない人ほど歯周病になりやすい」という発言は本当なのか?
間違っています。
おさとうの限度量は一日40gと考えています、調味料として20gくらい摂取していると考えているのでお菓子としての限度量は20gくらいです、ざっくり言ってお菓子は一日一種類一個が望ましいと考えています。
予防歯科 https://www.yamadashika.jp/prevent.html
バイオフィルム https://www.gcdental.co.jp/member/school/images/pdf/decay_02.pdf
簡単に説明すると、ミュータンス菌がお砂糖(スクロース)を分解して不溶性グルカンを形成します、これが歯にくっついたのがプラークです、したがっておさとう以外の糖はグルカンを作らないのでプラークができないというわけです。
>砂糖を摂取しなければ虫歯にならないのか?
そう考えていただいて間違いありませんが、食品添加物の中にお砂糖は含まれています。
>砂糖を摂取しても歯磨きさえすれば虫歯にならないのか?
普通の歯磨き技術では、すべてのプラークを落としきることはできません、したがって一定以上のお砂糖を摂取すればむし歯になります。
>衛生士が言ったとされる「虫歯がない人ほど歯周病になりやすい」という発言は本当なのか?
間違っています。
おさとうの限度量は一日40gと考えています、調味料として20gくらい摂取していると考えているのでお菓子としての限度量は20gくらいです、ざっくり言ってお菓子は一日一種類一個が望ましいと考えています。
予防歯科 https://www.yamadashika.jp/prevent.html
バイオフィルム https://www.gcdental.co.jp/member/school/images/pdf/decay_02.pdf
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-12-28 17:46:00
どれも可能性は考えられます。
実は、私もこうした話が大好きなのです。
しかし、仮に、90歳ですべての歯が健全なおじいちゃんに、
「歯を守ってきた秘訣は何ですか?」
と訊きます。
「塩を付けて磨くことじゃよ」
と答えられたとします。
たしかに、そうかもしれません。
しかし、このおじいちゃんは、もし塩を使わなくても今の状態と変わらないかもしれません。
ですから、塩を使う集団と使わない集団とに分けて、多くの人数で長年に渡って調べないといけません。
そうでないと、患者さんとの雑談は出来たとしても、「塩を使ってください」との指導は決してやってはダメなのが現実なのです。
実は、私もこうした話が大好きなのです。
しかし、仮に、90歳ですべての歯が健全なおじいちゃんに、
「歯を守ってきた秘訣は何ですか?」
と訊きます。
「塩を付けて磨くことじゃよ」
と答えられたとします。
たしかに、そうかもしれません。
しかし、このおじいちゃんは、もし塩を使わなくても今の状態と変わらないかもしれません。
ですから、塩を使う集団と使わない集団とに分けて、多くの人数で長年に渡って調べないといけません。
そうでないと、患者さんとの雑談は出来たとしても、「塩を使ってください」との指導は決してやってはダメなのが現実なのです。
相談者からの返信
相談者:
ハバネロペッパーさん
返信日時:2021-12-28 19:52:42
山田先生へ
お忙しい中ご回答ありがとうございます!
的確な回答ありがとうございます。
そういう事だったのですね!
砂糖(スクロース)だけを虫歯菌が分解し、不溶性グルカンを形成するのですね。
山田先生が貼って下さったバイオフィルムの記事も、全部読ませて頂きました。
ブドウ糖や果糖など単糖はグルカン形成されないけど、スクロースなどの二糖類はミュータンス菌の餌となり容易にグルカン形成する、と記載があり、今まで知らなかった事だらけで、ずっと疑問だった事が1日で解決できて、とっても嬉しいです!
ブドウ糖しか含まないタマネギとか米やパスタは大丈夫で、コーヒーやお茶に入れるのも砂糖の代わりに粉末ブドウ糖にしたら良いのか?と思いました!
どうしても甘いものが食べたいとき、ショ糖(スクロース)ではなくブドウ糖を料理やお菓子に使えば甘いもの食べすぎても大丈夫かな?と・・・
砂糖は1日40gまでなのですね、少ないですね・・・
でも徐々に減らすよう頑張ってみます!
貼って下さったホームページも拝見させていただきました。
歯磨きで歯周病を改善されている実証例なども出ていて、とても参考になり、夢と希望が沸いてくる内容盛りだくさんで、しっかり読んで勉強させていただきたいです。
近くだったら、歯磨き指導に通いたかったです。
貴重な情報教えてくださり本当にありがとうございます!
感謝します。
藤森先生へ
お忙しい中ご回答ありがとうございます!
先生もこのような不思議な話が好きなのですね!私も好きです。
歯医者どころか歯ブラシも歯磨き粉も売ってない電気も水道もないアフリカの未開の村に暮らす部族たちの歯を、イギリス人学者が調査したところ、全員虫歯が1本もなかったという記録とか。
その部族は木の枝で歯を磨いてたそうで、歯は真っ白で綺麗だった写真もありました。
アフリカのガーナのカカオ農園で働く黒人たちは現地でカカオ豆は食べても砂糖入りのチョコを食べた事がなく、虫歯がゼロで、一方、カカオ輸入国は砂糖入りのチョコを食べていて虫歯が多いとか、そんな話は、なぜなのか?
ずっと疑問がありました。
砂糖だけじゃなく米やパンやイモ類も糖質なのになぜ?と疑問だったのですが、スクロース以外は虫歯菌にグルカン形成されないと教えてくれて、今まで不思議でモヤモヤしてた事がすべて合点が行きました。
藤森先生の仰る「塩」のお話も、治験対象の両集団を長期間にわたって比較しないと一概に「これが虫歯の原因だ」とは決定できないという事もよくわかりました。
本当にありがとうございます。
お忙しい中ご回答ありがとうございます!
的確な回答ありがとうございます。
そういう事だったのですね!
砂糖(スクロース)だけを虫歯菌が分解し、不溶性グルカンを形成するのですね。
山田先生が貼って下さったバイオフィルムの記事も、全部読ませて頂きました。
ブドウ糖や果糖など単糖はグルカン形成されないけど、スクロースなどの二糖類はミュータンス菌の餌となり容易にグルカン形成する、と記載があり、今まで知らなかった事だらけで、ずっと疑問だった事が1日で解決できて、とっても嬉しいです!
ブドウ糖しか含まないタマネギとか米やパスタは大丈夫で、コーヒーやお茶に入れるのも砂糖の代わりに粉末ブドウ糖にしたら良いのか?と思いました!
どうしても甘いものが食べたいとき、ショ糖(スクロース)ではなくブドウ糖を料理やお菓子に使えば甘いもの食べすぎても大丈夫かな?と・・・
砂糖は1日40gまでなのですね、少ないですね・・・
でも徐々に減らすよう頑張ってみます!
貼って下さったホームページも拝見させていただきました。
歯磨きで歯周病を改善されている実証例なども出ていて、とても参考になり、夢と希望が沸いてくる内容盛りだくさんで、しっかり読んで勉強させていただきたいです。
近くだったら、歯磨き指導に通いたかったです。
貴重な情報教えてくださり本当にありがとうございます!
感謝します。
藤森先生へ
お忙しい中ご回答ありがとうございます!
先生もこのような不思議な話が好きなのですね!私も好きです。
歯医者どころか歯ブラシも歯磨き粉も売ってない電気も水道もないアフリカの未開の村に暮らす部族たちの歯を、イギリス人学者が調査したところ、全員虫歯が1本もなかったという記録とか。
その部族は木の枝で歯を磨いてたそうで、歯は真っ白で綺麗だった写真もありました。
アフリカのガーナのカカオ農園で働く黒人たちは現地でカカオ豆は食べても砂糖入りのチョコを食べた事がなく、虫歯がゼロで、一方、カカオ輸入国は砂糖入りのチョコを食べていて虫歯が多いとか、そんな話は、なぜなのか?
ずっと疑問がありました。
砂糖だけじゃなく米やパンやイモ類も糖質なのになぜ?と疑問だったのですが、スクロース以外は虫歯菌にグルカン形成されないと教えてくれて、今まで不思議でモヤモヤしてた事がすべて合点が行きました。
藤森先生の仰る「塩」のお話も、治験対象の両集団を長期間にわたって比較しないと一概に「これが虫歯の原因だ」とは決定できないという事もよくわかりました。
本当にありがとうございます。
回答3
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2021-12-28 19:58:10
嘘か本当か分かりませんし、統計の取り方が正しいかどうかも分かりませんし、混乱の時期だから不正確かもしれませんし、歯医者に通う余裕すらなかった時代、つまり昭和20年前後は虫歯が少なかったという報告はあると思います。
死んだ父親は「砂糖が食べたかった」とか言ってました、その時期。
死んだ父親は「砂糖が食べたかった」とか言ってました、その時期。
相談者からの返信
相談者:
ハバネロペッパーさん
返信日時:2021-12-29 20:37:39
回答4
回答5
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2022-01-05 23:32:12
ハバネロペッパーさん、こんにちは。
>お米やパスタに含まれる糖質(でんぷん)も唾液の消化酵素に分解されてブドウ糖になるし、タマネギなんかは純粋なブドウ糖を大量に含んでいますから、砂糖を摂取しなくてもそういった糖分で虫歯になるのでは?という疑問もあります。
確かに、虫歯リスクとしては圧倒的にショ糖が高いですが、ブドウ糖と果糖も虫歯の原因にはなります。
また、不溶性グルカンを形成しないからといって酸産生能がない、う蝕の原因にならないということを意味しないと考えます。
したがって山田先生とは違った意見になります。
また、タマネギにはブドウ糖、果糖、ショ糖が含まれていると思います。
>ただ「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので定期的にクリーニングしましょうね」と衛生士に言われた、とも仰ってました。
虫歯も歯周病も、細菌を原因とする感染症でもあり、生活習慣病の側面もあります。口腔細菌叢や生活習慣の傾向によっては、虫歯になりやすい傾向の人、歯周病になりやすい傾向の人、どちらにもなりやすい傾向の人はいます。
虫歯の場合も初期には症状はないことが普通ですが、沁みたり、穴があいた、痛い、という症状があると歯医者さんへ行きますよね。
虫歯が歯髄まで達した急性歯髄炎ともなれば我慢することもできませんから痛みから歯科受診することが大半でしょう。
重度に進行した場合には抜髄(神経をとる処置)となる場合もありますが、すぐに抜歯(歯を失う)ことになる前に対処できることも多いように思います。
一方の歯周病の場合は、サイレントキラーとも表現されるように、自覚症状の乏しいまま静かに進行していきます。
歯周病で強い痛みがでて歯科受診した時には、手遅れというケースも多いように思います。
虫歯の傾向が強く歯科に頻繁に受診されている場合、歯周病の説明や治療を受けたりブラッシング指導、口腔清掃指導を受ける機会に恵まれているかもしれません。
一方で、虫歯の傾向は低く歯周病の傾向が強いという方の場合、長く歯科受診する機会がなく歯周病が進行していくケースはあるように思います。
もちろん、虫歯がないけれどしっかり歯医者へ定期健診に通っている人もたくさんいますし、本人のメンテナンスが極めて優秀であったり生活習慣や様々な要因が重なって、歯科受診はこまめではないものの虫歯、歯周病とも縁がないというとても羨ましい人は存在すると思います。
ですが統計的な傾向としては、担当の歯科衛生士さんのおっしゃった
「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので、定期的にクリーニングしましょうね」
という歯科受診を促す言葉掛けや表現は、間違っていないように思います。
>お米やパスタに含まれる糖質(でんぷん)も唾液の消化酵素に分解されてブドウ糖になるし、タマネギなんかは純粋なブドウ糖を大量に含んでいますから、砂糖を摂取しなくてもそういった糖分で虫歯になるのでは?という疑問もあります。
確かに、虫歯リスクとしては圧倒的にショ糖が高いですが、ブドウ糖と果糖も虫歯の原因にはなります。
また、不溶性グルカンを形成しないからといって酸産生能がない、う蝕の原因にならないということを意味しないと考えます。
したがって山田先生とは違った意見になります。
また、タマネギにはブドウ糖、果糖、ショ糖が含まれていると思います。
>ただ「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので定期的にクリーニングしましょうね」と衛生士に言われた、とも仰ってました。
虫歯も歯周病も、細菌を原因とする感染症でもあり、生活習慣病の側面もあります。口腔細菌叢や生活習慣の傾向によっては、虫歯になりやすい傾向の人、歯周病になりやすい傾向の人、どちらにもなりやすい傾向の人はいます。
虫歯の場合も初期には症状はないことが普通ですが、沁みたり、穴があいた、痛い、という症状があると歯医者さんへ行きますよね。
虫歯が歯髄まで達した急性歯髄炎ともなれば我慢することもできませんから痛みから歯科受診することが大半でしょう。
重度に進行した場合には抜髄(神経をとる処置)となる場合もありますが、すぐに抜歯(歯を失う)ことになる前に対処できることも多いように思います。
一方の歯周病の場合は、サイレントキラーとも表現されるように、自覚症状の乏しいまま静かに進行していきます。
歯周病で強い痛みがでて歯科受診した時には、手遅れというケースも多いように思います。
虫歯の傾向が強く歯科に頻繁に受診されている場合、歯周病の説明や治療を受けたりブラッシング指導、口腔清掃指導を受ける機会に恵まれているかもしれません。
一方で、虫歯の傾向は低く歯周病の傾向が強いという方の場合、長く歯科受診する機会がなく歯周病が進行していくケースはあるように思います。
もちろん、虫歯がないけれどしっかり歯医者へ定期健診に通っている人もたくさんいますし、本人のメンテナンスが極めて優秀であったり生活習慣や様々な要因が重なって、歯科受診はこまめではないものの虫歯、歯周病とも縁がないというとても羨ましい人は存在すると思います。
ですが統計的な傾向としては、担当の歯科衛生士さんのおっしゃった
「虫歯がない人は歯医者に行かないせいで歯周病になりやすいので、定期的にクリーニングしましょうね」
という歯科受診を促す言葉掛けや表現は、間違っていないように思います。
タイトル | 砂糖を使わないシェフが1本も虫歯になったことがないと話していた |
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質問者 | ハバネロペッパーさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 22歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 う蝕関連 予防関連 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。