パティシエの虫歯を防ぐ方法について

相談者: 舜さん (25歳:男性)
投稿日時:2022-02-16 12:15:01
こんにちは。

高校卒業後、専門学校に行き、パティシエをしています。
職業柄、友人も言っていたのですが、虫歯にすごくなりやすくて悩んでいます。

私の親は、比較的厳しく、専門学校に行くのも(大学に行きなさいと)反対していました。
ですが、パティシエは幼少期からの夢でもあり、反対されつつも最終的に許してもらえました。

また、歯についても今思えば厳しく、小学生の頃から中学1年くらいまでは矯正もしていて、虫歯になったことがありませんでした。
高校生のときに、自覚はなかったのですが、人生ではじめて1本小さな虫歯になってしまいましたが、それから半年に一回は歯科健診に行くように言われて、高校時代も虫歯はそのときの1本だけでした。

ですが、専門学校に通うようになって、明らかに甘いものを食べたりする時間が増え、また同時にアルバイトもしており時間的にも厳しく、歯科健診にいくこともありませんでした。

専門学校卒業前の冬に、歯が痛くなってしまい、高校以来の歯医者に行きました。
そこで、痛くなっている歯は、虫歯が進行して神経を抜くことになり、他に10本くらい虫歯があり、就職直前まで週に2回ほど通い、治療してもらいました。

そのときに、3ヶ月おきに歯科健診にきてくださいと言われ、3回くらいは行ったのですが、仕事も忙しくなってきて、また、交際相手もできてなかなか行けなくなりました。

ですが、最後に歯科健診をしてから1年後くらいに、激痛とまでは行かないものの、試食などの際に歯が痛むようになり、歯医者に行きました。そのとき、前歯を含めて虫歯が7本みつかり、1本はやはり神経を抜きました。

後で言われたのですが、このときに、前に治療したところを含め、奥歯16本全て虫歯になったということでした。

それからさすがに反省して、3か月おきに歯科健診にいっています。
とはいえ、当時は、奥歯はもう治療してあるから虫歯にならないと思っていたのですが、治療済の歯でも、治療していない面が新しく虫歯になったり、前歯や犬歯の虫歯などがみつかったりしてしまいました。

さすがに、神経を抜く治療はそれ以来していませんが、虫歯はとまりません。

歯医者に行く前には、習ったとおりにしっかり歯みがきしてフロスもしていくので、歯みがきチェックされたときなどは、良く磨けています、といわれるのですが、仕事中に磨いたりできないですし、また、つい仕事で疲れていつもきちんと磨けているかというとそうでもないのも自覚しています。

最近、また虫歯になりました。左上4番と左上の犬歯の間で、2本にまたがって虫歯です。
どちらも治療してある歯ではありますが、4番は5番との間だけ白いので詰めてあり、犬歯も2番との間だけ詰めてある状態で、4番と犬歯の間は虫歯になっていませんでした。

ですが、ついに虫歯になってしまい、特に、4番のほうは、犬歯の間から噛み合わせの面、今詰めてあるところの境まで虫歯なので、詰め物もはずして、4番は3番側から5番側まで繋がる一つの大きな銀の詰め物になりました。

実は、これで私の16本の奥歯は全て銀の詰め物か銀の被せものが入ったことになります。
高校生までは、一つの白い詰め物以外全部自分の歯だったのに、この10年弱で、全部銀歯になってしまいました。前歯も歯と歯の間はことごとく詰め物です。

彼女にも銀歯しかないね、と冗談半分言われて笑ってごまかしていますが、実際その通りですし、治療していない歯は、下の前歯と犬歯の6本だけです。

まだ幸い親知らず以外歯は抜いていません。
矯正も、大人になると歯を抜かないといけないからと親が気を遣って子どもの頃にやったわけですが、結局全部虫歯、銀歯です。
親にも申し訳ないです。

虫歯は全て自己責任なのはわかっていますが、職業柄、やはりどうしても難しいです。
これからもっと歯が悪くなるのでしょうか。
友人には、インプラントにしたという人もいますし、怖いです。

全部銀歯の私ですが、それでも抜いていないので、これを維持するにはどうしたらいいでしょうか。

虫歯が増えて悩んでいる職場の後輩もいますが、彼にはどうアドバイスすればいいでしょうか。

何かご教授いただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-02-16 12:52:55
虫歯予防には

@ 糖分のコントロール
A フッ化物の応用
B プラークコントロール
C 除菌療法
Dその他

があると思います。

@ 当然ながら仕事中以外で糖分を含む飲料水を止める、食後のフルーツ、デザートをやめる、間食をしないなどは守らなければならないと思います。

A フッ化物入りの歯磨剤、ジェル、フッ素洗口などの家庭でのケアとフッ素塗布などのプロフェッショナルケアがあると思います。

チェックアップスタンダードとチェックアップジェルを私はお勧めしています。高濃度フッ素とか1450ppmと書かれた歯磨剤を正しく使うことが重要だと思います。
フッ素洗口は各種あります。

歯科医院でのフッ素塗布は9500ppmのものと20000ppmを超えるものごあり、当然後者の方が効果が高いと思います。
また当院では、年何回と決められた回数を超えて塗布する場合もあります。

ジェルやフッ素塗布には特殊な方法もありますが、一般的ではないので割愛します。

B プラークコントロールには電動ブラシ、ワンタフトブラシ、フロス歯間ブラシを組み合わせて使用してプラークゼロを目指してください。

また上手な歯科医が真剣に取り組んだ充填物、修復物、補綴物に変えられることをお勧めするかもしれません。

それらによりプラークの除去率が変わると思います。

C 賛否両論ありますが、希望されれば対応できる歯科医院はあると思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-02-16 16:33:33
うちの患者さんにもパティシエや料理人の方がおられて、虫歯率は高いですね。
職業の環境的にはかなり厳しいのだと思います。

そんな中でも予防する方法としては、味見をするたびに水でぶくぶくっとうがいをする。
たったこれだけでも違ってきます。

もちろん、定期的にメインテナンスを受けるなども重要ですので、まずは歯科医院に相談しましょ

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-02-17 14:10:20
こんにちは。

ほとんどの飲食物は歯からミネラルを奪う(PH5,5以下)酸性ですから、歯の質を弱くしていく(溶けていく)状態になるのはダラダラ食べが原因と言われています。

通常の方は飲食時間が一定でメリハリのある食生活をされていますが、パティシエなどの料理人の方は味見を行うでしょうから、常に脱灰状態になっている可能性があると思います。

味見をしたら、一度うがいをされる習慣にされてはいかがでしょうか?

更に歯の面に歯垢が溜まっていると、そこには水や唾液の緩衝が効きませんから、歯面を丁寧に1日に1度は必ず綺麗に磨き上げる習慣を、身につける努力をされてはいかがでしょう?

歯科医院ではあまり飲食の指導を行ってくれないところがあるのかもしれませんが、口腔衛生指導は保険収蔵されていますから、どこの保険医療機関でも、歯垢染め出しを行い15分以上の歯科衛生士による実地指導を行ってくれるのではないかと想像します。
いわゆる歯磨き指導です。

ただ、歯科医院の中には歯科衛生士が確保できず、歯科助手歯科医しか居ない歯科医院が稀にありますので、そういう歯科医院ではこの保険請求ができませんから、予約枠を確保した歯磨き指導を行ってくれない場合があると思います。

そういう意味でも歯科医院の選択はとても重要になると思います。

もしも、治療しか行ってもらえない歯科医院であれば予防に保険が使えませんからね。

出来れば、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の認定を受けている歯科医院を選択されるとよいと思います。

この認定を受けられる歯科医院には要項がたくさんあるので、それに達している場合、初診料や再診料が僅かに高くなりますが、かかりつけ歯科医として虫歯予防に積極的に取り組んでくれるものと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-02-18 16:02:38
船橋先生 か強診の施設基準出していることと、むし歯予防に積極的ということはほぼ無関係かと。

うちの場合は、

(3)過去1年間に歯科訪問診療1若しくは歯科訪問診療2の算定回数又は連携する在宅療養支援歯科診療所1若しくは在宅療養支援歯科診療所2に依頼した歯科訪問診療の回数があわせて5回以上であること。

これがクリアできないので取り下げました。


か強診=何でもやってる歯科医院 といった意味合いかと。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-02-18 20:47:58
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000212690.pdf

かかりつけ歯科の評価ですからね。

何かに特化している歯科医院を選択されるというより、初期虫歯をちゃんと管理してもらえればそれがよいかなと思います。




タイトル パティシエの虫歯を防ぐ方法について
質問者 舜さん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ う蝕関連
予防関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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