インレーだった右下6番の歯をレジンにするのは大丈夫?

相談者: 一真さん (26歳:男性)
投稿日時:2022-03-05 12:05:26
はじめまして。

先日、右下6番のインレーが外れてしまい、約4年ぶりに歯医者に行きました。

右下6番はインレーの下と、元々詰めていなかった7番に接している面が虫歯になってしまっているため、その治療が必要だそうです。

また、4年ぶりということもあり、他にも虫歯が見つかってしまい、左上の4番と5番に虫歯が見つかってしまいました。
左上の4番と5番は、はじめての虫歯治療です。


これらの歯の治療で、いくつか質問させていただきます。

一つは、インレーの寿命についてです。

右下6番のインレーは、おそらく中学生くらいのときにいれたものだと思います。
歯医者さんには、10年以上持っていれば悪くはないです、といわれましたが、インレーの寿命というのはそのくらいなのでしょうか。

6番は、中学生から高校生くらいで、左右上下すべてインレーを詰めており、他の歯もインレーがありますが、やがて虫歯になってしまうのでしょうか。

二つ目は、レジンについてです。

歯医者は、中学生くらいの時から同じところに通っており、先生も同じです。
これまで治療したときは、虫歯が少し大きかったり、隣の歯と接している面に虫歯があったら、レジンでは強度が足りないからとインレーで治療されていました。

右下の6番も、噛み合わせの面と5番側の面、横の溝の部分が虫歯でインレーになっていました。
今回、噛み合わせの面が少しと7番側も虫歯ということで、さらに削る予定です。
ですが、今回はレジンで治すということです。

また、左上の4番と5番についても、4番は、5番と接している面、5番は、4番と接している面と噛み合わせの面、6番と接してる面が虫歯だそうです。

実は、右上の4番と5番を4年前に治療しており、そのときはインレーで治療を受けました。
ですが、今回はレジンだということです。

レジンで治した歯も今までありますが、噛み合わせの面だけだったり、前歯の間の虫歯などです。
また、右下の6番は、別の歯医者で小学生くらいのときに一度今思うとレジンで治していたと思いますが、虫歯が再発してインレーになったと思います。

もちろん銀から白くなるのはうれしいのですが、歯医者を変えたわけでもないのに方針転換が大きくて、少し不安もあります。
少し聞いてみても、今のものはいいから、とそれだけです。

4年前と今で、そんなに変わっているのでしょうか。
最近、銀歯の材料費が高騰しているというのもあるので、それが関係しているのかなど思ってしまいます。
無理にレジンで治して、虫歯が再発しやすくなったりはしないでしょうか。

三つ目は、レジンとインレーについてです。

インレーとレジンでは、個人的にはレジンの方が弱そうなのですが、寿命が短いというわけではないのでしょうか。

レジンのところで治療し治したことは右下の6番含めて何度かありますが、インレーは今回外れたのがはじめてなので、気になりました。
本来インレーにすべきなら、インレーにしてくださいといっほうがいいのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-03-05 13:36:21
文献でいえば、レジンインレーも予後に大きな違いがないことは証明されています。

が、

材料より、歯科医師の技術の方が予後には大きな因子のような気がします。

予後は気になるとことですが、一度削って治した歯は人工物の寿命が来るのでやり替えの時期はいつかは来ます。

患者さんが歯科で不思議に思う点でもありますが、同じ歯を見ても、インレーが得意な先生であればインレーを勧めますし、レジンが得意な先生はレジンを勧めます。
また同じ歯科医師でも、技術の習得や経験値から医療方針が変わることもあります。
 
後、日本オリジナルの銀歯(金銀パラジューム合金)は世界的な金属の高騰で採算が合わない治療になってきているので、自然と銀歯というのは数が減って行くと思います。
  
私はレジンを詰めることが殆どですが、経験上レジンは詰める部位と患者さんの噛み合わせにもより寿命が異なってきます。

おだいじに

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-03-06 01:42:37
こんにちは。

レジンインレー保険に入りましたから、銀歯より材料費が安価で歯科医院側の持出しがないです。
また、同じ歯科医にもブームがあり、技術習得状況によりお勧めの治療法が変化することはよくあるように思います。

かかりつけ歯科医で、長年地元で信頼されて継続経営をしている普通の歯科医院であれば、材料の進化を知り自身の診療で試して問題がないと判断すれば脱金属にシフトしていくのはありだろうと思いました。

それにしても、隣接面虫歯が多発しているのは、フロスの使用習慣が身についていないのではないか?と思いました。

人工物に天然歯面をどんどん置換していけば、虫歯にならない面が増えていきますが、今度は人工物と天然歯の繋ぎ目が増えてそこから深い虫歯(2次虫歯)になっていきます。

繋ぎ目がない一体化した歯が外部刺激(細菌の侵入も含めて)遮断の最高の防御なのに、その防御壁を虫歯でどんどん溶かして治療が必要になっている訳ですよね。

歯磨き習慣を見直したり、食生活を見直す必要があるのではないでしょうか?

歯科衛生士実地指導というものが保険で受けられますから、ちゃんと受けてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 一真さん
返信日時:2022-03-06 14:54:34
>予後は気になるとことですが、一度削って治した歯は人工物の寿命が来るのでやり替えの時期はいつかは来ます

一度治したところのやり替えの時期というのは、どうすればわかるのでしょうか。
虫歯が再発したらやり替えるということなのでしょうか。

>同じ歯を見ても、インレーが得意な先生であればインレーを勧めますし、レジンが得意な先生はレジンを勧めます。
>また同じ歯科医師でも、技術の習得や経験値から医療方針が変わることもあります。

これまでは、インレーが得意だったのかと感じますが、レジンが得意になられたということなのでしょうか。
採算などの観点が強いのかと邪推してしまいました。

>私はレジンを詰めることが殆どですが、経験上レジンは詰める部位と患者さんの噛み合わせにもより寿命が異なってきます。

隣の歯と接している面かどうかや虫歯の大きさ、奥歯かどうかということも考慮要素になるのでしょうか。
これまではそのようなことをいわれていたのですが、これが変わることもありうるのでしょうか。

>それにしても、隣接面虫歯が多発しているのは、フロスの使用習慣が身についていないのではないか?と思いました。

恥ずかしながら、前に虫歯を治したときもフロスの指導はされたのですが、つい面倒になってしまい、ここ数年やっていませんでした。
上の奥歯は、隣接しているところは全部虫歯にしてしまっていますが、これからは頑張ろうと思います。

>人工物に天然歯面をどんどん置換していけば、虫歯にならない面が増えていきますが、今度は人工物と天然歯の繋ぎ目が増えてそこから深い虫歯(2次虫歯)になっていきます。

2次虫歯は、防ぐことはできるのでしょうか。
それとも早く見つけて早く治すしかないのでしょうか。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-03-07 16:23:07
2次虫歯は、防ぐことはできるのでしょうか。そ
>れとも早く見つけて早く治すしかないのでしょうか。

2次虫歯は、修復物と歯の接着や合着の界面リーケージから(微細漏洩)から生じることが一般的でしょう。

何故、界面から崩壊していくのか?と言えば、オーバーローディング、つまり使い過ぎから生じる力学的な問題が大きいと考えられています。

修復後、使わずにおいているだけならば素材の経年劣化だけで済みます。

ただ、使わないと歯として機能しないので意味がないですよね。

という事で、TCHをここの回答ではよく指導されていると思います。

TCHは姿勢等様々な要因で生じますから、様々なアプローチ法があるのだと思います。


歯は毎日毎日当たって使いますから、2次虫歯は防げないものという事になりますが、発生を遅らせることは可能でしょう。

それが辺縁の位置の設定と咬合付与という事になり、材料学的な様々な取り決めを守った治療という事になっています。
また、メンテナンスで口腔内の細菌による侵襲を軽減しておくことも有用と考えられます。

酷い環境下に歯と修復材料を置いておくより、よい環境下においておけば劣化の速度を遅らせることに繋がりますからね。

そういう事で、様々な手法によって防げないけれど遅らせることはできますから、定期的なメンテナンスと日頃のお手入れを怠らないことは大切になります。

フロスの指導を受けていてフロスをしないのは、論外だと思いますよ。

意識を変えてくださいね。




タイトル インレーだった右下6番の歯をレジンにするのは大丈夫?
質問者 一真さん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
詰め物、インレーが取れた・外れた
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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