根管治療中、根管が塞がっている場合

相談者: 冷えぴたさん (50歳:女性)
投稿日時:2022-04-30 17:37:46
お世話になります。

左上6番の歯の根幹治療をしてもらっています。
今後の治療にあたっての質問です。

ただこれまでの経過が諸事情により下記のようになっています。


1.
約3年前に根幹治療専門医で治療。
合計3本の神経のうち1本をプロルートMTAで治療し、残りの2本は歯髄温存。

あとはかかりつけの歯科被せ物をする予定だったが、違和感がとれず様子見をしているうちに引っ越しとなり仮歯のままとなる。


2.
その約2年後に引っ越し先の一般歯科医院を受診。
歯髄温存してあった神経も根幹治療が必要とのことで治療開始。

数回の根幹治療を受けたが、治療中に居ても立っても居られない状態になり治療中断。
次回は根っこの深さを図るためにレントゲンを撮ると言われていたが、治療に耐えられる自信がなくてそのままとなる。



3.(現在)
前回2の状況から約8か月後。
たまにうずくような感じがして怖くなり、笑気麻酔で治療してもらえる歯科医院を探して受診。
事情を話して治療中。

初診時に、治療が途中のままになってしまっていたことで神経の場所がよくわからなくなっていると説明を受ける。
それでも1本は見つかり、この1本に関しては2回の治療でほぼ治療が終わっているとのこと。

ただ残り2本が固く閉じてしまっているため、次回の治療時に3Dを撮影してこのままにするかどうかを考えたいという説明を受けた。


以上のような過程をたどって、現在の状況になっています。



私の希望としては、プロルートMTAで塞いである根幹はそのままで大丈夫そうならそのままでよいのですが、もう1本の治療途中だったはずの根幹は治療してほしいのが本音です。

ただ上記のような過程をたどっているので、実際には難しいのかな?とも思います。




質問は下記になります。

質問1
根幹が固く塞がっているので、このままにするというのは治療方法としてアリなのでしょうか?


質問2
3Dで撮影すると根幹の状態が明確にわかるものなのでしょうか?


質問3
このままにすると言われた場合は何とか治療を進めるようにお願いした方がよいのでしょうか?
それとも他の歯科医院に転院を考えた方がよいのでしょうか?


質問4
治療途中の根幹が塞がっているのを何とか開けて治療するより、歳も歳なのでそのままにしたほうが逆に歯を温存できる年数が増えるかもしれないという可能性があるのでしょうか?



正直なところ、治療を中断してしまっていた歯なので抜かないとならないかもしれないと覚悟をしていました。

でも今回のクリニックで

「まだ抜くほどの状態ではなさそうなので、なるべく残せるように治療しましょう」

と初診時に言われていました。


とはいえ治療途中だった根幹をそのままにして被せるとなると、それはそれで抵抗があります。

ただ治療を進めるとなると、削る量が多くなり刺激による痛みが取れにくくなったりするのかなぁ?と思ったりします。
(それによって結局抜歯が必要となるとか)


これまで親知らず以外の抜歯はありませんが、もともと抜歯覚悟だったのでできるところまで治療してもらって、それでもだめなら抜いてもらうほうが良いのか…。

まだ次回の3D画像での診断前なのですが、どういうふうに考えたらよいのだろう?と思って質問させていただきました。


お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2022-04-30 19:24:37
3年前〜今までの仮歯の中がどのような状態だったかは気になります。
また、神経温存してた根管の処置が必要との根拠は何だったのでしょうか?症状があったのですか?


3年前に歯科医院を選ばれたのと同様、今回ももっと選ばれた方が良かったと思いますよ。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-01 21:56:31
こんにちは。


漢字変換をすると大抵まず根幹と出てきますから根幹治療としてしまうのは、非常によくある間違いですね。

歯根の幹を治療するのではなく、歯根の中に通っている歯髄の管の治療で、根管治療が正解です。


歯根内の歯髄の管はかなり曲がったり分かれたりまた一緒になったり複雑な管です。
ですから問題がなければ出来るだけ触らない方が望ましいと思います。

複雑な管をスムーズに薬を詰めれるように道を作るのが根管拡大ですが、道が塞がって先に進めなくなっている場合もしばしばあります。
石灰化して閉鎖していればその先に病巣に続く感染物があると推測できないならば無理に触らなくて良い事は多いと思います。

それを見極める為に3次元でレントゲンを撮り確認する事はとても有効だと思います。


次回、しっかり3次元撮影してもらい、難しくても拡大が必要であれば説明があり治療に時間と労力を割く事になるでしょう。

しっかり検査してもらってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 冷えぴたさん
返信日時:2022-05-03 00:04:45
藤森先生

ご回答をありがとうございます。


〉神経温存してた根管の処置が必要との根拠

虫歯になっているということでした。


〉3年前に歯科医院を選ばれたのと同様、今回ももっと選ばれた方が良かった

そうかもしれませんが、今の精神状態では笑気麻酔が必須だったため選択肢があまりありませんでした。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 冷えぴたさん
返信日時:2022-05-03 00:05:34
船橋先生

ご回答をありがとうございます。

根管治療の変換違い!失礼いたしました。


石灰化して閉鎖していればその先に病巣に続く感染物があると推測できないならば、無理に触らなくて良い事は多いと思います。

なるほどです。
そういう方法、考え方もあるのだと伺えて落ち着きました。

3Dレントゲンの結果の説明をしっかり受けてこようと思います。


また何かありましたらよろしくお願いいたします。



タイトル 根管治療中、根管が塞がっている場合
質問者 冷えぴたさん
地域 非公開
年齢 50歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の失敗・再治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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