[写真あり] 7番のインレー、銀歯とレジン充填どちらが適していますか?

相談者: たびねこさん (37歳:女性)
投稿日時:2022-05-14 22:29:38
銀歯インレーがとれて、その下に少し虫歯があったので治療します。

右上顎大臼歯7番と、左下顎大臼歯7番の2ヵ所を治療します。


医師にはレジン充填でやると言われたのですが。
奥歯で元々銀歯が入っていて取れた所だったのでレジンを提案されるとは思っておらず、奥歯にレジンで耐久面で不安だと申したところ、問題ないと。

銀歯はどうですかと尋ねたら、銀歯は錆びるので・・
と色々銀歯に対するリスクを話されたのでもうそれ以上聞けなくなってしまい、ではレジンでお願いしますということになったのですが。


奥歯は咬み合う力が強く、レジンが摩耗しやすいと耳にし、元々銀歯が入っていた所なので、本当はレジンより銀歯の方が適しているのではないかとモヤモヤしています。

画像の2ヵ所を治療します。


@右上顎7番

凄く大きな穴ではありませんが、窪みはあり。
奥歯の下なので、レジンだと摩耗して上の歯が次第に下落ちてこないかと。


A左下顎7番

頬側捻転ぎみで、外側(頬側)の歯の部分は咬み合っておらず内側の尖り気味の天然歯がまず咬合する歯に当たるので、充填する穴の部分は、一部が少し当たるくらいな感じです。

まだ充填してないので穴を埋めたらもっと当たる部分が出てくるかもしれませんが、基本的には天然歯には当たりますが穴の補填部が当たるのは一部なのでピッタリ咬み合ったは歯より補填部の摩耗は少ないのかもしれませが。

こちらも奥歯で元々銀歯が入ってて取れた所ですし、今後矯正も考えているので、そうしたら今とは咬み合わせも変わってくる可能性もあり、レジンではどうかなと。


それぞれ、レジンと銀歯どちらが適しているかアドバイス頂けると幸いです。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-14 23:46:48
こんにちは。


どちらも溝虫歯を予防拡大されてインレーになっていたようですから、まだエナメル質が一部窩底に残っているかもしれませんね。

エナメル質とレジンは非常に良くくっつくので、通常、接着修復という事がよく行われていると思います。

保険治療であればレジン充填という事になりますね。


きちんと防湿してもらいうまく詰めてもらっておくとよいのではないでしょうか?

昨今は、大臼歯用レジンというものが出ていてエナメル質くらいの硬さがあるように感じます。
もちろんですが、エナメル質より摩耗しやすいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たびねこさん
返信日時:2022-05-15 03:32:44
お忙しい中、回答頂きありがとうございます。


保険であればレジン充填ということですが。
元々銀歯が入っていた所なのですが、銀歯ではなく画像の歯の場合、レジン充填の方がいいということですか?



レジン充填において一つ懸念があるのですが。

画像1(左下7番)の歯ですが。
左側奥歯である画像1(左下7番)と上の歯は(画像はありません)外側捻転ぎみの画像2(右上7番)の右側奥歯と違い、しっかり歯が咬み合わさっており、画像1(左下7番)の溝に上の歯がばっちり当たっている状態です。

となると大臼歯で咬む力もあるので画像1(左下7番)にレジン充填した場合、次第にレジンが擦り減り、徐々に上の歯が落ちてこないかという不安があり、レジンより銀歯の方が適しているのではないかと思うのですが、このくらいの穴ならレジンでもそういったことは気にしなくていいレベルでしょうか?


レジンが擦り減り、上の歯が落ちてくると、咬み合わせが悪くなり、上の歯を削ることになると伺ったので。


定期健診を受けていれば問題ないでしょうか。



>きちんと防湿してもらいうまく詰めてもらっておくとよいのではないでしょうか

防湿というのは、ラバーダムを使用するということですか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-15 11:26:35
現在、保険でも7番でなければCAD/CAMインレーが可能になっています(令和4年4月保険改定以降)。

レジンと比較すると強度や素材の精度(均一性)はCAD/CAMインレーのほうが優れていると考えられます。

ただ、7番に使用できない理由というものがあり、それがまさにご指摘の咬合の維持という事になると思います。


それでは、従来用いられていた金銀パラジウム合金のほうが良いのか?となると、今回外してわかるように金属と歯はあまりにも物性が違いすぎますから、辺縁漏洩が生じて本来は汚染されずに保存されるべき深い部位での形成歯面に将来的に汚染を避けられないという事が生じます。
つまり2次虫歯が生じやすいのです。

そこで、保険でお考えという事であればレジン充填をお勧めする歯科医が多くなっていると思います。


金の割合が保険収蔵物より多いと金属修復でもよい結果に繋がっていくことが知られていますから金修復が選択可能であればそれも検討されてもよいのかもしれませんね。



>>きちんと防湿してもらいうまく詰めてもらっておくとよいのではないでしょうか

>防湿というのは、ラバーダムを使用するということですか?

奥歯ですから呼気が常に上がってきますし、唾液で汚染されやすい部位です。
ラバーダム防湿はそれらの問題を解消してくれるでしょう。

ただし、保険診療では行ってもらえないという場合は、ロールワッテやバキューム持続吸引とエアーをしっかり吹きかけたりして乾燥を維持することになると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たびねこさん
返信日時:2022-05-15 22:47:25
返信ありがとうございます。


>金属と歯はあまりにも物性が違いすぎますから辺縁漏洩が生じて本来は汚染されずに保存されるべき深い部位での形成歯面に将来的に汚染を避けられないという事が生じます。つまり2次虫歯が生じやすいのです


金属は辺縁漏洩が生じて、二次虫歯になりやすいとのことですが。
この辺縁漏洩は、セラミックなどでは生じにくいですか?

セラミックですと銀歯よりこういった二次虫歯のリスクは下がりますか?


金歯も検討したのですが、口の中に異種金属が存在すると良くないと伺ったのですが、金歯と銀歯が口の中に存在しても、あまり気にして平気ですか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-05-16 08:27:17
セラミックは前処理によりレジン系セメントと化学的な接着をします。

メタル修復の場合は機械的嵌合が主体でセメントは合着するだけになっています。

その為、適合精度が求められていましたが、セラミック修復時には適合精度はそこそこでもよくある程度のレジン系セメントの厚みがあっても良いと考えられています。
(そもそも作り方が異なる)


レジン系セメントシステムと象牙質エナメル質の接着はマイクロな機械的嵌合が確立していて樹脂含浸層という新たな感染防御壁を形成するので二次虫歯になりにくいと考えられており、実際に臨床でもそういう印象を持ちます。

ただ、素材強度はとても重要な因子になりますから、きちんと強度を補償できるように要求される形態に削る必要があると言われています。


金歯も検討したのですが、口の中に異種金属が存在すると良くないと伺ったのですが、金歯と銀歯が口の中に存在しても、あまり気にして平気ですか?

ガルバニ電流が生じますから金属の劣化を促進します。
気にされる方が多くなってきたという印象があります。
金属アレルギーの問題もあります。

ただ気にするか?しないか?は人それぞれでしょう。




タイトル [写真あり] 7番のインレー、銀歯とレジン充填どちらが適していますか?
質問者 たびねこさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
詰め物、インレーの治療費・費用
回答者




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