金歯は銀歯より良いか。日韓の歯科治療の違いについて
相談者:
hiratakuさん (21歳:男性)
投稿日時:2022-06-19 12:22:49
大学の寮のルームメイトで、韓国人の留学生の質問ですが、日本語が流暢ではないため、彼が書いたものを意訳して質問させていただきます。
なお、歯科に受診した際も、私が通訳のような形で付き添っています。
以下、彼からの質問です。
私は、歯が痛くなり、歯科を受診しました。
虫歯が7本あるといわれ、そのうち2本は金歯をしている歯が虫歯でした。
虫歯は、左上4番・5番、右上4番、左下5番・6番、右下5番・6番で、左下6番と右下6番が金歯のクラウンです。
左下6番は、神経治療をしてありましたが、再び神経治療が必要です。
右下6番は、神経治療はしてありませんが、今回神経治療が必要です。
私は、左上6番・7番、右上5番・6番・7番、左下6番・7番、右下6番・7番は、金歯です。右上5番・6番以外はクラウンです。
韓国で治療しました。
しかし、今回、左下5番、右下5番の虫歯は、レジンで治療できると聞きました。
他の虫歯は、銀歯ならば保険で安く治療できるとききました。
しかし、先生は銀歯より金歯の方が良いと言います。
私には、既に金歯があるからです。
値段は、10倍以上変わるようです。
金歯の方が良いのでしょうか。
銀歯だと問題があるのでしょうか。
日本で歯科治療ははじめてなので、不安です。
なお、歯科に受診した際も、私が通訳のような形で付き添っています。
以下、彼からの質問です。
私は、歯が痛くなり、歯科を受診しました。
虫歯が7本あるといわれ、そのうち2本は金歯をしている歯が虫歯でした。
虫歯は、左上4番・5番、右上4番、左下5番・6番、右下5番・6番で、左下6番と右下6番が金歯のクラウンです。
左下6番は、神経治療をしてありましたが、再び神経治療が必要です。
右下6番は、神経治療はしてありませんが、今回神経治療が必要です。
私は、左上6番・7番、右上5番・6番・7番、左下6番・7番、右下6番・7番は、金歯です。右上5番・6番以外はクラウンです。
韓国で治療しました。
しかし、今回、左下5番、右下5番の虫歯は、レジンで治療できると聞きました。
他の虫歯は、銀歯ならば保険で安く治療できるとききました。
しかし、先生は銀歯より金歯の方が良いと言います。
私には、既に金歯があるからです。
値段は、10倍以上変わるようです。
金歯の方が良いのでしょうか。
銀歯だと問題があるのでしょうか。
日本で歯科治療ははじめてなので、不安です。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-06-19 13:49:23
こんにちは。
日本の銀歯は韓国ではないですから韓国の場合、レジン充填か金歯になるのでしょう。
日本の銀歯と混在させると異種金属が混在しますからお勧めされないでしょう。
金歯を自費でお願いされることが望ましいでしょうが、費用的にかなり異なりますよね。
費用を優先させるのか?
健康を優先させるのか?
その選択はご本人にしかできませんね。
日本の保険制度で4月からCAD/CAM冠以外にもCAD/CAMインレーが適用可能になっています。
その選択がない歯科医院というのもまだ多くあります。
形成が金属修復用とCAD/CAM修復用では異なりますので(CAD/CAM修復のほうが歯質を多く削る場合が多い)歯科医の判断で提案されないという場合もあるでしょう。
虫歯にならないように日本の保険診療ではかかりつけ歯科診療所に指定されている歯科医院では初期虫歯の定期管理というものを行ってもらえます。
治療が終わってもお口の環境は変わらないでしょうから、虫歯多発傾向のある方はそういう管理下に入られたほうが良いでしょう。(保険適用可能です)
余談になりますが、韓国と日本の虫歯罹患率の違いについての研究があります。
韓国と日本の食文化の違いや嗜好の違いから日本の食生活では虫歯になりやすいと知っておくとよいと思います。
特に都市部の食生活に馴染むと虫歯につながる可能性があるかもしれません。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/koubyou1952/60/2/60_2_288/_pdf
研究では、間食や食事などの食生活についてももっと事情を伝えるべきと指摘しており、国民一人当たりの年間砂糖消費量の違いや「甘いものを食べると虫歯になる」という意識の違い等興味深い考察がなされています。
また日本では拒否反応の強い水道水へのフッ化物添加の有効性についても述べられており、日本では水道水にフッ化物は添加されませんから、個人でフッ化物洗口の習慣を取り入れるなど歯科が推奨する予防法を生活に取り入れられることを推奨したいと思いました。
韓国に行くと食事内容が全く異なることを経験しますが、韓国からの留学生にも尋ねてみてください。
軟食やベタベタヌメヌメと歯にっつきやすい食事内容が多くてそれが実に美味しいという日本特有の食の問題があるかもしれませんね。
日本は保険で安く歯科治療を受けられますが、だからといって日本で生活して虫歯になるようでは元も子もありませんよね。
歯はとても大切ですからよりよい治療を受けられるようにお勧めしたいと思いました。
日本の銀歯は韓国ではないですから韓国の場合、レジン充填か金歯になるのでしょう。
日本の銀歯と混在させると異種金属が混在しますからお勧めされないでしょう。
金歯を自費でお願いされることが望ましいでしょうが、費用的にかなり異なりますよね。
費用を優先させるのか?
健康を優先させるのか?
その選択はご本人にしかできませんね。
日本の保険制度で4月からCAD/CAM冠以外にもCAD/CAMインレーが適用可能になっています。
その選択がない歯科医院というのもまだ多くあります。
形成が金属修復用とCAD/CAM修復用では異なりますので(CAD/CAM修復のほうが歯質を多く削る場合が多い)歯科医の判断で提案されないという場合もあるでしょう。
虫歯にならないように日本の保険診療ではかかりつけ歯科診療所に指定されている歯科医院では初期虫歯の定期管理というものを行ってもらえます。
治療が終わってもお口の環境は変わらないでしょうから、虫歯多発傾向のある方はそういう管理下に入られたほうが良いでしょう。(保険適用可能です)
余談になりますが、韓国と日本の虫歯罹患率の違いについての研究があります。
韓国と日本の食文化の違いや嗜好の違いから日本の食生活では虫歯になりやすいと知っておくとよいと思います。
特に都市部の食生活に馴染むと虫歯につながる可能性があるかもしれません。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/koubyou1952/60/2/60_2_288/_pdf
研究では、間食や食事などの食生活についてももっと事情を伝えるべきと指摘しており、国民一人当たりの年間砂糖消費量の違いや「甘いものを食べると虫歯になる」という意識の違い等興味深い考察がなされています。
また日本では拒否反応の強い水道水へのフッ化物添加の有効性についても述べられており、日本では水道水にフッ化物は添加されませんから、個人でフッ化物洗口の習慣を取り入れるなど歯科が推奨する予防法を生活に取り入れられることを推奨したいと思いました。
韓国に行くと食事内容が全く異なることを経験しますが、韓国からの留学生にも尋ねてみてください。
軟食やベタベタヌメヌメと歯にっつきやすい食事内容が多くてそれが実に美味しいという日本特有の食の問題があるかもしれませんね。
日本は保険で安く歯科治療を受けられますが、だからといって日本で生活して虫歯になるようでは元も子もありませんよね。
歯はとても大切ですからよりよい治療を受けられるようにお勧めしたいと思いました。
タイトル | 金歯は銀歯より良いか。日韓の歯科治療の違いについて |
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質問者 | hiratakuさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 21歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 韓国 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。