根管治療後に続く痛みは雑なラバーダム取り付けが原因か
相談者:
ももたりむむさん (37歳:女性)
投稿日時:2022-08-03 00:37:15
いつもお世話になっております。
1週間前に、左上奥歯の被せ物をして根管治療を終えたのですが、ある時から続く痛みが不安で質問させていただきます。
ラバーダム装着が雑だったり下手だったりすると、歯にダメージを与えてしまうことはあるでしょうか?
最初の消毒数回は、治療中・後の痛みはなく、それよりもラバーダムの金具が当たる別の部分が痛くて(唇に押し付けられて歯が食い込む痛み)そっちが不快でした。
ある時は、リーマーの突き抜けと、次亜塩素酸ナトリウムが喉に漏れるW激痛でかなり不審になり転院も考えましたが、結局そこに通い続けました。
そして治療終盤の土台を入れる日、この時もラバーダムを使ったような気がするのですが、歯に金具を引っ掛ける時?(←うろ覚えです)歯そのものが「ピキッ」と痛む感覚がありました。
その日から歯ブラシを当てた時や、被せ物をした今も叩いたりすると痛くて、結局まだガッチリと食べ物を噛めていません…
外側から押すと痛み(最初にピキッと痛みを感じた部分)、内側や、ぐーっと押し込んでも痛みはほとんどありません。
それまでは無痛で、仮封の状態で柔らかい物を食べても、歯ブラシしても問題なしでした。
ちなみに、治療途中に反対側の神経ギリギリ虫歯の痛みも我慢できず、同時進行で進めてもらったため、どちらかというと根管治療側でここ1ヶ月は食べていました(ほとんどおかゆ・うどんです)
本歯を入れる前に一応痛みを訴えたのですが、早く治療を終えたい雰囲気の先生のようで(今回の治療で駆け込んだ歯医者です)「数ヶ月は違和感が残るから」と10万のジルコニアクラウンを取り付けられてしまいました。
ジルコニアは取り外しや調整が困難と後から知り、ますます不安が募っています。
素人憶測ですが、歯根膜がダメージを受けたのか、もしくはマイクロクラック??でも入ったんじゃなかろうかと、毎日鬱々とした気分です。
数ヶ月様子を見て、痛みが酷くなるようだったら別の病院でセカンドオピニオンを受けようと考えていますが、、その前に少しでも知識を頂けましたら幸いです。
よろしくお願いします。
1週間前に、左上奥歯の被せ物をして根管治療を終えたのですが、ある時から続く痛みが不安で質問させていただきます。
ラバーダム装着が雑だったり下手だったりすると、歯にダメージを与えてしまうことはあるでしょうか?
最初の消毒数回は、治療中・後の痛みはなく、それよりもラバーダムの金具が当たる別の部分が痛くて(唇に押し付けられて歯が食い込む痛み)そっちが不快でした。
ある時は、リーマーの突き抜けと、次亜塩素酸ナトリウムが喉に漏れるW激痛でかなり不審になり転院も考えましたが、結局そこに通い続けました。
そして治療終盤の土台を入れる日、この時もラバーダムを使ったような気がするのですが、歯に金具を引っ掛ける時?(←うろ覚えです)歯そのものが「ピキッ」と痛む感覚がありました。
その日から歯ブラシを当てた時や、被せ物をした今も叩いたりすると痛くて、結局まだガッチリと食べ物を噛めていません…
外側から押すと痛み(最初にピキッと痛みを感じた部分)、内側や、ぐーっと押し込んでも痛みはほとんどありません。
それまでは無痛で、仮封の状態で柔らかい物を食べても、歯ブラシしても問題なしでした。
ちなみに、治療途中に反対側の神経ギリギリ虫歯の痛みも我慢できず、同時進行で進めてもらったため、どちらかというと根管治療側でここ1ヶ月は食べていました(ほとんどおかゆ・うどんです)
本歯を入れる前に一応痛みを訴えたのですが、早く治療を終えたい雰囲気の先生のようで(今回の治療で駆け込んだ歯医者です)「数ヶ月は違和感が残るから」と10万のジルコニアクラウンを取り付けられてしまいました。
ジルコニアは取り外しや調整が困難と後から知り、ますます不安が募っています。
素人憶測ですが、歯根膜がダメージを受けたのか、もしくはマイクロクラック??でも入ったんじゃなかろうかと、毎日鬱々とした気分です。
数ヶ月様子を見て、痛みが酷くなるようだったら別の病院でセカンドオピニオンを受けようと考えていますが、、その前に少しでも知識を頂けましたら幸いです。
よろしくお願いします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-08-03 08:25:12
こんにちは。
虫歯が酷くて根管治療に至ることが通常だと思いますから、保存にだんだん適さない歯になって来ているのが大前提にあると思います。
根管治療を歯科医が一生懸命行ったが救えない結果に至ることは想定されます。
ラバーダムを使い根管治療を行なってくれたのは、可能な限り丁寧な治療を行う意図があったように感じます。
虫歯は歯の健康部位をどんどん汚染し歯を溶かし、保存不能な部位が広がっていきます。
根管治療は更に歯の健康部位を薄く薄くと失っていきます(そうしないと治療が成り立たない)、結果、歯は折れたり力に耐えられなくなり不調で使えなくなります。
根管治療を受けた歯の平均予後は11年という研究が出ています。
その後、レジンによる接着修復と冠治療により5年伸びるといわれます。
最初に虫歯を痛むまで見つけられなかったのが悔やまれるのだろうと思います。
ジルコニアは強度が高いですが、削り取る事ができないわけではありません。
しかし、硬すぎて自然摩耗してくれないので定期的に噛み合わせ調整しなければ歯がダメになりやすいのではないかと思います。
弱った歯にはあまり向かないかもしれません。
調整時に印記もつきにくいので調整も割と大変ですから対合の健康な歯や金属部を削り調整をしやすくすることもあります。
しばらくは安静にお使いいただき経過が悪ければ抜歯選択になるかもしれないステージに入ってきているのかもしれませんね。
安静にして清潔にお手入れして、不調なら再診して歯科医にも診てもらってください。
虫歯が酷くて根管治療に至ることが通常だと思いますから、保存にだんだん適さない歯になって来ているのが大前提にあると思います。
根管治療を歯科医が一生懸命行ったが救えない結果に至ることは想定されます。
ラバーダムを使い根管治療を行なってくれたのは、可能な限り丁寧な治療を行う意図があったように感じます。
虫歯は歯の健康部位をどんどん汚染し歯を溶かし、保存不能な部位が広がっていきます。
根管治療は更に歯の健康部位を薄く薄くと失っていきます(そうしないと治療が成り立たない)、結果、歯は折れたり力に耐えられなくなり不調で使えなくなります。
根管治療を受けた歯の平均予後は11年という研究が出ています。
その後、レジンによる接着修復と冠治療により5年伸びるといわれます。
最初に虫歯を痛むまで見つけられなかったのが悔やまれるのだろうと思います。
ジルコニアは強度が高いですが、削り取る事ができないわけではありません。
しかし、硬すぎて自然摩耗してくれないので定期的に噛み合わせ調整しなければ歯がダメになりやすいのではないかと思います。
弱った歯にはあまり向かないかもしれません。
調整時に印記もつきにくいので調整も割と大変ですから対合の健康な歯や金属部を削り調整をしやすくすることもあります。
しばらくは安静にお使いいただき経過が悪ければ抜歯選択になるかもしれないステージに入ってきているのかもしれませんね。
安静にして清潔にお手入れして、不調なら再診して歯科医にも診てもらってください。
回答2
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2022-08-03 10:39:19
ももたりむむさん、こんにちは
ラバーダムによって歯にダメージを与えることはあると思います。
しかし、それによって問題が起こるような歯でしたら、残す方向での治療ではなく、抜歯する方向での治療を検討する歯ではないかと思います。
ただ、今回の痛みの原因がラバーダムによるものではないように思いますので、もう少し様子を見ていく必要があると思います。
ラバーダムによって歯にダメージを与えることはあると思います。
しかし、それによって問題が起こるような歯でしたら、残す方向での治療ではなく、抜歯する方向での治療を検討する歯ではないかと思います。
ただ、今回の痛みの原因がラバーダムによるものではないように思いますので、もう少し様子を見ていく必要があると思います。
相談者からの返信
相談者:
ももたりむむさん
返信日時:2022-08-03 12:48:20
船橋先生
お忙しい中、丁寧なご回答をどうもありがとうございます。
初めての根管治療で、調べれば調べるほど、成功率の低さや今後の寿命などを知り、原因となった数年前に戻りたい・・・と悔やみます。
7-8年前に神経ギリギリの虫歯で大きく削り、今回は虫歯ではなかったのですが歯髄炎を起こしてしまい、抜随に至りました。
なので、今回の治療でほとんど根っこしか残らず、治療中も薄くなった歯にヒビが入ったりしないよう注意して生活していました。
今後の再感染や他の虫歯を絶対予防しようと心に誓い、二次虫歯になりにくい高価なジルコニアを選んだのに、なかなか相談しづらい雰囲気であったり、今回のこの痛みが発生したりと、こちらが頑張っても違和感があるままなのは気が沈みます。。
愚痴になってしまい申し訳ございません。
痛い目に遭って初めて、歯がこんなにも日々の生活の質を変えてしまうんだと、痛感しております。
治療した歯を大切に、そして他の無傷な歯はもっと大切にしていきます。
ご回答をありがとうございました。
お忙しい中、丁寧なご回答をどうもありがとうございます。
初めての根管治療で、調べれば調べるほど、成功率の低さや今後の寿命などを知り、原因となった数年前に戻りたい・・・と悔やみます。
7-8年前に神経ギリギリの虫歯で大きく削り、今回は虫歯ではなかったのですが歯髄炎を起こしてしまい、抜随に至りました。
なので、今回の治療でほとんど根っこしか残らず、治療中も薄くなった歯にヒビが入ったりしないよう注意して生活していました。
今後の再感染や他の虫歯を絶対予防しようと心に誓い、二次虫歯になりにくい高価なジルコニアを選んだのに、なかなか相談しづらい雰囲気であったり、今回のこの痛みが発生したりと、こちらが頑張っても違和感があるままなのは気が沈みます。。
愚痴になってしまい申し訳ございません。
痛い目に遭って初めて、歯がこんなにも日々の生活の質を変えてしまうんだと、痛感しております。
治療した歯を大切に、そして他の無傷な歯はもっと大切にしていきます。
ご回答をありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
ももたりむむさん
返信日時:2022-08-03 12:54:37
小牧先生
お忙しい中、ご回答どうもありがとうございます。
根の治療までは全く痛みがなかったので(トラブルの単発的な痛み以外は)、終盤のピキッとした謎の痛み、もしこれが発生しなかったら今は快適だったのだろうかと思ってしまいます。
先生を責めるわけではないですが、削られて薄くなった歯は本当に脆くて危ういんだなぁと痛感しております。
おっしゃる通り、しばらく様子見でがんばります。
お忙しい中、ご回答どうもありがとうございます。
根の治療までは全く痛みがなかったので(トラブルの単発的な痛み以外は)、終盤のピキッとした謎の痛み、もしこれが発生しなかったら今は快適だったのだろうかと思ってしまいます。
先生を責めるわけではないですが、削られて薄くなった歯は本当に脆くて危ういんだなぁと痛感しております。
おっしゃる通り、しばらく様子見でがんばります。
タイトル | 根管治療後に続く痛みは雑なラバーダム取り付けが原因か |
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質問者 | ももたりむむさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
ラバーダム 根管治療後の痛み 根管治療関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。