二次カリエスは防げないのでしょうか

相談者: SH0さん (25歳:男性)
投稿日時:2022-09-25 23:50:44
二次カリエスについて、質問させていただきます。

中学から大学にかけて、かなり虫歯になって治療してきました。
大学2年生のときにたまたま通った歯科がかなり予防指導に力を入れていて、それから新しい虫歯はほとんどならなくなりました。


ですが、詰め物の下から虫歯になる二次カリエスに悩まされています。

現在、
左上7番から4番まですべてインレー、3番から1番までレジン
右上7番と5番がインレー、6番がクラウン、4番から1番までレジン
左下7番と5番がインレー、6番がクラウン
右下7番から5番すべてインレー、4番がレジン
という感じです。

3年前にもともと左上4番と5番はレジンだったものを二次カリエスでインレーにしました。
また、レジンではありますが、昨年、右上1番と2番も二次カリエスで再治療しました。


だいたい半年毎に検診しているのですが、今回痛みがでてきてしまったので早めにいった結果、左上6番が二次カリエスで神経までいっているとのこと、右上4番も二次カリエスがあるということで、治療しています。

先生には、二次カリエスはいずれなってしまうもので、ある程度予防はできても仕方がない面があること、二次カリエスはインレーなど金属で治療されているとなかなか気づきにくいことなどを説明されました。
(定期的に通っていて神経までいっているほど進んでいたことについては、謝られましたが。)


恥ずかしながら、上にかいている通りほとんどの歯を治療してあります。
指導などをもとに、食生活や磨きかた、フロスなども結構気を遣っています。

ですが、二次カリエスになってしまっているのが現状です。


二次カリエスはやはり防ぐことは難しいのでしょうか。
検診などでも見つけることは結構難しいのでしょうか。

学生時代に虫歯にした自分が悪いのはわかっていますが、一生付き合い続けることになってしまうのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-09-26 07:51:14
>先生には、二次カリエスはいずれなってしまうもので、ある程度予防はできても仕方がない面があること、二次カリエスはインレーなど金属で治療されているとなかなか気づきにくいことなどを説明されました。

後者はともかく、前者については、私はそうは思いません。

決して安易ではありませんが、「ある程度」を飛躍的に高めることは、十分に可能です。

まだまだ何十年と使っていく歯ですから、頑張って取り組んでみませんか。


>指導などをもとに、食生活や磨きかた、フロスなども結構気を遣っています。

ちゃんと「予防」を鑑みるならば、生活習慣の見直しと、徹底的な継続が望まれます。

言うのは簡単ですが、実践し続けていくのは大変ですよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-09-26 09:41:11
SH0 さん、こんにちは

1次虫歯2次虫歯もどちらも完全に予防することはできません。
1次虫歯にかかりやすい人は2次虫歯にもかかりやすいと思います。
すでにう蝕の治療跡があるということは2次齲蝕にもかかりやすいということです。


歯と歯の境目の2次虫歯の予防にはフロスより歯間ブラシの方が効果的だと思います。

20年ぐらい前に、アメリカの有名な歯科医がフロスの重要性を強調したい本を出したため、フロス絶対主義のような風潮が広がり、日本でも未だに主張する先生やネットの書き込みが見られますが、研究ではフロスより歯間ブラシの方が歯垢の除去効果は高いという結果が出ています。


ここからは個人的な意見ですが、フロスは歯の一番突出した面には効果的ですが、凹面にはさほど効果ありません。

1次虫歯は一番突出した面(実際には僅かに歯茎より)から虫歯になりますが、2次虫歯は歯茎に近い歯と詰め物被せ物の境からかかりますので、歯間ブラシの方が適しています。


歯間ブラシを効果的に使用するなら、サイズと動かし方が重要です。
歯科医院でサイズ合わせや動かし方の指導を受けてください。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-09-26 10:02:54
こんにちは。

虫歯リスクが高い方はおられます。

金属修復は金銀パラジウム合金での保険診療でしょうか?
これらを金での治療に変えていくと2次虫歯になりにくくなるかもしれませんね。

大き目なインレーであれば保険適用のハイブリッドインレーに変えてもよいのかもしれません。(賛否分かれそうですが)


修復治療をして咬まなければ一生持ちますが、毎日毎日使用して力をかけて揺すり続けているわけですからセメントが崩壊していき2次虫歯になります。

硬すぎる金属と合着用セメントの場合、たいてい2次虫歯になっているか?セメント崩壊しているか?セメントに着色が認められます。


レジン系セメントと化学的に接着する材料での修復のほうがマシという考えもあると思います。

そのあたりは、予防に力を入れている歯科医院であればうまく治療選択してくれるのではないかと想像します。


クラウンにすると力学的に非常に安定した構造物になりますからさほど2次虫歯にならないと想像します(治療が雑ならばなるかもしれませんが)が、いきなりクラウンという選択は通常しないでしょうから、継ぎ接ぎ継ぎ接ぎしながらできるだけご自身の歯質を温存可能な治療法からステージを進めていくことになると思います。



>恥ずかしながら、上にかいている通りほとんどの歯を治療してあります。
>指導などをもとに、食生活や磨きかた、フロスなども結構気を遣っています。
>ですが、二次カリエスになってしまっているのが現状です。

歯を不要に当てないことは修復物の寿命を長くするためにも大切だと思います。
歯自身にもよいので、TCHについて学んでみてください。


舌の位置が低いと顎が安定しませんし、呼吸が浅くなり交感神経が優位になりますから歯と歯をやたらと当ててしまうと思います。

舌の位置は正しくは口蓋にぺたりとくっつけておくのがよいです。
そうすれば普段安静空隙が生じますから歯を滅多に当てなくてよいのでm修復物をつけてあるセメント崩壊の進度が遅くなります。

また口内が乾燥しませんから歯の脱灰もなくなります。
唇も常に閉じておいてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: SH0さん
返信日時:2022-09-26 23:39:51
小林先生ありがとうございます。


二次カリエスは、金属などで治されていても発見できるということでしょうか。
4ヶ月ほど前に検診していたのですが、見落とされていたということでしょうか。

個人的には、新しい虫歯がなくなっただけでも結構効果あったと思っていますが、生活改善などは、これからも頑張っていきます。




小牧先生ありがとうございます。

フロスよりも歯間ブラシの方がよいというのは初めて知りました。
指導のときも、フロスしかやりませんでした。
(もっとも、大学2年まではフロスもやっていませんでしたが。)

歯と歯の間はほとんど銀歯が詰めてあり、そこからの二次虫歯もあるので、早速実践してみようと思います。




船橋先生ありがとうございます。

これまですべて保険診療で治療を受けてきました。
いわゆる銀歯で、正直、今は銀歯だらけです。

ハイブリッドインレーというのは、白いものでしょうか。
一回説明を受けたことがあるのですが、すでに銀歯が多く、あまり向かないのではと言われた記憶がありますが、そちらの方がいいのでしょうか。

たしかに、クラウンは、まだ二次カリエスになってはないです。
ですが、クラウンにしたところは、みんな神経を取っている歯です。

TCHについても、調べてみます。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-09-27 15:15:27
〉そちらの方がいいのでしょうか。

実際に診察した歯科医があまり向かないと言われているならば、見てもいない歯科医はそれ以上の事は言えません。




タイトル 二次カリエスは防げないのでしょうか
質問者 SH0さん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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