和菓子職人で虫歯になりやすい。歯列矯正は避けるべきか
相談者:
23田さん (24歳:男性)
投稿日時:2022-09-29 17:43:53
こんにちは。
歯列矯正と虫歯の関係について質問です。
家業の和菓子屋の職人をしていますが、どうしても職業柄虫歯になりやすく、奥歯16本中16本、上前歯と犬歯6本中6本が虫歯で治療されており、何も手が加わっていないのは下の前歯と犬歯だけ、という状態です(後述する歯列矯正の歯科で言われて知りました…。)。
歯並びもよくなく、上は両側の犬歯が飛び出て、いわゆる八重歯です。
八重歯の裏に隠れた2番目の前歯は、両方とも虫歯を何回も繰り返して、現在は2本とも差し歯です。
奥歯も、歯並びも虫歯になりやすくなった原因のひとつな気がしています。
そんなこともあり、矯正したいと思っていました。
それで矯正歯科に行ったのですが、初回の検査で、虫歯の治療痕が多い(22本、8本は神経なし)こと、虫歯があること(詰めてある歯が5本虫歯になっていました)などを言われて、口の中の状態をよくしてからでないと矯正しても虫歯で大変なことになると言われました。
虫歯自体は現在治療中ですが、矯正できるのか不安です。
はじめ、マウスピース矯正に憧れていたのですが、職業柄甘いものは断続的に口にするので、この度に付け外ししていては仕事にならず、無理だと思いました(先生にもおすすめできないと言われました)。
そして、ワイヤー矯正については、虫歯になると大変だけど、歯磨きを頑張ればうまく行くと思うとは言われました。
ですが、正直虫歯を作らない自信があまりありません。
子どものころから、記憶の限りほぼ毎年虫歯になっては治療してきました。
仕事を初めてからも、歯が痛いと仕事にならないので、痛くなれば歯医者に行きますが、それもほぼ毎年です。
歯磨きは、少なくとも寝る前にはしています。それでも虫歯になります。
父も最近、まだ40代ですが、(もともとブリッジはありましたが)部分入れ歯になり、祖父や曾祖父は総入れ歯です。
そうはなりたくありません。
矯正することと、しないでいること、どちらがいいのかよくわからなくなってきました。
何かアドバイスをいただきたいです。
歯列矯正と虫歯の関係について質問です。
家業の和菓子屋の職人をしていますが、どうしても職業柄虫歯になりやすく、奥歯16本中16本、上前歯と犬歯6本中6本が虫歯で治療されており、何も手が加わっていないのは下の前歯と犬歯だけ、という状態です(後述する歯列矯正の歯科で言われて知りました…。)。
歯並びもよくなく、上は両側の犬歯が飛び出て、いわゆる八重歯です。
八重歯の裏に隠れた2番目の前歯は、両方とも虫歯を何回も繰り返して、現在は2本とも差し歯です。
奥歯も、歯並びも虫歯になりやすくなった原因のひとつな気がしています。
そんなこともあり、矯正したいと思っていました。
それで矯正歯科に行ったのですが、初回の検査で、虫歯の治療痕が多い(22本、8本は神経なし)こと、虫歯があること(詰めてある歯が5本虫歯になっていました)などを言われて、口の中の状態をよくしてからでないと矯正しても虫歯で大変なことになると言われました。
虫歯自体は現在治療中ですが、矯正できるのか不安です。
はじめ、マウスピース矯正に憧れていたのですが、職業柄甘いものは断続的に口にするので、この度に付け外ししていては仕事にならず、無理だと思いました(先生にもおすすめできないと言われました)。
そして、ワイヤー矯正については、虫歯になると大変だけど、歯磨きを頑張ればうまく行くと思うとは言われました。
ですが、正直虫歯を作らない自信があまりありません。
子どものころから、記憶の限りほぼ毎年虫歯になっては治療してきました。
仕事を初めてからも、歯が痛いと仕事にならないので、痛くなれば歯医者に行きますが、それもほぼ毎年です。
歯磨きは、少なくとも寝る前にはしています。それでも虫歯になります。
父も最近、まだ40代ですが、(もともとブリッジはありましたが)部分入れ歯になり、祖父や曾祖父は総入れ歯です。
そうはなりたくありません。
矯正することと、しないでいること、どちらがいいのかよくわからなくなってきました。
何かアドバイスをいただきたいです。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-10-01 01:47:33
こんにちは。
残念な事に御職業が歯にとっては良くないようです。
ダラダラ食べ物が口に入りますと唾液による再石灰化よりも脱灰の方が多く進みますから歯の表面自体が弱くなります。
また、細菌も繁殖しやすい口腔環境になりますから磨き残し部があれば頑固なバイオフィルムに成熟しご自身の歯磨きでは落とし難くなります。
矯正治療を受けられなくても定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受けておかれる習慣をつけられるのが良いと思います。
歯並びまで悪いと歯磨きは毎日かなり大変でしょう。
ただし、歯並びが悪い人が皆虫歯に悩まされているか?といえばそういう事は全くなく歯並びが悪いから磨き残さないように徹底的に丁寧に毎日毎日歯磨きをされる方は虫歯にならなかったりします。
また、親が虫歯でも甘いものが好きではなくダラダラ食べない体質の為虫歯が全くないという方もよくおられます。
成人後の矯正治療は虫歯がまずきちんと治療され歯磨きも上手くならなければ無理でしょう。
失うものが多くなる場合もありますからね。
また、メタル修復やセラミック修復が既になされている歯にはブラケットやチューブの接着が悪くなるので、必要な部位の修復部を一旦ハイブリッドや樹脂に置き換えておく必要が生じるか、のちにやりかえが必要になる為矯正治療だけではなく追加治療も必要になる場合もしばしばあるでしょう。
さらに根菅治療を受けた歯は歯質が薄くメタルコアが入っていてさらにメタルボンドやセラミック修復になっていたりすれば、矯正治療中に生じる早期接触で歯根破折が生じるリスクが高まり抜歯に至る可能性が生じたりしますから、そのリスクを低減しておくために下準備が必要になる事もしばしばあるでしょう。
虫歯の修復がたくさんあり更に治療が必要な虫歯があり、歯磨き指導を受けても生活習慣が改善しなければ、矯正治療中の虫歯リスクは更に高まるため、場合によっては矯正治療後に更に虫歯追加治療が必要になったりすることもあるでしょう。
色々と大変ですが、頑張るのであれば矯正治療してもらうことはできるでしょう。
ご職業の方も、味見の回数を減らす工夫をしてみたり、うがいを励行するなど脱灰しないように工夫してみてください。
矯正治療中の歯垢染色剤を用いた歯ブラシチェックとプロフェッショナルクリーニングはお受けになる必要性が高いのだろうと想像いたします。
残念な事に御職業が歯にとっては良くないようです。
ダラダラ食べ物が口に入りますと唾液による再石灰化よりも脱灰の方が多く進みますから歯の表面自体が弱くなります。
また、細菌も繁殖しやすい口腔環境になりますから磨き残し部があれば頑固なバイオフィルムに成熟しご自身の歯磨きでは落とし難くなります。
矯正治療を受けられなくても定期的に歯科医院でプロフェッショナルクリーニングを受けておかれる習慣をつけられるのが良いと思います。
歯並びまで悪いと歯磨きは毎日かなり大変でしょう。
ただし、歯並びが悪い人が皆虫歯に悩まされているか?といえばそういう事は全くなく歯並びが悪いから磨き残さないように徹底的に丁寧に毎日毎日歯磨きをされる方は虫歯にならなかったりします。
また、親が虫歯でも甘いものが好きではなくダラダラ食べない体質の為虫歯が全くないという方もよくおられます。
成人後の矯正治療は虫歯がまずきちんと治療され歯磨きも上手くならなければ無理でしょう。
失うものが多くなる場合もありますからね。
また、メタル修復やセラミック修復が既になされている歯にはブラケットやチューブの接着が悪くなるので、必要な部位の修復部を一旦ハイブリッドや樹脂に置き換えておく必要が生じるか、のちにやりかえが必要になる為矯正治療だけではなく追加治療も必要になる場合もしばしばあるでしょう。
さらに根菅治療を受けた歯は歯質が薄くメタルコアが入っていてさらにメタルボンドやセラミック修復になっていたりすれば、矯正治療中に生じる早期接触で歯根破折が生じるリスクが高まり抜歯に至る可能性が生じたりしますから、そのリスクを低減しておくために下準備が必要になる事もしばしばあるでしょう。
虫歯の修復がたくさんあり更に治療が必要な虫歯があり、歯磨き指導を受けても生活習慣が改善しなければ、矯正治療中の虫歯リスクは更に高まるため、場合によっては矯正治療後に更に虫歯追加治療が必要になったりすることもあるでしょう。
色々と大変ですが、頑張るのであれば矯正治療してもらうことはできるでしょう。
ご職業の方も、味見の回数を減らす工夫をしてみたり、うがいを励行するなど脱灰しないように工夫してみてください。
矯正治療中の歯垢染色剤を用いた歯ブラシチェックとプロフェッショナルクリーニングはお受けになる必要性が高いのだろうと想像いたします。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2022-10-01 07:07:22
23田 さんこんにちは。
家業の和菓子屋の職人をして、どうしても職業柄虫歯になりやすいのですね。
虫歯にならない為の仕事の効率化を考えてみてはいかがでしょうか?
職業柄甘いものは断続的に口にするので、この度に付け外ししていては仕事にならずとありますが、断続的に口にしないようにしないと父部分入れ歯、祖父や曾祖父総入れ歯と同じ道をたどるでしょう。
そうはなりたくないのであれば、仕事環境を変えて虫歯を減らす工夫が必要です。
マウスピース矯正も出来る仕事環境づくりを目出した方がいいと思います。
虫歯のリスクを減らすフッ素の応用は歯磨き以外にもフッ素洗口もあります。
参考までに。
家業の和菓子屋の職人をして、どうしても職業柄虫歯になりやすいのですね。
虫歯にならない為の仕事の効率化を考えてみてはいかがでしょうか?
職業柄甘いものは断続的に口にするので、この度に付け外ししていては仕事にならずとありますが、断続的に口にしないようにしないと父部分入れ歯、祖父や曾祖父総入れ歯と同じ道をたどるでしょう。
そうはなりたくないのであれば、仕事環境を変えて虫歯を減らす工夫が必要です。
マウスピース矯正も出来る仕事環境づくりを目出した方がいいと思います。
虫歯のリスクを減らすフッ素の応用は歯磨き以外にもフッ素洗口もあります。
参考までに。
相談者からの返信
相談者:
23田さん
返信日時:2022-10-06 10:45:58
回答3
タイトル | 和菓子職人で虫歯になりやすい。歯列矯正は避けるべきか |
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質問者 | 23田さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 24歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 歯磨きに関する疑問 歯列矯正(矯正歯科)その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。