レントゲン撮らない歯科検診に意味はありますか?

相談者: Lindtさん (22歳:男性)
投稿日時:2022-10-01 11:18:05
高校生のときに1本(右下6番)虫歯にしてしまって以来、3ヶ月おき、大学で上京してからも半年おきに歯科検診に行っていました。

今年の5月にも検診歯医者に行ったのですが、特に何も問題ないと言われていました。

ですが、6月頃から奥歯が染みる気がしており、7月に早めの検診と言うことで診てもらったのですが、問題ないと言われました。

ですが、その後も治ることなく、先週かなり歯が痛い状態になってしまい、いつも検診で行っている歯医者はしばらく予約がとれなかったので、別の歯医者に行きました。

まず先生に診てもらったのですが、あっさり虫歯ですと言われました。

その後、レントゲンを撮って改めて先生に診てもらった結果、あちこち歯間に虫歯ができており、9本の歯が虫歯だと宣告されました。(改めて風をかけられたりしたときに、かなり染みる歯がありました。)
また、痛い歯は神経を抜かないといけないといわれました。

別の歯医者で7月にも診てもらって問題ないと言われたということなどを素直に話したのですが、レントゲンを撮らないとわかりにくい虫歯が多いので見落とされてしまったのでは、と言われました。

ちなみに、神経を抜かないといけない歯は、写真も見せてもらったのですが、今では素人の目視でも虫歯とわかるほどはっきり穴が空いて黒ずんでしまっていました。

思えば、こちらに来てからの歯医者でレントゲンを撮られたことはありませんでした。
ただ、地元の歯医者でも、虫歯治療をしたとき以外はレントゲンは撮っておらず、何も不思議に思っていませんでした。

検診でレントゲンを撮らない歯医者は珍しくないということも今回聞きましたが、それでは意味がないのではないでしょうか。

先生には、おそらく9本の虫歯のほとんどが、1年以上前からあったのではないかと言われていました。

神経近くまで虫歯になっている歯も5~6本あり、あと半年もすれば神経に行って痛くなっていたのではないかと言われました(ちなみに、この5~6本も治療してみないと神経を抜かなくて済む保証はないということでした)。

虫歯は、第一義的には僕の管理不足だとわかってはいますが、歯科検診にいっていたのにそんなに虫歯を見落とされていたのかという思いが拭えません。
特に神経を抜かないと行けないほどの虫歯になってしまったのは、ショックです。

レントゲンを撮らない歯科検診は無駄だったのでしょうか。
高校生のときに初めて虫歯になってから、もう二度虫歯は嫌だと思って好きでもない歯医者に通っていたのに、詐欺のように思えます。

僕の行っていた歯医者が外れだっただけでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-10-01 14:02:55
こんにちは、似たような質問は昔からかなり多くあるのですが、個人的にはですが、1〜2年に1回ぐらいはレントゲン虫歯の有無は調べた方がいいと思います。
 
ただ、これが難しい所で日本の保険治療は疾病保障となっており体が悪くなった際に使えるものです。
つまり健康と思える状態で病気があるかないかを調べる時には、保険治療は使えません。
(人間ドックが自費治療なのと同じです)
 
経産省の方も医療費削減の為に、歯科検診は保険適応外と一度は通達が出たのですが、保険治療を管轄しいる厚生局は歯周病の管理治療という逃げ道で検診をある部分OKにしてくれています。

ただ、虫歯を見つける為のレントゲンまでは保険適応ににはならないので、検診時に歯科医師が虫歯だろうと判断した場合にしかレントゲンは保険適応になりません。
 
つまり、虫歯だろうと見立てがつけば保険適応、虫歯があるかないか探す為のレントゲンは、自費治療扱いと日本の制度上の縛りがあります。
 
 
後、虫歯の発見は歯科医師の能力とやる気で発見率は大きく異なります。
特に歯と歯の間の虫歯は発見が難しく、視診だと虫歯が大きくなってしまうこともあります。
  

>もう二度虫歯は嫌だと思って好きでもない歯医者に通っていたのに詐欺のように思えます。
 
ホントですね、虫歯回避に歯科医院に行っていたわけですからね。
 
個人的には虫歯の有無の為の検診であれば保険は使わず、自費治療で歯科ドックや歯科検診などを受けられた方がいいと思います。
 
残念ながら保険治療は治療の質や結果などは全く考慮されません、やったという行為に治療費が支払われるものなのである種作業的に行われると今回のような結果になります。
 
自費治療になると、ある程度歯科医院の責任問題になる場合もあるのでそれなりにきちんとしたことは行ってくれると思いますし、保険のルールに縛られずに先生の判断で適切な検査ができるので、王道の治療ができます。

*ただし、歯科医院は吟味する必要があります。
いつも適当に検診している先生に、自費治療をお願いしても保険も自費も大差ありません。
 
私は保険治療していませんが、日本の歯科保険は医療費削減の為に理にかなっていない昔からのルールがあるのと、治療費が不当に安すぎるので値段なりの労力しかかけれないような気がします。
 
1日20〜30人診る歯科医院と、1日3〜5人しか診ない歯科医院では診断や結果に差が出ても不思議ではありません。
 
 
今の年齢だと、残りの人生の為にもなるべく神経を残す方向で治療してもらった方がいいと思います。
神経を取るとトラブルが極端に出やすくなります。
 
虫歯がある程度大きくても、症状が無ければ神経は残る可能性はまだありますからね。
 
おだいじに。

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回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-10-02 12:21:22
こんにちは。

今回のようにレントゲンを撮影しない定期検診は、隣接面虫歯歯周病の進行の発見に役立っていない事が多いので、行政に対して国民が声をあげていただくのがよいと思います。

個々の歯科医院の問題にしてしまうと、見逃しが多くなりますからね。

虫歯は早期発見早期治療が望ましく、進行した隣接面虫歯は治療時に歯髄に近接している為、抜髄処置に移行しやすく歯の寿命を短くしてしまいます。

多くの方は高額な社会保険料を払っているのですから、より効果的に使ってもらえる仕組みを行政に働きかけていくことは必要でしょう。

>僕の行っていた歯医者が外れだっただけでしょうか。

残念ながらそうだったようです。
しみる等の自覚症状があれば疑い病名でレントゲン検査も可能なので、積極的にレントゲン検査を行えば虫歯の発見を行えていたのでは?と思いました。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2022-10-07 15:38:29
井野先生と見かたが逆なんですが、今後厚労省のほうは「逃げる」のではなくて、継続管理という形で実質予防を保険導入拡大していくと考えてよいかと思います。

実際、歯周病に関してはほぼ問題なく定期健診ができますので、歯周病のX線検査を定期的に行うのであれば、結果的にむし歯の検査にもおおむね流用できます。

また歯周病になっていない場合でも、むし歯の疑いがあれば何の問題もなく保険診療できますので、何らかの気になる症状なり所見なりがあるのであればX線撮影は可能です。


以下、独り言です。

できるだけ保険診療で行おうとする歯科医師と、できるだけ自費診療で行いたい歯科医師。
歯科医師もいろいろです。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-10-08 11:25:39
>もう二度虫歯は嫌だと思って好きでもない歯医者に通っていたのに、詐欺のように思えます。

まったくその通りですよね。

基本的には井野先生のコメントと同じ考えです。(※当院も自費専門ですのでその点は差し引いて下さい)



加えてレントゲン検査の正確さについての私見を述べますが、レントゲン写真にも、患者様が期待しているほど正確にはむし歯は写ってきません。

更に言うなら同じレントゲン写真を見てもそれをどう判断するかという「診断力」みたいなのが担当する歯科医師によってかなりバラツキがありますし、撮影時の位置づけや、撮影に使用する機械、現像のコンディション、機械やその調整でも画像は変わってきてしまいます。

あと臨床実感として言えば、レントゲン写真よりもマイクロスコープで一本一本歯を観察していく方がむし歯は多く発見出来ますから、レントゲン検査はその「補助」的な扱いです。


となると、「検診」では保険(※正確には井野先生のコメントの通りで無理がありますが)でも自費でもメインで患者様の歯を長く観察するのは歯科衛生士となることが殆どだと思いますので、理想を言えば

@歯科医師(院長)がレントゲンの撮影方法や機器、撮影間隔など熟知していて、的確にマネージメント出来ている歯科医院で、

A十分な知識と経験、技術のある歯科衛生士がマイクロスコープを使用して行う検診

が最も良いのではないか?と思います。

・・が、保険診療を行わない当院でもそれが十分に実施できているかと言われれば制度のこと以外にも色々な障壁があって、なかなか難しいのが実情です。


ですので、あくまでも私見ではありますが、

レントゲンを撮影していなかったのも問題ながら、それ以上に歯科医院選びの失敗、という点が大きかったのではないか?ということです。

完璧に理想通りというのは難しいかとは思いますが、レントゲンも撮影しないところよりはするところ、保険よりは自費、歯科医師も肉眼でのチェックよりは拡大鏡、拡大鏡よりはマイクロスコープを使用していた方が良いでしょうし、出来れば歯科衛生士もそうであればなお良さそうだ、ということを今後の歯科医院選びの参考にして頂けると良いのかな、と個人的には思います。


ちなみにマイクロスコープの普及を目指している顕微鏡歯科学会というところでは認定歯科衛生士制度もあり、名簿も公開していますので、自分が知らない土地で検診先を探すとしたら参考にするかと思いますよ。

ご参考までに。

参考→日本顕微鏡歯科学会>指導医・認定医一覧 
https://kenbikyoshika.jp/ninteii.html

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2022-10-08 14:03:55
>実際、歯周病に関してはほぼ問題なく定期健診ができますので、歯周病のX線検査を定期的に行うのであれば、結果的にむし歯の検査にもおおむね流用できます。
 
10代、20代の歯周病の人って全体の1〜2割程度ですよね、しかも若年性歯周炎でない限り、歯肉炎から歯周病に移行する辺りの軽度の歯周病で歯ブラシの頑張りで収まるものが多いと思います。

歯周病でない10代、20代の患者さんは、無理やり「歯周病」と病名を付けて検診している訳ですよね。

 
また、実際撮れるレントゲンパノラマレントゲンですよね。
パノラマ虫歯見つけれます!?
正中においては、頚椎が被るので正確には診断出来ないと思います。
 
個人的には、パノラマは虫歯の診断においては不適切だと思います。
デンタルの方が適していると思いますし、コンタクトカリエスであれば口翼法などが適切な診断法だと思います。

ケースによっては10枚法撮れると思いますが、全ての10代、20代の患者さんに撮っていては返戻になりますよね。
 
  
私は自分の歯科医院のきちんと磨けていて歯石も付きにくい患者さんには、歯科のメンテナンスは1年で1〜2回程度でいいとお話します。(10代の患者さんは殆ど診てませんが)
また歯磨き指導は定期的に必ず受けるように言います。


保険の3カ月に1回スケーリングは、むしろ害でしかないと思っています。
 
歯石もないのに、保険請求するために全部の歯をスケーラーで触るなんて、医学的にどうなの!?とも思います。
カリエスリスクの高い、10代の歯頚部辺りのCOなんか触ろうものなら、表層のエナメル質がかけ、あっという間にそこから虫歯が広がります。

後、スケーラー(ハンド、音波・超音波)で問題ない歯を削っているのですから、歯肉に傷も入れますし、知覚過敏も出ます。
  
これを10代、20代の適正なメンテナンスといえるのでしょうか!? 
 
メンテナンスは、虫歯リスクや食生活、家庭環境、職業などで個々に変わるべきものなのですが、保険診療だと一緒くたにスケーリングですよね。

こうメンテナンスに意味があるのか凄く疑問です。
  

>できるだけ保険診療で行おうとする歯科医師と、できるだけ自費診療で行いたい歯科医師。
>歯科医師もいろいろです。
  
私個人としては、自費診療を行いたいというよりは保険のルールに縛られて、医学的に正しいと思うことに制約を受けるのが嫌なだけですね。
 
 
後、ある予防の先生がおっしゃっていましたが、メンテナンス・管理というのは「きちんと治療できた後に成立するもの」とおっしゃられていましたが、ホントその通りだと思います。
 
虫歯治療フロスが引っ掛かるような不適合なインレー、CRをして、それをメンテナンス!?
ラバーダムをせずに根管治療を行い、現状2本に1本に根尖病変がある状態でメンテナンス!?
 
 
偉そうなことを言っていますが、私自身も日々の臨床は悩まされ続けていますが、自費治療専門になってよかったのは、時間に追われ焦って治療せずに済むことと、患者さんとの会話で気づくことの多さから保険止めて良かったなと思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2022-10-08 15:34:59
歯周病でない10代、20代の患者さんは無理やり「歯周病」と病名を付けて検診している訳ですよね。

普通はGですね。
GでもX線撮影できますので(もちろん歯肉炎でない場合はダメですが)

あと「無理やり」っていうのはどうも・・ 
皆が井野先生の言うような、悪意のある保険診療しているわけではありませんので。(必用があると認められる場合以外は撮影を行わないのが常識かと)


>これを10代、20代の適正なメンテナンスといえるのでしょうか!? 
>メンテナンスは、虫歯リスクや食生活、家庭環境、職業などで個々に変わるべきものなのですが、保険診療だと一緒くたにスケーリングですよね。
>こうメンテナンスに意味があるのか凄く疑問です。

自費で定期的にむし歯を調べるために10枚法は妥当な検査とでも?


「自費だとできます」的な発言をよく目にしますが、自費であろうと保険であろうと不適切な検査はできないことは、必ず付け加えるべきかと。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2022-10-08 15:46:31
あと大切なことをひとつ

担当医が医学的に必要性があると認めた場合は、X線撮影はいつでもできます。
保険診療では診療報酬を請求できない場合があるだけです。
つまり、タダでもよければいつでも撮影可能です。

稀にこういった類のことはありますね。

「10枚法を半年おきに」というのは、私の感覚からは不適切と思われますので、依頼されてもやりませんけどね。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2022-10-08 16:12:14
>GでもX線撮影できますので

G病名 ありましたね、すっかり忘れていました(笑)
 
ただ、G病名でパノラマレントゲンを撮る意味はあまりないですよね。
 

>皆が井野先生の言うような、悪意のある保険診療しているわけではありませんので。

これはすみません、誤解を生むような書き方になってしまって。


自費で定期的にむし歯を調べるために10枚法は妥当な検査とでも?
 
虫歯のリスクにもよりますが、少なくとも2年ぐらいに1回は撮った方がいいと思いますね。


>つまり、タダでもよければいつでも撮影可能です。
 
こいう所おかしいと思うんですよね。
 
 
>「10枚法を半年おきに」
 
この期間で撮るのは無駄な被爆だと思いますね。


後、レントゲンでも分からない虫歯はたまにあるので、診査項目の中の1つという位置づけですが、若い患者さんほど虫歯の発見というのは難しいと感じていますね。
 
今週治療した10代の方ですが、全くこんなに大きな虫歯が出てくるとは術前の診査では分かりませんでした。

https://www.youtube.com/watch?v=AowNJzP90Pg 

こういうケースがあると、ダイアグノカムなど買おうかと思っています。 

回答 回答9
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-10-10 11:58:17
自費治療ならば、iTeroのNIRI機能のほうが良いと思いますよ。

レントゲン検査では線量が低いとはいえ被爆しますが、NIRIでは被爆しませんし、口腔内撮影もカラーでされ、3Dですし、咬合の強さ等様々な事が1スキャンでわかりますよね。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2022-10-11 12:47:50
自費治療ならばiTeroのNIRI機能のほうが良いと思いますよ。

NIRI便利ですよね。
被ばくもないですし他にも情報量が多くて。

ただ個人的には、むし歯に関してマイクロでの所見、デンタルX線写真の所見ともまた少し印象が違うので、これも何かの代替に、と言うよりは色々ある補助的診断方法のひとつという感じで当院では運用しています。

※脱線失礼しました。

回答 回答11
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2022-10-12 00:55:45
井野先生

>ただ、G病名でパノラマレントゲンを撮る意味はあまりないですよね。

PなのかGなのかは、画像診断、歯周検査をやって判断されることです。
ですから、パノラマレントゲンを撮る時点では、P病名なのかG病名なのかは確定していないと考えます。

回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2022-10-12 10:49:13
Lindtさん、こんにちは

メインテナンス(SPT)は有用だが、定期健診は意味がないという研究もあります。

しかし、メインテンスも定期検診もやっていることは同じようなことなので、その違いは患者さんにはわかりにくいかもしれません。
歯科医師歯科衛生士の中にも違いをよく認識せずに行っているものも見られます。

ところで、レントゲン写真検査ですが、スクリーニングで行うなら、バイトウイング(咬翼法)が情報量が多い割に、最も被曝量が少ないので良いと思います。
パノラマ顎骨のスクリーニングには向きますが、虫歯歯周病には不向きです。

NIRIは新しいため、検査特性(感度特異度)が確定していません。
ですので、バイトウイングの補助として用いる検査だと思います。

過去にも、似たような検査機器が商品化されたのですが、現在ほとんど使用されていません。NIRIも市場に生き残るかどうか、この先が楽しみです。




タイトル レントゲン撮らない歯科検診に意味はありますか?
質問者 Lindtさん
地域 非公開
年齢 22歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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