歯根がないと差し歯ができない具体的な理由

相談者: クラッカーさん (36歳:男性)
投稿日時:2022-10-07 03:08:42
はじめて掲示板を利用します。
よろしくお願いいたします。

先日前歯(左上前から1番)の差し歯が取れ歯医者に行ったのですが、歯根も割れているようで、入れ歯インプラントになるとの事でした。

インプラントだと55万円になるとのことで、お金もないし、持病もあって通院も難しいため、今日できる処置だけやっていただいてあとは考えさせてください、と言って帰ってきました。

しばらく歯抜けの状態で生活するつもりです。

さて質問は私の治療の話ではなく、一般的な歯科の常識?の話になるのですが。。。

歯科の知識も一切ない素人なのですが、ずばり、「骨への差し歯」という治療がない具体的な理由を教えてください。

素人の私からすると、「インプラントって結局耐久力を追求した差し歯でしょ?」と思うわけです。

プロの歯医者さんからすれば、耐久面やいろんな面で、抜歯後は入れ歯かインプラントしか選択肢がないのかもしれませんが、どちらも値段もしくはリスクが高すぎて、他に治療法はないのかと思ってしまいました。

残り何年残存できるかわからない歯根を使って差し歯にするよりも、抜歯した跡の骨の穴に、接着剤か骨造成によりコアを立てれば、治療もやり易いだろうし、耐久力も高いだろうし、何より歯を永久に失う人が大幅に減るだろうと思うのですが、、、。

繰り返しになります、なぜ抜歯後の骨の穴、もしくはドリルなどで骨に穴を開けて、コアを立てるような治療は存在しないのでしょうか?

具体的な理由の回答をよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2022-10-07 07:23:41
クラッカー さん

先日前歯(左上前から1番)の差し歯が取れ歯医者に行ったのですが、歯根も割れているようで、入れ歯インプラントになるとの事でしたが、ブリッジも治療方法ではないかと思われます。

抜歯後の骨の穴、もしくはドリルなどで骨に穴を開けて、コアを立てるような治療が、人工歯根いわゆるインプラント治療ですね。

「骨への差し歯」これが研究され今の「インプラント治療」ですね。
色々な材料や形状が日々研究され、ブレードインプラント、骨膜下インプラントよりも現在のスクリュータイプインプラントへ、貝殻などから試行錯誤され、サファイヤインプラントよりも現在のチタンインプラントになって行った経緯があります。

インプラント治療は、日本国内においては保険治療が認められていませんので、費用は高くなります。
ブリッジや義歯も保険で出来る範囲であれば費用は抑えられますが、材料などによっては、自費になり費用はインプラント治療とさほど変わらない場合もあると思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-10-07 13:04:31
過剰歯埋伏歯親知らずや内側に傾いた下の小臼歯などがあり、サイズが合えば歯牙移植という選択肢もあると思います。

ケースによっては保険内でできることもあると思います。

回答 回答3
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2022-10-07 13:51:35
クラッカーさん、こんにちは。

まず、「差し歯」というのは歯科での専門用語ではないのですが、一般的には、クラウンのような歯冠補綴物のことを指しています。
(その中でも、昔はクラウンとコアを一体にしたものが多かったので、そういう呼ばれ方がされてきた歴史がありますが、現在はそうしたタイプはほぼないでしょうが、差し歯という呼び方だけ残っています)


抜歯した跡の骨の穴に、接着剤か骨造成によりコアを立てれば

接着剤や、その他多くの素材は生体にとって異物となるから拒絶反応が起こるのでできない。
というのが、クラッカーさんの疑問の答えになると思います。

紀元前から、人類は貝や象牙、宝石、鉄などを使って歯の代替となるものを入れようという試みは行われてきたようです。

そうした中で、近代になりチタンが拒絶反応を起こさず骨とくっついてくれる性質が発見されたことで、現在のインプラントが確立しました。

チタンを使って人工の歯根(言葉の定義も問題で、通常は差し歯とは呼ばれませんが)としたものが、インプラントです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: クラッカーさん
返信日時:2022-10-07 19:41:19
なるほど、と完璧に納得まではできてないのですが、頭の中では生体親和性の事もわかっていたのですが、はっきりと接着剤や埋没剤?で生体親和性のよいものは無いようである事や、自分の頭の中では骨造成物質を接着剤がわりに使えないのかと言う疑問もあったのですが、それも骨だけ作ってドリルで穴を空けた方が確かな治療だろうとも素人ではあれど納得はでき。

んー、なんと言えばいいか。

自分の中では、要するに、「メリットも金額も審美性も耐久性も総合的に庶民に"程よい"治療」というものは無いのだろうか?

「そもそも骨の穴ってなんで使えないの?」と疑問だったわけですが、なるほど金額こそ高額であれ、インプラントというのがその流れをくんで生き残り続けている血筋の治療である。

自分でググってみるに、確かにインプラント材だけなら数千円から存在する事などや、あそこ癒合するかしないかや数十年の耐久力の違いがちょっとしたチタンの含有量や下処理や高額な検査機器での事前検査や、医師の腕にかかっている事など知ることができ。

うーむなるほど、、、なるほどと。。。

まぁ結果論としては、今回ご質問させていただいて、自分は過剰歯親知らずもないため、歯抜けか手頃な治療でダマシダマシ生きて、最後ダメならインプラントをするかと、心が決まったわけですが、少しインプラントへの距離感の様なものが明らかに縮まりました。

しかしまぁ値段が安くなれば、なおもっと嬉しいのですが(笑)

今回思ったのは、「歯1本に50万も、、、」という考えが今まで頭に根強かったわけですが、知れば知るほど値段に納得し始めますね。

貝殻、、、サファイアインプラントに骨膜下インプラント、、、

初めて聞く単語ばかりで、ネットで検索しながら興味津々で見ながらではあり、まだまだ質問したいことが山ほど出てきそうな雰囲気ですが、一応ここで、お礼とし、一区切りとしようと思います。

加藤さん、柴田さん、滝野さん、
この度は丁寧にご返答頂きありがとうございました!
m(_ _)m



タイトル 歯根がないと差し歯ができない具体的な理由
質問者 クラッカーさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯のひび割れ、破折で抜く予定
抜歯:1番(中切歯)
インプラントその他
補綴関連
回答者




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