7番を破折で治療中。ペリオドンにより歯の骨が溶けてしまった

相談者: ゆすかさん (43歳:女性)
投稿日時:2022-11-15 09:24:54
3か月前から上の7番の歯の根元が折れて噛むと痛むので治療をしています。

最初は物を噛むときにだけ痛かったのですが、歯医者スリーミックスと言う薬剤を入れて治療を始めたころから何もしなくても痛むようになり、それを伝えたところ今度は、ペリオドンを入れて様子を見ると言われました。
それも次回は2週間後に来てと。

ペリオドンを入れから1日経ち、以前の痛みよりも更に痛くなり常に脈を打つほど酷くなってしまい、我慢できなくなり5日後に見てもらいペリオドンを洗浄し、またスリーミックスを入れて治療してもらいました。

ペリオドンを洗浄しても痛みが変わらなかった為、別の歯医者に行き見てもらったところ、ペイオドンが折れた歯の根元から漏れて、根元にとどまり鼻と口の間にある骨を溶かしてしまっている。
このままだと蓄膿症になってしまう。
後1ミリしか骨が残っていない状態。
よくここまで我慢していたね。と言われました。
今の状態だと、麻酔が効かないので、抗生剤を貰って、炎症が治まってから抜歯予定です。
その際に残ったペリオドンも取るとの事。

治療としては抜歯してインプラントなどを入れるのが最善と言われたのですが、骨が薄いため、数か月待って骨が出来上がらなかったら、人工骨や自分の骨を移植して土台と固めてインプラントを入れるしかないと言われ・・。

今回、色々検査をしてもらうのにも数万かかり、、今後も骨ができているのか再度確認したりするのにも自費診療の為、数万かかると言われました。
ペイオドンを入れなければこんなことにはならなかった為、こういった場合、最初の歯医者に事情を話し治療費などを保証してもらう事は可能でしょうか。

ご回答よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-11-15 09:56:45
こんにちは。

痛みもあり歯の保存も不可能ということですから大変ですね。

新しくかかった歯科医に診断書を書いてもらい前医と話し合う事になるのでしょうか?

ペリオドンが現在の症状の原因かどうかを科学的に証明する事は実質的には非常に困難ではないかと想像しますから、現在おかかりになっている歯科医がきちんとした診断書(ベリオドンが原因という)を書けるのかな?と疑問には思います。

通常ならば、歯根が折れた為に炎症が生じそのコントロールが前医は前医なりに行ったが奏功しなかった為と考えるように思います。
(経過が良くても悪くても行われた処置に対する支払いの義務はあります)

使用法には7日間を限度とするとの記載があり5日で洗浄がされていますから、結果的に用法は守られた事になっているのではないかとも思われます。

おかかりになっている歯科医が、ペリオドン塗布が抜歯インプラントに今後なる原因が前医の治療の為と証明することまではしてくれないか?またはできないのではないか?と想像しますが、どこまでの事をしてくれるのでしょうか?ご本人が科学的に証明することは可能ですか?

7番の歯根破折が生じると予後不良により抜歯に至る事はよくあります。
また、インプラントをしなくても抜歯後放置されたり、保険義歯を作ったりすることを選択される事もできます。

とりあえず、痛みがありペリオドンが残留しているとご不安が強いならば保存不能になった予後不良歯のようですから抜歯後よく洗浄してもらう処置は受けられる事になるのだろうと想像しています。

現在おかかりになった歯科医が自費の選択肢しか提示してくれず費用面でお困りであれば、別の保険診療主体の歯科医院を受診され経過をきちんとお伝えになり、適切な処置を施してもらう事はできるでしょう。
その場合、想像ですが、各種検査、予後不良になっている7番抜歯、洗浄、必要であれば掻爬(大臼歯抜歯の一連の処置内です)、治癒経過確認後、義歯作製または放置(8番があればブリッジも選択肢に上がります)になるのではないかと想像致します。


とりあえず、前医とお金の事で話し合ってみたいと思われておられるものを止めるものではありません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2022-11-15 15:51:13
歯内療法専門医をしていますが、

先生の説明の

>根元にとどまり鼻と口の間にある骨を溶かしてしまっている。このままだと蓄膿症になってしまう。後1ミリしか骨が残っていない状態。よくここまで我慢していたね。と言われました。
 
この意見の方がちょっと疑問ですね。
 
自分も昔ペリオドン使用していましたが、破折した部分から漏れ出してもそんな短期間で根尖の骨を溶かすようなことは経験がありません。
 
短期で漏れ出して多いのが歯肉が壊死してくるようなケースはありますが、骨に影響が出るような場合はペリオドンを入れて数カ月ぐらいしないと骨が溶けるような状況にはならない気がします。

  
>3か月前から上の7番の歯の根元が折れて噛むと痛むので治療をしています。

折れて細菌感染すればペリオドンを入れなくても歯の周りの骨は減ってきますし、骨を守ろうとすれば折れた時点で抜歯した方が骨は守れたと思います。

悪くなった歯を固執して残そうとするほど、後々問題が起こります。
 

>ペイオドンを入れなければこんなことにはならなかった為、こういった場合、最初の歯医者に事情を話し治療費などを保証してもらう事は可能でしょうか。

これは弁護士を入れての交渉になりますが、ペリオドンを入れて骨が溶けてしまったという客観的事実を証明しないと治療費の負担はしてもらえないと思います。
  
今回の場合は、少なくとも両先生が話し合わないと、次の先生の意見が必ず正しいとは言えない内容だとは思います。
 
 
女性の第2大臼歯インプラントを入れるというもの私的に言えば、必要か!?とも思いますね。
  
おだいじに

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆすかさん
返信日時:2022-11-15 17:20:04
早々にご返答頂きありがとうございます。

確かに冷静に考えるとお二人が仰る通りかと思いました。

またペリオドンがそんな短期間で骨を溶かすことはないとの意見を聞き、もしかしたら以前から骨は薄くなっていたのかもと思い少しホッとしました。

今回、痛みが増すたびに何度も歯医者抜歯をお願いしていたのですが、まだ治療したいと言われ3か月も経ってしまいました。
もっと早くにセカンドオピニオンに見てもらうべきだったと後悔しております。

この度は貴重なご意見ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2022-11-15 17:36:12
>まだ治療したいと言われ3か月も経ってしまいました。
 
これは歯科医師のエゴですね。
 
患者さんは自分の実験台ではないので、客観的に説明をして患者さんのご意向を聞いて引き際を考えるべきだったと思います。
 
 
>もっと早くにセカンドオピニオンに見てもらうべきだったと後悔しております。
 
私見ですが、破折で短期間でたくさん減った骨は抜歯後意外と回復してくるものなので、早目に抜歯してあとはたくさん骨が出来る(回復)のを願うばかりですね。
 
後、第2大臼歯インプラントもはたして必要かセカンドオピニオンなど求められた方がいいと思いますよ。
 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆすかさん
返信日時:2022-11-15 18:50:40
再度ご返答いただきありがとうございます。

実は歯の根元が折れてから10年くらい経っていまして。
以前通っていた歯医者で噛まなければ痛みがなかった為、根元もしっかりしているので放置した方がいいのではと言われてずっと放置しておりました。
この場合でも回復は当てはまりますか?

また抜歯予定の歯医者では2回にわけて抜歯をするといわれ。
分けるとなると費用も2倍かかるので少し不審に思ってしまいまして。

奥歯から2番目でも一度では抜く事は難しいのでしょうか?

色々質問等してしまい申し訳ございません。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2022-11-16 10:42:58
>実は歯の根元が折れてから10年くらい経っていまして。
 
この情報が後から出てくるとますます、

>>根元にとどまり鼻と口の間にある骨を溶かしてしまっている。
>>このままだと蓄膿症になってしまう。
>>後1ミリしか骨が残っていない状態。
>>よくここまで我慢していたね。と言われました。
 
これはペリオドンではない気がしますね。
 
 
>この場合でも回復は当てはまりますか?
 
10年炎症があったとすると骨は大きく回復する可能性は少ないと思います。
 
先生毎に方針が変わるのは普通のことですが、個人的には破折しており骨が減っていれば骨を守る意味でも抜歯を勧めますね。
 

>また抜歯予定の歯医者では2回にわけて抜歯をするといわれ。
>分けるとなると費用も2倍かかるので少し不審に思ってしまいまして。
 
すみません、私保険治療辞めて15年以上経つので詳しいルールは分かりませんが、
7番の抜歯を2回法に分けるのは珍しいので、口腔外科で抜いてもらえば1回で抜けると思いますよ。
 

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆすかさん
返信日時:2022-11-16 12:00:26
ご返答頂きありがとうございます。

情報が後出しで申し訳ございません。

抜歯予定の歯医者口腔外科もあり外科の先生が抜歯を行う予定みたいです。
なぜ二回にわけるのかは井野先生の話を聞いて疑問に思うところではありますが・・。

ペリオドンの件も詳しく話を聞いてそれが原因でないとの事ですのでこれについてはあまり考えないことにします。

もっと早くに抜歯すればよかったと後悔ばかりで、抗生剤もなかなか効かずまだ激痛が続いていますが、来週の抜歯に向けてもう少し痛みと戦っていこうと思います。

この度はお忙しい中親身にご対応いただきありがとうございました。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2022-11-16 17:20:41
井野先生の
>これはペリオドンではない気がしますね。

の補足ですが、

基本的に、急速な変化の場合は境界は不明瞭です。
「あと1mmしかない」といったような状況であれば、ほぼ間違いなく慢性的な病変です。
つまり、ペリオドンによるX線所見とは考えにくいです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆすかさん
返信日時:2022-11-16 17:51:25
森川先生

慢性的な病変との事の意見を頂きありがとうございます。

抜歯で今の激痛が治るとよいのですが・・。
それを考えると不安で仕方がありません。

この度はご返答いただきありがとうございました。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2022-11-16 18:41:06
見ていない人間が無責任なこと言いますが、
 
>今回、色々検査をしてもらうのにも数万かかり、、今後も骨ができているのか再度確認したりするのにも自費診療の為、数万かかると言われました。
 
検査で数万ってインプラントの為の検査ですよね!?
インプラントの為の抜歯保険適応にならないので、自費治療になると思いますよ。
 
また上顎第2大臼歯の大きく無くなった骨を回復させる為の造骨などはかなり難易度が高く、1回で希望の量まで作れないことがあり、その場合インプラント埋入時に更に造骨が必要になることもあります。
 
実際見てみないと分かりませんが、
 
>後1ミリしか骨が残っていない状態。

という状態なら抜歯後に上顎洞も下がってくるので、インプラント埋入時にソケットリフトサイナスリフトなど、上顎洞の外科処置も必要となります。
 
インプラント以外に造骨やソケットリフトを行う処置まで行うとインプラント1本で1年近くかかり治療費も60〜80万ぐらいはしてきますよ。
 
ただ、経験上そこまでして第2大臼歯作ってもそんなにQOLが上がるなどは考えにくいです。

私の臨床上、上顎第2大臼歯のインプラントが綺麗に出来ているケースは少ないように思います。
歯磨きも大変になるし、変な方向向いているしインプラントしなかった方が良かったのでは!?というケースもあります。 
 
歯が無くなったら必ず歯を作らないといけないか!?と言われればそうではないと私は思います。
歯は食べる為の道具ですから、ゆすかさんが不自由なく食べれれば1本歯が少なくてもいい訳です。
 
またインプラント治療は外科処置になるので、ノーリスクではありません。
インプラント治療をしている先生は積極的にインプラントを勧める傾向はありますし、インプラントしていない先生は第2大臼歯に関しては積極的にインプラントは勧めません。
  
この辺りも先生の考え方次第ですが、少なくともインプラントは急ぐ必要はないので、まずは痛みが取れることを優先し痛みが引いてからセカンドオピニオンなど他の先生の意見も聞いた方がいいと思いますよ。
 

実際レントゲン1枚見ていない人間のいうことですから参考程度のしてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆすかさん
返信日時:2022-11-17 11:33:32
井野先生

そうです。抜歯後、骨が形成されてインプラントができるかの検査になります。

やはり60万円から費用がかかってくるものなんですね。

第二大臼歯を作成してもQOLが上がるのは考えにくいとの事。
そうなると特に抜歯後放置をしていても問題がないのでしょうか。
素人の考えだと上の歯と下の歯のかみ合わせがなくなるので色々と体に問題がおきたり(体のバランスが崩れたり)するのではないかと不安です。

そういた問題も起きないようであればインプラントも色々と調べると、海外ではあまり使われなくなっているなどネットで見たことがあるので・・。しなくてもよいのであればしない方向でも考えるのもありかなと先生の話を聞いて思いました。

仮にインプラントをすることになったとしてもセカンドオピニオンにも相談してみようかとは思っております。
回答 回答7
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-11-18 16:09:11
インプラントも色々と調べると、海外ではあまり使われなくなっているなどネットで見たことがあるので・・

何をどう調べられているのか?わかりませんが、日本の場合、海外の人(特に欧米人)ほど骨格が頑丈ではなく華奢な骨の方が多いですから海外ほど積極的にインプラントを行い難いというのはあると思います。

海外ではインプラントがあまり使われなくなっているとお書きになっているように読めたので、少し気になりました。




タイトル 7番を破折で治療中。ペリオドンにより歯の骨が溶けてしまった
質問者 ゆすかさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
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