レジン治療の歯が全部二次虫歯に。今後の治療は銀歯がよいのか

相談者: Foboさん (25歳:男性)
投稿日時:2023-01-16 23:45:53
はじめまして。

現在、虫歯治療で通院しています。
3年ぶりくらいの歯医者で、少し治療に時間がかかりそうです。

虫歯詰め物についてですが、保険適用だと基本的にはレジン銀歯になるそうです。
これまでにも虫歯治療は受けたことがありますが、下の左右6番目の歯は、銀歯で詰めてあります(たぶん中学生くらいの時です)。
左下7番の歯は、大学生の時に神経を抜いて銀歯を丸ごと被せています。
左上の5番目と6番目の歯と右上下の7番目の歯は、レジンで詰めています(中学生から高校生くらいの時と大学生の時です)。

今回、このレジンの歯の4本が二次虫歯になってしまっているのと、左上7番目の歯、右上5番目と6番目の歯の4本が虫歯で、合計8本虫歯治療が必要でした。

レジンの歯は、2本大学生の時にも二次虫歯になって治療したのですが、また虫歯になってしまっていました。
当時、左上の5番目と6番目の歯が、少し大きな虫歯で銀歯を詰めると目立つということを恐れてレジンを頼んでやってもらったという記憶がありますが、こんなにすぐに虫歯になってしまうとは思いませんでした。

今回治療する歯は、基本的に先生はレジンより銀歯の詰め物の方がいいと仰っていますが、僕がまだ若いので場所によってはレジンで目立つところは治せなくもない、という感じで言っていました。
ただ、左上5番目と6番目は、歯の半分以上を部分的に被せる形になるため、(保険なら)銀歯でないと難しいと言われました。

正直、僕としては、もうすでに銀歯がいくつかありますし、昔より銀歯に対する抵抗もなくなってきました。
また、これまでレジンの歯は全部二次虫歯になっていますが、それより古い銀歯の詰め物は健在です。
目立つ歯を銀歯にする必要があるということもあり、いっそ先生が銀歯がいいと言うなら銀歯の方がいいのかとも感じています。

ただ、全て銀歯にすると、11本銀歯(昔詰めたのも含めて)になります。
やはりこの年で10本銀歯は多いでしょうか。

また、レジンはやはり二次虫歯になりやすいでしょうか。
虫歯治療はやはり苦手なので、二次虫歯になりにくい方にしたいと言うのはあります。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-01-17 07:30:59
Foboさんこんにちは。

合計8本虫歯治療が必要で、今までの治療の歯を含めて全て銀歯にすると11本銀歯になるのに抵抗があるのですね。

現在、保険治療では6番目まで(7番と8番以外)は条件によっては、白い材料であるCADCAMインレーCAD/CAM冠が適応になっています。
ただし、届け出をしていない保険医療機関では治療が受けられないです。

かかりつけで1度CADCAMについて相談してみてはいかがでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-17 12:19:59
こんにちは。

保険適用の範囲が変わり7番目の歯以外は充填用レジンより物性が優れたCAD/CAMブロックのミリング冠やインレーが保険適用に入っています。

エリアによりまだ提供可能な歯科医院登録が少ないところもあるのかもしれませんが、かなり多くの歯科医院が登録済みになっているはずです。

レジン充填した歯が二次虫歯になったのは何故か?という疑問はありますが、歯のケースによっては歯科医から提案があっても良いのでは?と思いました。

全く説明がなかったならば登録がまだの歯科医院かもしれませんね。

CAD/CAM対応ができているか?(保険のCAD/CAMインレーやクラウンは選択できないか?)お尋ねになってもよいかもしれませんね。


>11本銀歯(昔詰めたのも含めて)になります。
>やはりこの年で10本銀歯は多いでしょうか?

に関してですが、虫歯自体が多すぎるようですから、治療後から予防歯科で管理に入ってもらった方がよいかもしれませんね。
かかりつけ歯科医機能強化型診療所に施設登録された歯科医院では予防も保険適用で受けられるようになっています。

受けられる医療サービスは、歯科医院選びで差が出ると思います。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2023-01-17 14:54:22
>また、レジンはやはり二次虫歯になりやすいでしょうか。
虫歯治療はやはり苦手なので、二次虫歯になりにくい方にしたいと言うのはあります。

レジン充填銀歯、一長一短ですかね。
状況によりますので、どちらが有利不利というのは一概には言えないように思います。

あと、銀歯とCAD/CAM(レジン冠)ですが、CAD/CAMのほうが形成用件がきびしいので、CAD/CAMのほうがむし歯になりにくいという状況はかなり稀なケースかと思います。

つまり両者のむし歯リスクは同じか、もしくは銀歯のほうがむし歯になりにくいと考えます。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-17 15:26:11
〉両者のむし歯リスクは同じか、もしくは銀歯のほうがむし歯になりにくいと考えます。

これについては、各歯科医の臨床実感であり、まだわからないと思います。

少なくとも銀歯は色素を透過しませんから、辺縁漏洩が生じていても外から見えません。

二次虫歯をどう診断するか?でも異なりそうです。

ただ、銀歯は薄くても割れたり欠けたりしませんから、浅い形成や薄い形成でもトラブルにならないメリットがあります。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2023-01-17 16:51:35
二次虫歯をどう診断するか?でも異なりそうです。

二次う蝕(=う蝕の再発)の発見のしやすさの話しはむし歯のなりにくさではなくて、むし歯になってしまってからの話ですよね。
そこに関しては分けて考えたほうがよろしいかと。

あと(私個人の経験からではなく)技工所から、金属冠と比較して十分にクリアランスとってください(=切削量は多くなりますor破折のクレームが時々あります)といった話とか、「脱離も金属冠よりは多いようです。」といった話をよく聞いたのですが、船橋先生はそういった話は初耳といった感じでしょうか?

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-18 01:40:41
臨床では細菌由来のものでなくても、歯が欠けたり繋ぎ目に着色が生じたり、辺縁漏洩が生じたりしている事がわかれば「虫歯になっていますからやり直しが必要です」と説明する場合があると思います。
場合によっては修復物の破折や欠けも虫歯になっていると説明する歯科医もいると思います。

実際には装着に使用したレジン系セメント歯質はカバーされていて樹脂含浸層が侵されず残っていて歯質側に深刻な問題が生じていなくても修復物とセメントの界離面の色素性の汚染を パッと見虫歯に見える為 虫歯と説明される場合もあるので、二次虫歯をどう診断されるのか?と書きました。

保険適用のCAD/CAMハイブリッドレジンブロックの削り出しですから、接着剤はレジンセメントが推奨されていますが、レジンセメントは上手く歯面に接着させますと二次虫歯(細菌由来の脱灰)が生じ難い秀逸なセメントと認識されていると思います。
ですから必要とされる形成をきちんと行いますとそんなに二次虫歯の発生がない割と秀逸な修復治療だと思っています。

ただ、接着はテクニカルセンシティブですから、上手く被着面処理を行わないと接着不良部位が生じるという問題はあると思います。

ハイブリッドレジンブロックの削り出し修復物による治療で保険適用より先行して行われていたセレックシステムによる接着治療の臨床成績はかなり良いので、きちんと必要な処置を行っていただければ銀歯を従来型セメントで合着するより長期的予後は良いと考えています。

〉技工所から、金属冠と比較して十分にクリアランスとってください(=切削量は多くなりますor破折のクレームが時々あります)
これはハイブリッドレジンの素材特性を考慮せずにメタルインレーと同じように形成する歯科医が多かった為ですよね。
ハイブリッドレジンブロック修復物にはそれに必要な形成があります。


〉「脱離も金属冠よりは多いようです。
脱離に関しては既にあまりないと言われるようになってきていますよね。
きちんと必要な形成を行うことと接着をきちんと行うこと、冠内面の前処理をちゃんと行うことで脱離はまずしないと言われるようになっていますよね。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2023-01-18 10:33:22
>脱離に関しては既にあまりないと言われるようになってきていますよね。
>きちんと必要な形成を行うことと接着をきちんと行うこと、冠内面の前処理をちゃんと行うことで脱離はまずしないと言われるようになっていますよね。

それって、(保険でもできる)CAD/CAM冠が外れにくさNo1ってことでしょうか?自費も含めてあらゆる冠の中で

回答 回答8
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-18 11:07:30
基本的な事ですが、メタル〈ジルコニア〈e.max等のガラスセラミックCAD/CAMインレーや冠に使用されるハイブリッドセラミックレジン〈長石系セラミックの順に必要な形成量は異なってきます。
メタルは割れにくい材料ですから薄い加工物でも欠けたり割れたりしにくいです。

一方、歯の長径には限りがあり、例えば歯冠長が、後方にある臼歯では維持力を発揮するだけの軸壁を作り難いケースがしばしばあります。

必要となる形成量が増えれば増えるだけ維持力を担保するだけの軸壁が取り難くなるわけですから、適用範囲が限られてきます。

外れにくさには様々な要因がありますが、必要とされる形成量と歯冠長径についてはそんな感じです。
7番が保険適用されない理由はそんなトラブルが多発することが予測されるからでしょう。

また、加工性の問題や被着体の接着強度等の問題もありますから、おかかりの歯科医にケースに応じた選択を行ってもらう必要がありますね。

歯科医でもよくわからないという場合は技工士に相談がいくと思いますから、チームでよい治療になるように提案を受けられる事が大切でしょう。




タイトル レジン治療の歯が全部二次虫歯に。今後の治療は銀歯がよいのか
質問者 Foboさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
保険のインレー(銀・金属)
お勧めの詰め物・インレー
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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