40年前の差し歯の付け替えで再根管治療をするか迷う
相談者:
yummkさん (60歳:女性)
投稿日時:2023-04-14 12:49:30
右上1番2番、左上1番の3本を40年程前に差し歯にしました。
今回右上1番の差し歯と歯茎の間に隙間が空いてしまい、やり替えないといけなくなってしまいました。
右上1番2番は10年以上前から根の先に炎症がありレントゲンでも黒く映ってると言われてましたが、これくらいなら経過観察でいいからと言われていて、今回とったレントゲンでもそれほど進行していないとの事でした。
先生(年配の歯内療法学会専門医)は米国の歯内療法専門医でも成功率は60%、40年以上前に神経を取った歯だし太くて長い土台を外すのも大変だし割れてしまう事もあるので、積極的に根の治療はしないほうがいいという意見です。
別の医院でみてもらったところ、土台を外すのは難しいことではないので2本とも根の治療をして新い差し歯にした方がいいという事でした。
前歯なので抜歯になるのが怖くて悩んでいます。
私のように40年も前に差し歯にした歯の再治療というのは難しものなのでしょうか?
クラウンだけ変える方がいいのか、根の治療もした方がいいのか悩んでいます。
今回右上1番の差し歯と歯茎の間に隙間が空いてしまい、やり替えないといけなくなってしまいました。
右上1番2番は10年以上前から根の先に炎症がありレントゲンでも黒く映ってると言われてましたが、これくらいなら経過観察でいいからと言われていて、今回とったレントゲンでもそれほど進行していないとの事でした。
先生(年配の歯内療法学会専門医)は米国の歯内療法専門医でも成功率は60%、40年以上前に神経を取った歯だし太くて長い土台を外すのも大変だし割れてしまう事もあるので、積極的に根の治療はしないほうがいいという意見です。
別の医院でみてもらったところ、土台を外すのは難しいことではないので2本とも根の治療をして新い差し歯にした方がいいという事でした。
前歯なので抜歯になるのが怖くて悩んでいます。
私のように40年も前に差し歯にした歯の再治療というのは難しものなのでしょうか?
クラウンだけ変える方がいいのか、根の治療もした方がいいのか悩んでいます。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-04-14 15:04:31
こんにちは。
40年も前の治療ではメタルコアにメタルボンドか、硬質レジン前装冠だろうと想像します。
メタルはレントゲン透過性がない為、根の残存歯質の厚みがわかりにくい場合はしばしばあります。CTで撮影しても金属のハレーションの画像処理を信じきれない場合もありますから、長いメタルコアの除去にはリスクはつきものになるように感じます。
リスクを受け入れて除去と再根管治療を受けるか?常に悩ましいでしょう。
どちらが良いか?は、よく歯科医のお考えとやる気をお尋ねになり判断してください。
除去は結構大変になる場合もありますから、やらない方が良いという歯科医にはしてもらわない方が良いだろうと思います。
40年も前の治療ではメタルコアにメタルボンドか、硬質レジン前装冠だろうと想像します。
メタルはレントゲン透過性がない為、根の残存歯質の厚みがわかりにくい場合はしばしばあります。CTで撮影しても金属のハレーションの画像処理を信じきれない場合もありますから、長いメタルコアの除去にはリスクはつきものになるように感じます。
リスクを受け入れて除去と再根管治療を受けるか?常に悩ましいでしょう。
どちらが良いか?は、よく歯科医のお考えとやる気をお尋ねになり判断してください。
除去は結構大変になる場合もありますから、やらない方が良いという歯科医にはしてもらわない方が良いだろうと思います。
相談者からの返信
相談者:
yummkさん
返信日時:2023-04-15 06:56:33
回答2
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2023-04-15 12:03:43
こんにちは、
>私のように40年も前に差し歯にした歯の再治療というのは難しものなのでしょうか?
何年前だから難しい、最近治療したから簡単に治せるということはありません。
歯の状態から先生は判断されたと思いますよ。
日本の細菌感染に配慮しない根管治療であればざっくり成功率50%ぐらいと言われていますから、2本治療すれば1本が膿んだ状態になるので、残念ながら極々一般的な病気と言えます。
>このまま放置するときのデメリットはあるのでしょうか?
健康体であればそんなに大きな問題は起こしませんが、細かな点でいえば「歯性病巣感染」が起こっており、体への負担は少なからずあります。
http://eedental.jp/ee_diary/2022/09/post-2474.html
ただ、人間は菌、ウイルスと共存しています。
治療しても半分近くしか治らず抜歯になるぐらいであれば症状が出るまでそのまま使ってもらうという治療方針の先生もおられます。
逆に積極的な先生は根尖病変が無くても、クラウンやり替えの際に根管治療をセットでされる先生もおられますし、今回の先生のように症状が出るまで使ってもらい症状が出た際に再診断をして再根管治療 or 抜歯という選択をされる先生もいます。
この辺りは一義的な基準はなく、先生と患者さんとの決め事になります。
ですので、心配でセカンドオピニオンなど求めれば先生の言うことは変わってきてしまいます。
要はどの先生に長く診てもらいたいかで治療の介入や方針は決まってきます。
おだいじに
>私のように40年も前に差し歯にした歯の再治療というのは難しものなのでしょうか?
何年前だから難しい、最近治療したから簡単に治せるということはありません。
歯の状態から先生は判断されたと思いますよ。
日本の細菌感染に配慮しない根管治療であればざっくり成功率50%ぐらいと言われていますから、2本治療すれば1本が膿んだ状態になるので、残念ながら極々一般的な病気と言えます。
>このまま放置するときのデメリットはあるのでしょうか?
健康体であればそんなに大きな問題は起こしませんが、細かな点でいえば「歯性病巣感染」が起こっており、体への負担は少なからずあります。
http://eedental.jp/ee_diary/2022/09/post-2474.html
ただ、人間は菌、ウイルスと共存しています。
治療しても半分近くしか治らず抜歯になるぐらいであれば症状が出るまでそのまま使ってもらうという治療方針の先生もおられます。
逆に積極的な先生は根尖病変が無くても、クラウンやり替えの際に根管治療をセットでされる先生もおられますし、今回の先生のように症状が出るまで使ってもらい症状が出た際に再診断をして再根管治療 or 抜歯という選択をされる先生もいます。
この辺りは一義的な基準はなく、先生と患者さんとの決め事になります。
ですので、心配でセカンドオピニオンなど求めれば先生の言うことは変わってきてしまいます。
要はどの先生に長く診てもらいたいかで治療の介入や方針は決まってきます。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
yummkさん
返信日時:2023-04-16 10:22:43
井野先生 回答ありがとうございます。
先生によって治療方針が違ってくるんですね。
早めに根幹治療をするかもっと悪くなるまでそのままにするか、患者としても悩ましいところです。
もし先生ならどのように判断されるでしょうか?
先生によって治療方針が違ってくるんですね。
早めに根幹治療をするかもっと悪くなるまでそのままにするか、患者としても悩ましいところです。
もし先生ならどのように判断されるでしょうか?
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2023-04-18 12:48:58
>もし先生ならどのように判断されるでしょうか?
レントゲン1枚見ていない人間には方針は聞かない方がいいです。
これは実際口の中やレントゲンを見た先生に聞かないと駄目ですよ。
土台が外せない、除去にリスクがあれば「外科的歯内療法」などを提案する先生もいると思いますので、治したければ治療出来ますという先生にやってもらった方がいいと思います。
おだいじに
レントゲン1枚見ていない人間には方針は聞かない方がいいです。
これは実際口の中やレントゲンを見た先生に聞かないと駄目ですよ。
土台が外せない、除去にリスクがあれば「外科的歯内療法」などを提案する先生もいると思いますので、治したければ治療出来ますという先生にやってもらった方がいいと思います。
おだいじに
相談者からの返信
相談者:
yummkさん
返信日時:2023-04-20 11:22:28
お礼が遅くなりました。
井野先生、回答ありがとうございます。
先生野回答を参考に、実際診察して頂いた先生とよく相談してみます。
井野先生、回答ありがとうございます。
先生野回答を参考に、実際診察して頂いた先生とよく相談してみます。
タイトル | 40年前の差し歯の付け替えで再根管治療をするか迷う |
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質問者 | yummkさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 60歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の失敗・再治療 クラウンの作り直し・再治療 根管治療関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。