根管治療の病院選びについて

相談者: xyz135さん (30歳:女性)
投稿日時:2023-05-26 10:25:37
後述した2本の歯の病院選びについて悩んでいます。

今通っている医院の先生は保険医ですが、ラバーダムマイクロスコープを使用しており、かなり丁寧に治療してくださいますが、私は素人なので腕がいいかどうかの判断が付きません。


下記の点、何卒ご回答いただけますと幸いです。

・このまま保険医で治療するか、自費の治療を選ぶかとても悩んでいます。
保険、自費に関わらず、誰が治療するかが一番大きいとは思いますが、保険と自費の治療では予後に大きく差が出るのでしょうか?



・自費の治療を選ぶとしたら、日本歯内療法学会 専門医の先生を選ぶのが良いかなと考えています。

日本歯内療法学会のHPより専門医を探すと、近県だとHPの無い先生、HPがあっても根管治療についてあまり触れていない先生が多いです。
そのような先生でも丁寧に根管治療は行っていただけるのでしょうか?

※居住地:関西寄りの中国地方です。
中国地方・関西辺りなら通えるかと思っています。



自費治療に通うとなると、おそらく片道2時間半はかかるかと思います。

自費治療の途中や、終了後しばらくして突発的に我慢出来ない程痛んでも恐らく1〜2日以内等の緊急で自費の専門医にかかることは難しいだろうなと思っています。

そのような場合、近隣の歯科で応急処置などはしていただけるものでしょうか?
(”別の歯科で根の治療を受けたらウチでは治療が出来ない”等言われるのでしょうか、、、)



・2本の歯の治療が必要なため、病院選びにとても悩んでいます。

下記の治療歴から、こういう歯科医院を選んだ方が良い等あればお教えください。
例えば、歯根端切除再植など、外科的な治療、接着治療を行っている歯科が良いなど。



【主な治療歴】
@右上7番
歯医者A 保険治療(ラバーダム・マイクロスコープ無し)
 2021年 5月 痛み発生。銀歯の下で虫歯。気付かないうちに神経が壊死。
根っこに大きめの黒い影が発生。
週に1度程度の根管治療。計6回。
約2か月間の通院。

 2021年 7月 根は綺麗になっているとのことでクラウン(銀歯)
 2021年 8月 痛み発生。抗生物質と痛み止めをもらい、一時落ち着く。


・歯医者B 保険治療(ラバーダム無し・マイクロスコープ有り)
 2021年 12月 痛み発生。根管治療(1度)
 2022年 1月 根は綺麗になっているとのことで仮歯を作成。
 2022年 3月 痛み発生。抗生物質と痛み止めをもらい、一時落ち着く。
 2022年 6月 痛み発生。詰めた薬が根っこの先から伸びていると言われる。
 週に1度程度の根管治療。
 計7回。計2か月間の通院。
 2022年 9月 痛み発生。
       根は綺麗になっているとのことで仮歯を作成。
 抗生物質と痛み止めをもらい、現状落ち着いています。

 ※症状は酷くありませんが、歯性上顎洞炎を発症しています。(耳鼻科は受診済み)
 ※虫歯治療でかなり削られており、残っている歯はわずかです。歯のぐらつきはありません。



A右上4番
2023年4月 神経をギリギリ残す治療をしたセラミックインレーを入れた歯に強い痛みが発生。
神経が炎症を起こしており膿が出ている状態。1度だけ根管治療を行ってもらい痛みが落ち着いている状態です。


以上です。
何卒よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-05-28 15:55:47
少し情報が整理されていないように思います。

>今通っている医院の先生は保険医ですが、ラバーダムマイクロスコープを使用しており、かなり丁寧に治療してくださいます


歯医者B 保険治療(ラバーダム無し・マイクロスコープ有り)

今の主治医は歯医者Bでしょうか?
それとも歯医者Cでしょうか?

右上4番の治療はどなたが担当されているのでしょうか?


ラバーダムとマイクロスコープを保険でも使用している歯科医であれば別の歯科医に移る決め手に欠けますね。
そのままをお勧めします。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: xyz135さん
返信日時:2023-05-29 12:14:02
柴田先生

コメントありがとうございます。
分かり辛くて申し訳ありません。


>今の主治医は歯医者Bでしょうか?それとも歯医者Cでしょうか?
>右上4番の治療はどなたが担当されているのでしょうか?

共に歯医者Bです。



ラバーダムマイクロスコープ保険でも使用している歯科医であれば別の歯科医に移る決め手に欠けますね。
>そのままをお勧めします。

そうなのですね。
ラバーダムとマイクロスコープを使用する保険医よりもラバーダムとマイクロスコープを使用する専門医の方が技術が高いかと思っていましたが、そのようなことはないのでしょうか?

(歯医者Bでは右上7番は残っている歯質が少ないせいかラバーダムは使用していません。)
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-01 10:31:59
こんにちは。

何も資格がないよりも、何か資格をとっている方がよく勉強していて技術も他人(資格を与えるかどうかを判定する歯科医がいるはずです)から認められるだけのものを持っている事が保証されないならば専門医の資格の価値がないでしょう。


日本歯内療法学会の専門医制度は国が認める資格にはいたっていませんが、日本医学会に認められている学会ですから、目安とされて良いのではないかと想像いたします。

ただ、技術的な問題がなくても難治化する根管はありますからスッキリ治せるかどうかはわかりません。


資格制度を歯科医を選ぶ際の目安にされると安心感につながるだろうとは思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2023-06-02 13:06:00
専門医となると、おそらく隣県のY先生あたりになりますね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: xyz135さん
返信日時:2023-06-03 14:09:20
船橋先生
大変参考になります。ありがとうございます。

難治化する根管はどのようなものが考えられますでしょうか?



藤森先生
コメントありがとうございます。
助かります。

隣県のY先生、下記の専門医リストには見当たりませんでしたが、何かヒントはないでしょうか?
また、そのY先生はどのような点でおすすめでしょうか?
https://jea-endo.or.jp/doctors/
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-04 10:08:58
歯髄が壊死した後の根管治療は難治化しやすいですね。
根管は細かく枝分かれしている事があり側枝には機械的拡大用器具がどうやっても入っていけませんから、内部で腐って細菌繁殖しているところにアプローチしがたくなっていますからね。

汚い部位を掻き出す為の器具が入らないところまで多量に感染物があるので、大抵の場合10%以下の次亜塩素酸ナトリウム歯科用薬剤等で化学的殺菌を試みることがされていると想像します。


大臼歯部は根管形態が複雑ですから薬剤でも清掃されにくく、また峡状部を有する扁平根管の場合円形の単純な形態の根管に比べ成績が劣り抜去歯でよく見えてやりやすい角度から洗浄を行ってみても18本中1本は上手く汚れが取れなかった、3本はまぁまぁだったという成績で薬剤が販売されています。

お口の中でいくら頑張っても上手くいかない時もありえますが、元が生活歯からの急変ですから何とか歯根を使えるようにしてあげたいと歯科医は頑張り続けてくれたのでしょう。


歯科用で使用可能とされている薬剤は限られていますから、それを多少なりとも良く効かそうと思うならば機械的に汚れを除去するしかありませんが、機械的拡大はすればするほど歯質を失うのでそちらも限度があります。

投薬したり洗浄したり薬剤をしばらく置いて様子見したりしながらどうにか歯を再使用可能に仕上げる治療は期間と根気が必要でしょう。


何度も通院して根気よく安価に治療を受けるか?数回で人ができると思われる限界まで機械的拡大を試みてもらいたいか?で選択は変わるだろうと想像します。

失った歯質は2度と戻って来ませんが、出来るだろうと思われる拡大は全てやり切ったとなれるのは歯内療法専門医に紹介して帰って来たケースになるだろうと想像できます。


痛みなく噛みたいという願いを叶えるには結構大変になっているのでしょう。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2023-06-04 10:18:35
H県Y先生ですよ。
名簿住所から移転されてますが。
高いスキルをお持ちです。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2023-06-04 11:56:31
>ラバーダムマイクロスコープを使用する保険医よりもラバーダムとマイクロスコープを使用する専門医の方が技術が高いかと思っていましたが、そのようなことはないのでしょうか?

日本歯内療法学会の専門医へのリンクです。

https://jea-endo.or.jp/doctors/specialst.html

この一覧の専門医の方々はある程度の技量はお持ちだと思います。
ただ専門医をお持ちでない方の中にもとてつもなくお上手な歯科医がいることは確かだと思います。

また根管治療だけしかしない歯科医の方々のレベルはかなり高いと思います。
藤森先生の書かれたH県の先生はこの部類だと思います。


個人的には「自費で根管治療をする」と「根管治療の専門家」は同じではなく、個人的には根管治療だけしかしない歯科医を後者の方へ分類しています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: xyz135さん
返信日時:2023-06-08 14:23:16
先生方、お忙しい中コメントいただき誠にありがとうございます。
大変参考になります。

H県のY先生、探してみましたが、特定できず。。。
もし可能でしたら何市かだけでもお教えいただければ幸いです。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2023-06-09 09:34:18
日本の場合、歯内療法だけをやっている歯科医院の方が歯内療法の質の担保は出来ていると思いますが、アメリカの歯内療法専門医は普通にインプラントもしていますし「歯内療法のみ=歯内療法専門医」とは現実なっていないですね。


後、歯内療法しかやらない専門医だと、その後の土台、仮歯、本歯を作ってくれる後の先生も探しておく必要があります。

近隣なら紹介も出来ると思いますが、遠方だと紹介は難しいかもしれません。

  
たまにいるのは専門医の治療を受けて仮詰めのまま時間が経過してしまうというケース、仮蓋剤は封鎖性が乏しく、専門医が使う水硬性セメントは3週間から3ヶ月で再感染リスクも上がります。

つまり専門性の高い治療を受けたらすぐにでも接着性材料で菌が入りずらい蓋を作らねば無駄な出費で終わる可能性もあります。


どうしても上手な先生をとのことでしたら、調べた中で一番治療費が高い先生に見てもらった方が技術レベルが高い先生に出会える確率は高いと思いますよ。
 
ただ、残せるかどうかは別問題ですが保険治療の統一価格と異なり自費治療費は個々に設定出来るので技術に自信がある先生は治療費を高めに設定をします。

 
 
>H県Y先生ですよ。
 
歯科医院の紹介はできないという趣旨のサイトなのですから、特定の質問者のみこのような書き方をするのはサイトの趣旨からも外れていると思いますね。
 
後、分からなければ藤森先生の歯科医院に直接受診をして紹介状を書いてもらい紹介してもらうのが筋だと思いますけどね。
 
 
おだいじに

2人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル 根管治療の病院選びについて
質問者 xyz135さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の専門医
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい

Total total   今日 今日   昨日 昨日  
現在 人が閲覧中