8本もの詰め直し。セレック治療と歯列矯正について

相談者: あゆぽんさん (25歳:女性)
投稿日時:2023-06-04 18:31:06
はじめてこちらで質問をさせていただきます。

現在の状況を説明させていただきます。

○5月初旬、通院中の歯医者(A)にて3ヶ月毎の検診
問題なし。→次回3ヶ月後の8月初旬ごろに前回のレントゲンから一年立つためレントゲン撮り直し予定。

○6月初旬、本日検査と矯正説明を受けに別の一般歯科(B)に受診。
日曜診療をしている+笑気麻酔をしている歯医者に変えたく矯正の話ついでにセカンドオピニオン
レントゲンと検査の結果、銀歯を入れている歯の端が虫歯になっており、詰め直しが必要となる歯が8本、それ以外小さい虫歯もあるとのことでした。

銀歯は通院していた歯医者(A)で詰めてもらったものです。
5年は経っていないと思います。
歯医者(B)は名医と名高い歯医者でしたが、器具の汚さと矯正方針の違いで、次は別の歯医者にいく予定です。


下記、何点か質問させていただきます。

○治療が必要となる歯が8本以上急に出現するものでしょうか?
鏡を使い「ここが黒いの分かりますか?」と説明されましたが、私には分かりませんでした。
歯科医が直接診てわかる黒ずみを歯科衛生士は見逃してしまうのでしょうか?

○銀歯の詰め直しにセラミックを検討していますが、3Dセレックシステムはどうでしょうか?
次に行ってみようと思う歯医者では、セレックシステムでセラミック製造後、歯科技工士によって調整して1日で詰めることをしているみたいです。
銀歯の複数回にわたる治療で、麻酔が怖いのと接着のときに薬剤がとても沁みて痛かったので、一回で終わるならすごく魅力を感じます。
ですが、銀歯で治療を3回に分けて慎重に神経に影響がないか診ていたのに、一回でつけることが大丈夫なのでしょうか?
デメリットがあまり出回っておらず、気になります。

虫歯治療が終わってから矯正に入ると思いますが、矯正時に歯が動くため詰め物のやり直しが必要となってくる可能性があると聞きます。
詰め直しの銀歯を全てセラミックにしてから矯正することは可能なのでしょうか?

○産後、食いしばりのせいか歯にずっと違和感があり、歯の治療が怖くて食事が楽しくなく食べることをやめてしまい痩せていってきてしまっています。歯科恐怖症でしょうか。
次の治療時は笑気麻酔を体験してみたいと思っていますが、体験したことがないので自分に合うか分かりません。
心療内科も受診するべきでしょうか。

破茶滅茶な質問で申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-04 23:21:04
こんにちは。

お若いのに虫歯が多いのは歯並びが悪く歯磨きがやり難かったからでしょうか?

女性は妊娠でつわりが酷くて十分な歯磨きができなかったり、ミネラルや栄養を赤ちゃんに取られたりしますから、神経質になったり自律神経が上手く調整できなかったり色々大変になる時期がありますよね。

昔は子どもを一人産む毎に歯を失うと言われたりしましたがそれだけ出産は大変な出来事だと思います。
出産回数は歯の健康に影響する(国立がん研究センター)

虫歯の診断は実は大変曖昧で、歯と修復物の境の着色を虫歯にカウントする歯科医もいます。
虫歯はどうやっても一度深くなると治りませんから、悪い部位を出来るだけ削り取り人工物で穴埋めしておく修復治療になります。
手を失うと義手を使う事になりますし、目を失うと義眼を入れる事になりますが、義手が汚れていたらやり直しましょうと勧める専門家がいてもおかしくありませんし、義眼が穴に合わなくなっていたらやり直しすることを積極的にお勧めする専門家もいるでしょう。

それと同じように、修復物と歯の境に黒くなっている所を見つけたらやり直した方が良いと説明されたのではないか?と思います。

矯正治療期間中は固定式装置が入りますし、歯には矯正力がかかりますし、歯磨きは更に難しくなりますから怪しいところをきちんと無くしておく事を矯正治療の前処置と徹底している矯正医はおられますからね。
きちんとやり直しできていれば2年から5年と長くなる可能性がある矯正治療中の管理がスムーズだからでしょう。

矯正治療中は骨の改造を繰り返しますからお食事の取り方を考え直してもらったり、サプリメントで不足の栄養素を補ってもらいたいと考える歯科医までいるかもしれません。

とにかく大変な治療になります。


〉3Dセレックシステムはどうでしょうか

残念ながら3Dセレックシステムのイメージが湧きません。
シロナという会社が販売しているセレックシステムと何が違うのでしょうか?
セレックは専用の光学スキャナーでお口の情報を型取りし、専用のソフトでデザイニングし、専用のミリングマシーンで加工するシステムですね。
一つの会社が責任を持って販売するシステムですからマシーン同士の連携が出来ていて非常に使いやすいと評価が高いシステムです。
模型レスですから技工士は必要ないものもあります。
技工士が必要なのはそれに何か追加加工する時ぐらいでしょうか。
通常、チェアーサイドでサクサクとデザイニング出来、削り出しはミリングマシーンがしますから、後の作業は大した事はないですから、技工士が居ない歯科医院でも即日治療が可能かもしれませんね。
(技工物が出来るまで数十分待つ必要はあります)

銀歯を除去してそのままスキャンできれば良いでしょうが、もしかしたら虫歯がより深くなっているかもしれませんから、そういう時は歯科医が判断して治療を分ける場合もあるでしょう。
必ず即日治療にしなければならないというわけではありませんからね。
必要があれば経過を診てセットになるでしょう。


〉詰め直しの銀歯を全てセラミックにしてから矯正することは可能なのでしょうか?

場合によるでしょうが、先にハイブリッドセラミックにしておき矯正治療後にガラスセラミックやジルコニアにやりかえる場合もあるでしょう。
短期治療の成功から長期治療の成功へ目標を高める治療のやりかえがあるかもしれません。


〉心療内科も受診するべきでしょうか。
栄養不足から自律神経過敏になっていたり痛みに過敏になっていたり虫歯の進行が早まる事はよくあります。
ビタミン類や亜鉛やマグネシウム、鉄など不足しがちな栄養素がきちんと食事から取れているか?の検証が役立つ場合もありそうです。

様々な検査法がありますから歯科でご不安な内容についても良くご相談してみてください。

歯科医院では毎日毎日沢山の悩みを抱えた方を診ていますから何なりとご相談されたら良いと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あゆぽんさん
返信日時:2023-06-05 05:02:31
回答ありがとうございます。

歯並びは歯が重なって生えているため、すごく悪いと思います。
幼少期から歯医者にずっと通っていて、治療していない歯は無いと思います。
ただ、痛みが出た虫歯も経験したことがありません。
成人してから初めて麻酔を使った治療をしました。今まで神経を取った歯は一つもありません。

定期検診のクリーニングでは、歯茎からの出血も注意するほどなく、歯磨きフロスもよくできていると、褒められていました。
間食やダラダラ食べることもなく、飲料も水かお茶がほとんどで、糖を含む飲み物は食事の際だけ。
なのに今回8本以上と言われたことがショックでたまりません。

これ以上虫歯にならないために何ができるのでしょうか?
知り合いの歯科衛生士さんには、

銀歯セラミックにしたところで、レントゲンには通らないし銀歯と変わらないから虫歯になるときはなる、自分の管理能力次第」

と言われ、しっかり歯磨きしているのに、虫歯になってしまう私の歯はどうしたらいいのか…、


銀歯を作ったときに詰めるときすごく沁みたのを覚えています。
仮歯の時点で「これで痛みがでたら神経を取る」と言われました。
そこから今まで沁みたり痛みがでたりしたことはありません。
次の治療では、神経を取る可能性が高いでしょうか?
今回の歯医者では「神経までいってるわけではない」と言われました。
セラミックにするために削ることで神経治療に近づくのではないのか不安です。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-05 10:36:08
定期検診のクリーニングでは、歯茎からの出血も注意するほどなく、歯磨きフロスもよくできていると、褒められていました

定期検診歯周病の病名で歯周ポケットと動揺度の簡単な検査と機械的歯面研磨だけになっていたのかもしれませんね。
定期検診では歯垢の染め出しとその情報の共有ができていたのでしょうか?

歯茎からの出血の有無は歯周病検査ですから、虫歯の再発がないように歯垢染色液を用いた15分の歯磨き指導を受けられていたのか?どうだったでしょうか?



〉今回8本以上と言われたことがショックでたまりません。
歯科医により虫歯の治療介入時期は異なります。
特に矯正治療に入る前には虫歯を治しておくことが推奨されていますから経過観察になっていた部位の指摘があった可能性がありますね。

〉これ以上虫歯にならないために何ができるのでしょうか?

お口に住み着いている細菌を一旦リセットする方法に自費3DSがあります。
または薬剤を用いて歯科医院で徹底的に歯面を磨き上げた後から虫歯にならない特別な種類の乳酸菌を食べるという方法があります。

歯垢染色液を用いてチェックし歯磨きが徹底的にできているのに虫歯になるならば試してみても良いのかもしれません。

とはいえ、大抵の場合、虫歯が長年に渡りあったのだが進行していない為経過観察にしてあった部位を矯正治療前に厳しくチェックされたのだろうと想像できます。
実際に緩めのチェックで複雑な矯正器具が長期間入りますと大抵矯正治療途中に虫歯が急に進行してしまうという経験はどの歯科医もしているだろうと想像できます。
矯正治療中は歯磨きの難易度が極端に上がりますから、厳しめのチェックが必要でしょう。


〉しっかり歯磨きしているのに、虫歯になってしまう私の歯はどうしたらいいのか…、

歯と詰め物の境からの二次虫歯は力学的問題から生じる場合が多々ありますから、歯を当てないトレーニングをされたら良いでしょう。
TCHを勉強したり低くなっている舌の位置を常に口蓋にピッタリつけるように舌の訓練をすると効果的でしょう。
舌が口蓋にピッタリ貼り付いていますと鼻からしか息が出来ませんからまず鼻詰まりがなくなります。
矯正治療ではガムを用いた舌のトレーニングなどのMFTがよく行われています。歯並びが悪い方は舌の位置が悪い事がほとんどですから矯正治療期間中に筋肉のトレーニングをやり直しされると良いでしょう。


〉次の治療では、神経を取る可能性が高いでしょうか?
 歯は治療が進むにつれ神経に近づきますからその可能性は増してきます。
神経に炎症が来ないように上手く治療してもらいたいですね。




タイトル 8本もの詰め直し。セレック治療と歯列矯正について
質問者 あゆぽんさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミックインレー
詰め物、インレーその他
歯列矯正の治療法
歯並びが悪い
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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