被せものをしている前歯が折れた

相談者: huangさん (49歳:女性)
投稿日時:2023-06-29 13:56:09
過去の虫歯治療による前歯の変色が気になっており、かかりつけ歯科医院で相談したところ、元の歯を削って被せる治療を進められ平成23年前歯左右1,右2治療を受けました。

昨日食事中に右1の歯が根元から折れました。
元の歯を氷柱ほど細く削られましたので治療当初より不安に感じておりました。

治療に問題がなかったのか疑問を持っております。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-06-29 16:49:27
こんにちは。

保険治療では、クラウンブリッジ維持管理料を算定する事がほとんどだと思います。
何かトラブルが生じた際に歯科医院側が再治療費の一部を負担する義務を課す期間は2年間です。

また、自費治療の場合は治療費に事前に上乗せされている事が多いと思いますが保証期間は2年から5年、長くて10年ではないかと想像します。


平成23年といえば、すでに10年以上前という事になりますから自費治療でも保証期間がすぎているのではないでしょうか?

冠治療はトラブルが生じるのは平均7年という論文があったと記憶しています。


歯は削るとどんどん弱くなりますが、虫歯の変色があれば治療により変色が気にならないようにしようとすると削り取り冠で被せる治療は一般的でしょう。

氷の柱ほど細く削ってあっても歯根が割れていなければ再度土台を立て直して新たに冠治療をやり直しする事は可能でしょう。


何故土台が細くならなければできなかったのか?についてはネットでは分かりませんが、よくあるタイプとして噛み合わせの問題、元の歯の問題、歯の位置の問題があるでしょう。

今回、やり直し可能という診断ができれば、昔は普及していなかったファイバーコアの選択が保険診療でも可能になり被せる冠に色の影響を与えなくて済むようになり、冠の材料の選択肢が非常に増えていますから、ご要望とご予算に応じた治療計画を立ててもらうと良いのではないでしょうか?

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2023-06-30 15:28:29
一度治療した歯は必ず悪くなり再治療が必要になってきます。
 
歯科治療は義足と義手と同じ類の治療なので、毎日使っていれば必ず壊れます。
人工物には寿命がありますのでね。

 
また長く持つかどうかは患者さんの使い方やメンテナンスにも左右されます。
  
船橋先生がおっしゃるように、歯科医師的にいえば10年持てば前回の治療は成功と言ってもいいと思います。
逆に、毎日10年使っていて壊れないものって世の中ありますかね!?
 

後、審美治療は歯の寿命を短くして成立する治療が多いので、患者さんが白くしたいと希望されれば、その希望を叶える為に歯は削ってしまいます。
 
  
今の状態は前回よりより弱くなった歯になりますので、長く使いたければきちんと治療した後に、かばって咬むなどの配慮は必要になると思います。
 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: huangさん
返信日時:2023-06-30 18:03:07
船橋先生、井野先生
お忙しいところ大変ご丁寧な回答を頂き誠にありがとうございます。


歯の寿命が短くなるなどリスクについての説明はなく、見た目の変色はありましたが健康上特に問題ない歯をほとんど残らないほど削るようなそこまで大がかりな治療になるとは考えておらず、折れた歯を見て衝撃を受けました。

リスクも考慮した上で望んだ治療であれば納得ができたであろうと、今になって強く後悔しています。


治療して下さったのがいつも診て頂いている先生ではなかったこと、削られた歯を見て驚愕したこと、治療後耐え難い激痛が続いたことなど、不安要素を抱えながら言い出せなかったことが悔やまれます。

今の歯の状態を長く維持できるようケアしていきたいと思います。


ありがとうございます。



タイトル 被せものをしている前歯が折れた
質問者 huangさん
地域 非公開
年齢 49歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が割れた・折れた・欠けた
クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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