息子のスポーツと歯の健康の両立について
相談者:
Kat0さん (43歳:男性)
投稿日時:2023-07-25 14:27:46
17才の息子についてです。
息子は、中学から本格的に陸上(長距離)をはじめました。
その頃から、虫歯がちょこちょこできるようになってしまい、大きな虫歯こそないものの、かなりの数の歯が治療されています。
原因は、恐らくスポーツドリンクかなと思っています。
が、なかなか対策が難しくて悩んでいます。
実は、私も20代半ばまで陸上をやっており、駅伝など様々な大会に出場していました。
その一方で、私も虫歯がかなり多く、今は下の前歯以外はほぼ処置済みで、恥ずかしながら神経を抜くどころか、4本虫歯が原因で抜歯されており、インプラントをしています。
正直、当時は周りも比較的虫歯が当たり前の時代だったので、あまり気にしていませんでしたが、息子の世代だと、虫歯がない子も多いようで、息子は虫歯が多いと先生にも言われてしまっています。
ただ、やはり(息子はかなり陸上の強豪校にいるのですが)同じ部活仲間は虫歯は結構多いようです。
長距離では、スポーツドリンクなどをやめることは難しく、また、飲む度に歯磨きなども現実的でないことはよくわかっています。
私も、虫歯はよくなっていても、若いうちは治せばいい、くらいの感覚で来てしまって、息子もそんな感じですが、私自身が今歯でかなり悩まされており、息子に同じ思いをさせたくないと思っています。
今はまだ定期的に歯医者にいかせています(それでも虫歯が良くできています)が、(私自身の経験で)大学からはおそらく寮生活になりますが、虫歯などをもっと悪化させるような感じにならないか、心配です。
スポーツと歯の健康の両立は難しいでしょうか。
ちなみに、今の息子の歯は、12本コンポジットレジン、1本インレーという感じです。
息子は、中学から本格的に陸上(長距離)をはじめました。
その頃から、虫歯がちょこちょこできるようになってしまい、大きな虫歯こそないものの、かなりの数の歯が治療されています。
原因は、恐らくスポーツドリンクかなと思っています。
が、なかなか対策が難しくて悩んでいます。
実は、私も20代半ばまで陸上をやっており、駅伝など様々な大会に出場していました。
その一方で、私も虫歯がかなり多く、今は下の前歯以外はほぼ処置済みで、恥ずかしながら神経を抜くどころか、4本虫歯が原因で抜歯されており、インプラントをしています。
正直、当時は周りも比較的虫歯が当たり前の時代だったので、あまり気にしていませんでしたが、息子の世代だと、虫歯がない子も多いようで、息子は虫歯が多いと先生にも言われてしまっています。
ただ、やはり(息子はかなり陸上の強豪校にいるのですが)同じ部活仲間は虫歯は結構多いようです。
長距離では、スポーツドリンクなどをやめることは難しく、また、飲む度に歯磨きなども現実的でないことはよくわかっています。
私も、虫歯はよくなっていても、若いうちは治せばいい、くらいの感覚で来てしまって、息子もそんな感じですが、私自身が今歯でかなり悩まされており、息子に同じ思いをさせたくないと思っています。
今はまだ定期的に歯医者にいかせています(それでも虫歯が良くできています)が、(私自身の経験で)大学からはおそらく寮生活になりますが、虫歯などをもっと悪化させるような感じにならないか、心配です。
スポーツと歯の健康の両立は難しいでしょうか。
ちなみに、今の息子の歯は、12本コンポジットレジン、1本インレーという感じです。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-07-25 15:34:26
こんにちは。
スポーツドリンクの歯への健康被害については歯科ではよく知られていますが、一般の方まではなかなかご理解が難しいようで、スポーツを頑張っている選手が歯が弱くなって来られるケースはかなりあると思います。
スポーツドリンクの害と対策については以下をご参照ください。
→ https://www.jspd.or.jp/recommendation/article10/
〉スポーツと歯の健康の両立は難しいでしょうか。
まず、教育が大切だと思います。
スポーツの指導者がスポーツドリンクの害をきちんと理解する事と、子ども達が理解する事、そして周囲の大人が理解することが大切です。
習慣化してスポーツ以外でも甘みが強い飲料を飲むようになっていると困ります。
必要がない時間には普通のお茶やお水で充分という感覚になっておく事が大切でしょう。
糖分が多すぎる為、きちんとしたお食事ができなくなれば身体作りにも精神にもマイナスですから、必要最低限の利用に留める事をご家庭で約束させてはいかがでしょうか?
小腹が空くのでパンやオヤツを買い食いしたりしてしまうお子さんもよく見かけます。
つまりダラダラ何か食べたり飲んだりして口の中が常に発酵状態の甘酸っぱいお口になっている可能性があると思います。
毎食後の歯磨きと、夜寝る前に丁寧な歯磨き、フロス、フッ素洗口、定期的な歯科での歯磨き指導と機械的歯面研磨や歯質強化処置を受けて虫歯を増やさない生活習慣を身につける事が良いとお伝えしてみてください。
スポーツの種類によりますが、歯の破折、ヒビ割れも多発する傾向があるとも思いますから、一流選手が歯の健康にどのように気を配っているか?も調べてみると良いかもしれませんね。
スポーツドリンクの歯への健康被害については歯科ではよく知られていますが、一般の方まではなかなかご理解が難しいようで、スポーツを頑張っている選手が歯が弱くなって来られるケースはかなりあると思います。
スポーツドリンクの害と対策については以下をご参照ください。
→ https://www.jspd.or.jp/recommendation/article10/
〉スポーツと歯の健康の両立は難しいでしょうか。
まず、教育が大切だと思います。
スポーツの指導者がスポーツドリンクの害をきちんと理解する事と、子ども達が理解する事、そして周囲の大人が理解することが大切です。
習慣化してスポーツ以外でも甘みが強い飲料を飲むようになっていると困ります。
必要がない時間には普通のお茶やお水で充分という感覚になっておく事が大切でしょう。
糖分が多すぎる為、きちんとしたお食事ができなくなれば身体作りにも精神にもマイナスですから、必要最低限の利用に留める事をご家庭で約束させてはいかがでしょうか?
小腹が空くのでパンやオヤツを買い食いしたりしてしまうお子さんもよく見かけます。
つまりダラダラ何か食べたり飲んだりして口の中が常に発酵状態の甘酸っぱいお口になっている可能性があると思います。
毎食後の歯磨きと、夜寝る前に丁寧な歯磨き、フロス、フッ素洗口、定期的な歯科での歯磨き指導と機械的歯面研磨や歯質強化処置を受けて虫歯を増やさない生活習慣を身につける事が良いとお伝えしてみてください。
スポーツの種類によりますが、歯の破折、ヒビ割れも多発する傾向があるとも思いますから、一流選手が歯の健康にどのように気を配っているか?も調べてみると良いかもしれませんね。
回答2
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2023-07-25 16:31:36
一般的に、飲み物によるむし歯は前歯、食べ物によるむし歯は奥歯に多い傾向があります。
ですので、奥歯にもたくさんむし歯があるようであれば、スポーツドリンクの影響のみが原因ではないのかもしれません。
つまり対策のしようがあるということになります。
ですので、奥歯にもたくさんむし歯があるようであれば、スポーツドリンクの影響のみが原因ではないのかもしれません。
つまり対策のしようがあるということになります。
相談者からの返信
相談者:
Kat0さん
返信日時:2023-07-25 20:57:00
船橋先生、ご回答ありがとうございます。
私自身、高校、大学、社会人(数年間ですが)と陸上に捧げてきたのですが、基本的に競技や練習ではスポーツドリンクは欠かせません。
他のときは、お茶などですが、部活である程度みんなまとめてやっているため、個人でどうにかするというのも難しいです。
たしかに、部活を本格的にやるようになってから、疲れきって歯磨きなどもおろそかになっている気もするので、そういうところはチェックしたいと思います。
森川先生、ご回答ありがとうございます。
虫歯のできる位置も傾向があるのですね。
息子も、前歯も奥歯も虫歯になってしまっているので、ドリンクだけのせいでもないということでしょうか。
私自身、虫歯が多いので、それに似てしまった気もしています…。
私自身、高校、大学、社会人(数年間ですが)と陸上に捧げてきたのですが、基本的に競技や練習ではスポーツドリンクは欠かせません。
他のときは、お茶などですが、部活である程度みんなまとめてやっているため、個人でどうにかするというのも難しいです。
たしかに、部活を本格的にやるようになってから、疲れきって歯磨きなどもおろそかになっている気もするので、そういうところはチェックしたいと思います。
森川先生、ご回答ありがとうございます。
虫歯のできる位置も傾向があるのですね。
息子も、前歯も奥歯も虫歯になってしまっているので、ドリンクだけのせいでもないということでしょうか。
私自身、虫歯が多いので、それに似てしまった気もしています…。
回答3
回答4
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2023-07-26 14:43:11
>息子も、前歯も奥歯も虫歯になってしまっているので、ドリンクだけのせいでもないということでしょうか。
そうですね。
複数の要因が存在する可能性が大かと推測されます。
>私自身、虫歯が多いので、それに似てしまった気もしています…。
子どもの口腔内の細菌は母親由来の割合が高いというデータが出てますので、その可能性は十分あると思われます。
あと、口の中のむし歯の原因菌に関してですが、「乳幼児期に口移しで食べ物を与えたり、食器を共用したりしないようにすれば防げる」なんて話をよく聞きますが、まったくの間違いです。
母親の細菌が定着しなければ、母親以外の家族の細菌が定着するだけ、もしくは家族の細菌が定着しなければ保育園や幼稚園の他人の子の細菌が定着するだけで、むし歯の原因菌を確実に定着させないようにする方法は存在しません。
そうですね。
複数の要因が存在する可能性が大かと推測されます。
>私自身、虫歯が多いので、それに似てしまった気もしています…。
子どもの口腔内の細菌は母親由来の割合が高いというデータが出てますので、その可能性は十分あると思われます。
あと、口の中のむし歯の原因菌に関してですが、「乳幼児期に口移しで食べ物を与えたり、食器を共用したりしないようにすれば防げる」なんて話をよく聞きますが、まったくの間違いです。
母親の細菌が定着しなければ、母親以外の家族の細菌が定着するだけ、もしくは家族の細菌が定着しなければ保育園や幼稚園の他人の子の細菌が定着するだけで、むし歯の原因菌を確実に定着させないようにする方法は存在しません。
タイトル | 息子のスポーツと歯の健康の両立について |
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質問者 | Kat0さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 43歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯その他 子供(子ども)の虫歯 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。