舌の位置について

相談者: たかがわさん (30歳:男性)
投稿日時:2023-10-21 15:56:07
こんにちは。


私は上の前歯と下の前歯が離れており開口という形で、常に舌は歯列から微妙に出ている状態です。

歯科医院に行くと普通は人は舌の先端は前歯に当たっておらず、スポットというところについていると言われますが、舌が歯に当たっていなければ唇の力で前歯はどんどん内側に入ってきてしまうのではないでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-10-21 21:28:49
こんにちは。


理想的には舌の先はスポットについているのが良いですが、そういう人ばかりではありません。

世界中の矯正歯科、特に小児の育成矯正や睡眠障害に関する研究者により舌の位置が大切であるとよく言われるようになっています。


上下の前歯がつかない開咬という状態は、開口でも閉口でも上下の歯が咬まない異常な状態になっている事をいいますね。
個性ではなく異常というのはバランスが良くない歯並びだからです。


原因としてよくあるのは小児期に前歯が生え変わる時期から舌が歯の間に入って、その状態で陰圧を作り飲み込む異常嚥下癖がついた人に見られます。

乳歯列期から開咬が見られる場合は指しゃぶりや布噛みなどが関係する事が多いでしょう。
背がどんどん伸びる小学生の時期に乳歯は永久歯に生え変わりますが、この期間に下手な飲み込みが続くとなる事もあります。
他にも色々な誘因が考えられています。



〉舌が歯に当たっていなければ唇の力で前歯はどんどん内側に入ってきてしまうのではないでしょうか?

小学生低学年までに上顎がしっかり発育できるように舌先がちゃんとスポットにあり、飲み込みが舌と口蓋だけで可能になっておくことが望ましいとされていますが、歯が生え変わる期間身長がどんどん伸びますから筋肉を上手く使っていなければ変な位置で飲み込む癖になり歯並びに異常を生じてしまうでしょう。

昔はありませんでしたが、数年前から小児期に口腔機能がきちんと成長と共に獲得できているのか?を歯科保険を使って評価したり指導できるようになっています。

小さな頃から機能までちゃんと診てくれる歯科医院を選んでおくと良い時代になって行くのかもしれませんね。


すでに30歳のようですから、歯と共に作られ維持される歯槽骨歯周組織は固まっていますから今から舌の位置を変えても歯列が大きく変わる事は期待薄でしょう。

歯を抜いたりして大きく位置を変える矯正治療で開咬を治すか?複数歯による歯冠修復物で治す事になると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: たかがわさん
返信日時:2023-10-22 14:57:49
色々と教えていただきどうもありがとうございました。



タイトル 舌の位置について
質問者 たかがわさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 舌、粘膜、唇の病気・異常その他
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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