右上6番、再根管治療の予定で歯科医院を探しています

相談者: 418さん (39歳:女性)
投稿日時:2023-12-13 22:24:34
右上6番について、6番と7番の歯の間に食べ物が数年前から挟まるといつも疼くような痛みがあり、別件で歯科CTを撮影したところ、右上6番の根の先に海があるようだと指摘されたので、再根管治療が必要になるかもしれないことから、マイクロスコープラバーダム等を使用し詳細に診て頂ける歯科医院を探し、今の所2件に絞って検討しています。


■1件目:自費診療の医院(歯内療法専門医ではない)

先日カウンセリングを受けました。
人当たりも良く、説明も丁寧にしていただけて安心したのですが、専門用語や統計とか論文上では〜等うんちくが多くもあり、素人にはわかったような分からないような内容ではありました。

要約すると、まず再根幹治療(をしてみてダメだったら歯根端切除術、それでもダメならアンプテーション、と段階的に追加されるようで、失敗すること前提だし、どんどん治療費が増えていき予算的にもオーバーで、どうしたものかという印象でした。

治療費にはジルコニアクラウンもセットに含まれており、ジルコニアは強度が強い分、他の天然歯に影響するという懸念があったので、他の選択肢はないか尋ねたところ、ジルコニア一択とのことでした(歯ぎしりがあるので気になっています)。

であれば他院でクラウンをするので治療費から外せないかと尋ねましたが、それはできないとのことでした。

また、マイクロでみたところ、隣の7番の隣接面が茶色い気がするので虫歯になっている可能性もあり、それも治療するとなるとさらにかかってくるので、困惑しています。

根管治療以外にトータルすると高額になりどんどん治療が追加されていく不安や、クラウンがセットから外せないなど融通の利かない点やもあり少しモヤモヤして決めかねていますがこんなものでしょうか?


■2件目 保険診療でマイクロスコープ&ラバーダムを使用の医院(歯内療法専門医)

こちらはまだ初回カウンセリングの予約が先なのですが、歯内療法専門医の先生で、マイクロスコープ&ラバーダムを保険で使用して歯内療法をしているようです。

電話で尋ねたところ、毎回マイクロスコープ&ラバーダムを使用するわけではなく、必要に応じてやるようです。
まだ行っていないので何もわからないですが、なんとなく良心的な印象があります。

ただ、保険診療なので、その他の資材なんかは保険のものを使うのかもしれず、それだといくら歯内療法専門医であったとしてもやはり制度や成功率は落ちるのでしょうか。

こちらの記事でもちらっと見たのですが、根管治療のみを取り扱う歯内療法専門医が在籍している歯科医院が良いのかとは思うのですが、どこも都内であり、遠方になってしまうのです。

決めかねていますが、どちらの歯科医院がオススメでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-12-14 13:46:39
具体的な歯科医院をお勧めすることは禁止事項です。
今回のように内容から判断すると、私なら後者かな?とは思います。

前者の考えられる治療経過の説明は、当然必要だとは思います(当院では多少省略しています)。
これ自体適切だと思います。

ただジルコニア一択で、それ込みの治療費となると多少私とは考え方が違うと思います。

>保険診療なので、その他の資材なんかは保険のものを使うのかもしれず、それだといくら歯内療法専門医であったとしても、やはり制度や成功率は落ちるのでしょうか

専門医がマイクロを使って根管治療をすれば、それなりの結果は出るように思います。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 418さん
返信日時:2023-12-19 16:53:30
柴田先生

ご回答いただきありがとうございました。
お礼が遅くなり大変失礼いたしました。

ジルコニア一択でそれ込みの治療費はやはり疑問ですよね。。
検討します。

参考までにお聞かせいただきたいのですが、歯内療法専門医の先生でマイクロスコープラバーダムを使用していれば、他の資材が自費のもの(MTAセメント、隔壁法、ニッケルチタン製ファイルファイバーコア等)ではなく保険内のものを使用されていても精度は落ちないでしょうか?

材料はあくまでも材料であって使う先生の技量が問われるのでしょうが、やはり効果が違ってくるものではないかと懸念を抱いており。。

昨日、2件目の保険医(歯内療法専門医)にも行ってきました。

レントゲン上ではうっすら黒い影があるようにも見え雨が何も問題ないので、この段階では明らかな症状が出るまでは治療はしないほうが良いとの事。
抗生剤や痛み止めで治す?(根本的に治るとは思わないのですが。。。)方が良いと。

しかし、歯間に挟まるとしばらく激痛があり、かつ他院では7番が虫歯になっている可能性を指摘された旨を伝えると、レントゲンでは虫歯は見られない、おそらく食片圧入歯肉が痛んでいるからフロスをしっかりやっていればよし、虫歯はあっても小さいものであろうしこれもすぐに削る必要ない、歯質を削る事で歯の寿命は縮まるので、保存科では先延ばしにするのが基本の考えだという事でした。

では症状が出たらマイクロスコープ&ラバーダムを使用しての治療をしていただけるのか尋ねたところ、それらの使用を判断するのは患者側ではなく、私(医師)の判断で、必要であれば使うしそうでない場合は使わない。というのがポリシーのようでした。

自費でも良いので精密な治療をお願いできないか食い下がって質問しましたが、保険診療しかしませんと取りつく島のない雰囲気で(問診票には自費についての項目もあったのですが。。)、、

結局マイクロスコープ&ラバーダムを使用するのかしないのかはその時になってみないとわからないので、確実な治療をしてもらいたい自分としてはこちらではお任せできないのかな、と思いました。
(とても忙しそうで患者を多く抱えていて、憶測ながら新規の患者を受け付けない印象にも見受けられてしまいました)

質問ですが、7番の虫歯の可能性がある歯について、虫歯は早めに治療しないと進行していくと認識があったのですが、初期虫歯であっても症状があるのに放置して大丈夫でしょうか?
食べ物が挟まるとフロスをかけても痛みが続き、結構辛いし心配です。

また、再根管治療も同様に症状が出るまで放置で良いのでしょうか?

そして、1件目に行くか、新たに歯科医を探すべきかどうすべきか悩んでいますが、いかがなものでしょうか?

なんども申し訳ございませんが、ご回答のほどをお願い申し上げます。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-12-20 16:00:23
こんにちは。

バランスが悪い考えになっていないか?多少心配になりました。

基本的に歯内療法保険で可能な治療です。
それを治療時間を充分取ると赤字になるからという理由から、自費での歯内療法が昨今流行ってきているだけですね。

保険でもマイクロスコープを使って治療できますし、NiTiファイルも使えます。使えば加算もあります。
ラバーダムが必要なら使うでしょうが、保険でラバーダム加算は廃止され久しいです。

隣接面虫歯があるならば、早めにきちんと診断を受けることが大切になるでしょう。
二次元で映すデンタルやパノラマでは重なってわかりづらい訳ですから、必要ならば、CT撮影で3次元で透過像で虫歯の進行度合いを確認してもらうと良いでしょう。

数年前から食べ物が詰まるようになったのは、歯周組織が緩んでコンタクトが緩くなっているのかもしれませんし、噛み合わせや歯の位置が悪くなったからでしょうか?それらの検査はどうでしょう?

きちんとした歯内療法は、保険診療に期待できないわけではありません。
ただ、保険診療で行われる歯内療法に期待ができないと考えられるならば、自費を選択せざるを得ないでしょう。
治療費はバカ高いわけですから、大変な時代になったなぁと思います。

マイクロスコープを使うとよく見えるだけですが、見えない治療より見える治療の方が良い治療につながるでしょうし、NiTiファイルを使うと湾曲根菅の穿通が楽にできます。

ラバーダムを使えば、唾液が入る可能性が防げ強い薬液も使いやすくなります。
更にレーザーを使って根管洗浄をすれば、切削粉が綺麗になり根管治療の効率が高まります。

色々な器具や機械を選択できる時代になりましたが、それらを使ってもらったからと言って治療の成功を保証するものではありません。
いかに丁寧な治療をしてもらえるか?が、保険と自費の違いになっているならば嘆かわしいという事になりますね。

繊細で時間がかかる治療ですから、お金をしっかり払って歯科医の時間枠を確実に確保してもらうという選択はありだろうと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 418さん
返信日時:2023-12-22 11:58:24
船橋先生

ご回答いただき、ありがとうございました。
的確で詳細なアドバイスをいただき、感謝申し上げます。

>必要ならば、CT撮影で3次元で透過像で虫歯の進行度合いを確認してもらうと良いでしょう。

そうですよね。
一件目の自費歯科ではCTを撮ってもらえないのかと尋ねたところ、被爆のこともあるから総合病院からCTをもらってきてくださいと言われてしまい、取り寄せ中です。
(この医院にもCTはあるとのことですが、あくまで経過を診るときに撮るもので、初回には必ずしも必要ないと謎なことを言われたのですが、そんなものでしょうか?)

>数年前から食べ物が詰まるようになったのは、歯周組織が緩んでコンタクトが緩くなっているのかもしれませんし、噛み合わせや歯の位置が悪くなったからでしょうか?それらの検査はどうでしょう?

噛み合わせが悪くなっているのが原因のこともあるのですね。
噛み合わせ等の検査については、これまでこの症状を訴えた歯科でも提案されず、私も知識がなくお願いしたことはありませんでした、

ちなみにこれらの検査はや矯正歯科歯周病専門医でなく一般歯科でもやっていただけることなのでしょうか?
今度お願いしてみようと思います。
(これに矯正歯科なども絡むとさらに治療費がかさみますが。。)

>繊細で時間がかかる治療ですから、お金をしっかり払って歯科医の時間枠を確実に確保してもらうという選択はありだろうと思います。

保険でもマイクロスコープ等を使って治療可能ではあるのですね。
ネットで調べた中途半端な知識しかなく、偏った考え方になってしました。
専門医であっても、保険診療だとじっくり丁寧にというわけにはいかないのが残念です。

おっしゃる通り、精密な治療を要する再根管治療に関しては、時間をきちんととってもらえる自費診療の医院をもう少し探したいと思います。


最後に質問させてください(度重なる質問で申し訳ありません)。

Q. 7番隣接面が虫歯の場合、どちらにしても6番のクラウンを外さなければ治療できないのでしょうか?

Q. その場合、クラウンを外したら細菌が入ってしまう恐れがある気がするのですが、何か対処法はありますか?

Q. 6番のクラウンを外したついでに、再根管治療をするべきでしょうか?
(この症状が7番の虫歯によるものであれば、6番の再根管治療を今する必要性はないのかと思い)
2件目の歯科医の所見の通り、再根管治療はレントゲンではっきり影が出る&症状が顕著になるまで伸ばした方が賢明でしょうか?

ご回答いただけましたら幸いです。
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-12-22 17:27:55
>Q. 7番隣接面虫歯の場合、どちらにしても6番のクラウンを外さなければ治療できないのでしょうか?

まずきちんと診断してもらう事が必要ですよね。
7番隣接面虫歯の治療は6番の冠を外さなくて可能でしょう。

隣接面に虫歯除去用の切削器具を直接入れられませんから、噛み合わせ面側を削り取りそこから器具を到達させて虫歯を除去する必要があります。
たまたま6番の冠を外す必要がある治療と一緒に治療することになったならば噛み合わせ面の削り取りをしなくて済む場合があります。
ただ、視認性は噛み合わせ面を必要量削り取る方が良くなります。

>Q. その場合、クラウンを外したら細菌が入ってしまう恐れがある気がするのですが、何か対処法はありますか?

クラウンを外したら支台築造されたものが出てくるだけでしょうから、問題ないですね。

>Q. 6番のクラウンを外したついでに再根管治療をするべきでしょうか?

明らかな根尖部透過像があり、進行性に拡大していっているならば治療すべきでしょう。

長期経過は、かかりつけ歯科医院があり、5年や10年以上の検査データも保管してくれているならば比較できますね。
短期間での比較ならば、半年くらいから再撮影することで比較する場合もあるでしょう。
ころころ歯科医院を変わっていると長期比較は出来ないでしょう。

また、打診痛があれば日常使用にお困りになるわけですから治療対象になりますね。

何か影がありそうだから程度では、使える冠を外して再根管治療をすることは、あまりないように思います。
自費の冠治療に変える等で、高額冠治療前に再根管治療までしておきましょうと言われる事は、よくあると思います。

冠が悪くないのに歯根感染病巣から外して、また高い冠治療を短期間でやり直しすることになるとお互い困るからです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 418さん
返信日時:2023-12-25 10:32:18
船橋先生

再度詳しくご回答いただき、ありがとうございました。

>>Q. 7番隣接面虫歯の場合、どちらにしても6番のクラウンを外さなければ治療できないのでしょうか?

>まずきちんと診断してもらう事が必要ですよね。
>7番隣接面虫歯の治療は6番の冠を外さなくて可能でしょう。
>隣接面に虫歯除去用の切削器具を直接入れられませんから、噛み合わせ面側を削り取りそこから器具を到達させて虫歯を除去する必要があります。
>たまたま6番の冠を外す必要がある治療と一緒に治療することになったならば噛み合わせ面の削り取りをしなくて済む場合があります。
>ただ、視認性は噛み合わせ面を必要量削り取る方が良くなります。

視認性や切削器具を入れるために健全な歯質も相当削るのですね。。
やはり一度CTでの精査をしていただいてから考えようと思います。


>>Q. 6番のクラウンを外したついでに再根管治療をするべきでしょうか?

>長期経過は、かかりつけ歯科医院があり、5年や10年以上の検査データも保管してくれているならば比較できますね。
>短期間での比較ならば、半年くらいから再撮影することで比較する場合もあるでしょう。
>ころころ歯科医院を変わっていると長期比較は出来ないでしょう。

なるほど、過去のデータと比較すれば変化や進行具合がわかりますものね。
しかしここ数年で歯科医を転々としており、難しそうです。
今後の参考にさせていただきます。


>また、打診痛があれば日常使用にお困りになるわけですから治療対象になりますね。

>何か影がありそうだから程度では使える冠を外して再根管治療をすることはあまりないように思います。

打診痛はかなり以前から多少あるにはあるのですが、普段食事する際には支障ありません。
あくまで歯間に詰まった時のみの限定的な痛みなので、感染根管になっているのかは微妙なのです。

しかし最近では、詰まった後に数時間痛みが持続するので進行しているのだろうかと不安になっています。。
まずは、総合病院の歯科CTで映った影について、改めて精査していただこうと思います。

また展開がありましたら改めて相談させてください。
ありがとうございました。



タイトル 右上6番、再根管治療の予定で歯科医院を探しています
質問者 418さん
地域 非公開
年齢 39歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯医者さんの探し方・見つけ方
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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