短縮歯列について

相談者: kilkilさん (47歳:女性)
投稿日時:2024-03-18 09:40:46
若い頃に神経の治療をした歯が多数あり、将来的に抜歯の可能性があると説明されました。


奥歯の6番7番の抜歯後は補綴物を入れない短縮歯列の考え方があり、私が抜歯になった場合は、奥歯7番の4本はそのまま何もしなくて6番はインプラント等の補綴物を入れた方がいいと言われました。

7番の抜歯後に補綴物を入れなくても問題ないのでしょうか?

顔が変わったり残った歯にデメリットがありますか?
同時に抜歯になることはないと思いますが、対合歯はどうなりますか?


治療済みの歯が多く、今後の治療を迷っております。
短縮歯列について教えていただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-03-18 10:53:27
こんにちは。

短縮歯列は厳密にいえば、使用する筋肉のバランスが変化しますからお顔に多少の変化が生じる可能性がゼロにはならないと思いますが、咬合高径が大きく変化したり顎ズレが大きく生じるわけではありませんから、そんなに気にされなくてもよい程度のお顔の変化(加齢と同等)と考えられてよいと思います。


問題は歯を1本失う事により噛み合わせのバランスが変化したり対合の歯が伸びて来て顎運動のバランスが崩れたりして咬合崩壊の坂道を下る事ですから、それが生じないように歯科医院で定期的メンテナンスできちんと管理し続けてもらう事だと思います。



>治療済みの歯が多く、今後の治療を迷っております。

治療に至った原因を振り返ることが大切だと思います。

小児期から虫歯が多かったのか?小児期からきちんと歯科医院を定期的に受診できていたか?歯磨き習慣は出来ているか?歯磨きの磨き残しのチェックを定期的に受けて指導してもらえているか?食生活に問題はないか?口腔周囲の機能的な問題はないか?歯をよく当てていないか?ほう杖をついたり足を組んだりというような身体の歪みを助長するような悪習癖はないか?喫煙者が近くにいないか?よい治療を選択できているか?などなど、歯とは80年以上の長いお付き合いになることが多いので、少なくとも定期的な歯科の管理下に組み込んでもらうとよいでしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-03-18 12:59:48
こんにちは。

>私が抜歯になった場合は、奥歯7番の4本はそのまま何もしなくて6番はインプラント等の補綴物を入れた方がいいと言われました。

私もそう考えます。


>7番の抜歯後に補綴物を入れなくても問題ないのでしょうか?

問題ないかではなく現実的かどうかです、7番の一本義歯は異物感が強すぎて入れておくのは我慢が大変で慣れる前に入れなくなると思います。

また7番のインプラントはかなり困難が予想されるのでそこまでしなくてもと個人的には思います。

一方入れない場合は6番があるので慣れてしまえば咬むのに支障はなくなるように思います、ただ対合歯の7番は挺出してくる可能性は高いと思います。


>顔が変わったり残った歯にデメリットがありますか?

6番は少々過酷な状態になりますが個人的には問題になるようなことはないと思っています。

また顔が変わったりするようなことは経験ありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kilkilさん
返信日時:2024-03-19 07:35:13
ふなちゃん先生、山田先生

7番抜歯後に何もしないという方法があること、検診を継続すれば大きな問題にならないと知り将来への不安が軽減されました。
ご回答いただきありがとうございました。



ふなちゃん先生

歯を大事にする方法を教えていただきありがとうございます。
実践したいと思います。


>よい治療を選択できているか?

今は歯を大事にしておりますが、子供の頃からの再治療を繰り返しております。
限られた予算の中で被せもの自費治療根幹治療保険治療をしてもらいました。

再治療を繰り返さないために治療の選択で大事なことはありますか?また、二次カリエスにならない方法がありましたら教えてください。



山田先生

対合歯の7番は挺出してくる可能性は高いと思います。

防ぐための治療はございますでしょうか?


お忙しいところ大変恐縮ですが、ご回答いただけたら幸いです。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-03-19 08:55:49
おはようございます。

>防ぐための治療はございますでしょうか?

何らかの方法で補綴するしかありません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kilkilさん
返信日時:2024-03-20 11:07:41
山田先生


7番の歯の抜歯にならないように歯を大切にしようと思います。

ご回答いただきありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-03-20 11:45:38
〉また、二次カリエスにならない方法がありましたら教えてください。

修復治療は力学的な問題が破壊の起点になりますから、このサイトの回答者が以前から何度もお伝えしきているTCHを理解されると良いのではないかと思います。

不用に頻回に歯を当てる事は、繰り返し破壊力を加えるのと同じですから、出来るだけ歯を当てないようになる事ができれば、修復物も歯も長持ちします。

その為には、口腔機能低下を生じないように身体や生活を健全化することも大切ですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kilkilさん
返信日時:2024-03-23 08:40:07
ふなちゃん先生

お礼が遅くなり申し訳ございません。
「繰り返し破壊力を加える」を心に刻んでTCHを意識して生活しようと思います。


ご回答いただきありがとうございました。



タイトル 短縮歯列について
質問者 kilkilさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)その他
その他(歯科治療関連)
回答者




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  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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