歯ぎしりが強い場合の7番の再根管治療&トライセクション

相談者: ようこさんさん (54歳:女性)
投稿日時:2024-04-02 16:09:24
左上7番の歯根が3本のうち内側の1本(一番長いものと言われました)が折れて、歯茎が腫れ、痛くて噛むのがつらい状況が2か月ほど続いています。

2回ほど根幹治療している歯で、かかりつけの歯医者さんではもう再根幹治療はできないと言われました。

根幹治療の専門医に見てもらったところ、再根幹治療とトライセクションを勧められました。
(根幹治療した回数はその時分からず伝えておりません)


かぶせものは噛み合わせが重要なので、仮歯を3か月つけて、歯の使い方(削れ方)を見て、歯茎にぴったり合うようにジルコニアのクラウンをつけると言われています。

トータルで約50万かかるということで、歯ぎしりが強い私の場合は治療した後にすぐに残った歯根が折れてしまう不安を感じ、7番全部の抜歯と迷い始めました。



神様ではないので未来のことは分からないかと思いますが、複数回根幹治療した歯を自費で根幹治療すると、歯根が2本になった歯でも数年など長期的に持つ可能性はあるのでしょうか。

また、根幹治療をする先生Aと、かぶせものを作る先生Bが別で、Aが2回の治療で根管充填までしたら、Bが土台(ファイバーコア)と仮歯とトライセクションを同日に行うとのことですが、部分抜歯と仮歯をつけるのが同日というのは問題ないのでしょうか。


ちなみに右上7番(根幹治療2回目は保険ですがMTAセメントを使ってくれました)も痛みと腫れが1年くらいあり、歯がグラグラする状態まできており、根管治療専門医に一緒に見てもらったら抜歯となりました。

過去の質問を読むと、7番は抜いたまま様子を見るのでも良さそうなので、右上7番はそのままにしておくつもりです。


長文となりましたが、教えていただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-04-02 18:38:08
実際見てみないと分かりませんが、

 
>トータルで約50万かかるということで
 
それだけ条件の悪い歯にそれだけ出す価値があるかは最終的には患者さんの判断になりますが、個人的には50万あればもっと他の歯の治療にかけた方がいいような気もします。

第2大臼歯は無くても生活に大きな支障が出るようなことは殆どありませんのでね。
 
 
>かぶせものは噛み合わせが重要なので、仮歯を3か月つけて、歯の使い方(削れ方)を見て、歯茎にぴったり合うようにジルコニアのクラウンをつけると言われています。
 
この辺りは先生毎の判断になりますが、個人的には弱った歯にジルコニアは入れないですね。
クラウンが硬すぎるので歯根に負担がかかって早く悲鳴を上げやすいのが私の感覚です。

 
 
>また、根幹治療をする先生Aと、かぶせものを作る先生Bが別で、Aが2回の治療で根管充填までしたら、Bが土台(ファイバーコア)と仮歯とトライセクションを同日に行うとのことですが、部分抜歯と仮歯をつけるのが同日というのは問題ないのでしょうか。
 
特には問題無いと思いますよ。
ただ、分割抜歯には顕微鏡は使ってもらい凸凹にならないように切ってもらった方がいいですよ。
 
 
分割抜歯は自分もたまにしますが、破折が原因で分割抜歯をしたような場合、他の根にもそれなりの力は加わっていたと考えられるので、短期で抜歯になることもたまにあります。

 

>ちなみに右上7番(根幹治療2回目は保険ですがMTAセメントを使ってくれました)も痛みと腫れが1年くらいあり、歯がグラグラする状態まできており、
 
抜歯が遅すぎますね。
この状態だと抜いた後の骨の治りが悪いので、抜くタイミングも重要です。

 
アドバイスとしては抜歯したことを後で後悔するようなら50万支払って残す治療をトライするものいいですし、50万という金額に躊躇するようなら保険治療内で出来ることをしてもらうのも1法です。
 
自分の歯を残す・残さない決めるのは個人の価値観による部分もありますが、そこまで弱った歯なら最初からインプラントを選んだ方が予知性(予後の安定)は高いと思いますよ。
 
たぶんインプラントをやっている先生なら抜歯1択の判断かもしれませんね。

 
おだいじに

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ようこさんさん
返信日時:2024-04-02 22:11:15
井野先生

早速お返事をいただき、ありがとうございます。


書き損なってしまったのですが、抜歯してインプラントはかかりつけの歯医者さんは骨が少ないので難しい、ジルコニアクラウンという話をされた先生Bもここにインプラントは大変(できないのかどうかは不明)とおっしゃっていまして、、、抜歯した場合はそのまま経過を見ることになるのかもしれません。


右上7番の抜歯から6日たった現在、まだ抜歯したほうで噛んでないこともあるのか舌や下あごが左にずれる感じや、右側の2番3番近辺だけが起きているときに上下で当たるようになったので、早めにナイトガードをつけて歯根に負担をかけないようにしておけばよかったと後悔しております。


左上7番を抜歯することで後悔しないかどうか、もう少し考えてみます。
詳しく教えていただき、感謝しております。
ありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ようこさんさん
返信日時:2024-04-03 12:41:37
お世話になっております。


井野先生の保険治療内でできることをしてもらうのも一法、というのを読み、アイデアが浮かんできたのですが。

治療を受けるかもしれない専門医の方に聞く前に、こういう方法があるのかどうかを知りたくて質問をさせてください。


@歯根破折している部分だけ抜歯をしていただいたら、今の腫れと痛みがとれて悩みは解消するので、根管治療をせずにトライセクションをしてもらい仮歯をつけて経過観察するという考え方(方法)はあるでしょうか。


Aジルコニアは硬すぎるというのを読み調べたところ、7番の歯にもハイブリッドレジンCAD/CAM冠)が使えるようになるという情報を読んだので、自費再根幹治療はするけれど、トライセクションの後は保険のクラウンをつけるということが可能でしょうか。



続けての質問でお手数をおかけしますが、教えていただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-04-04 09:18:40
すみません、保険治療をしていないので保険治療の詳しいルールは分かりません。

@、Aが適応化どうかは保険診療をしている先生の回答を待ってください。
 

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ようこさんさん
返信日時:2024-04-04 09:47:26
井野先生

再度の質問にお時間とってお答えくださって、ありがとうございます。

このサイトのおかげでたくさん学ぶことができましたし、こうやって質問に答えてくださる先生がいることで、自分の不安や考えも少しずつ整理することができました。

ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-04-04 09:54:22
ようこさん さんこんにちは。


@歯根破折している部分だけ抜歯トライセクションは治療方法は保険であります。


A7番の歯にも(CAD/CAM冠)が使えるようになりました。
保険のルールが6月から変更になる予定です。

ナイトガードよりもTCHの是正指導の方が、個人的には有効なことが多いと思います。

参考:TCH、歯列接触癖


50万の治療で、寿命を考えて、また破折して抜歯になる予想があるのであれば、インプラント治療の方が予後が見込めて良いと思います。

参考までに。




タイトル 歯ぎしりが強い場合の7番の再根管治療&トライセクション
質問者 ようこさんさん
地域 非公開
年齢 54歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
歯軋り(歯ぎしり)
ヘミセクション(トライセクション)
歯根破折
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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