根管治療で成功するには何が一番必要ですか

相談者: もねもねさん (47歳:女性)
投稿日時:2024-08-20 17:54:22
いつもありがとうございます。
ご意見が聞きたいです。


先日歯の神経を抜くと言われました。
そこでなるべく再感染しないようにしたいと思い色々調べました。
自費診療は本数が多いのとお値段的に難しいかなと思い、保険内でできるところで調べました。

そしたら
@ラバーダム、Aマイクロスコープ、B拡大鏡、Cレーザー、DCTを取り扱いのあるクリニックがいくつかありました。

レーザーは根幹内の殺菌に使う、CTは神経の場所が分かると色々利点があるということがわかりました。

マイクロスコープをつかう場合は別途料金がかかると言われました。
全て揃っているクリニックが理想かなと思いますが、今調べているクリニックではラバーダムはして頂けそうですが、どれかがないという所が多いです。


この5つにあった方が良いものの順番を付けるならどのようになるか、意見が聞きたいです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-08-23 00:57:58
こんにちは。


どこの歯でしょうか?
前歯のような単純で唾液に汚染されにくい歯なのか?奥歯のような複雑な根管がよくある場所なのか?色々条件が異なりそうですが、とりあえず歯科医の技術と熱意が高い事が一番だと思いますから、歯内療法の専門医が良いのではないでしょうか?


歯内療法は全ての一般開業医が行う(行わないと患者さんがとりあえず困る)為、専門性は低いし、国が認めた専門医制度でもないのですが、あえて歯内療法専門医とHPに記載してあればそれだけで歯内療法で患者さんを集める気満々のように感じてしまいます。
更に@、A、Dがあればとりあえず安心出来そうな気がします。


また、それとは別の意味でCレーザーさえあればそれだけで安心な気もしますが、レーザーは色々な機種がありますからわかりにくいですよね。


Bは視力によりけりかなぁと思いますから拡大鏡がなければ細かいところが見にくい歯科医はよく使っていますね。
とっても高いライトつき拡大鏡もありますが、よく見えるだけですから見えないところまで綺麗にできるのとは少し話が違ってしまうような気がします。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もねもねさん
返信日時:2024-08-23 13:45:04
ふなちゃん先生 ご返答ありがとうございます!


今日丁度歯内療法専門医の先生の所で診察受けて来たところです。
歯は4番の抜髄、7番の再根幹治療なります。


専門医の先生ですが、保険自費両方されており保険ですと裸眼、ラバーダムマイクロスコープなし。
自費だと両方あるけど4番の歯だと6万円、7番の歯だと15から20万円と言われました。

専門の知識を持っているので、もちろん料金が高くなるのは仕方がないかなと思うのですが、奥歯まですると金額的に厳しいです。


そうなると、専門医の方ではありませんが、保険内で1.2.5をしてくれるクリニックの所があるのですが、そちらの方が良いのかなぁと思ったりもします。


ラバーダムなどなしでも歯内療法専門医の先生の方が再感染なく治療が出来るのでしょうか。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-08-23 21:29:13
同じ歯科医保険医でありながら歯内療法ラバーダムマイクロスコープを使ってするからといって自費で治療を請求するのが許されるのか?詳しくしりませんが。
(そういう医療サービスの提供法は案外されているのかもしれませんが)

一応、保険診療でもラバーダムとマイクロスコープを使って行って良い事にはなっていると思います。

ただ、マイクロ加算があるのが第四根管があるケース、もしくは、樋状根のケース、または3根管以上の加圧根管充填処置、もしくは、根管内異物除去になっていたと思いますから小臼歯抜髄時に使用しても加算はないからでしょうか??


このようにご期待の機器があったとしてもどれくらい使ってくれるのか?実際の事はわからないですよね。

ですから、とりあえず歯内療法専門医ならばそれは歯科医が資格を取ったのだから間違いないのではないかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もねもねさん
返信日時:2024-08-23 23:45:04
マイクロ加算というものがあるのですね。
初めて知りました。


そうですね 場所によって加算がないならば、マイクロスコープも使えないかもしれませんね。

マイクロスコープ等無くても、専門医の先生ならば安心してお任せ出来そうですね。
専門医の先生は保険内では何も使わないで処置するとおっしゃっていましたが、土台のコアもファイバーを使えるか聞いたらメタルコアを使うとおっしゃっていて、メタルコアは歯根破損が多いので最近は使わないと聞きますがそうではない所もあるのですね…
自費だと使えるのかは聞きそびれてしまいましたが。


ちょっと考えてみようと思います。
ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-08-24 11:12:20
こんにちは。

根幹治療で成功するには何が一番必要ですか

確実に根管充填をすることです、そのためには正確な根管形成が必要です、これ以外のものは補助的な要素だと考えています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もねもねさん
返信日時:2024-08-24 16:37:53
山田先生お返事ありがとうございます。


正確な根幹形成とは、ニッケルチタンファイルなどで削って薬を奥まで確実に入れるということでしょうか?

根幹測定器を昔使っていた歯医者さんがあったのですが、それがあるとより安心なのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2024-08-25 10:42:27
すでにご自身で解決されているように思います。

「なるべく再感染しないようにしたい」

とくに感染根管再治療にはこれは必須だと思います。


ですから徹底的に感染象牙質や感染物質(古い根管充填剤など)の除去が必要だと思います。

そのためには感染象牙質の除去にはう蝕検知液が必須だと思います。
使い方はいろいろですが使わないで感染象牙質を残して仮封しても、再感染を防ぐことは難しくなる場合があると思います。


当然のことながら仮封も大事だと思います。
なかなか保険診療で隔壁作製までは難しいと思います。
もちろん保険診療内で隔壁作製や仮歯まで作ってくれる奇特な歯科医も一部には存在すると思います。

隔壁が無い状態での水硬性セメントでは必要とされる素材の厚みを確保するのはなかなか難しいと思います。


ですからグラスアイオノマーセメントで仮封する歯科医もいると思います。



さて対して抜髄根管の場合歯髄のほとんどは感染していないことが多いので根管への唾液の混入を防ぐ手立てが必要だと思います。(感染根管も同様)

代表的なものはラバーダム Zoo オーラルガードU等がありますが正直上顎の前歯部、小臼歯部ではロールワッテによる簡易防湿でも唾液の混入を防ぐことは可能だと思います。



>場所によって加算がないならば、マイクロスコープも使えないかもしれませんね

使えない訳ではなくて単に「使わない」だけだと思います。
加算がない前歯部や小臼歯部にマイクロスコープの使用が禁止されているわけではありません。

個人的には全くマイクロを使わない根管治療は苦痛でしかありません。
車で言えば「パワーステアリング」のない車のようなものでしょうか?



>根幹測定器を昔使っていた歯医者さんがあったのですが、それがあるとより安心なのでしょうか?

電位的根「管」長測定器のことだと思います。
必須ですし保険算定できますし多分ほとんどの歯科医院にあると思います。


根管充填されなくても自然に治癒することは報告されていると思います。
根管系は超複雑なので全ての根管を形成して充填することは超難易度の高い仕事だと思います。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-08-25 12:16:29
〉専門医の先生は保険内では何も使わないで処置するとおっしゃっていましたが

これが一番厄介だと思います。

何も使わないで、流石専門医の仕事だという高いレベルでの治療ができるならば、そもそも保険でも自費でも最初から何も使わなくて良いはずですが、お金を出してくれたら保険で使って良い機材をフルに使いますよという事で分けてあるわけですね。

保険診療費が安すぎて人件費の割に合わない時間がかかるから赤字になるとはいえ、本来は専門医の人件費が一番高いはずなのに機材の使用の有無で(しかも保険診療で使ってよいはずの)分けてあるというのが、今の保険診療と自費診療の差になってしまっているのは問題だと思います。


専門医ならば保険診療費に高額割り増しがあるという方がわかりやすいのでしょうが、今の保険制度にはそれがありませんから、有効な機材を使えば自費になると言われてしまった訳でしょうね。
いまの保険制度に問題があるのだろうと感じました。

歯科医の人件費評価が均一になっていて、技術力の反映がされていませんから、専門医で専門医のパフォーマンスを期待されるならば自費を選択する事になりそうな気がいたします。

専門性の高い治療を提供する為にかける研鑽、勉強時間は膨大ですから安くはやってくれないように思います。
専門医に高い技術と結果を期待されますと、それ相応の費用を支払わないと期待に値するような治療はしてくれないと考えられた方がよいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もねもねさん
返信日時:2024-08-25 12:53:37
柴田先生 お返事ありがとうございます!


う蝕検知液を使って徹底的に感染除去 なるほど!と思いました。
こちらも使っている所と使っていない所がありますよね。


今7番の再根幹治療検討している所は、以前何の知識もなく近所の歯医者根幹治療をお願いした所でした。
根管治療で根幹測定器を使ってピッピッという音がなっていたのを覚えていたのですが、そこではそういうものがなく、ラバーダムマイクロスコープも何もなく治療も三回ほどで終了しました。

ずいぶん早く終わったなとその時は思ったのですが、2年ほど経過した今、奥歯の違和感を抱えるようになり、その時に今のように自分に知識があったらなと思います。

周りで評判の良かった歯科医院だったのですが、矯正に力を入れてた所だったので、今思えば専門外だったからか、と色々腑に落ちました。
歯科医院選びは本当に難しいですね。




ふなちゃん先生 お返事ありがとうございます!

根幹治療が保険で点数が低く医療者側に余り利益が出ないということはよく聞きます。
こちらとしては、保険診療でも、もっとお金を支払っても良いので良い治療をお願いしたいと思っているのですが、だったら自費でとなるといきなり高額になるので困ってしまいます。

その制度を国が変えてくれるとお互いの利益になるのになと思います。
こちらもあまり利益にならない治療を時間をかけて治療していただく事に対して申し訳なさもあり、マイクロスコープ、ラバーダムなど要求しすぎなのかなと考えてしまいます。
(でも歯を失いたくないのでどうしても要求が大きくなってしまいますが…)


確かに専門医の方にお願いするときに料金が別途かかるという方がわかりやすく、お願いしやすいように思います。

難しい根幹治療になぜ点数が低いのかはわかりませんが、根幹治療を求めている人は多いのだからどうにか改善していって欲しいなと思ってしまいます
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2024-08-26 12:27:26
>正確な根幹形成とは、ニッケルチタンファイルなどで削って薬を奥まで確実に入れるということでしょうか?

そういう事です。


>根幹測定器を昔使っていた歯医者さんがあったのですが、それがあるとより安心なのでしょうか?

レントゲンの併用をすれば確実です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: もねもねさん
返信日時:2024-08-26 20:29:25
山田先生

お返事ありがとうございました!
根幹治療の事が色々と勉強になりました



タイトル 根管治療で成功するには何が一番必要ですか
質問者 もねもねさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
ラバーダム
根管治療の失敗・再治療
根管治療の専門医
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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