インレーを入れる際にラバーダムを求めるのは過剰か
相談者:
ふるあかさん (40歳:男性)
投稿日時:2024-09-02 15:46:28
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顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2024-09-02 18:15:08
>側面なのでそこだけにインレーを入れるのは難しいのでしょうか?
ケースバイケースですが全部外すほうが無難だと思います。
ただ緊急避難的には書けた部分をレジン充填で納めることもたまにはあると思います。
>ラバーダムを求めるのは過剰なのでしょうか
自費診療でラバーダムができる技量のある歯科医も数多くいらっしゃると思います。
ただ保険診療でそこまでしてくれる歯科医はかなり希少価値かと思います。
>安心なゴールドインレーを考えているのですが、だとしてもやはりラバーダムがあったほうがよいでしょうか?
そう思います。
ケースバイケースですが全部外すほうが無難だと思います。
ただ緊急避難的には書けた部分をレジン充填で納めることもたまにはあると思います。
>ラバーダムを求めるのは過剰なのでしょうか
自費診療でラバーダムができる技量のある歯科医も数多くいらっしゃると思います。
ただ保険診療でそこまでしてくれる歯科医はかなり希少価値かと思います。
>安心なゴールドインレーを考えているのですが、だとしてもやはりラバーダムがあったほうがよいでしょうか?
そう思います。
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船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-09-03 08:34:55
こんにちは。
〉やはり側面なのでそこだけにインレーを入れるのは難しいのでしょうか?
側面が欠ける理由としては、側面にかかる力(主に物を咬んだらかかる力)が構造を破壊するぐらい強かったか?すでに入れてあるインレー横か?下からの二次虫歯からと考えるのが一般的だと思います。
前者であればインレーと繋いでしまう事で修復材料の厚みと幅は増しますから弱い歯よりも壊れない構造体にすることが出来ます。
特に金属インレーは頑丈です。
後者であればインレーを除去しなければ虫歯を取り残す為治療はまずインレー除去から開始されます。
時に単発虫歯という場合がありますが(虫歯の初発が異なり内部で他の部位と繋がっていない)、その際だけ別窩洞にしてレジンなどの歯とくっつく修復材料で修復する選択が可能になります。ただ、今回のケースでは側面の欠けが少しとありますが、程度問題でレジン治療が無理に該当する可能性が高いかもしれません。
そもそもレジン修復するにも欠けの原因と程度により適用外になる場合が多々あります。
また、インレーは技工物ですからそれだけでは歯にはくっつきません。必ずインレー用窩洞をきちんと形成する必要がありますから、隣接面を覆う為には2級窩洞の形成が必須になり今が1級窩洞のインレーであれば隣接面形成と繋げて2級修復にしなければ歯にくっついて機能させることも出来ません。
〉また根管治療ほどではないが、ラバーダムを求めるのは過剰なのでしょうか?
ラバーダムをつけてできるタイミングは歯や既存の金属を削る時、ワンチャンスでセットする時だけになりますね。
インレーの型採りをする際は噛み合わせや歯並び情報も技工所に伝えなければ物が作れませんから、ラバーダムで覆っていたらダメですね。
また、噛み合わせを微調整して調和を取る必要がありますが、そもそもラバーダムをしていたら咬めません。
ですから希望されたとしても治療時間のほんの一時しか出来ません。
小児歯科や障害者歯科であれば患者さんの口腔機能が未熟でインレーを誤嚥されたり舌で触って来て怪我をさせたり汚染されたりと大変ですからラバーダムを多用せざるを得ないですが、一般歯科では患者さんの協力も仰げますからしないように思います。
画角がよくなるから一時的にすることにしている歯科医院も今時はあるかもしれませんが、窩洞汚染防止はレジンコーティングが保険適用になっていますし、そもそも使う接着前処理で殺菌しますしでいらないと思います。
根管治療とは違いますから治療時間中ずっとラバーダムしている歯科医院はないですよ。
(治療が成り立たない為)
〉やはり側面なのでそこだけにインレーを入れるのは難しいのでしょうか?
側面が欠ける理由としては、側面にかかる力(主に物を咬んだらかかる力)が構造を破壊するぐらい強かったか?すでに入れてあるインレー横か?下からの二次虫歯からと考えるのが一般的だと思います。
前者であればインレーと繋いでしまう事で修復材料の厚みと幅は増しますから弱い歯よりも壊れない構造体にすることが出来ます。
特に金属インレーは頑丈です。
後者であればインレーを除去しなければ虫歯を取り残す為治療はまずインレー除去から開始されます。
時に単発虫歯という場合がありますが(虫歯の初発が異なり内部で他の部位と繋がっていない)、その際だけ別窩洞にしてレジンなどの歯とくっつく修復材料で修復する選択が可能になります。ただ、今回のケースでは側面の欠けが少しとありますが、程度問題でレジン治療が無理に該当する可能性が高いかもしれません。
そもそもレジン修復するにも欠けの原因と程度により適用外になる場合が多々あります。
また、インレーは技工物ですからそれだけでは歯にはくっつきません。必ずインレー用窩洞をきちんと形成する必要がありますから、隣接面を覆う為には2級窩洞の形成が必須になり今が1級窩洞のインレーであれば隣接面形成と繋げて2級修復にしなければ歯にくっついて機能させることも出来ません。
〉また根管治療ほどではないが、ラバーダムを求めるのは過剰なのでしょうか?
ラバーダムをつけてできるタイミングは歯や既存の金属を削る時、ワンチャンスでセットする時だけになりますね。
インレーの型採りをする際は噛み合わせや歯並び情報も技工所に伝えなければ物が作れませんから、ラバーダムで覆っていたらダメですね。
また、噛み合わせを微調整して調和を取る必要がありますが、そもそもラバーダムをしていたら咬めません。
ですから希望されたとしても治療時間のほんの一時しか出来ません。
小児歯科や障害者歯科であれば患者さんの口腔機能が未熟でインレーを誤嚥されたり舌で触って来て怪我をさせたり汚染されたりと大変ですからラバーダムを多用せざるを得ないですが、一般歯科では患者さんの協力も仰げますからしないように思います。
画角がよくなるから一時的にすることにしている歯科医院も今時はあるかもしれませんが、窩洞汚染防止はレジンコーティングが保険適用になっていますし、そもそも使う接着前処理で殺菌しますしでいらないと思います。
根管治療とは違いますから治療時間中ずっとラバーダムしている歯科医院はないですよ。
(治療が成り立たない為)
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相談者:
ふるあかさん
返信日時:2024-09-10 01:19:11
タイトル | インレーを入れる際にラバーダムを求めるのは過剰か |
---|---|
質問者 | ふるあかさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ラバーダム 詰め物、インレーその他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。