マウスピース矯正中、奥歯(7番や6番)のIPRの安全性について

相談者: おすばさん (27歳:男性)
投稿日時:2024-10-05 20:21:01
現在、マウスピース矯正をしています。

元々歯並びはそこまで悪くないですが、全体的に上下の前歯が出ていて所謂口ゴボです。

抜歯無し、埋没横向き親知らずが上下4本残っている状態で、矯正スタートしました。

上の歯左右とも7番と6番の間、下の歯左右とも6番と5番の間をIPRしました。
※下左7番は数年前に虫歯歯肉弁等の関係で、抜歯し、欠損状態です。
※その他の歯も何か所かIPRしており、今後の経過で追加するそうです。

IPR後、特に奥歯に食べ物が挟まりまくり、歯磨きが本当に大変ですし、挟まることがストレスです。


今回お伺いしたいのは、IPRのよる虫歯のリスク、特に奥歯(7番や6番)のIPRについてです。

様々な歯科医院のHPを見ると、
「IPAにより虫歯のリスクは上がらない」「むしろ再石灰化により強くなる」という記載もあれば、
「歯が点接触から面接触になり、虫歯になりやすい」「IPRすると、どうして削った面がザラザラになり、汚れが溜まりやすい」「奥歯(7番や6番)はリスクがより高いため、行わない」等の記載もあります。

IPRを行う箇所や量は個人によって異なることは承知していますし、実際の歯の状況を見なければ判断は難しいとは思いますが、専門家の皆さんのお考えを伺いたいです。
臨床上での経験等も教えていただけると幸いです。


矯正を始めてから、始める前よりも深く調べていくと、デメリットやリスクが浮き彫りになってきて、不安な日々です...。

もちろんフロスや歯磨きの仕方なども勉強し、虫歯にならないように努力していこうと思っています。


長くなりましたが、よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-10-05 21:38:12
こんにちは。

歯科の論文では健全な奥歯エナメル質量が多い為、かなりの量(0.6mm)は削り取っても虫歯リスクは上がらないとなっています。
隣接面では近心、遠心を足しますから1.2mmが限界値と言われています。

通常、アライナー大臼歯を遠心に歯体移動していく事は非常に予測実現性が疑わしくなると考えられる為、より少ない量のリダクションで終えておくことが多いのではないかと思います。

治療途中は食片が挟まりますから、不快でしょうし、不潔になりやすいですから、指導をよくお聞きになりアライナーのお手入れや歯面のお手入れをきちんと行うことが大切になりますね。

小臼歯親知らずを抜歯することなくIPRで、いわゆる口ゴボを気にされているのを改善するには限界があると思いますから、歯科医の治療計画をきちんと理解して治療を受けてください。




タイトル マウスピース矯正中、奥歯(7番や6番)のIPRの安全性について
質問者 おすばさん
地域 非公開
年齢 27歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正のトラブル
マウスピース矯正
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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