かみ合わせが低くボロボロになっている奥歯をどうにかしたい

相談者: めい1563さん (45歳:女性)
投稿日時:2025-01-22 06:46:04
お世話になります。

20年前に知覚過敏で受診した歯医者で、安易に全ての奥歯を削って金属にされてしまい、そこから、たびたび金属が外れては削って作り直すことを続けているうちに奥歯全て8本とも高さが無くなり、トラブル続きです。

途中で歯医者を変えてからは、そこの先生は、これ以上外れた金属を付け替えるたびに少しは削らないとならなくなるから、金属つけずに詰めものをして(レジン?)いますが、それでも脆くなった奥歯は度々欠けたり削れていき、8本中2本は神経が炎症を起こし、神経を抜きました。


抜いた歯の一本は銀歯を被せることができて無事ですが、もう一本は高さがないため金属つけられず、詰め物のみのため、最近は根分岐部病変を起こしています。

のこり6本の奥歯も脆く、数ヶ月に一度は欠けてしまい、変えた部分を白い何かで補強されながら毎月通っています。


歯軋りを指摘され、マウスピースは寝る時必ず使ってます。
過去に過食嘔吐していた時期もあり(今は一切していません)そのせいで歯が脆くなったのかもしれませんが、もうこの脆さは戻らないですよね。。。

飴をよく舐めてしまうのも良くないかもしれません。


何にせよ、少しでも固い物を噛むと欠けてしまうことが多く、柔らかいものしか食べれないし、せめて金属をつけて欲しいですが、歯茎と高さが変わらないほど低いとそれも難しいですよね。


今の治療を続けてて良いのか分からず、もっと腕の良い歯医者もあるならば、治療出来るところに転院したいのもあります。
信頼できる歯医者も見つけられず、ずっと悩んでます。


必要あれば写真なども添付可能です。
アドバイスお願いします


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2025-01-22 11:19:10
こんにちは、

>のこり6本の奥歯も脆く、数ヶ月に一度は欠けてしまい、変えた部分を白い何かで補強されながら毎月通っています。
 
欠けてしまうようならある程度強い材料で修復した方がいいかもしれませんね。
基本的にレジンは歯より弱い材料なので咬み合わせに耐えられないこともあります。
 

一度補綴被せ物)が得意な先生の歯科医院に相談に行かれてはどうでしょう。
 

おだいじに

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-01-22 17:17:11
こんにちは。


まず、知覚過敏が起きたのは何故か?が気になりました。

過食嘔吐は歯を広範囲で溶かしますから、歯科治療時に悩ましいケースになりがちです。
レジン充填では強度も弱く頼りとなるエナメル質も足りない事がある為、全てを覆っておく冠治療になる事は結構あるように感じます。


また、歯を大切にする人は飴をダラダラ舐めませんし、飴が健康な身体になる為にプラスに働くことはないのではないかと思います(美味しいですけどね)

飴のような糖分をダラダラと摂ることをやめるのは非常に難しいですが、年単位で不要なものにしていく事は出来そうな気がしますから、食生活や生活習慣を徐々に整えていけると良いですね。

やり方はご自身次第になりますから、医療が関わる事がない為、なかなか難しいところだとは思います。



歯の治療に関しては、歯科医院でよく全顎的に診てもらい説明をしっかり受ける事が大切でしょう。

今おかかりの歯科医院がご本人のご希望に従って冠治療ではなくレジン治療でやり繰りしてくれるならば、それも一法だろうと思います。
虫歯治療保険診療の範疇ですから非常に安価で比較的何回でも可能ですからね。



〉今の治療を続けてて良いのか分からず、もっと腕の良い歯医者もあるならば、治療出来るところに転院したいのもあります。

腕の良し悪しは誰にもわからない為、今の歯科医院が行きやすいならば継続されるので良いでしょうし、何かご不満が蓄積されたならば新たな歯科医院を受診いただくのも良いと思います。

誰が治療を引き受けても難しくなっているケースというのがありますから、これ以上お困りにならないように飴を食べなくてもすむようになれたら良いなぁと思いました。

酸食症の程度がわからない為、このような回答になりました。



歯軋り防止マウスピースは内面に細菌がついていますから毎回綺麗に洗い薬液洗浄を併用いただくように指導を受けられているだろうと思いますが、歯科医院では薬液洗浄と共に超音波洗浄も行って綺麗に清掃し直してあげないと恐ろしいなと感じるご利用をされておられる方もたまにおられる為、こちらも気にしてみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-22 17:39:05
先生方、ご回答ありがとうございます。


飴については極力避けるようにし始めており、舐めてしまったあとはすぐに口を濯ぐ等気をつけるようにし始めています。

知覚過敏の始まりは若い頃に嘔吐してたことで胃液によるものかと思い込んでいましたが、寝ている間の噛み締めも強かったので、そのせいもあるかもしれません。


レジンより、銀歯での治療の方が良いのですが、かかりつけの先生によると、銀歯を被せるためには、新たに少しは削らないと取り付けられないとのことで今の歯にこれ以上削ってしまうと、神経にどんどん近づき、銀歯をつけても神経の痛みを感じるようになってしまう可能性が高いこと、また、既に歯の高さが殆どないため、引っ掛けられる部分がなく、取り付けてもまたすぐに外れやすい可能性もあり、それなら銀歯にするよりレジンで煽って、凌ぐしかないと言われております。


ここまで言われると、素人の私にはどこの歯医者へ行っても、どの医師でも引き受け辛い歯なのでは無いかと思い、転院してよいものかわからずにいます。

歯科医の腕の善し悪しはどう見つければ良いのでしょうか?
歯は削ってしまうと戻らないこともあり、下手に手を出せず…信頼できる歯医者の見つけ方がわかりません。


そういうわけで、長年今の歯医者にお世話になっているのですが、今の歯医者は古い歯医者ですので、今はもっと新しい技術もあるのかもしれないという思いもあります。


とにかく、物を噛むことが怖いと思ってしまうほど、頻繁に欠けてしまうので、どうにかしたいです。
良い方法を探しています


またご指摘の通り、マウスピースの洗浄不足で先日口腔カンジダにより、とんでもなく痛い経験をしました。
無事治癒しましたが、仰る通り、取り扱いは注意だと思っています。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2025-01-23 10:59:13
長年にわたるお悩み、とても大変な状況だと思います。
詳しい背景を教えていただきありがとうございます。


現状の問題点と考えられる要因
1. 歯の脆さと欠けやすさ
• 過去の過食嘔吐や、長期間の金属補綴のやり直しが原因で、エナメル質象牙質が極端に薄くなり、脆くなっている可能性があります。
歯軋りや食いしばりも、歯に負荷をかけ、さらに欠けやすくしていると考えられます。

2. 高さがなくなった歯
奥歯の高さが削られすぎているため、適切な噛み合わせの維持が難しくなり、咬合力が一部の歯に集中している可能性があります。
• 高さが極端に低いと、クラウン被せ物)を装着するスペースがなく、詰め物での対応が限界になっていると思われます。

3. 根分岐部病変
根分岐部の病変は、歯の支えとなる骨や歯周組織が弱くなっている可能性を示唆します。
炎症感染が進行すると、抜歯が必要になる場合もあります。

4. 現状の治療方針
• 現在の歯科医が「白い詰め物(レジン)」で対応しているのは、歯の保存を優先した結果かもしれません。
ただし、これが最善の方法かは検討が必要です。



今後の治療方針についての提案

現状を改善するためには、歯全体の包括的な治療計画が必要です。以下の選択肢を検討することをお勧めします。

1. 咬合再構築
• 内容: 歯全体の噛み合わせ(咬合)を見直し、全体の高さを回復させる治療。
• 目的:
• 咬合力のバランスを整えることで、歯や顎への負担を軽減。
• 高さのない歯にクラウンやブリッジを装着するスペースを確保。
• 手法:
• 噛み合わせを記録するための精密な検査(咬合分析)。
• 必要に応じて、歯冠延長術歯茎を調整して高さを増やす手術)を行う。
仮歯を装着して咬合を試験的に調整し、その後、最終的な被せ物を装着。


2. セラミックジルコニアによる補綴治療
• 金属ではなく、より耐久性が高く見た目も良い材料を選ぶことで、長期的な耐久性が期待できます。


3. 根管治療土台(コア)再構築
• 根分岐部病変を起こしている歯は、根管治療と歯周治療の併用で保存できる場合があります。
高度な技術が必要なので、専門医の受診をお勧めします。


4. 補綴の選択肢が難しい場合
• 高さが極端に低く、クラウンやブリッジが難しい場合、抜歯してインプラント部分義歯を検討することも選択肢の一つです。
ただし、残存歯をできるだけ保存する方針が一般的です。


治療を任せるべき歯科医の条件
1. 高度な補綴治療が可能な歯科医
• 咬合再構築やセラミック補綴に経験豊富な歯科医を探すことが重要です。
• 「補綴専門医」や「インプラント認定医」などの資格を持つ医師を選ぶと安心です。
2. 精密治療ができる歯科医
マイクロスコープやCTを用いた精密な治療が可能な歯科医院
ラバーダムを使った治療が行えるかどうかも確認しましょう。
3. 包括的治療計画を立ててくれる歯科医
• 問題を部分的ではなく、全体的な視点で見て治療計画を立ててくれる歯科医が理想です。



転院の際の注意点と提案
• 現在の治療に不安を感じている場合でも、治療履歴や現在の状況を次の歯科医にしっかり伝えることが重要です。
• 転院前に、現在の歯科医院にてレントゲンやCTデータを受け取り、次の医院に持参するとスムーズです。



日常的な注意点
1. 食習慣の改善
• 飴をよく舐める習慣は、歯にとって負担が大きいので、控えるようにしましょう。
• 酸性の食品(ジュース、酢など)は控えめにし、食後に水を飲むなどで口腔内の酸性度を中和する工夫が大切です。

2. 歯軋り対策
• 現在使用中のマウスピースの調整が適切か、再度確認してください。特に噛み合わせのバランスが崩れている場合、マウスピースの調整が重要です。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-01-23 12:22:23
歯科医の腕の善し悪しはどう見つければ良いのでしょうか?
>歯は削ってしまうと戻らないこともあり、下手に手を出せず…信頼できる歯医者の見つけ方がわかりません。

これが一番難しいですね。



>もう一本は高さがないため金属つけられず、詰め物のみのため、最近は根分岐部病変を起こしています。

歯の状態がわかりませんから何とも言えませんが、今年から根管維持型の冠治療「エンドクラウン」が保険適用になっていますよ。

歯科医はご存知だと思いますから可能か不可能かお尋ねになってもよいかもしれませんね。

CAD/CAM冠素材ですから非常に古い歯科医院でCAD/CAM冠を導入していないなどがあれば、治療を受けられない可能性があるかもしれません。


ただ、根分岐部病変があるというのがかなり気になります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-24 06:58:43
タカタ先生
ご提案ありがとうございます。


噛み合わせは高さ低いにも関わらず全て奥歯にかかってきています。
精密な検査をできる歯科はどう検索すると出てくるでしょうか。
補綴は難しい高さでもあるような気がします。


分岐部病変に関しては既に根管治療済みの歯で、神経がありません。
歯間ブラシでアクセスが出来てしまうので、かかりつけの医師から、とにかく丁寧に磨くことと言われ、小さなブラシで部分的に掃除をし始めたこともあり、歯茎に出来ていた膿はおさまりつつあります。
怠ると再燃すると思いますが、、、


今の病院では部分的治療で、全体からはあまり見られていないように感じます。
転院の際にこれまでの診察記録を貰うとなると、今の医師に転院することを伝える事になりますが、嫌がられないでしょうか。
情報提供してくれるものなのか、失礼ではないかと思ってしまいます。


マウスピースに関しては、夜間のみ使用していますが、噛み合わせに影響しますか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2025-01-24 10:21:19
これ、難しいです。
私の知る限り、±10ミクロン以下での細かい噛み合わせの調整を行える歯科医師は国内に100人いないんじゃないかと思います。
そこそこの調整ができる歯科医師だと700人くらいでしょうか

いずれにしても100軒に1軒くらいかなと思うので、それを探すのはなかなか難しいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-24 11:43:55
タカタ先生


自分なりに先程調べてみましたが、マイクロスコープ、CT、細かな検査を行ってくれる歯医者は割と若い先生が多く、何となく不安を感じます。
経験だけが大切とも限りませんが。

親身に向き合ってくれる先生の見つけ方も簡単ではありませんね。
高さのない歯でも被せてくれる歯医者を探しています。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-24 11:45:24
ふなちゃん先生


エンドクラウンというものがあるのですね。
自分から医師に提案するのは嫌がられないかと心配ですが、興味はあります。
高さの低い歯にも装着可能でしょうか
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-01-24 13:35:29
たしか昨年の6月に評価されて保険適用に入った治療法ですから、まだ対応できない歯科医院もあるでしょうが、お話してみると何かわかるかもしれませんね。

適用可能かも含めて診断してもらう事は大切でしょう。
ご相談してみるのは可能ではないでしょうか?


診察していないので現状がわかりませんが、複数本の治療になりますと結構治療期間が長くなりますし、大掛かりなお口の状況の変化を伴いますし、結構高額な治療費が必要になってきますよね。

治療の上手い下手だけではなく、そういう徹底的な治療を好んで受けることが可能な方なのか?の見極めも重要になってくると思います。

ですから、いまおかかりの歯科医院ではお財布にも身体にも時間的にも優しいツギハギの治療に終始しているのかもしれません。



治療も人を選びますから、どんなによい治療でも受け手の患者さんにそれを受けるだけの覚悟や時間や経済力や頑丈さがなければよくなかった治療になってしまう場合もあります。

現状を大きく変える治療の選択が可能な方なのか?についても実際にお会いしての診察が大切になります。治療についてご希望があれば、まずはおかかりの歯科医によくご相談してみてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2025-01-24 14:24:44
船橋先生と被りますが、
 
過去の治療で奥歯咬み合わせが低くなっていると思いますが、この状態で咬み合わせの抜本的な治療を行おうとすると保険適応で対応してくれる歯科医院もまずないので推測で200〜300万近い費用がかかってくると思います。
(実際見ないと正確な金額は分かりませんが) 


患者さんは知らないと思いますが、かみ合わせなど落として根管治療を長々やると、歯が動いてしまい被せ物を入れるスペースがどんどん減ってきます。
 
一度崩れた咬み合わせを再構築するのも非常に難しくできる歯科医師も限られます。
(私は難しすぎてて咬合再構成はまず手を出さないです)

 
かと言って、300万支払って治療しても所詮は人工物なので、将来また新たな問題が起こるとは思います。
 
また治療計画が複雑になればなるほど全ての治療が上手く行って初めて治療の成功となるので、ハードルもかなり高い物と思われた方がいいと思います。
 

 
心配であれば大学病院補綴科などでセカンドオピニオンなど求められて今の口の状況からどのような治療が自分にとってベターか聞いた方がいいと思いますよ。 
理想的な治療が自分にとってベストな選択とはならないこともありますからね。

 
おだいじに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-25 10:05:43
船橋先生
度々のご返信有難うございます。


治療を受ける側の様々な状況も大きく関係しますよね。
正直なところ、治療や時間の覚悟はありますが、200万円出せるだけの経済力がありません。

金銭的にそこまで費やせない経済状況の中で出来る治療は、今の歯医者の方法しかないということですよね。


どうにかしたいと思って悩んできましたが、保険の範囲で出来る治療は今以上には殆どないと思うと、自分にはこのままで行く以外ないかもしれないという思いにもなり、ご指摘いただけたことを有り難く思っています。


治療も人を選ぶというお言葉、おっしゃる通りと思います。
昨日、現在の歯科医に相談しました。金属の下がモロモロになっているほど虫歯が進行しており、削らざるを得ませんでした。

今できることは、今の歯医者で対応していただく以外難しいかもしれません。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: めい1563さん
返信日時:2025-01-25 10:09:43
井野先生
有難うございます。


おおよその金額をお教えいただき有難うございます。
そのくらいかかってしまいますよね。
そしてもしそれだけの治療を終えても、勿論その後のトラブル、メンテナンスは必要であり、継続して進める必要もあると考えると、経済的に耐え得るこちらの余裕がなければできないものだと実感しました。


大学病院という選択肢もありますね。
なるほど、セカンドオピニオンをおこなってくれる大学病院もあるのですね。

そこで治療するか別として、別の医師の意見も聞いてみたいので、セカンドオピニオンを受け入れてくれる場所を探してみたいと思いました。



タイトル かみ合わせが低くボロボロになっている奥歯をどうにかしたい
質問者 めい1563さん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
その他(歯科治療関連)
回答者




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