酸蝕症と虫歯の違い

相談者: よもぎパンさん (25歳:女性)
投稿日時:2025-04-18 17:44:49
先日受診した歯医者で歯と歯茎の境目が白くなっている箇所があり、初期の虫歯になっていると指摘がありました。

私自身酸蝕症がとても怖く、一応聞いてみようと酸蝕症の可能性を聞いたところ、初期の酸蝕症の可能性があると言われました。

今まで初期の虫歯があることは何度か指摘を受けていましたが、酸蝕症の指摘を受けたことはなく、虫歯と酸蝕症は別物だと思っていたのですが、今日そのように言われとてもショックを受けています。

酸っぱいものはむしろ避けて生活しており、甘いものもケーキなどはたまにしか食べません。

酸蝕症になる理由が分からず、少し納得いかなかったため、今日別の歯医者に行ってもう一度診ていただいたら、あなたの歯の状態で酸蝕症はない、診察した先生に聞いてみたいと言われました。

一体どちらの先生を信じたらいいか、そもそも初期虫歯と酸蝕症は別物なのか、よく分からなくなっています。

虫歯も酸蝕症も歯が溶ける点は同じだと思いますが、虫歯で歯が溶けているのと酸っぱいものなどで酸蝕で歯が溶けているのを間違えるということはあるのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-04-19 09:58:39
こんにちは。

虫歯酸蝕症も歯という硬組織が酸により溶けた状態です。違いは細菌性かどうかだけです。
しかも通常長い年月かけて溶けるため、その原因の特定が確実に可能かといえば難しい場合はしばしばあると思います。

歯科検診や診察ではそのタイミングの状態しかわかりませんからね。

とはいえ、後発部位が異なったり、広さが異なったりというそれぞれの原因による特徴がありますから決定的な原因の特定ができなくてもどちらか可能性の高い診断名をつけていると思います。

状況としては同じですから、細菌が長年歯面に住み着いて生命活動を継続し続けた結果、代謝した酸によって歯が溶けたものが虫歯で、酸蝕はジュースや炭酸飲料、乳酸菌飲料、スポーツ飲料、果汁、ワイン、お酢、などなど甘酸っぱくて美味しいなとか、さっぱりして美味しいなと感じる pHが酸性に傾いたほとんどの飲み物食べ物が長くお口のどこかに停滞して接触している歯のミネラルがどんどん広範囲に溶け出したものを言います。

甘いものは大抵pHは低そうですし、pHが低いものも甘くしてしまうとさっぱりと美味しく感じるためほとんどの市販のリピートしてしまう食べ物は酸性に傾いていると思っておいて良いと思います。

唾液がしっかり出て常に洗い流してpHの低いのを薄めてくれるならば良いのですが、だらだらと飲んだり食べる習慣があると歯は溶け続けやすくなると思います。
歯を溶かさない食べ物は案外少ないですが、牛乳やチーズは歯に良いです。

歯が溶けやすい口腔環境に陥っていないか?飲食の嗜好や摂取頻度の問診、歯磨きの染め出し液を用いた評価、唾液検査なども含めて歯科医院でCeの状態(初期虫歯という病名が歯科の保険病名ではよく使われる)を定期管理してもらうと良いのではと思いました。




タイトル 酸蝕症と虫歯の違い
質問者 よもぎパンさん
地域 非公開
年齢 25歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯その他
酸蝕歯(酸蝕症)
回答者




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