歯の寿命のために虫歯は温存か治療かどちらが良いですか?
相談者:
てんきさん (37歳:女性)
投稿日時:2025-06-12 08:53:16
治療済みで何年も経過した歯がたくさんあります。
かかりつけ医に、
「今は虫歯がない」
とずっと言われていました。
その医師は、「症状が出るまでは温存、敢えて触って削ることはない」というお考えのようです。※1
マイクロスコープ使用の歯科で診てもらったところ、「要治療の歯が複数あり、自由診療の最良の治療で治療したほうがよい」とのことでした。※2
数年前は※1のお考えの先生にお会いすることが多かったのですが、最近は※2のお考え先生も増えているような印象があります。
時代の変化もあるのでしょうか。
※1、2のどちらのお考えも、そうなのかなと思いますが、歯の寿命のための選択に判断がつきません。
先生方のお考えをお聞かせいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
かかりつけ医に、
「今は虫歯がない」
とずっと言われていました。
その医師は、「症状が出るまでは温存、敢えて触って削ることはない」というお考えのようです。※1
マイクロスコープ使用の歯科で診てもらったところ、「要治療の歯が複数あり、自由診療の最良の治療で治療したほうがよい」とのことでした。※2
数年前は※1のお考えの先生にお会いすることが多かったのですが、最近は※2のお考え先生も増えているような印象があります。
時代の変化もあるのでしょうか。
※1、2のどちらのお考えも、そうなのかなと思いますが、歯の寿命のための選択に判断がつきません。
先生方のお考えをお聞かせいただけましたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2025-06-12 21:00:06
虫歯の部位や位置、形状や深度などの詳細が判りませんので、当面経過観察が良さそうなのか or 早期の治療に踏み切るのが良さそうなのか、 インターネット上の歯科相談掲示板では何とも言えません。
それよりも、「 治療済みで何年も経過した歯がたくさん 」 有ったのに、「 要治療の歯が複数 」 有るかもしれないということ自体が 大問題でしょう。
仮に、「 自由診療の最良の治療で治療した 」 としても、生活習慣を見直し、徹底的な是正を図らないままだとすると、新たな or 二次的な虫歯が発現することが容易に想定されます。
上記のように書くと、じゃあ是正に向けて頑張ってみます! という方が多いのですが、殆どの場合、自己流では上手くいかないようです。
昔ながらのプラークコントロールや、間食や飲料を含む食品の摂り方のみならず、「 力のコントロール 」 や 「 栄養のコントロール 」 のことまで 「 ちゃんと予防に取り組んでいる施設 」 で定期的に診続けていただくのが良いように思います。
それよりも、「 治療済みで何年も経過した歯がたくさん 」 有ったのに、「 要治療の歯が複数 」 有るかもしれないということ自体が 大問題でしょう。
仮に、「 自由診療の最良の治療で治療した 」 としても、生活習慣を見直し、徹底的な是正を図らないままだとすると、新たな or 二次的な虫歯が発現することが容易に想定されます。
上記のように書くと、じゃあ是正に向けて頑張ってみます! という方が多いのですが、殆どの場合、自己流では上手くいかないようです。
昔ながらのプラークコントロールや、間食や飲料を含む食品の摂り方のみならず、「 力のコントロール 」 や 「 栄養のコントロール 」 のことまで 「 ちゃんと予防に取り組んでいる施設 」 で定期的に診続けていただくのが良いように思います。

船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-06-13 10:31:43
こんにちは。
昔の人は40、50歳になると、歯周病が悪化して歯自体に問題がなくても抜歯の対象になって入れ歯を入れているおじいちゃん、おばあちゃんは多かったです。
そういう時代は、保険診療の裸眼診療でも問題になることはなかったように思います。
どうせ、歯が良くても歯周病で抜くことになってしまうのですからね。
ところが昨今は歯周治療や歯周管理が定着していますから、歯もよくて歯周病もほぼない人が急増している印象があります。
8020時代(80歳でも20本の自分の歯)がすぐそこまで来ています。
マイクロスコープを用いた診療はよく見えるために過剰診療になりやすい(治療対象歯と歯科医が認識しやすい)というのはあるかもしれませんが、一旦治療になりますと、見えずに治療してもらうよりも見えて治療してもらう方が、徹底的に虫歯を除去して結果良い治療につながっていってくれるのではないかという期待はあると思います。
症状がないならば、治療対象としないという昔ながらの治療を受けられるか?
裸眼では見えていない(気づかれない)問題も徹底的に見つけてもらって、徹底的に治療を受けたいか?はそれぞれの方の考え方やニーズによると思います。
マイクロスコープが歯の保存にどれだけの寄与をしたか?という長期予後を振り返った論文が出ているとは思えませんから(それ自体が普及してからの期間が短いため)何ともいえません。
ご本人が信じる方を選択いただくしかないと思います。
昔の人は40、50歳になると、歯周病が悪化して歯自体に問題がなくても抜歯の対象になって入れ歯を入れているおじいちゃん、おばあちゃんは多かったです。
そういう時代は、保険診療の裸眼診療でも問題になることはなかったように思います。
どうせ、歯が良くても歯周病で抜くことになってしまうのですからね。
ところが昨今は歯周治療や歯周管理が定着していますから、歯もよくて歯周病もほぼない人が急増している印象があります。
8020時代(80歳でも20本の自分の歯)がすぐそこまで来ています。
マイクロスコープを用いた診療はよく見えるために過剰診療になりやすい(治療対象歯と歯科医が認識しやすい)というのはあるかもしれませんが、一旦治療になりますと、見えずに治療してもらうよりも見えて治療してもらう方が、徹底的に虫歯を除去して結果良い治療につながっていってくれるのではないかという期待はあると思います。
症状がないならば、治療対象としないという昔ながらの治療を受けられるか?
裸眼では見えていない(気づかれない)問題も徹底的に見つけてもらって、徹底的に治療を受けたいか?はそれぞれの方の考え方やニーズによると思います。
マイクロスコープが歯の保存にどれだけの寄与をしたか?という長期予後を振り返った論文が出ているとは思えませんから(それ自体が普及してからの期間が短いため)何ともいえません。
ご本人が信じる方を選択いただくしかないと思います。

山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2025-06-13 11:54:08
こんにちは。
治療済みの歯がむし歯になっているようなら、放置せずに早めの治療をお勧めいたします、もしそれが有髄歯なら抜髄に至らないうちに治しておかれたほうがいいでしょう。
もし抜髄して無髄歯になってしまったらいずれ抜歯になる可能性があります、ですから歯髄が保存できる間に治療した方がいいと思います。
もし無髄歯であれば有髄歯と比べて齲蝕抵抗性が劣るためむし歯の進行が早いので経過観察は得策ではありません、いずれにしろ早めの治療をお勧めします。
無髄歯のむし歯 https://yamadashika.jugem.jp/?eid=3400
治療済みの歯がむし歯になっているようなら、放置せずに早めの治療をお勧めいたします、もしそれが有髄歯なら抜髄に至らないうちに治しておかれたほうがいいでしょう。
もし抜髄して無髄歯になってしまったらいずれ抜歯になる可能性があります、ですから歯髄が保存できる間に治療した方がいいと思います。
もし無髄歯であれば有髄歯と比べて齲蝕抵抗性が劣るためむし歯の進行が早いので経過観察は得策ではありません、いずれにしろ早めの治療をお勧めします。
無髄歯のむし歯 https://yamadashika.jugem.jp/?eid=3400

相談者:
てんきさん
返信日時:2025-06-13 16:32:48
小林先生、お忙しい中、アドバイスありがとうございました。
>生活習慣を見直し、徹底的な是正をはからないままだとすると…
そうですよね…
ご指摘ありがとうございました。
お言葉いただいて、生活習慣を改めました。
今後は、予防のご指導をいただける医院も検討しようと考えております。
ご指導くださいまして、本当にありがとうございました。
>生活習慣を見直し、徹底的な是正をはからないままだとすると…
そうですよね…
ご指摘ありがとうございました。
お言葉いただいて、生活習慣を改めました。
今後は、予防のご指導をいただける医院も検討しようと考えております。
ご指導くださいまして、本当にありがとうございました。

相談者:
てんきさん
返信日時:2025-06-13 16:44:38

相談者:
てんきさん
返信日時:2025-06-13 16:50:12
タイトル | 歯の寿命のために虫歯は温存か治療かどちらが良いですか? |
---|---|
質問者 | てんきさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 う蝕関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。